対合歯に優しいC5Eのブリッジ素材について

相談者: こぎつねさん (49歳:女性)
投稿日時:2017-10-04 22:09:03
こんにちは

右下奥4、5、6番のブリッジについて質問いたします。
4番と6番は神経はありません。
5番は抜歯済みです。

ジルコニアフレームのジルコニアセラミックにするのがあまりにも硬いというので対歯によくないという意見が不安でいろいろ調べた結果、メタルボンドブラックマージンを避けるため、AGCガルバノクラウン奥歯のブリッジは可能でしょうか?

その際、ゴールドの含有量はどのくらいのものなんでしょうか?


メタルボンドにはしたくない場合として、このような考えに至ったのですが、担当医の先生に相談しましたら、受けた印象として、ジルコニアの方がいいという感じでした。
先生にはゴールドの含有率は聞けませんでした。

AGCガルバノクラウンでブリッジは可能なのか、それとも、現在やっていらっしゃる歯医者様はいらっしゃらないのか、メリット、デメリットを教えてください。

宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-10-05 08:33:59
硬いからよくない

というわけではないんです。
非常に硬いので、噛み合わせの調整がめっちゃ シビア なんです。

時折他院でジルコニアのクラウンを装着して転院してこられる患者さんがおられますが、そのほとんどが噛み合わせの高さが合っておらず、調整を要するのですが、メチャクチャ硬いために調整にものすごく時間を要します。

AGCは10年以上前に流行ったのですが、まぁ、いまでは消えつつあります。

理由としてはかなりの高確率で割れちゃうからなんです。
結局ゴールドのフレーム部分が弱いのでセラミックがパキパキ割れてしまうんです。

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相談者: こぎつねさん
返信日時:2017-10-05 14:09:07
タカタ先生、ご返信どうもありがとうございます。

恐れ入ります、申し訳ございません。
また質問させていただきたいのですが、

タカタ先生がおっしゃるようにかなりの確率で割れてしまうのならば、AGCガルバノクラウンブリッジを作った場合、ゴールドが90%以上のフレームというのは強度的に無理ということなのでしょうか?

結局60%、もしくはそれ以下のゴールドの比率で残りをバラジウムなど金属アレルギーになる(私は金属アレルギーではないと思います)要因やブラックマージンになる要素のものを混ぜるとしたら、普通のメタルボンドと同じになってしまうということでしょうか?

比率は個々の歯科医院によるのでしょうか?

セラミックに90%以上のゴールドを焼き付けるのは技術的にくっつかないのでしょうか?

ジルコニアフレームのセラミックは、もし数年後被せた下の歯に治療が必要な場合に外す時、硬すぎてなかなか割れない為、下の歯にダメージが起きることはありませんか?

またタカタ先生は対歯の天然歯が割れたケースをご覧になったことがありますか?

若い頃のように、また男性のように歯が全体的に丈夫ではありません。

ダイヤモンドより硬いジルコニアフレームのセラミックを一部入れることがとても不安でいくつも質問してしまい本当に申し訳ございません。

宜しくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-10-06 14:55:25
こんにちは。

ジルコニアフレームのものでという説明であれば表面はセラミックなのではないでしょうか?

フレームは硬いほどしっかりした構造体になりますからどういう力が加わっても変形もしなければ破折もしないのでジルコニアでもよいのではないでしょうか?

