自費専門医でのカウンセリングの診療記録を削除希望したが断られた

相談者: あしゆさん (44歳:女性)
投稿日時:2017-02-17 02:28:52
保険診療を一切しない根管治療専門医でのことです。

かかりつけ医からの紹介で、根管治療専門医のところへ初回のカウンセリングに行きました。

30分ほどの有料カウンセリングで、レントゲン・写真撮り・冷たいものを歯に当てて神経の有無を見る、等の一般的な検査がされましたが、私はその医院で治療をしないことにしました。
かかりつけ医からは、

「とりあえずそこへ一度行ってみて、話を聞くと良い」

と言われていたから行ったのみで、本命であった他の医療機関への紹介状もいただいておりますので、そちらへ行くことにしております。

歯チャンネルの先生方に質問なのですが、患者本人から、治療を受けないと決めた患者から診療記録の削除要望があった場合、(すぐではないにしろ、一定期間経過の後)廃棄に応じますか?


カウンセリングを受けた翌日に私が医院に電話をし、

「もう行かないので、自分の記録や情報を削除してほしいという希望を持っているのだが、そちらの個人情報保護ポリシーはどうなっているのか。何年かして廃棄ですか?」

と質問したところ、

「先生に確認してから折り返します」

とのこと。
数時間待たされた後の受付からの電話回答は、

「要望は受けられません」

とのこと。

「5年経た後もですか?」

と聞くと、

『うちはそういうことはしていない』

とのこと。
医師の回答をそのまま私に伝えた感じでした。
受付けの人の最初の慌て方、回答時の自信なさげな様子から、こういった要望自体、受けるのが初めてなのだろうと思いました。

すべてが機械化された昨今、多くの個人情報がまるごと流出する事件は頻出し、以前、自分も自費診療の医療機関もどきで被害に遭いかかったこともあるため、こういうことは気になります。

通り一遍の普通の検査なのに自費診療しか受け付けない、といった姿勢にも反感を感じました。
保険証を出そうとしたら、受付が鼻で笑ったのです。
でもこれは医者の側の都合でしょう?


私がその医院にデータを残したくない最大の理由は、その医師と医院へ反感を感じたことです。

医師には、患者に対する誠意と集中力に欠ける様子が見えましたし(←これが一番)、なぜかビルの外に看板も出ていないし、外からたばこの強いにおいがダイレクトに待合室に入って来て、医師に、無責任に近い、何か一般常識を持ち合わせていない感じがしました。

患者と申しましても、一度カウンセリングに訪れて、通りいっぺんの検査を受けたのみ。医師も「決めるのはあなたなので」と、何度も私に言いました。
その患者本人が、医院を信用できないと感じているのに、そして2度と行かないと言い、そのデータを削除してほしいと要望しているのに、医院が勝手に永遠にその診療情報を保持し続けるのはおかしくありませんか?

その医師は5年間の医療記録保持の法があることもご存じない様子でした。
(一般常識の無さを感じました)

そもそもこれは法的に認められているのでしょうか?
いったい何の理由で?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-02-17 07:50:58
>患者本人から、治療を受けないと決めた患者から診療記録の削除要望があった場合、(すぐではないにしろ、一定期間経過の後)廃棄に応じますか?

患者側からの要望に応じるのではなく、保管するスペースなども勘案して、自院で個別に判断します。


>患者本人が、医院を信用できないと感じているのに、そして2度と行かないと言い、そのデータを削除してほしいと要望しているのに、医院が勝手に永遠にその診療情報を保持し続けるのはおかしくありませんか?

5年間の保存義務の後は、施設それぞれに保存継続 or 破棄する選択の権利があります。


>なぜかビルの外に看板も出ていない

保険診療を一切しない医療機関では、結構みられる光景ですね。

5人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-02-17 09:24:47
私も自院に来院された患者さんの記録を消すことはあり得ないと思います。

これは「来院した」「診察した」という記録が重要だからです。
自分の仕事の記録であり、
またお互いのトラブルを防ぐ意味でもあります。

患者さんの情報やデータは「過去」の記録であり、「もう通わない」という「未来」がどうであろうと、それが抹消されることはないと思います。

以上は現在の医療一般についてだと思いますが、もし今後あしゆさんが同じようなことを希望されるのであれば、他の医院で予約のお電話をされるときに、

「もし通わないことになったら、記録すべてを抹消してください」

とあらかじめ希望をはっきり伝えてみてはいかがでしょう。
歯科医師によっては「診察外」もしくは個人的面談という扱いにして、記録を取らずに会ってくれるかもしれません。

問題が解決することをお祈りしております。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-02-17 22:13:00
>保険診療を一切しない根管治療専門医でのことです。
>通り一遍の普通の検査なのに自費診療しか受け付けない、といった姿勢にも反感を感じました。

その歯科医院保険医療機関ではないのでその歯科医院内では保険診療をすることができない可能性が高いと思います。
真の意味での根管治療専門医らしい体制だと思います。


>保険証を出そうとしたら、受付が鼻で笑ったのです。

紹介を受けて自費カウンセリングに行ったのであれば保険証を出すことにあまり意味がなく必要性も低いと私は思います。


>「5年経た後もですか?」と聞くと、『うちはそういうことはしていない』

この五年間は歯科医師法によるカルテの保管義務の事ですね。
あくまでこれは歯科医師が守らなければいけない義務を定めたものであり、私文書にあたるカルテを廃棄しなければいけないという法律ではないと思います。

個人情報保護法は「個人情報を安全に管理しなければならない」という事を定めた法律だと私は思います。
つまり安全に管理すれば個人情報を持ち続けていても良いわけで、その個人情報が漏洩した時に罰則とうが科せられるのだと理解しています。

多分私があちこちで話を聞くような高名な歯科医師だと開業以来のすべてのカルテやレントゲンなどを保存されていると思います。

5人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2017-02-18 09:38:47
当院の場合、100パーセント自費ではないですが、矯正治療の専門医院なので自費の割合が高いです。

明かな保険診療の場合を除いて、受付時に保険証の確認はほぼしません。


父が開院して現在40年近く経過しており、模型の廃棄はしていますが、カルテの廃棄は一切していません。
患者さんが歯並びが気になって来ることもあれば、お子さんを連れて来たときに親御さんの歯並びや治療経過を見返す場合もあります。


初診時の問診票も少なくとも10年分くらいは保管をしています。
まれに数年後に再初診で来院された場合、以前との状況の比較やその時に話した内容などを再確認する必要があると考えるからです。


自費診療であれば、自分の医院の診療記録は財産と考える人が多いと思います。


「外からたばこの強いにおいがダイレクトに待合室に入って来て」ということについては、医院の位置の問題で、分煙していても入ってきてしまうのかもしれません。

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 自費専門医でのカウンセリングの診療記録を削除希望したが断られた
質問者 あしゆさん
地域 非公開
年齢 44歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の専門医
その他(歯科治療関連)
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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