回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-06-30 15:35:30
usaさん、こんにちは

歯の移植治療というのは歯科医療界の中でも頻繁に行っている治療ではありません。

したがって行う先生も限られていますし、それぞれの先生によっても方法は全く異なることが多いです。

以下うちで行っている方法に関して回答させていただきます。

1.エックス線特に歯科用CTでの診査を行い、移植予定部分の骨の状態、そして歯がまだ残っているとしたら歯の形態、大きさを診査します。

同時に移植する親知らずの形態と大きさをCTで診査します。
そこでCT上で本当に移植に適しているかを判断します。
私はこれが一番重要だと考えています。


2.まず、移植予定部の歯を抜歯します。
この時に移植する親知らずの形態を記憶して、形態が異なる場合には抜歯後に骨を親知らずに合わせ整形しておきます。


3.抜歯してから3週間後に親知らずの移植を行います。
移植を行った後はワイヤーで1か月間固定を行います。


4.移植後1か月で固定を除去し移植した歯の根管治療を開始します。

5.根管治療が終了したら歯冠修復(補綴)を行い、咬合関係を回復します。


保存不可能な歯の抜歯をしてからトータルで3か月くらいかかります。

ただし、これはあくまで私の方法論になりますので、違うやり方で行う先生も多いと思います。

あくまで参考程度にお願いします。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2017-06-30 16:04:31
私の場合は、根管治療の期間が比較的長くなります。

また、その間に噛み合わせの力が徐々に強く加わるように仮歯の高さ・噛む面の形態を少しずつ調整していきます。


参考程度にお願いします。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-06-30 16:22:38
移植可能かどうかはCTで元の歯の位置と形態、かみ合わせをよく診査してもらう必要があるでしょう。

駄目になって抜歯した歯の根の形態と歯茎周囲の形態と歯冠形態と移植する歯の形態はかなり異なることが多いですから、支えとなる骨がきちんとありきちんと移植用の穴を骨にあけておくことが必要で、理想的な治療とは程遠い出来になることもありそうです。


インプラントとは異なり移植歯の根の形態はストレートでないことがほとんどですから、長期的に機能させ周囲組織とマッチしてお手入れも簡単に上手くいったら幸運だったと考えられる程度の治療結果になることが多いという印象があります。

歯は清掃性もよくなければ逆に問題を抱えることになることもありますから、無理して行う価値があるかどうかについては意見が分かれるかもしれません。

外科ですから痛みもありますし、安静にしなければいけない期間もあるでしょう。

治療の適否についてはCTでしっかり診断してもらい出来れば3Dプリンターなどで移植歯のダミーを作ってもらい出来るだけ計画的に治療を行ってもらうとよいでしょう。


移植歯の歯冠形態は移植部位で必要とする歯冠形態とは異なるのでほとんどのケースが移植成功後に歯冠のやり変え(クラウン形態で)が必要になると考えておかれるとよいでしょう。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-07-01 07:13:20
usaさんこんにちは。

歯の移植治療を考えているのですね。
インプラント治療よりも行っている歯科医院が少ないですね。

保険で考えている場合は、抜歯をした歯科医院でないと移植が出来ません。
ですから、抜歯する前に歯牙移植が出来るかどうかかかりつけでまずは相談された方がいいでしょう。


抜歯した日に歯牙移植を行う場合と抜歯後1カ月ほど経過してから歯牙移植を行う場合を保険の場合は選択することが私は多いです。
また自費であると抜歯してからかなりの年月が経ってから行うことも私はあります。


インプラントはドリルとネジの大きさがあっているので骨を削って埋入するのは比較的難しくありませんが、歯は1つ1つ大きさ形が異なりますので、その大きさに骨を削っていくのが大変です。

しかし、インプラントと異なり歯は歯根膜があるので、骨が無い所など再生はインプラントよりも有利であると個人的には思っています。


また、私は歯牙移植を行った後は糸または接着剤で1週間〜1か月間程状態をみて固定を行っており、歯牙移植後1か月ほど経過した所で根管治療をします。

参考程度までに。




タイトル 歯の移植はどのようにするのですか?
質問者 usaさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 親知らずの移植
口腔外科関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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