ただ、ミリングという方法で作成しますからロストワックス法よりも適合が緩めに仕上がってくる可能性があるので接着という技術でそれをちゃんと補うことになっていると思います。

金が多いと柔らかいということになりますから構造体としては不利でしょう。

ブリッジの構造体に必要な強度というものがあります。
ブリッジの表面の強度とはまた別ものになります。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-10-06 15:06:41
ブリッジがたわむと土台になっている歯に負担がかかってしまいますので、ブリッジのフレーム部分は強度が必要です。
ゴールドは柔らかいので90%ゴールドのフレームというのは現実的ではありません。

入れ歯の場合もそうですが、複数の歯で支える場合はたわまないようにがっちりと固定したほうが、土台の歯への負担は軽減されます。

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相談者: こぎつねさん
返信日時:2017-10-06 15:55:33
ふなちゃん先生、田尾先生ご回答どうもありがとうございます。

やはり先生方がおっしゃるようにメタルボンドのなかをゴールドで焼き付けるブリッジは強度がないのですね。

もしゴールドで焼き付ける場合ゴールドの比率は50%以下のものしか作れないのでしょうか?

ジルコニアフレームにセラミックのブリッジを選択して、対歯が割れるとか、将来下の歯がなんらかの治療、または歯周病などになった際外すとき、硬すぎて被せた部分の自分の歯が割れてしまうという懸念がありどうしても踏み込めませんでした。

先生方としてはメタルボンドに比率の少ないゴールドを焼き付ける方法なら保険外の選択しかなければジルコニアフレーム+セラミックをお勧めいたしますか?

私のような50代になる人もジルコニアを選んでその後も問題はないのか不安です。

何度も質問して本当に申し訳ございません。
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-10-06 16:29:23
ご心配されておられる内容に混乱があると思いますので何度か同じことを書きますが、ジルコニアフレームは強固でなければならないが、その上に積層するものはセラミックであればセラミックは弱いかまたは同等ですからたいてい欠けるのはセラミックのほうということになると思います。

セラミックが欠けたり摩耗することは臨床で経験します。

フレームが表面の対合する面に出ない設計にしてもらうと自分の歯はかけないということになると思いますが、修復物が欠けることがあるというのは認識されておくとよいと思います。

かけないようにということであれば咬合は変化するものですから天然歯と異質のものを入れたお口であれば定期的にメンテナンスの際調整してもらうことで防ぐことが可能な場合もありますが、多くのケースで修復物であるセラミックが欠けることでかみ合わせの継時変化に気づくことになる場合が多いです。

ご自身の歯を守って修復物が欠けたならば修復物にとって本望ということになるかもしれません。

咬合によっては表面セラミックでは修復物の厚みが十分とれず強度不足になるので積層不能という場合もあるでしょうからそのあたりをしっかり歯科医に判断してもらうことのほうが重要でしょう。


構造物自体の強度は二の次にしておいて強度の低めのジルコニアを選択されることも今は可能でしょう。

その場合はブリッジ自体が本体から割れるということになるかもしれません。が、所詮修復物であれば何度かやり直すことが可能でしょう。

歯科医に咬合や咬合力、習癖などを勘案して総合的に判断してもらい良い治療を受けておきダメだったらやり直すことになっても対合が大切と思っていることをしっかり伝えておけばよいでしょう。

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相談者: こぎつねさん
返信日時:2017-10-06 21:28:00
ふなちゃん先生 ご丁寧なご回答を本当にありがとうございます。

ジルコニアフレームでもその他メタルボンドでもセラミックはやはり割れる可能性があるから、それは仕方のないことであり、やはり強度がないと奥歯ブリッジはだめということもわかりました。

そのジルコニアフレームの強度が固すぎるため、たわむことにより、だいぶ削ってしまった下の歯をダメにしないか。

メタルボンドにしたほうがいいか。

下の歯の保存というか負担にならないのかはどっちなのか?

