根管治療途中の歯への星状神経節ブロックの影響が気がかり

相談者: akikaiさん (38歳:女性)
投稿日時:2017-01-11 22:24:21
先生方、いつもお忙しい中、相談にのっていただきありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

原因不明の右側奥歯あたりの歯痛親知らずがあったあたりの痛みに苦しみ、1本の歯を抜髄したのですが、痛みが増してしまい、ペインクリニックを受診しました。
いくつかの検査の結果、神経障害性疼痛による歯痛が疑わしいとのことで、星状神経節ブロックを勧められました。
受けてみたいと思っています。

そこで、気になる事があります。
根管治療途中の歯への星状神経節ブロックの影響です。
抜髄した歯なのですが、歯の中はきれいになっているようなのですが、歯根膜炎をおこしているようで痛みがあります。
薬剤にも敏感に反応してしまいます。
今は歯根膜炎がおさまるのを1週間に1度洗浄をしながら待っているところです。

その「痛くなくなったら」の判断に星状神経節ブロックは影響するのか気になっています。
星状神経節ブロックが歯根膜炎の痛みも消してしまい、実際に歯根膜炎症が治まっていないのに根管治療を先に進めたらどうなるのか、と。

星状神経節ブロックは歯根膜炎の痛みも消すのでしょうか。
また、消すのだとしたら、実際には歯根膜炎が治らないまま根管治療を先に進めても良いものなのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-01-12 18:41:01
回答者の間で一度話題になったことがあるのですが、その中での一人の先生が、要約すると、星状神経節ブロックは日本だけで行われているようで、効果はほとんどないと言うことでした。

私もよく知らなかったのですが、時宜を同じくして、ある患者さんが下歯槽神経の損傷でその治療を受けたそうなのですが、自ずから、効かないので中止したという話でした。
なるほどなと感じた次第ですが、作用機序が何を目指しているのかもわからずじまいでいます。

そのようなことであれば、”歯根膜炎の痛み”にも効かないでしょう。
最も作用機序は異なりますし、確実に歯根膜炎があり、それが原因で痛いのであれば、神経障害性疼痛ではない痛み、ということになります。

実際のところ神経障害性疼痛なのか、そうであれば別な、投薬治療法があり有効な可能性もあるはずなのです。
お住いの地区には、歯科大学もあれば、高度の医療機関があるので、セカンドオピニオンを得られては如何ですか。

因みにアメリカのAAOPというAcademyで出版されている、OrofacialPainという口腔顔面痛の本(最新版の原著)では、神経障害性疼痛の巻には星状神経節(ブロック)stellate ganngulionは記載されていませんし、indexにもないのです。




タイトル 根管治療途中の歯への星状神経節ブロックの影響が気がかり
質問者 akikaiさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 原因不明の歯の痛み
根管治療その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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