歯の定期検診、自費か保険か?

相談者: にゃにゃこさん (39歳:女性)
投稿日時:2017-07-24 18:10:22
こんにちは。
このたびは歯の定期検診について先生方のご意見をいただきたく相談させていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。


1年程前に虫歯治療を終え、その後3〜4ヶ月置きに、保険での定期検診を受けておりました。

今回の検診の際に、先生から今後、保険では半年に1回しか定期検診は保証されない旨のご説明があり、方針について今後どのようにしたいかの確認がありました。
(これまではグレーゾーンの部分があり毎回保険で対応出来ていたようです)


提示していただいたのは

1、半年ごとに保険で定期検診を受ける(3割負担で4千円前後)

2、これまでのペース(3〜4ヶ月ごと)で毎回自費で定期検診を受ける(5千円程度)

3、これまでのペース(3〜4ヶ月ごと)になるよう、保険の検診と自費の検診を交互に受ける


保険の検診と自費の検診の内容としては大きくは変わらないようですが、見ていただける内容の項目は自費の方が多かったように思います。
また、保険であれば3回に分けておこなう内容を1回の通院でまとめて出来るとの事です。

これまで通り3〜4ヶ月に一度のペースで通う場合、患者側からすると、これまでとあまり料金と内容が変わらないのであれば、保険でも自費でも差支えは無く、むしろ見ていただける項目が多くなるのであれば自費の方がありがたいように思います。


ただ素人の単純な考えですと、保険の3割負担で4千円程という事は、実際は1万2千円程の収入だったものが、自費だと5千円に減ってしまうのではないかと余計な心配をしてしまいます。

そこでお伺いしたいのですが、この場合、先生からみて自費治療のメリットはありますでしょうか?


また、毎回自費でお願いするのと、自費と保険と交互にお願いするのとでは、どちらの方が先生にとって良いのでしょうか?

お手数ですが、先生方からのご意見をいただければと思います。



補足ですが、私は20代の初めに受けた治療が原因で歯科恐怖症となり治療途中で逃げ出し10数年歯医者さんに行く事ができませんでした。
現在の先生に巡り会えたおかげで、ぼろぼろの歯をきれいに治療していただけた経緯があり、今後も末永くお世話になりたいと願っています。

どうぞよろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-07-24 23:01:25
にゃにゃこ さんこんにちは

>そこでお伺いしたいのですが、この場合、先生からみて自費治療のメリットはありますでしょうか?

一概に、売り上げがということでは無いと思いますよ。
保険診療では、制約がありますから、保険診療ではそういったルールに囚われないので治療内容など自由にすることができます。


>これまではグレーゾーンの部分があり毎回保険で対応出来ていたようです

また、根本的な話になりますが、メインテナンスは、保険ではできないということが明言されました。
メリットディメリットという話ではなでく保険ではできないのですね!


>むしろ見ていただける項目が多くなるのであれば自費の方がありがたいように思います。

であれば、自費でメインテナンスを受けられるのが一番良いのではないでしょうか!
結果としてお互いに良いと私は思いますよ!

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-07-24 23:19:18
そもそも、虫歯歯周病などに罹患していない患者さんの定期検診というものは保険は使えません。

「え?今まで保険で検診してくれてたよ?」

と思うかもしれませんが、実はそこには大きな問題があります。

健診】と称しながら【病気】である旨を記載して行っているのです。
気になるならカルテ開示を求めてみてください。
ほぼ間違いなく【P病名】すなわち、【歯周病】の病名が記載されているはずです。

つまり、

《病気じゃない人は保険を使って診ることができない》ので、《病気がある ことにして》健康保険を利用して歯石取りなどを行い、3割の自己負担としているのです。
つまりは、他人が払った保険料を7割もそこにつぎ込んで、健診しているわけです。

これは、その医院だけの問題ではなく、全国の多くの医院で習慣的に行われていることで、【少しでも自己負担を安くしてあげたい】との考えで医院側が危険な橋を渡っているのです。


今通われている医院で自費の検診を勧められているということは、そのような危ないことをするのではなく、真面目に医療を行おうという考え方だと思います。

まだ過渡期だから3つも方針を提案されているのだと思いますが、その葛藤はよく理解できます

4人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-07-25 08:44:38
ご相談ありがとうございます。

>そこでお伺いしたいのですが、この場合、先生からみて自費治療のメリットはありますでしょうか?

確かにその金額の計算だけで見ると、自費は安いからメリットがあるのだろうかと、思いますね。


>毎回自費でお願いするのと、自費と保険と交互にお願いするのとでは、どちらの方が先生にとって良いのでしょうか?