というのが悩みでメタルボンドにゴールドのほうがフレームの下の歯に少しでもいいんじゃないかということで、なんというか苦肉の策といいますか、質問させていただきました。

ふなちゃん先生のおっしゃるジルコニアフレームの強度を低めにする選択のアドバイスが担当の歯医者様の考えと一致するか、また田尾先生がおっしゃる、たわまないようにがっちり固定するのが下の歯も守るという意見も合わせて担当医の先生に聞いてみたいと思います。

ただ担当医の先生は、細かく質問ができる雰囲気ではないので質問ばかりしました。

申し訳ございません。

こちらでは先生方のご回答が一度でのみ込めず、何度も同じ質問を繰り返しご迷惑をおかけしまして申し訳ございません。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2017-10-07 02:51:47
混乱されている様ですね。
3人の先生方が丁寧に説明して下さっています。

(高田先生がおっしゃる、調整が硬すぎて・・の話はフレームだけがジルコニアではなくて表層まで全てがジルコニアの作り方の場合の話ですので、忘れて下さい。 

船橋先生のフレームに柔らかめのジルコニアを選択することも出来る・・という話もかなりイレギュラーだと思いますので、これも忘れてもいいかも、、と思います)

同じ話なのですが、フレームについてはメタル(メタルボンドと同じで、金の含有量のそれほど多くないもの)かもしくはジルコニアの2択で考えれば良いと思います。

多少の利点欠点はそれぞれにありますが、総評としてはどちらでも良く、担当の先生の好きな方(得意な方、自信のある方)で良いかと思いますよ。

支えとなる歯や、かみ合う歯に対して、どちらが安全とか危険とかという差は、まったくと言って良いほどないと思います。

ブラックマージンが心配で、担当の先生もジルコニアをお勧めしている感じでしたらジルコニアで良いのではないかと思いますが、そもそもの説明不足での不安が大きいのでしたら、それは今後もつきまとう問題ですから、転院されるのも一つの方法だと思います。

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回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-10-07 11:01:22
フレームがたわんじゃ駄目なのです。

セラミックはバキバキ割れるし、構造体も割れるし、自身の歯も痛むしろくな結果にはなりません。
ですからジルコニアのフレームをしっかりたわまないように作ってもらうことが大切です。

色々混乱されるようですからしっかり主治医に時間をかけて説明を求めて支払いをしてください。
理解できないうちに契約を勧めるようならば転院を考えることも出来るでしょう。

まったく費用もいただくこともない歯科医が複数名時間をかけて説明しているのですから費用をもらう先生が説明しないのはおかしな話でしょう。

治療を受ける前にしっかり説明を求めてください。
審美治療をおこなっていて自費治療が主体の歯科医院であれば説明を省くのはおかしな話です。

納得された上で契約してください。

歯科医は臨床中は時間がないですからこのようにメールで問い合わせればよいと思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こぎつねさん
返信日時:2017-10-07 13:40:02
渡辺先生、ご回答いただきましてどうもありがとうございます。
ふなちゃん先生、何度もご回答してくださり感謝申し上げます。ありがとうございます。

ブリッジは強固じゃなきゃ、被せた下の歯が守れなくてだめなのですね。

何と言いますか。。
私は奥歯で強く噛むことによってフレームが下の歯と一緒にたわむことが下の歯を守るのだと思っていました。
クッションのようになるというか、、。

なのでこちらで先生方がご指摘するように、メタルボンド(ゴールドの比率を多めに)にするとそれだけ強固にならないのですね。

ジルコニアフレームにセラミックか、メタルボンド(金の比率は低め)のどちらかの選択にしようと思います。


担当の歯医者様にはあまり話せず、医院もそんな雰囲気ではなかった為、セカンドオピニオンを受けましたが、ファイバーコアを入れた歯をまた削るということで転院をあきらめました。

やはり他の歯医者様が手をつけた状態では、削らずに進めるには不可能のようでした。

こちらでは多くの先生にお時間を割いていただき、ご説明いただきましたこと心苦しく何度も同じような質問をしてしまい申し訳ございませんでした。

ただお陰さまで、方向性もわかり、理解出来てきました。
心より御礼申し上げます。

本当にどうもありがとうございました。



タイトル 対合歯に優しいC5Eのブリッジ素材について
質問者 こぎつねさん
地域 非公開
年齢 49歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジその他
噛み合わせ(咬合)その他
補綴関連
材料・機材関連
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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