治療中に抜けた歯、ヒビが入っていたのは自己責任なのか?

相談者: だいみりさん (32歳:女性)
投稿日時:2016-12-12 15:50:59
はじめまして、こんにちは。いつも拝見させていただき参考にさせていただいています。

タイトル通りなのですが、今回抜歯に至った経過が自己責任だったのかどうか疑問に思っています。


2年前に右上6番の歯が痛み、神経をとりましょうとのことで神経を抜きインレーでの治療となりました。

そして半年前に5番と6番の間から嫌な臭いがするようになり、レントゲンを撮っていただいたところ、5番かなぁとのことで削り様子をみることに。


5番を削った夜に、6番の歯が猛烈に痛みだし、歯茎も腫れ翌日診ていただいたところ、

「あー6番でしたね」

とのことで、膿みを出すため開放?していただき一時痛みはおさまりました。
開放したまま1ヶ月がたち、そろそろ治療を……とのことで根っこのお掃除が始まりましたが、違和感が抜けずそこからまた、2ヵ月ほど根っこの掃除をしていただきました。


だんだんと歯茎と歯の隙間が広がるのが分かり相談したところ、

大分中が薄くなってるからねー」

とのことで、わたしも違和感がどのくらい落ち着いたらかぶせものをしていいか判断できなかったため、

「以前よりは違和感が落ち着きました。」

と伝えたところ、かぶせものの処置となりました。



しかし、1週間ほどすると歯と歯茎の隙間から嫌な臭いがするようになり、相談したところかぶせものを外し、

「土台の周りをプラスチックで覆ったから大丈夫」

とのことで、また型取りからしていただきました。
しかし土台からも嫌な臭いは続き、そのことを伝えましたが、土台を消毒してかぶせものの処置となりました。

しかし、そのかぶせものがカタカタ動くため、相談にいきましたらバールのようなものでコンコンとされ、取れにくかったのか時間をかけておられましたが、5分程続き激しい痛みに苦しくなり我慢できないかも……というところで先生が

「あ!」

と言われ見たら歯の根っこごと抜けていました。
先生は

「きっと根にひびが入っていたんだね〜」

とおっしゃってました。



長い前置きで申し訳ありませんが、ご相談というのはこの抜歯はやはり自己責任だったのかどうかというところです。
根の治療をしすぎて、歯の根にひびが入ったのであれば、わたしがだらだらと「まだ違和感が……」というべきではなかったのか。

今回かぶせものをしたところで臭いが解消されないのであればもう抜歯しか方法はなかったのでしょうか。
最初のインレー後から臭いがあったのは5番と6番の間の骨がだいぶなくなってるとのことでしたが、最近のレントゲンでは良くなっているとのことでした。


今は大事な歯が覚悟なく失ってしまったことにショックを受けています。
今後抜けたところに処置を……とのことでインプラントの説明がありましたが、上の歯とのことでソケットリフト?何か難しい手術になるとおっしゃっていました。
……が、おまかせするのが少々怖くなってしまいました。


今は抜歯のショックから支離滅裂になってしまいましたが、どうぞよろしくお願いします。
長くなってしまい申し訳ありません。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2016-12-12 16:01:00
実際の処何時その歯にヒビが入ったのか分からないので自己責任かどうかは判断できません。


>半年前に5番と6番の間から嫌な臭いがするようになり

この時点でヒビが入っていたら自己責任でしょうし。



>バールのようなものでコンコンとされ

この時点でヒビが入ったのなら歯科医に責任の一端は有るかも知れません。


つまりヒビが入った時期が分からない以上判断は出来ません。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-12-12 16:12:32
2年前の段階で、大臼歯根管治療は医療機関を選ばれる方が良かったようには思います。
(それも広い意味での自己責任だったかもしれませんね)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: だいみりさん
返信日時:2016-12-13 01:22:39
細見先生
藤森先生

早速のご回答ありがとうございました。


細見先生、そうですね。いつひびが入っていたかはもう分からないですもんね……自分自身の歯の症状はきちんと見極めていきたいと思います。


藤森先生、疑問に思ったことは先生にきちんと質問していかなかったことも自己責任ですよね。もっと視野広く行動していくべきだったかもしれません。



続けての質問で申し訳ないのですが……ひびが入ったかもしれない時期というのが、再根管治療の際の2ヶ月間にわたる1週間ごとのガシガシのお掃除される時にひびが入ったというのは考えられないのでしょうか??

