歯科恐怖症で静脈内鎮静法で治療中、どうしたら歯科に慣れますか?

相談者: かみはりさん (42歳:女性)
投稿日時:2017-01-18 01:46:58
小さい頃から歯医者さんは苦手でしたが、我慢して普通に治療をしてきました。

でも多数の苦痛や恐怖を我慢しすぎたせいか、五年前、根管治療中に痛みと恐怖から意識を失い、次の治療日には診察室に入った途端に過呼吸になってしまいました。
歯学部のある附属病院に紹介状を頂き、それ以来、静脈内鎮静法で治療して頂いています。

病院内に入ると歯医者さんの臭いで体が思うように動かなくなり、麻酔科の待合場所で過呼吸になったり、他の人の治療の音で涙や冷や汗がでて、震えたり吐き気がしてしまいます。

ソラナックスやデパスを頂いたこともありますが、状況は変わりませんでした。
点滴前に笑気をしてくれたこともありますが、過呼吸寸前の状態にガスが出て逆にパニックになりました。
今は治療前夜の睡眠薬と、当日治療前に服用するホリゾンを頂いています。


担当の先生は音が怖い私のために、先生方の休憩室のような場所に入れてくれたり、頑張れるうちに…と予約を調整してくれたり、とても良くしてくれますが、今日は治療しないとわかっていても、未だに診察室にも入れず、自分を落ち着かせることに精一杯で会話もあまりできません。

意識のある状態で健診レントゲンもできず、大変ご迷惑をおかけしていると思います。


こんな日がこないように、歯医者さんが苦手だからこそ3ヶ月ごとに健診を受け、虫歯の予防や早期発見に努めてきたはずなのに、行くたびに治療した歯の下から虫歯が発見され、根管治療や抜歯が必要になったりして、苦痛な治療を経験していくうちに我慢の限界を超えてしまい、歯医者さんの全てが恐怖となってしまいました。

あまり歯磨きもしていない子どもたちには虫歯がなくて、自分ばかり治療が必要になって、本当に悲しいです。


今は静脈内鎮静法のおかげで、治療に苦痛はありませんが、現在根管治療中の右下7番の治療後も続いている痛みに怯えていて、次回の治療が頑張れる気がしません。

ここ何年も、歯が痛くなって治療が必要にならないように、柔らかいものばかり食べてきました。
空腹が満たされず、手軽な甘いものを摂取する機会も増え、ますます虫歯になる原因になっていると思います。

最近はご飯を食べても噛むことに疲れてしまうようになり、こんな食生活で良いわけないと、ずっと気になっています。
少しでも歯に痛みを感じると食欲不振になり、この先なんでも好きなものを自由に食べられる日が来るのだろうかと考えてしまいます。


歯が痛くなったら鎮静法で治療してもらうだけでは、ずっと今の状態から抜け出せません。
できれば近くの歯医者さんに通えるようになって、健診や歯磨きくらいは出来るようになりたいです。

歯医者さん以外の病院や採血などは問題ありません。
歯医者さん以外で過呼吸になったことはありません。
メンタル系の薬も歯医者さんの指示でもらったものしか服用していません。

今はものすごく頑張って歯学部附属病院まで通っていますが、すでに次回の治療が恐怖で頑張る気持ちがなくなりそうです。


今後、どのようにしたら歯医者さんに慣れるでしょうか?
先生方の歯科医院にいらっしゃる歯科恐怖症の方々は、どんなことから始めて慣れていかれるのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-01-18 07:58:23
>できれば近くの歯医者さんに通えるようになって、健診歯磨きくらいは出来るようになりたいです。
>今後、どのようにしたら歯医者さんに慣れるでしょうか?

近隣の歯科医院での治療に慣れようと無理をする必要もないように思いますし、通院が大変かもしれませんが、今お掛かりの歯学部の付属病院に通い続けることが無難なように思います。


>ここ何年も、歯が痛くなって治療が必要にならないように、柔らかいものばかり食べてきました。
>空腹が満たされず、手軽な甘いものを摂取する機会も増え、ますます虫歯になる原因になっていると思います。

自身でも理解しているものと思いますが、この辺りの生活習慣の見直しと是正がなければ、新たな、また二次的な虫歯が出来てしまうのは、容易に想定されますね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-01-18 08:37:56
ご相談ありがとうございます。

>今後、どのようにしたら歯医者さんに慣れるでしょうか?

