下6番に適したインレー素材とは?

相談者: yoshi118さん (40歳:男性)
投稿日時:2017-10-01 22:13:22
大臼歯(下6番)虫歯インレーの種類について検討中です。

銀は二次カリエスになり易いとのことで除外。
セラミックにする予定でしたが、割れやすいと家族から指摘され金にしようかと思っています。

しかし虫歯が神経間際まであったため、いま現在は大丈夫だが数年の後、炎症が起きる可能性はあると歯科医師から説明がありました。
すると金属の場合は熱伝導で、神経を刺激することになってしまわないかが心配です。

なお欠けの部分もあったため詰める体積は大き目ではないかと思われます。


こういった状態の歯に一番適したインレーはどの素材でしょうか。
アドバイスの程お願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-10-02 08:17:57
ご相談ありがとうございます。

>金属の場合は熱伝導で、神経を刺激する

あまり影響はありません。


>なお欠けの部分もあったため詰める体積は大き目ではないか

それは設計に大きく影響します。
今回の治療理由が、一つは虫歯のようですが、もう一つ欠けたということです。

その二つは全く性格が違います。
つまり、虫歯という(細菌)感染と、欠けたという物理的ファクターである外力と、です。

特に6番は、大きな力がかかる歯です。
素材の前に、形の設計が大きく変わる可能性があります。

虫歯の穴埋めであれば、治療回数は少なくて済みますが、力への治療は力の検査・診断を含めて多くのプロセスが増えます。


その場合の素材は金、それも白金を混ぜた、かつ世界標準のADA規格に準じた品質の製品が推奨されます。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-10-02 09:46:43
インレーで治せるのかどうかをよく吟味する必要があります。

奥歯で、しかも欠けているような歯の場合、詰め物を詰めたからといって歯の強度が上がるわけではありませんので、その部位に再び大きな力が加わった際には歯が割れてしまう可能性もあります。

そのあたりを考慮すると基本原則的にはクラウンの方が安全なのですが、様々な条件が整っている場合に限り詰め物で対応できる場合があります。


その際の材料ですが、セラミックだから割れやすいとか、金だからいいとか そういうものではございません。
どの材料であれ、現在の歯科用の材料のパフォーマンスは素晴らしいものです。

あとは、歯科医師の技量と歯科技工士の技量に左右される部分が非常に大きいと思います


担当医が得意とする治療法が最も優れているとも言えますからよくよく相談してみてください。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-10-02 10:14:11
こんにちは。

歯が割れるほうがよいのか?インレーが割れるほうがよいのか?割れないほうがよいならば健全な歯質をどこまで削るほうがよいのか?対合との関係は?どこに辺縁を持っていきどこに咬合を与えるのか?その与え方は?などなど設計が大きく成否を左右します。

穴が大きくなればなるほど割とインレーは難しい治療法になります。


神経と近い場合は裏層をおこなって神経保護をする決まりになっています。
ですからちゃんとセメントなどの温度を伝達しにくいもので裏層をおこなってくれていたならば、金属だからといって何も問題が大きくなるわけではありません。

何で作ってもらっておけば安心なのか?については考え方が分かれる部分もあるでしょうし、ケースによって異なってくると思います。


ゴールドは薄くても伸びがあるのでゴールド色が気にならないならば、ゴールドを選んでおかれると素材としては一番安心で歯質温存にはよいと思います。
きちんと裏装して接着性のプライマーを塗ってもらい接着という技法でシーリングをしっかりおこなってもらうとよいと思います。

保険でも接着性レジン系セメントの使用は認められていますが、その手技についての細かい取り決めはないです。


またよいものは材料費が高いです。
またそういう接着技法が世に出てまだ十年程度のように思いますので、長期的臨床評価はないので、接着ではなく普通のセメントを使用される先生もおられると思います。