何度掃除を繰り返しても違和感が消えず、歯茎の隙間があいてきた時の焦りを思い出すと、あの時に止めていただいていればよかったのか……と後悔の念がでてきます。


抜歯予定の歯ではなかったため、想定外のインプラント代に主人は、責任の所在はどこにある!!と怒ってしまいました。
わたしも、抜けた歯を見てイラストのようにしっかりした奥歯を見たら「もったいない……涙」と思ってしまい、麻酔なしの抜歯の痛みと血だらけの口内に呆然としてしまい何も聞けずに帰ってきてしまいました。

誰にも相談できずにおりましたので、先生方のご意見をいただけると救われる思いです。よろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-12-13 12:29:06
>今回の抜歯は本当に自己責任だったのでしょうか

自己責任とかは考えない方がいいですよ。

また歯科医師に否があるのかなどは、事細かな資料がないと判断することもできませんし、最終的には司法の場での判断になるかもしれません。


>想定外のインプラント代に主人は、責任の所在はどこにある!!と怒ってしまいました。

残念ながら医療に100%はありません。

もしそれを望むのであれば誰もだいみりさんの歯の治療は引き受けられなくなってしまいます。

また体とは経年変化、老化で徐々に悪くなるものです。
歯だけ生え揃った頃のままなど夢の夢です。

毎日食事をして会話をして使っていれば悪くもなります。



>2年前に右上6番の歯が痛み、神経をとりましょうとのことで神経を抜きインレーでの治療となりました。

極たまにありますが、生活歯でも既に破折があることもたまにあります。
ただし、今の医療では破折というのは見つけることは非常に難しいものです。


再根管治療の際の2ヶ月間にわたる1週間ごとのガシガシのお掃除される時にひびが入ったというのは考えられないのでしょうか??

ミクロ単位でいえば始めの根管治療抜髄)時に既に細かいヒビは入ってしまっています。

これが噛み合わせにより成長するかしないかにもよる部分はあります。


私の歯科医院でも破折は多く見ます。
(今日の午前中も私が5年前に再根管治療した歯が折れていました)

歯科医師が最善を尽くしても破折に関して残すことはできません。

* http://eedental.jp/ee_diary/2016/12/post-1514.html
 
ただ、折れた歯に接着剤を流して接着修復を行う歯科医院もありますので、もしどうしても固執して残したいとのことでしたら接着修復をしている歯科医院で相談してみてください。
(個人的には究極の延命治療であり自分の患者さんには勧めていませんが・・・)

接着修復は今の所人体実験の領域でありまだまだ教科書に載るような治療法ではありませんし、保険適応にもなっていないので全て自費治療となります。
 
 
先生とご主人と合間で複雑な心境だとは思いますが、間接的な話になるとトラブルになりやすいので、3者できちんと話し合った方がいいと思います。

おだいじに

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: だいみりさん
返信日時:2016-12-13 16:50:47
井野先生、ご回答いただきありがとうございました。


破折というのは生活する上でも起こることなのですね。
根のお掃除が原因だったのかな……ともやもやしていたので、自分自身の歯の使い方も見直していきたいと思います。

主人は納得いっておらず、何も説明がなく麻酔なしに抜歯されたことへの怒りが先行しており、謝罪を求め保障を……!!と言っています。

今後の治療もおまかせするにあたって、何も言わずに次の治療へいったほうが先生との関係が悪くならないのにな、と思ってしまいますが、今回の先生方のご意見を参考に主人にも話して納得してもらおうと思います。

もう失ったものは戻らないと前を向き次の治療へ進みたいと思います。
ありがとうございました。


井野先生のホームページ拝見させていただきました!!
今後「破折した歯が治る」なんてことが実現したら素晴らしいですね☆……でも破折しないように歯を大切にしていきます^_^
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-12-13 19:01:17
>破折というのは生活する上でも起こることなのですね。
>根のお掃除が原因だったのかな……

統計的に破折は根管治療をした歯に多く見られます、
ただ根管治療をしていない歯にも起こりうるので、だいみり さんの歯がどの時期に折れたかは断定は難しいと思います。

また根管治療で起こってしまうマイクロクラックを医療側の責任ととらえられると根管治療そのものが存在できなくなってしまいます。


自分の患者さんには

「自分の歯を長持ちさせたければ神経を取ってはダメ、また悪くなった神経を固執して残すことも抜歯に繋がる」

と話します。

多くの患者さんは歯を失って歯の大切さに気付きます。

これは日本の歯科教育が義務教育内では行われておらず、海外より非常に意識の低い国民性になっております。


>もう失ったものは戻らないと前を向き次の治療へ進みたいと思います。

それがいいと思います。

また今回のことを教訓にするのであれば、ある程度術前時に説明をしてくれる先生に治療をしてもらった方がいいと思いますよ。
(ただ、保険治療で30分も一時間も説明はできませんが^^;)

おだいじに




タイトル 治療中に抜けた歯、ヒビが入っていたのは自己責任なのか?
質問者 だいみりさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯のひび割れ、破折で抜く予定
歯根破折
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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