根本的な解決を目的に入れると良いと思います。


>歯医者さんの全てが恐怖となってしまいました。

つまり、虫歯根管治療抜歯と治療を受けておられますが、まだ全部ではありませんね。
一番治療が必要なこと、かつ、順番でも1番目は、恐怖の解決です。
それが治れば、他の治療は慣れます。



>根管治療中に痛みと恐怖から意識を失い、

根管治療はあまり痛みは出ないようにできます。


>音が怖い

音だけは消すことはできません。
ヘッドフォンで紛らわせることはできても消せません。
静脈内鎮静法は効果的です。


>3ヶ月ごとに健診を受け、虫歯の予防や早期発見に努めてきたはずなのに、

とても良い習慣です。


>行くたびに治療した歯の下から虫歯が発見され、

それは健診ではありません。
健診とは、健康な状態を取り戻す治療をした後に、毎回健康だね、毎回削らなくて済んだね、と確認する方法だからです。


>根管治療や抜歯が必要になったりして、苦痛な治療を経験していくうちに我慢の限界を超えてしまい、

当然です。
健診の目的と効果が違う結果となって裏切られているからです。


>あまり歯磨きもしていない子どもたちには虫歯がなくて、自分ばかり治療が必要になって、本当に悲しいです。

ほんとうに健診の状態にまで治療が済んで入れば、お子さんと同じように、あまり歯磨きしなくても、もう虫歯から解放されているはずです。


>現在根管治療中の右下7番の治療後も続いている痛みに怯えていて、

適切な根管治療後に少々の痛みが出ることは稀にありますが、ふつう数日で消えます。


>歯が痛くなって治療が必要にならないように、柔らかいものばかり食べてきました。

痛くないときに食べるものは普通のものが適切です。
柔らかいものばかりでは健康を保てません。
治療が終わり、健診の状態にまでたどり着いたら、食べ方のリハビリを受けましょう。

身体の大きな病気でも治療後はリハビリをしますよね。
歯でもそれほど重症であれば、治療中、治療後のリハビリが必要です。
もちろん、きちんと食べているかどうかの検査・診断も必要です。


>空腹が満たされず、手軽な甘いものを摂取する機会も増え、ますます虫歯になる原因になっていると思います。

その通りです。
健康のためには、食生活習慣の検査と指導を受けましょう。


>最近はご飯を食べても噛むことに疲れてしまうようになり、こんな食生活で良いわけないと、

その通りです。
ふつう、食べて疲れることはありません。
きちんと食べられないと、時間がかかって疲れるか、疲れる前に丸呑みしてしまいます。

きちんと咀嚼できずに丸呑みすると、消化が正しくできず、内臓に大きな負担をかけます。
栄養は取れず、内臓を酷使するために、余計疲労感と気分の後退を招きます。

疲れない程度の、とても少ない咀嚼回数で、十分に口の中で消化できることが、歯科医療の目的の一つです。
咀嚼能率検査を受け、咀嚼機能回復治療を受けましょう。



>先生方の歯科医院にいらっしゃる歯科恐怖症の方々は、どんなことから始めて慣れていかれるのでしょうか?

歯科医院によって様々でしょう。
ちなみに当院では、根本的解決を目指していますから、どうしてこうなってしまったのか?という状態を明らかにする診察と検査から始めます。


>次回の治療が恐怖で頑張る気持ちがなくなりそうです。

次に、徐々に恐怖を克服する手段を駆使して、気持ちを軽くしていただき、簡単な治療からスタートします。
恐怖を治すことは簡単ではなく、また長期間かかりますが、それと同時に希望を持つようになり、勇気が湧いてくる治療をします。


>健診や歯磨きくらいは出来るようになりたいです。

それも大事な目標にできます。
ふつう、健康な生活を取り戻す目標としては、病気の事など忘れていられるところまで進めたいからです。

病気の世界から抜け出し、健康な世界に戻れば、そこは明るく楽しい毎日となるからです。
歯科医療とは、削る・抜くだけではなく、このような治療もあります。
そこから始めましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: かみはりさん
返信日時:2017-01-19 15:24:03
先生方、ありがとうございました。


本日受診してきましたが、病院玄関の前で意識を失ってしまい、気がついた時には治療が終わっていました。
多くの人たちにご迷惑をおかけしたと思うと、とても近所の歯科に足を運べるどころではないことを改めて実感して絶望しました。

さがら先生のおっしゃる通り、健診の目的と効果が違ったことが歯科恐怖症になった一番の理由だと思っています。


今の附属病院では、私が病院内に入ることがやっとなので応急処置的なことしかできず、痛くなったり、詰め物がとれたら治療するだけになります。

ブリッジの下が痛い箇所も2つありますが、レントゲンではわからず、ブリッジを外さないといけないとのことで、五年前から様子見のままです。


根管治療中の歯も痛いし、治療が終わったはずの歯もまだ痛いので全部の奥歯が痛くて食事に支障が出て、お話しできないような食生活をしてきました。
バナナもつぶして食べるくらい柔らかいものしか食べず、身内の高齢者よりも酷い状態です。

今まで抜歯になるのが怖くて話せませんでしたが、今日はメモに書いて根管治療が終わった歯も痛いことや、食事ができないことを担当の先生に伝えました。

食いしばりがあるようで、もう一回だけ頑張って受診して、マウスピースを作りましょうと言われました。


歯がない人や噛めない人の認知症リスクが高いと聞いて、我が家は主人が他界しているので、せめて下の子が成人するまでは子どもたちに迷惑をかけたくないと思っているので、もう一回だけ頑張って受診してみようと思います。

本当は歯医者さんに慣れる方法を知りたかったのですが、私にはまだ早い悩みでした。
ありがとうございました。



タイトル 歯科恐怖症で静脈内鎮静法で治療中、どうしたら歯科に慣れますか?
質問者 かみはりさん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯科恐怖症
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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