その金額でいうと、保険を混ぜたほうが自費の安さを埋め合わせることができる特徴のようですね。


>保険の3割負担で4千円程という事は、実際は1万2千円程の収入

それは実際に確かめるといいでしょう。
保険規則で毎回出さねばならないの保険治療費の領収書には、治療明細を書くことが保険の法律で義務付けられているので、それを見ればわかります。
ご自身でよくわからないときは保健所に相談すれば教えてもらえます。


高田先生が回答していますが、

>《病気じゃない人は保険を使って診ることができない》ので、《病気がある ことにして》健康保険を利用して歯石取りなどを行い、3割の自己負担としているのです。

保険の領収書には病気の治療をした明細が書かれるはずです。


ちなみに、
定期検診には二つあります。

1。定期的に検査を受けて病気を早期発見早期治療をする。
    これは、学校の歯科検診と似ています。
    時々は削ったり、抜いたり、入れ歯になったりは、しょうがありません。

2。健康を確認するだけで、もう削ったり・抜いたりを避けるため・一生自分の歯を残すためが目的なので、一生病気にしない予防医療をする。
    これは、いきなりそうすることはできません。
    まず虫歯などになった原因を調べ、原因から根本的に健康に変えた後に行うからです。

なお、どのような歯科治療にもメリットだけではなく、必ずデメリットやさらにリスクも伴います。


そこで、さらに、これを考えて見ましょう。

>《病気がある ことにして》健康保険を利用して歯石取りなどを行い、3割の自己負担としているのです。

もし健康になってから、その健康を維持増進するために、定期的に通院する場合を想定しましょう。
当然、歯石などほとんどついていないはずです、健康ですから。

それなのに、もし歯石取りと称して、病気の人のように、全部の健康な歯の根元をガリガリ削って害がないのでしょうか?

歯の根元は、体で言うと首根っこのような急所です。

また、ふつう一生歯を残すことは可能ですが、大事な原則として、削らない・神経を抜かない、と言う約束ごとがあります。
削ったら、決してもとに戻せないからです。


それなのに、3ヶ月ごとに、つまり毎年4回も削る、しかも一番弱い大事な急所を削る、何十年も削り続ける、健康なはずの全部の歯を削るって、良いんでしょうか?


まるで、ビーバーが木の根元をガリガリ削るようなことを何十回もして、歯が無くなりませんか?

大事な体の急所に、一生身体に残る傷を定期的に、つけるだけではなく、傷を深く、たくさん増やして、将来後悔しないのでしょうか?


>現在の先生に巡り会えたおかげで、ぼろぼろの歯をきれいに治療していただけた経緯があり、今後も末永くお世話になりたいと願っています。

そのように大事な先生ならば、長く診療を続けていただきたいと思います。

ぜひ経営が成り役立つような収入態勢にしていただきたいですね。
また保険で無理をして法律に違反して処罰されたり、営業を停止や取り消されたりないようにしていただきたいですね。

医院側の事情までご配慮していただき、たいへん感謝いたします。
協力して、一生の健康に役立てるよう、我々も努力してまいります。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-07-25 08:59:50
>この場合、先生からみて自費治療のメリットはありますでしょうか?

自費を提案された理由が、いままでの診療パターンが特殊であり、保険診療の審査機関から指導のようなものを受けたのが原因ではないかと推測します。

自費にしてしまえば、審査する人は存在しなくなりますので、自由にできるのが術者側から見れば最大のメリットです。


ただ、医療機関側に金額的なメリットがないのに自費を提案することは通常考えられません。

それでも保険請求との兼ね合いで、金銭的なメリットがない場合にも対応されている先生もいるようですが、療養担当規則に反する可能性が高いと思われます。


>毎回自費でお願いするのと、自費と保険と交互にお願いするのとでは、どちらの方が先生にとって良いのでしょうか?

自費と保険を交互にというのは、どう考えても療養担当規則に反すると思われますので、それだけは選択しないほうがよろしいかと。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にゃにゃこさん
返信日時:2017-07-25 19:06:03
水川先生、タカタ先生、さがら先生、森川先生

ご回答いただきまして、ありがとうございます。

根本的なところで、もともと保険では検診が出来なかった事を知らず、お恥ずかしい限りです。

また、単純な料金だけの問題ではなく、保険治療の制約や規則の中で患者側の負担を軽くするためとはいえ、危ない対応をしていただいていた事を心から申し訳なく思っています。


今後は自費の検診でお願いをしようと思います。
3つの方針の提案があったのは、上記の部分の知識の無い私が混乱無く切り替えが出来るようにとのお心遣いなのかも、と思います。

また、検診をお願いするペースについては、間隔が短ければ良いというものではなさそうなので、検診をしていただいた時の状態から、次はいつ頃伺うのが良いのかその都度先生に相談をするようにしたいと思います。



それと蛇足なのですが、先生方のご回答から素人の想像として、これまで保険の検診で対応して下さっていたのは、もしかしたら歯周ポケットの深さが標準値より深い箇所があったため、歯周病として対応いただけていたのかもと思いました。

今回の検診で歯周ポケットの深さがすべて2〜3mmの範囲に改善していると仰っていたため、自費の検診のご説明があったのかも知れません。


なかなか先生へ直接は聞きづらい質問について、先生達にご回答いただけたおかげで、今後どうしたら良いのか決める事ができました。
お忙しいなか、ご回答いただき本当にありがとうございました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2017-07-25 20:27:07
歯周病のメインテナンスは保険適応です。
3ヶ月ごとでもなんら問題ないです。




タイトル 歯の定期検診、自費か保険か?
質問者 にゃにゃこさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(保険と保険外)
その他(歯科検診・デンタルドック)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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