上前歯1番、ドックベストは将来の根管治療の難易度が上がりますか?

相談者: anpanmochiさん (26歳:女性)
投稿日時:2016-10-22 23:59:12
先日はご回答ありがとうございました。

ドックベストをしてもらおうかと思っていたのですが、ドックベストを成功しても歯髄腔が狭窄して、将来問題が起きたとき、根管治療が難しくなる可能性があるということを聞きました。

それなら今回はレジンで封入して貰おうと歯医者に行きました。

しかし歯の状態についてほとんど症状はないが、たまにヒリッとすることがあるということを言うと、新しい薬に変え、前回から2週間以上経っていて保険外になっちゃうから今日はレジンを詰められないと言われ帰されました。

その先生の方針では、虫歯は90%くらい削り、神経を保護する薬を塗ったらその薬が固く固まるから虫歯はいなくなりはしないが広がらないとのことでした。

そして私の歯の場合、今回は神経は抜かないが、良くなることはならないので将来的には抜くことになるだろうということでした。

2週間また開けられたので、不安定な気持ちになってしまい、やっぱりドックベストをして将来的にな抜髄を避けれたら良いのではないかとまた迷っています。

ドックベストを封入した場合の予後なのですが、ミネラルがで続けることで象牙質再石灰化が進み全体的に歯髄腔が狭窄してしまい、将来その歯に問題が起こった場合、根管治療が難しくなり将来的に差し歯にも出来ないで抜歯になる可能性もあるのでしょうか?


相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: anpanmochiさん
返信日時:2016-10-24 17:10:06
虫歯を全部取りきらないで、神経を保護する薬(EZ?)を塗ってレジンを封入することで、虫歯の広がりを抑えるという考え方は一般的なのでしょうか?
回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-10-24 17:15:53
虫歯を全部取りきらないで、神経を保護する薬(EZ?)を塗ってレジンを封入することで虫歯の広がりを抑えるという考え方は一般的なのでしょうか?

そのような姑息な方法は一般的ではないと考えます。

IPCという考え方はありますが、個人的には成人においては予後は悪いように思います。


すみませんね。

僕は他院で行ったドックベストや3Mix-MPでうまくいかなかった患者さんを多く診ているので、どうしても「一番信用できない治療法」としか思えません。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-10-24 17:21:57
anpanmochi  さんこんにちは

虫歯を全部取りきらないで、神経を保護する薬(EZ?)を塗ってレジンを封入することで虫歯の広がりを抑えるという考え方は一般的なのでしょうか?

そのような治療をされる先生はいらっしゃいますよ。
個人的には、虫歯は取り切ったほうが良いと考えていますので、ドックベストを使用したとしても、しばらくして再度虫歯を取るような処置をしますね。
それか、虫歯を取り切って、MTAなどで直接神経を保護します。


>将来その歯に問題が起こった場合、根管治療が難しくなり将来的に差し歯にも出来ないで抜歯になる可能性もあるのでしょうか?

歯の種類にもよりますね。もともと細くて曲がっているような根は狭窄すると根管治療は難しくなりますね。
ただ、そんな先のことを考えるよりも、神経を残すほうが私は重要かと思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: anpanmochiさん
返信日時:2016-10-24 19:20:24
早速のご回答ありがとうございます。

姑息な方法と聞きショックになります…

また、一般的に上前歯(1番)の根管治療は難しいものでしょうか?

ドックベストをしてもらおうと思った先生によると、ドックベストセメントを入れて、さらにその上からバイブリットレジンで封入して終わりという治療のようです。

先日お答えいただいた藤森先生によると、セメントがあることでバイブリットレジンの封鎖性が弱まるのでは?と聞き、それならば意味がないのかなとも思ってしまいます。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-10-24 21:12:37
EZが酸化亜鉛ユージノールセメントの意味ならば、レジンの重合阻害の可能性があるかと思います。

以下のリンクのPDFファイルの中で、63ページ目 (右下に113と表記があります)の右半分の中ほどのCQ10に歯髄温存療法が書いてあります。

エビデンスレベル1推奨の強さBですね。
この数値が意味するところは自分で調べてくださいね。

日本歯科保存学会の「う蝕治療ガイドライン第2版」です

http://www.hozon.or.jp/member/publication/guideline/file/guideline_2015.pdf

一応学会のガイドラインで推奨されている治療法なんですが、全くと言っていいほど普及していませんね。

歯科医師の間でもあまり知られていないとか、あまりにも安い保険点数であるとか、かなり間隔を空けないといけないので気の短い患者さんには向かないからなのか、その間に患者さんが逃げて行ってしまうのか、ちゃんとやろうとすると顕微鏡を使った方がいいからなどの理由で普及していないと思います。

ドックベストセメントと同じような方法なんですが、ドックベストセメントだと完全に自費診療になりますので高額な収入が期待できると思います。
多分歯髄温存療法だと、ドックベストセメントの1/10以下の売上にしかならないかと思います。

おまけに保険だとペナルティーまで用意されてますから、一度失敗すると大変です。
確か歯髄温存療法後3ヶ月以内に抜髄になった場合、抜髄の点数が150点引きでないといけないルールだと思います。

いくらエビデンスがあっても、歯科医の力量がなかったり、患者さんがそういう治療に価値観を見いださなければ成り立ちませんので。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: anpanmochiさん
返信日時:2016-10-25 19:06:35
科学的なエビデンスはあるということなんですね。


>おまけに保険だとペナルティーまで用意されてますから一度失敗すると大変です。
>確か歯髄温存療法後3ヶ月以内に抜髄になった場合、抜髄の点数が150点引きでないといけないルールだと思います。
 
逆に言えば、患者のことを考えてくれる良心的な先生ということなんでしょうかね?


将来抜髄となったとき、一般的に、前歯根管治療というのは難易度が高いのでしょうか?

差し歯にするのも難易度が高いのでしょうか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-10-26 00:56:18
大臼歯に比べて難易度は低くなると思います。
ただ簡単という意味ではないですが。




タイトル 上前歯1番、ドックベストは将来の根管治療の難易度が上がりますか?
質問者 anpanmochiさん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
虫歯その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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