歯根端切除術を受けたが、逆根管充填はしないと歯科で言われた
相談者:
シラーさん (30歳:女性)
投稿日時:2017-09-02 22:27:29
はじめまして。
専門医での上顎2番の根管治療からおよそ1年後まで少しの違和感が続き最終的に歯茎が腫れたため歯根端切除術をしたのですが、逆根管充填はしないとのことでした。
根管治療ではマイクロスコープとCT使用(ラバーダムはなしで代わりにロールワッテ)、根管治療時の充填はMTA(もしくはそれ以上のバイオセラミックス)、歯根端切除術の時にマイクロを使ったかどうかは見えなかったので分かりません。
担当医にも改めて理由を聞くつもりなのですが、こちらや色んなサイトで逆根管充填の重要性が書かれていて少し不安になりました。
歯根端切除術を受けたばかりで経過は分かりませんが、通常の根管治療の質や根管治療から日が浅いからとかの理由によっては逆充填しなくても治癒率にそれほどの影響はないものなのでしょうか?
よろしくお願い致します。
専門医での上顎2番の根管治療からおよそ1年後まで少しの違和感が続き最終的に歯茎が腫れたため歯根端切除術をしたのですが、逆根管充填はしないとのことでした。
根管治療ではマイクロスコープとCT使用(ラバーダムはなしで代わりにロールワッテ)、根管治療時の充填はMTA(もしくはそれ以上のバイオセラミックス)、歯根端切除術の時にマイクロを使ったかどうかは見えなかったので分かりません。
担当医にも改めて理由を聞くつもりなのですが、こちらや色んなサイトで逆根管充填の重要性が書かれていて少し不安になりました。
歯根端切除術を受けたばかりで経過は分かりませんが、通常の根管治療の質や根管治療から日が浅いからとかの理由によっては逆充填しなくても治癒率にそれほどの影響はないものなのでしょうか?
よろしくお願い致します。
回答1
相談者からの返信
相談者:
シラーさん
返信日時:2017-09-02 23:30:35
柴田先生、お答えいただきありがとうございます。
少し希望が見えました。
防湿のためにラバーダムやZOOやその他の方法を使うというような説明でした。
上の前歯で歯質がほぼ残っていたからなのかと思っておりました。
MTAで充填している場合は逆根管充填しなくても予後にそれほど影響しないとひとまず安心していいのでしょうか?
おそらくEndoSequenceというものを使われていたと思います。
ちなみに、外傷で壊死したようで閉鎖根管のため前医やセカンドオピニオンで行った歯科でも開けるのが困難と言われていたので、開けてくださっただけでもまず感謝していて、完治してほしかったのですが、経過を見る前に腫れてしまい外科的処置に移ったという経緯があります。
診察時に担当医の意向も聞いてみるつもりではありますが、こちらでも教えていただけて参考になり大変有り難いです。
少し希望が見えました。
防湿のためにラバーダムやZOOやその他の方法を使うというような説明でした。
上の前歯で歯質がほぼ残っていたからなのかと思っておりました。
MTAで充填している場合は逆根管充填しなくても予後にそれほど影響しないとひとまず安心していいのでしょうか?
