奥歯のブリッジが低い

相談者: ブリッジのやり直し3回目さん (47歳:男性)
投稿日時:2017-05-17 23:52:47
右下6番が欠損で、保険ブリッジを掛けてもらいました。

最初は対抗歯と比べ小さく低く作られていました。
噛み合わせが合わず顎周辺と首、肩、腸腰筋に痛みが生じたため、相談したところ高さは問題ないと言って取り合ってもらえませんでした。


やむを得ず他医院(口腔外科専門医および補綴専門医)へ相談したところ、CT撮影後

「多少低いかもしれない。
しかし、噛み合わせの調整は難しいから治すことはできない。」

と同様に言われ治療して頂けません。


更に大学病院顎関節症外来へ相談したところ、CT撮影後

顎関節に問題はなさそうだから、腕のいい歯医者を紹介する」

と言われ治療して頂けません。

「紹介よりも大学病院で治療を受けたい」

と伝えたところ

「しばらくしてからまた連絡する」

と言われ、そのまま連絡を待っていたところ10日待っても連絡がないため、こちらから電話したところ渋々補綴科の担当医を紹介してもらいましたが非常勤の先生でした。


ブリッジの調整を半年かけて行いましたが結局、削りすぎたためやり直しが必要とのこと。
その直後に先生の都合で他の医院へ転勤するので治療はこれ以上出来ないと言われました。
引き継ぎの先生をお願いしたところ、予約は3か月待ちだと言われました。

やむを得ず、かかりつけの歯医者へ相談したところ、治療して頂けることになりましたが、かみ合わせが低い事は伝えたにもかかわらず、低くなってしまいました。


皆さん、噛み合わせが低くなってしまった事は認められていて、なぜそのような事が繰り返されるのか理解できません。

実は私は簡単な歯科治療の道具を所持しているため、自分で仮歯を作製するとかみ合わせは解決できます。

咬合紙だけではあてにならず、アライメント(歯が当たるときの角度は垂直ではなく、斜めにぶつかる)と顎の動き(垂直ではなく旋回する)そして、右顎が下顎後退ぎみなので、噛みあった時に顎二腹筋・茎突舌骨筋の左右で緊張が無い事を考慮に入れながら削らないと決して噛み合わせは解決できません。


大学病院の先生にその方法を紙で書いて、顎の可動域や旋回運動、それに伴うアライメントの調整方法などをわかりやすく説明したところ、知っていると言われました。

おそらく理屈ではわかっているのでしょうが、実際に行う事は難しいのだと思います。
どうしたらよいのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-05-18 06:42:45
我々医療者は人助けが仕事なんですが、たらいまわしはいただけませんね。

文面から推測すると咬合関係が良くないのが原因のような気がいたします、そのあたりを正確に診断して対処してもらえば解決すると思います。


>どうしたらよいのでしょうか。

咬合理論がわかっているDrに相談なさるのがいいように思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-05-18 08:37:49
ご相談ありがとうございます。

>どうしたらよいのでしょうか。

だいぶ真実に迫っておられるようですね。
ただ切り貼り的に一部を取り出しても足りません。
また作業によってしか結果は出ませんから、専門家と相談しましょう。


咬合紙だけではあてにならず、

その通り、というか、全くあてになりませんから、それで調整は不可能です。


>顎の動き

大事ですが、正確に言えば上下歯列関係の動きです。
もし顎関節も含むとお考えであれば、そうではありません。


>顎二腹筋・茎突舌骨筋

そうです、筋肉の動きが大切です。
ただ、咬筋、側頭筋、外側翼突筋も大事です。

実際にお口に実現するにはそのノウハウが必要です。
専門家と相談しましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ブリッジのやり直し3回目さん
返信日時:2017-05-18 12:42:35
山田先生、はじめまして。

> 我々医療者は人助けが仕事なんですが、たらいまわしはいただけませんね。

はい、患者としては、その様な思いを抱いてしまいます。
一方で友人の看護婦から職場の愚痴を聞かされていると医療者も人ですので、やむを得ない事も理解しております。


> 文面から推測すると咬合関係が良くないのが原因のような気がいたします、そのあたりを正確に診断して対処してもらえば解決すると思います。

はい。大学病院からの紹介で咬合歯科に診てもらったところ、奥歯が低いため、咬み合わせ面も下がることで前歯があたり易いのですが、右上1番から2番の先端裏側を削られてしまいました。

結果前歯は当たりずらくなりましたが、前歯の安定した噛み合わせが無くなり、顎が右前方へ滑るようになりました。

先生から咬合理論も伺いましたが、口を閉じたときに前歯が当たらないのは通常とのこと、しかしそれはTCHとしてであり、バランスの良い噛み合わせが無くなって良いものではないはずです。
どうも不可逆的な治療を行う咬合は行いたくありません。


> 咬合理論がわかっているDrに相談なさるのがいいように思います。

仰る通りです。
一方で咬合理論が不可逆治療ありきで構成されているのか、不可逆治療を行うためのコミュニケーションツールとなっているのか。Drと対話する技術が問われますね。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ブリッジのやり直し3回目さん
返信日時:2017-05-18 13:00:22
さがら先生、はじめまして。