セメントは経年変化で崩壊しやすいですから、このあたりが2次虫歯発生に関与してしまう可能性があると私は考えています。


結局、どういう修復も歯科医の腕と技工士の腕でまったく異なった結果になります。
素材の進化は著しいですが、人間の技の評価がない歯科の原状では残念ながらよい治療を選択しにくくなっていると思います。


材料はどれがお勧めですか?とあなたが信頼している歯科医にお尋ねになるとよいでしょう。
10年以上同一場所で臨床経験がある開業医であれば、自分がおこなってきた治療の結果について様々な知見を持っているでしょう。

10年未満の開業医の場合長期結果が戻ってきていないでしょうから、実体験が浅いということになる可能性が高いかもしれません。
修復物は最低でも10年は問題なく機能してくれるとよいと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-10-02 10:25:22
追加の説明です。

セラミックにする予定でしたが、割れやすいと家族から指摘され金にしようかと

素材を活かすかどうかは治療内容次第です。

咬合の検査・診断が確定して、うまく治療できる場合ならば、セラミックといえ簡単に割れることはありません。
もちろん検査結果で向いていない場合は、すぐ壊れることを想定しなければなりません。


問題は、素材を含め治療内容が適切かどうかの結果は、6番だけにとどまらないからです。
6番とは全体の健康のために非常に重要な働きをします。
その咬合は安定していること、また順応すること、で生涯の健康を保全できます。
たとえば、他の歯の寿命が縮むことを予防できます。

したがって、治療目的がその歯だけなのか、他の歯も含むのかによって変わってきます。


ただ、今頃のご年齢は咬合が大きく変わるちょうど分かれ道とも言えます。
若い時とは大きく違います。
これからの変化が大きいので、若い時と同じには考えられません。


したがって、その変化に適応できる事も含めて、総合的に素材としては白金加金が優れています。

セラミックも選択できますが、より硬い素材なので変化が少ない性質があります。
セラミックの中でも、フルジルコニアは非常に固く、学会でもまだその対応はできていない、極めて難しい素材などもあります。


そこで、もしセラミックを選択した場合は、咬合の変化を白金加金よりもこまめにチェックをして、白金加金よりも短いペースでクラウンなどを交換することになります。

その診断基準は、治療前に検査した多くのデータが元になります。
医院ばかりではなく、データをお手元にもしっかり保存しておきましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yoshi118さん
返信日時:2017-10-02 20:31:29
先生方、お詳しいご回答を誠にありがとうございます。


歯の欠けに関しては元々一度治療し詰め物していた歯の内部の虫歯が進行し、その影響で歯の奥側の内側(舌側)が根元から3mm程度欠けたものです。

この欠けが素材を選ぶ上で重要なファクターになるとは意外でした。


先生方のアドバイスの中で教えていただきました白金加金、それが現時点で一番良い選択のような気がするのですが、残念なことにこの歯科は金・銀・セラミックしか処置を行っていないようなのです。

転院も頭を過りましたが現在の治療状況が、虫歯を除去し仮詰めで様子を見ている段階であるため、こういった複雑な処置の途中で転院するというのも不安があり、出来れば現在の医院でお願いしたい意向もあるのですが(それは杞憂なのでしょうか・・)。

そうなるとやはり金の方がベターな選択になるのでしょうか。
主治医に相談したところどちらでも機能的には大した違いは無いといったご回答でした。
回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-10-03 15:40:10
インレーというよりもほとんどの咬合面を修復物が覆っていてアンレータイプであれば何でもよいと思います。

クラウンに限りなくなく似ているものも修復物で可能でしょう。


セラミックの場合は薄いと割れたりかけますから決まりごとがあり厚みを保証するように歯を削る必要があります。
金属であればそういうことはあまり必要ではありません。

機能的にたいした違いがないというのはそういう意味でしょう。
歯のほうに維持をしっかりつけてもらい辺縁を出来るだけ適合させてもらっておき、素材ごとに必要な厚みを保証するように形成してもらえばよいのでしょう。




タイトル 下6番に適したインレー素材とは?
質問者 yoshi118さん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ お勧めの詰め物・インレー
回答者




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