おそらくEndoSequenceというものを使われていたと思います。
ちなみに、外傷で壊死したようで閉鎖根管のため前医やセカンドオピニオンで行った歯科でも開けるのが困難と言われていたので、開けてくださっただけでもまず感謝していて、完治してほしかったのですが、経過を見る前に腫れてしまい外科的処置に移ったという経緯があります。
診察時に担当医の意向も聞いてみるつもりではありますが、こちらでも教えていただけて参考になり大変有り難いです。
回答2
K DENTAL CLINIC(神戸市中央区)の金田です。
回答日時:2017-09-02 23:30:52
シラーさんこんばんは。
逆根管充填は本来は感染源を死腔内(病巣を摘出した空洞)に露出させないために切断面にすべきだと思います。
が、理論的には病巣に包まれていた歯根を健常部(病巣に包まれていなかった歯根部)だけ残るように歯根端切除したのであれば必ずしも必要でないのかもしれません。
あくまで理論上の話で、あとは術者の考えによるものと思います。
余談ですが今日の医療はEBM(evidence based medicine)といって根拠に基づいた医療を推奨されていますが、アメリカのMDアンダーソン癌センターの先生で、頭頚部癌の権威である某先生がEBMは(experience based medicine)であるべきとおっしゃっておられました。
つまり、理屈や理論だけでなく、自分が経験的に感じた成功体験が一番の根拠となるのだということなんですが、もちろん相当数の症例と結果をもとにその先生が最善の治療と思う方法という意味ですが。。。
ご不安に思うことがあれば、率直に意見を伺ってみればどうでしょうか?
何かお考えがあってのことかもしれません。
ご参考になれば幸いです。
逆根管充填は本来は感染源を死腔内(病巣を摘出した空洞)に露出させないために切断面にすべきだと思います。
が、理論的には病巣に包まれていた歯根を健常部(病巣に包まれていなかった歯根部)だけ残るように歯根端切除したのであれば必ずしも必要でないのかもしれません。
あくまで理論上の話で、あとは術者の考えによるものと思います。
余談ですが今日の医療はEBM(evidence based medicine)といって根拠に基づいた医療を推奨されていますが、アメリカのMDアンダーソン癌センターの先生で、頭頚部癌の権威である某先生がEBMは(experience based medicine)であるべきとおっしゃっておられました。
つまり、理屈や理論だけでなく、自分が経験的に感じた成功体験が一番の根拠となるのだということなんですが、もちろん相当数の症例と結果をもとにその先生が最善の治療と思う方法という意味ですが。。。
ご不安に思うことがあれば、率直に意見を伺ってみればどうでしょうか?
何かお考えがあってのことかもしれません。
ご参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
シラーさん
返信日時:2017-09-03 00:59:12
金田先生、お答えいただきありがとうございます。
逆根管充填はしてもらえるものだと思っており、術中の縫合前に聞いてみたのですが、理由までは聞けずでした。
歯茎が腫れなければ経過観察でもう少し治癒を待つつもりだったのですが、自分でも慌てて踏み切ってしまった感はあります。
せめて改めて説明を聞いてから受けるべきだったと反省しております。
今回の治療の結果はいつ頃に判断できるものでしょうか?
例えば半年後に骨再生が見られても再発する可能性というのはゼロではないですよね。。。
歯のことが気になり色んなことが手につかず、早く良い方向で解決したいところです。
金田先生のご意見も参考にさせていただき、聞きにくいですが担当医に聞いてみます。
逆根管充填はしてもらえるものだと思っており、術中の縫合前に聞いてみたのですが、理由までは聞けずでした。
歯茎が腫れなければ経過観察でもう少し治癒を待つつもりだったのですが、自分でも慌てて踏み切ってしまった感はあります。
せめて改めて説明を聞いてから受けるべきだったと反省しております。
今回の治療の結果はいつ頃に判断できるものでしょうか?
例えば半年後に骨再生が見られても再発する可能性というのはゼロではないですよね。。。
歯のことが気になり色んなことが手につかず、早く良い方向で解決したいところです。
金田先生のご意見も参考にさせていただき、聞きにくいですが担当医に聞いてみます。
相談者からの返信
相談者:
シラーさん
返信日時:2017-09-04 13:20:27
担当医に理由を確認でき説明もしていただき解決いたしました。
改めて色々な考え方があるということが分かり、とても勉強になりました。
回答してくださった柴田先生、金田先生、ありがとうございました。
改めて色々な考え方があるということが分かり、とても勉強になりました。
回答してくださった柴田先生、金田先生、ありがとうございました。
タイトル | 歯根端切除術を受けたが、逆根管充填はしないと歯科で言われた |
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質問者 | シラーさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯根端切除術 根管充填 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。