> 実際にお口に実現するにはそのノウハウが必要です。
> 専門家と相談しましょう。

仰る通りです。
一方でDrと呼ばれる方は皆さん専門家のはずです。そのような方が、失敗してしまい自分で原因を特定出来ない。
患者が専門家を見つける責任なのでしょうか。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-05-19 08:45:15
ご返信ありがとうございます。

>一方でDrと呼ばれる方は皆さん専門家のはずです。そのような方が、失敗してしまい自分で原因を特定出来ない。

申し訳有りません。
医療とは、失敗を完全に避けることはできませんが、その可能性と、また、もしうまくいかなかった場合の次の一手は治療着手前に設営があっても良かったと思います。


>患者が専門家を見つける責任なのでしょうか。

いいえ、見つけやすくすることも含めて我々の責任です。
申し訳有りません。

ただなかなかそのコンセンサスが取れないことがあり、このサイト設立者の田尾先生もその解決を目指して、このサイトを運営しております。
鋭意解決に向けて努力いたします。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-05-19 14:38:15
>実は私は簡単な歯科治療の道具を所持しているため、自分で仮歯を作製するとかみ合わせは解決できます。

これはどういう意味なのでしょうか?

もしかして今、仮歯ですか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ブリッジのやり直し3回目さん
返信日時:2017-05-19 21:14:01
さがら先生
ご返信ありがとうございます。

> 医療とは、失敗を完全に避けることはできませんが、その可能性と、また、もしうまくいかなかった場合の次の一手は治療着手前に設営があっても良かったと思います。

患者は失敗を完全に避けられると思っているのでしょうか?
私はこの意見に同意致しかねます。
施術後の状態に対して事実を元に、それがテクニカルな問題なのか、そもそも理論?流派?が不完全なものなのか見極める勇気が必要なのだと思います。咬合理論を調べる限り、統計的に信頼性のあるエビデンスが乏しく権威ばかりが目立ちます。

つまり、治療の根拠が権威的な裏付けの場合、次の一手は権威または流派に対する疑いとなるため、思考停止に陥りやすいのです。


> ただなかなかそのコンセンサスが取れないことがあり、このサイト設立者の田尾先生もその解決を目指して、このサイトを運営しております。

仰る通りだと思います。
でもコンセンサスが取れないのは患者のせいでしょうか?

施術後に望ましくない結果だったとしても、コンセンサスを取ることは可能です。共に対等に認め合える関係。
それは勇気を持ってDr、先生、という殻から出てくることかもしれません。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ブリッジのやり直し3回目さん
返信日時:2017-05-19 21:22:49
森川先生

ご質問ありがとうございます。


> これはどういう意味なのでしょうか?
> もしかして今、仮歯ですか?

わかりずらい説明で申し訳ございません。

今は仮歯ではありません。
回答 回答5
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-05-21 19:06:29
臼歯咬合高径の低下により、下顎が偏位してしまうと、口腔内のかみ合わせを見ただけでは、一見異常がないように見えてしまうが故に、なかなか理解してもらえないのが実情です。

何回も何回も書いていることなのですが、咬合挙上、下顎偏位仮歯での調整などの語彙で検索してみたらいかがでしょうか。


ただし健康保険での実施となると難しいことと、年齢からして、インプラントを併用した咬合を確立しないと、残存歯の咬合負荷を軽減できないかもしれません。
しかしながらインプラントでの正しい咬合を確立しているケースが、ほとんど見られないというのも実情です。

難しい探索になると思いますが、頑張ってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ブリッジのやり直し3回目さん
返信日時:2017-05-21 22:16:43
松山先生

はじめまして。

> 臼歯咬合高径の低下により、下顎が偏位してしまうと、口腔内のかみ合わせを見ただけでは、一見異常がないように見えてしまうが故に、なかなか理解してもらえないのが実情です。

仰る通りです。
一方で、実情についてですが。
下臼歯部咬合高径の低下に対して患者は感受性が低いこと、医科歯科大学では生理学または咬合学としてある程度は習っているはずです。

つまりクレームを避け治療コストを下げるため、敢えて少し低めの調整で済ませようとするのが実情です。
理解してもらえないのではなく、そのようなクレームをつける患者は大学病院へ送り返すといった事で対処されております。


> 何回も何回も書いていることなのですが、咬合挙上、下顎偏位仮歯での調整などの語彙で検索してみたらいかがでしょうか。

アドバイスありがとうございます。
一方で、私が知りたいことはネット検索方法ではなく、松山先生がご懸念されている事の方です。


> ただし健康保険での実施となると難しいことと、年齢からして、インプラントを併用した咬合を確立しないと、残存歯の咬合負荷を軽減できないかもしれません。
> しかしながらインプラントでの正しい咬合を確立しているケースが、ほとんど見られないというのも実情です。

「経営的な才能」と「医学的な才能」は別物ですが、もしも両方を求められるとしたら、「経営的な才能」がある方だけが生き残るというのも実情です。

「悪貨は良貨を駆逐する。」

とはグレシャムの法則ですが、まさしくこうした世の中で私たちは暮らしております。



> 難しい探索になると思いますが、頑張ってください。

仰る通りです。
ありがとうございます。



タイトル 奥歯のブリッジが低い
質問者 ブリッジのやり直し3回目さん
地域 愛知
年齢 47歳
性別 男性
職業 会社員(技術系)
カテゴリ ブリッジに関するトラブル
噛み合わせに関するトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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