睡眠時無呼吸症候群と顎変形症について

相談者: かなぱたさん (33歳:男性)
投稿日時:2017-01-15 20:27:02
今現在、小顎症を伴う顎変形症で保険適用で矯正治療を行なっています。

2015年春頃、矯正歯科に行き顎変形症と診断されました。
検査のため、大学病院形成外科を紹介してもらい検査をしました。
その時見ていただいた教授より、顎が小さく睡眠時無呼吸症候群の可能性があると精密検査を勧められ、結果重度の睡眠時無呼吸症候群でした。
現在CPAPを使用しています。

虫歯治療抜歯のため、2015年冬頃に矯正を開始しました。
矯正治療開始から1年ほど経過し、手術の日程を決めなければならない時期になってきました。

色々と調べて行くと最近になって、睡眠時無呼吸症候群を治療するために睡眠外科治療法で治療できることを知りました。

踏まえて大学病院教授に、毎日CPAPを使用するのも大変でライフオブクオリティ向上のため、睡眠時無呼吸症候群を治療する目的で手術出来るか?
と確認したところ、当初目的は噛み合わせ治療が目的で、睡眠時無呼吸症候群が改善する方向には行くかもしれないが、CPAPの離脱や改善は保証できないと言われました。

今後50年生きたとして、毎日CPAPを使用し続けたとすると、健康保険3割自己負担年間6万×50年=300万円ランニングコストが発生。
病院から処方して貰わないといけないので、毎月通院の手間や毎日装着の手間。
また装置が常時送気なので、決して寝心地もいいものではありません。

どうせ苦痛を味わうなら、解放されるだけのメリットを享受したいのです。

確かにはじめは、噛み合わせ治療のために治療開始したかもしれません。
人の価値観は成長や時間が立つと変わって行くものと思います。

セカンドオピニオンで、私が睡眠外科治療法に適応なのか睡眠時無呼吸症候群を治療する大学病院に行きたいと思ってます。


セカンドオピニオンが初めてなのですが、質問があります。

@現在保険治療している矯正歯科と大学病院にはどのように伝えればいいでしょうか?

Aもしセカンドオピニオンをしたら、先方の大学病院に現在通院してる大学病院で検査した検査結果を持っていったほうがいいのでしょうか?

Bそうなると紹介状が必要になると思うのですが、事前に形成外科教授に意思表示する必要があることになりますよね。

患者側からすると正直話しにくいですが、どのような姿勢で伝えればいいでしょか?
医者としての立場としてはどんな心境なのでしょうか?

C仮にセカンドオピニオンの結果先方で手術可能だとしたら、矯正歯科も変わることになるのでしょうか?
今までの保健適用の治療費と今後の治療費はどうなるのでしょうか?


たくさん質問して恐縮ですが、よろしくお願いします。。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-01-16 15:39:28
>@現在保険治療している矯正歯科大学病院にはどのように伝えればいいでしょうか?

セカンドオピニオン自体は患者の権利とされていると思いますので、歯科医院側から資料を提供してもらったり、共有してもらい行えれば一番都合がよいと思いますが、共有できない資料も多々あるでしょうから、セカンドオピニオン先で再度必要な検査を受けることになる場合も多々あると思います。

詳細は担当医とセカンドオピニオン先双方に確認する必要があるでしょう。または説明があるでしょう。


>Aもしセカンドオピニオンをしたら、先方の大学病院に現在通院してる大学病院で検査した検査結果を持っていったほうがいいのでしょうか?

可能であれば持参されたほうがよいでしょう。
場合によっては持参できない場合もあるでしょうし、別に再検査や追加検査を受けなければセカンドオピニオンを受けられない場合もありそうです。


>Bそうなると紹介状が必要になると思うのですが、事前に形成外科教授に意思表示する必要があることになりますよね。
>患者側からすると正直話しにくいですが、どのような姿勢で伝えればいいでしょか?
>医者としての立場としてはどんな心境なのでしょうか?

睡眠時無呼吸症の治療に関して矯正治療ではその改善を当初求められていなかったので、治療の方向性が異なってしまっている場合もあるでしょう。
形成外科は外科手術で改善した実績がおおいところでしょうか?
アメリカには睡眠障害を外科治療で治せる医院が多数あるようですが、日本ではどのくらいあるでしょうか?
数少ないのが現状ではないかと思います。

また矯正歯科との連携を取れているところがどれくらいあるでしょうか?
数少ないかまだほとんどないのが現状ではないかと思います。

詳細については両方の担当医にお尋ねになって、紹介先の有無についてもお尋ねになるとよいでしょう。


>C仮にセカンドオピニオンの結果先方で手術可能だとしたら、矯正歯科も変わることになるのでしょうか?
>今までの保健適用の治療費と今後の治療費はどうなるのでしょうか?

こちらについても受け入れ先が見つからなければ元々出来ない内容になりそうです。
まずはそういう治療を行ってくれる矯正歯科と、連携をとれている医療機関が通院可能なエリアに存在するのか?について医お探しになるかまたは担当医に探してもらいましょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2017-01-16 16:27:33
かなぱたさん、こんにちは。

顎変形症の外科手術は、矯正歯科口腔外科(もしくは形成外科)が連携を取って手術が行われます。


また、睡眠時無呼吸症の改善の手術と外科的矯正の手術が、同じ手術で行えるのかどうかはわかりません。


あれも改善したいこれも改善したいという気持ちはわかりますが、個人的には両方の希望を叶えるのはハードルが高いように思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-01-16 17:35:50
こんにちは。

顎変形症と睡眠時無呼吸症候群。。。
関連性がある場合と、全く独立した病気として考えた方がよい場合とがありますので、無理に関連付ける必要はないという前提でお話しをします。

つまり、睡眠時無呼吸症候群の責任部位がどこあるかにより、考え方が違ってきます。

手術としては、大きく2つに分かれると思います。

下顎が過度に後退している下顎骨を前方に移動したり、延長したりする手術の例だと、顎変変形症の手術で睡眠時無呼吸症候群の改善も期待できる可能性があります。

舌骨関連筋群に関連する場合は、舌筋群の前方移動術で良好な結果を得られることもあります。
ただし、顔貌の変化は期待できません。逆にいうと、必ずしも見た目と睡眠時無呼吸症候群は一致しないこともあるということです。

顎変形手術と睡眠時無呼吸症候群手術療法の両方に詳しい先生となると、日本では日本大学歯学部附属病院歯科口腔外科で相談されるのもひとつの案と考えます。
スタンフォード大学も、実績多数です。

顎変形症とは切り離して、睡眠外科として、相談されてはいかがでしょうか?

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 睡眠時無呼吸症候群と顎変形症について
質問者 かなぱたさん
地域 愛知
年齢 33歳
性別 男性
職業 会社員(技術系)
カテゴリ 歯列矯正(矯正歯科)その他
口腔外科関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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