顎変形症の診断基準について

相談者: ひよりこさん (29歳:女性)
投稿日時:2017-07-30 14:48:01
初めてこちらを利用させて頂きます。
よろしくお願いします。

私は歯並びが悪く、出っ歯、下前歯に凸凹があります。

5年ほど前に矯正を決意し、矯正歯科を受診しました。
レントゲン検査やセファロ分析、歯型取りなど一通りの検査を受け、上下顎前突と診断されました。

診断の際に、顎が小さいこと、特に下顎が小さく、子供並みの大きさだと聞かされました。


治療として上下4番を抜歯し、口元を引っ込める方法を提案され、この歯科で治療する予定でしたが、体の他の部分を悪くしてしまい、結局治療せず現在に至ります。

最近になって再び矯正をしたいと考えるようになり、近々カウンセリングを受ける予定なのですが、5年前の診断について思うところがあり、質問させてください。


以下の3点です。

・顎が小さいと言われたことが気になります。
医師は子供並みに下顎が小さいと指摘しましたが、小顎症の傾向があるのではないのか

・顎変形症の可能性がある場合は、通常医師は患者に説明するものでしょうか。

・顎変形症の診断基準が医師によって異なることはあるのか。


私の診断にあたった医師は外科矯正も扱っており、歯科は指定自立支援医療機関、顎口腔機能診断施設でした。


今後のカウンセリングの参考にさせていただきたいです。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-07-31 01:01:35
「子供並み」という表現は、だから手術が必要であるということになっていないのであれば、手術は必要なほど小さいわけではないという風に読み取れます。


>小顎症の傾向があるのではないのか

傾向があるからと言って、すべての患者さんに対して手術が適応というわけではありません。
あくまでも、著しく小さく、手術を併用しなければ適正な咬合がはかれないと判断されたときに手術が選択されるということです。


>患者に説明するものでしょうか

手術が必要であると判断すれば、そのように説明するでしょう。
その説明がなければ、必要がないと判断したということになります。


>顎変形症の診断基準が医師によって異なることはあるのか

これはあるとは思います。
ボーダーラインというケースもあるでしょう。
そういったケースで手術をするのかしないのかというのは、ある程度は担当医による差異はあると思います。



>近々カウンセリングを受ける予定

またご相談になるのであれば、現在気になっている点も含めてまずよく説明をお聞きになることだと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2017-07-31 08:50:21
標準より大きい(もしくは小さい)としても、すべての人を手術併用の矯正治療をするわけではありません。


個人的な経験ですが、ボーダーラインの場合、手術を薦めてもほとんどの人が矯正単独を選択されます。
(だからと言って、説明しないわけではないですが)

また、診断する矯正歯科医によって、手術の可否は変わると思います。


相談時に、手術について聞いてみても良いかもしれませんね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひよりこさん
返信日時:2017-07-31 12:58:18
今村先生

お忙しい中、回答ありがとうございます。

診断の基準は平均より大きい、小さいだけではないのですね。
私は顎か小さいけれど、奥歯かみ合わせはよく、咀嚼には問題を感じておりません。

最近情報収集をする中で、顎変形症を知りました。
症例の中に私と似た側貌の方が多かった(私の判断ですが)ので、不安に感じておりました。



もう一つ質問させてください。
私が提案された治療方針は「4番を抜歯して出っ歯をひっっこめる」だったのですが、その際に

「顎を作りましょう」

という言葉がありました。
小さい顎を大きくすることはできませんから、私は「口元の突出を改善することで、相対的に顎があるように見えるようになる」と解釈したのですが、他に考えられることはありますでしょうか。


よろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-07-31 13:09:37
美容外科などでは顎にプロテーゼなどを入れて文字通り「顎を作る」場合がありますが、一般的な矯正歯科では上記のような施術を行うことは考えにくいので、ひよりこさんがお考えになられているように「口元の突出を改善することで、相対的に顎があるように見えるようになる」ということではないかと思われます。


詳しくは担当の先生に説明をして頂くのがよろしいかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひよりこさん
返信日時:2017-07-31 13:58:38
伊藤先生


お忙しい中、回答ありがとうございます。

最近矯正に関する情報収集をするうち、顎変形症を知りました。
5年前は知りませんでした。医師に言われた「子供並みに下顎が小さい」という言葉にモヤモヤし、不安な気持ちが大きくなっていました。


手術をしたいと考えているのではなく、自分にはどういった矯正治療があるのかを考え、不安な気持ちをため込んでしまっているのだと思います。

矯正は痛みや不便なことが多いと聞いております。
治療期間も長いです。

矯正は人生で一度きりのものだと思いますし、痛みや違和感、長い治療期間を乗り切らなければなりません。
自分が納得して臨めるよう、ボーダーラインの可能性も含め、相談したいと思います。



伊藤先生はボーダーラインであれば、説明はされるのですね。
今度相談する歯科外科矯正に対応しているので、いろいろ話を聞いてみたいと思います。


もう一つ質問させてください。

私が5年前に提案された治療方針は、「4番を抜歯して出っ歯を引っ込める」だったのですが、その際に

「顎を作りましょう」

という言葉がありました。
小さい顎を大きくすることはできませんから、私は「口元の突出を改善することで、相対的に顎があるようにみえるようになる」と理解したのですが、他に考えられることはありますか?


よろしくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2017-08-01 12:10:02
その通りだと思います。




タイトル 顎変形症の診断基準について
質問者 ひよりこさん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 外科矯正
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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