20代でマイクロクラックが入った有髄歯の歯根・歯冠の歯折の可能性

相談者: クーニャさん (27歳:男性)
投稿日時:2017-06-10 00:09:01
こんにちは、歯が悪くなって以降よく利用させていただいています。
 
今回の相談内容は表題のとおりでして、最近、歯科医院を諸事情により変えたところ、そこの歯科医師より歯ぎしりにより歯の根元が削れる、マイクロクラックが入るなどの症状を指摘され、ソフトのマウスピースを使用し始めました。

その際、

「マウスピースは対処療法であり根本的な治療ではない。
おそらくあなたの歯ぎしりの根本的な原因はかみ合わせの悪さにある。
このままマウスピースなどの対処療法を継続でもいいが、かみ合わせの調整歯列矯正)をするほうが根本的な治療になるのでよいと思う」

との指摘を受けました。
そこまではよいのですが、

「20代にしては多くの歯(有髄歯)にマイクロクラックが結構入っている状態だ。
20代30代のうちは歯も若く、しなりがあるから歯折の可能性は低いが、40代以降加齢により歯が衰えてきた際には歯根歯冠の破折になる可能性がある。

一度入った歯のヒビについては対処的な治療しかできないのが現状であるから、たとえ歯列矯正により正常なかみ合わせになったとしても現状より破折が起きる可能性が下がるかもしれないとしかいえない。

次回、矯正医とよく相談しましょう。
セカンドオピニオンも大丈夫ですよ。」

と診断されました。


この掲示板を見て、神経のない歯の歯根歯折はよくある話だとわかりました。
また、加齢に伴い40代以降の歯でマイクロクラックがよくできることもわかりました。
また、有髄歯で歯根破折にいたる例は珍しいという意見も見つけました。

そこで本題なのですが、一般的に若くしてマイクロクラックが入っている有髄歯の歯折(特に歯根)の可能性はどの程度なのでしょうか。


きちんとした日々の処置と定期健診を欠かさなければ、多くの場合歯根、歯冠の歯折なく寿命までもってくれるものなのでしょうか。

今のところ、資金の目処もあるのでセカンドオピニオンも利用しながら歯列矯正の方向で検討をしているのですが、せっかく高価な治療を受けたにもかかわらず、40代50代でボキボキと歯根歯折や歯冠歯折などが頻発してインプラントセラミッククラウンなどの治療を検討する羽目になってしまっては、元も子もないのではないかと悩み、今回の相談に至りました。
 

ちなみに、主治医にも聞いたところ、

「こればっかりはわからない。40代以降は特に・・・。」

とのことでした。

乱文、長文失礼いたしました。よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-06-10 00:39:05
かみ合わせの調整歯列矯正)をするほうが根本的な治療になるのでよいと思う」との指摘を受けました。

個人的には根拠はないと思います、矯正治療への誘導でしょうか。

有髄歯歯根破折にいたる例は珍しいという意見も見つけました。

個人的には外傷以外では経験ないように思います。

>一般的に若くしてマイクロクラックが入っている有髄歯の歯折(特に歯根)の可能性はどの程度なのでしょうか。

マイクロクラックの定義をどうするかによって違ってくると思いますがクラックは硬組織の宿命です。

象牙質のクラック http://yamadashika.jugem.jp/?search=%BE%DD%B2%E7%BC%C1%A4%CE%A5%AF%A5%E9%A5%C3%A5%AF%A1%A1&x=55&y=7
歯冠破折 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%BB%F5%B4%A7%C7%CB%C0%DE&x=57&y=12

>きちんとした日々の処置と定期健診を欠かさなければ、多くの場合歯根、歯冠の歯折なく寿命までもってくれるものなのでしょうか。

定期検診で歯根破折や歯冠破折を防ぐことは難しいように思います。

>せっかく高価な治療を受けたにもかかわらず、40代50代でボキボキと歯根歯折や歯冠歯折などが頻発してインプラントセラミッククラウンなどの治療を検討する羽目になってしまっては、元も子もないのではないかと悩み、今回の相談に至りました。

何か勘違いなさっているのではないでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クーニャさん
返信日時:2017-06-10 10:32:50
山田先生ご回答ありがとうございます。
 
取り敢えず有髄歯が、外傷以外で歯根破折することはそうないと聞いて安心しました。

最後の書き込みですが、仮に現在の主治医が言うとおりかみ合わせ悪さが原因で大量のマイクロクラックが入ってしまったとして、その原因を取り除けばそれらの歯は長持ちするよっになるのでしょっか。

それとも、マイクロクラックが入ってしまっている以上根本的な原因を解消したところで、日々の食事での圧力なので将来的には何本も折れたりしてしまうのでしょうかという意味の質問でした。


歯列矯正は高額になると周囲から言われているので、例えば歯列矯正で根本原因を取り除けば、何もしなければ10本割れていたところを1本で済むようになります。といったような結果は出る確率が高いかと疑問に思ったもので・・・。

マイクロクラックは歯の組織の関係上当然に生じる自然現象だとはわかっているのですが、主治医の

「なんでここまでになってしまったんだ。
この人の前の主治医たちは指摘しなかったのか。
末期ではないけれども・・・。今更マウスピースと言ってもなぁ。」

と言った独り言が聞こえてしまいとても不安な状態なので意味が伝わりにくい乱文となってしまいました。
申し訳ありません。

現在の自覚症状は、右奥の歯に冷感の知覚過敏がある程度です。


ありがとうございました。
セカンド・オピニオンなども利用しながら、なるべく自分の歯を長く持たせる治療に出会えるように頑張ります。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-06-10 12:55:55
エナメル質のクラックはマイクロスコープで観察するとたくさん見つかります、これはマイクロスコープならではです。

何ら問題にするようなことではありません、それこそ歯牙硬組織の宿命です、また毎日食事をしているわけですから原因を取り除くことも不可能です。

>日々の食事での圧力なので将来的には何本も折れたりしてしまうのでしょうかという意味の質問でした。

人類も基本的にほかの哺乳類と同じ構造の歯を持っています、例えば雑食の犬とか熊がエナメル質のクラックから歯が折れて歯を失ったというようなことは無いと思うのですが。

もし調べよというなら知り合いの獣医師に聞いてはみます。

>主治医の
>「なんでここまでになってしまったんだ。この人の前の主治医たちは指摘しなかったのか。

患者さんに言うべきセリフではないでしょう、個人的には医療者としての資質を疑います。

>現在の自覚症状は、右奥の歯に冷感の知覚過敏がある程度です。

最近削った歯でないとしたらオーバーブラッシング歯根露出を起こし知覚過敏になったのではないでしょうか。

歯肉の退縮による歯根露出 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%BB%F5%C6%F9%C2%E0%BD%CC&x=0&y=0

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クーニャさん
返信日時:2017-06-10 13:34:19
山田先生ありがとうございました。

鏡を見ながら、時には鏡に顔を寄せて歯磨きをしていて、ヒビはないと思っていたところに、青天の霹靂の如く君の歯はヒビまみれだ。40代以降その歯が無事でいる保証はない。と突きつけられてとてもショックでした。

ヒビに関してはあまり気にしないことにします。
また今の先生はセカンド・オピニオンも広く受け入れてるれる姿勢らしいので、これを良い機会として大学病院への紹介状などもお願いして、よりより予防歯科に励んでいこうと思います。

ありがとうございました。



タイトル 20代でマイクロクラックが入った有髄歯の歯根・歯冠の歯折の可能性
質問者 クーニャさん
地域 非公開
年齢 27歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯のヒビ(ひび割れ)
歯根破折
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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