一昨日親知らず抜歯、麻痺の可能性の事前説明が無かった

相談者: クレオパトラさん (29歳:女性)
投稿日時:2017-11-23 18:19:10
一昨日、下の親知らずを抜歯しました。
抜いた後に痺れが残ると思うから痺れ止めを出しておくと言われました。

抜く前に診察で一回行ってますが、その際に「腫れる」「熱が出る」という説明は聞きましたが、「麻痺」「痺れ」といった言葉は一切出ませんでした。
(出てたら抜くのもっと考えたと思います。)
抜いた後に初めて言われました。

でもそれも

「しびれが残ると思うから薬を出す」

という言い方でしたので、ずっと残る可能性があるとは言われてません。



先生も抜き始めてから神経と接しているのに気付いたようで、抜歯の最中、私が痛がったら

「あーこれ神経とくっついちゃってるねー」

と初めて気づいたような言い方をしていました。
親知らず 麻痺」で調べたところ、「歯科医で抜歯後、麻痺が残ったため、ビタミン剤と血流を良くする薬を無料で頂きました。」という書き込みを見たのですが、私は普通に痺れ止めのお金も払いました。

麻痺した場合に、無料で薬を出してくれるというのはよくあることなのでしょうか?
それと、もし麻痺が改善しなかった場合に、抜歯前にそのことを説明しなかった医師に責任はないのでしょうか?


ほかにも「神経にさわってしまったので、麻痺してしまった。1.2年はリハビリが必要との診断。そしてリハビリ代は負担してくれると言われました」という書き込みを見ましたが、麻痺の治療が長引いても、治るまでの期間自費で通わないといけないのか、病院側が負担してくれるのかは、担当した医師の性格や考え方で決まるのでしょうか?

気が強そうな先生で、もしあちらに責任があったとしても(まず麻痺が残った場合、という前提ですが)認めてくれなそうで不安です・・・。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-11-23 21:33:17
こんにちは。

抜歯前にパノラマだけだったのでしょうか?
必要があればCT撮影も行い神経の位置と根の位置関係を確認しておく方が安全な抜歯ができる可能性が高いと思います。

抜歯により一時的な炎症が起こりますから、神経が近いと一時的にしびれが残ることもありますが傷つけていなければ一時的なものであることが想像されます。


術前の診断で事前説明ができることが多くなった時代になっていますが、実際に行った結果予測外に知覚異常がでることもあるでしょう。

リスクとメリットを比較して患者さんにメリットが大きいと診断した場合抜歯することになると思います。


無料で投薬や術後観察を行ってもらえるかどうかについては、保険診療であれば本来は出来ないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クレオパトラさん
返信日時:2017-11-23 21:47:49
返信ありがとうございました。

パノラマだけです。
ここの病院に来る前にかかった歯科ではCT撮ると思うって言われてましたが、パノラマだけでした。

なので、事前説明も事前準備も足りていなかったのではないでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-11-23 22:08:28
すべての歯科医院がCTを持っているわけではありません。

ですから、無い歯科医院を選べばパノラマだけで診断し抜歯することになるでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クレオパトラさん
返信日時:2017-11-24 18:22:22
口腔外科のある大きな病院で、しかも新しいので、ないから撮らなかったという事はないと思います。

パノラマというのは全部の歯が一枚に収まっているもののことで合っているでしょうか?
CTというのはピンポイントで撮ったもののことですか?
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-11-24 19:35:26
>CTというのはピンポイントで撮ったもののことですか?

違います。
そういうものはデンタルといいます。

CTは断層撮影を多数行いそれをコンピューターで構成することで3次元で下顎管の位置と歯の位置、根の形、根の位置や骨の状態について事前に把握しておくことが可能になるレントゲン検査です。

口腔外科があり大きな病院であればすべての病院がもっているわけではありませんが小さな町の歯医者にも普及しています。


日本の普及率は世界でも多い(10%以上なのではなのではないかと思いますので10軒に1軒の割合で設置されていると思います)とされていて必要があれば保険適用での検査が可能です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クレオパトラさん
返信日時:2017-11-24 19:59:16
ご説明ありがとうございます。

口腔外科があり大きな病院であればすべての病院がもっているわけではありません

ということであれば、確かにその病院にCTがなかったのか、あったけど撮ってくれなかったのかは分かりませんが、麻痺に関する説明が一切なかったのは問題だと思います。
医師の責任はないのでしょうか。

今、抜いて三日以上たっていますが、薬を一日三回飲んでいても、今のところ前日より少しマシになったとかはなく、一切麻痺に変化がないです。
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-11-24 20:19:07
外科には様々なリスクがつき物ですから通常は説明することになっていると思います。
説明の有無について大きな病院であれば特に口腔外科であれば紙だしをおこなうことで、言った言わないというトラブルを避けているところも増えてきているのではないかと思います。
(そういうことがないところもあるでしょうが)


麻痺は2.3日でなくなればよいですが、それほど簡単になくならないことのほうが多く数ヶ月を要する場合もあるでしょう。
ただ神経に傷をつけていなかったらいずれ回復するでしょう。

麻痺や知覚異常の程度について担当医に経過を記入してもらっておくとよいでしょう。


運動障害はないので日常生活で不便を生じることはないものと思います。

抜歯後の炎症がまだ治まらないでしょうから、しばらく様子見になるのではないかと思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2017-11-24 20:49:49
口腔外科があるような病院に医科用のCTがないことは考えられないと思います。
当然あると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クレオパトラさん
返信日時:2017-11-24 21:53:53
柴田先生へ

では、あるのにCTを取らずにパノラマだけで済ませたのは医師の怠慢でしょうか?
それとも別におかしなことではないですか?
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クレオパトラさん
返信日時:2017-11-24 22:00:57
船橋先生へ
注意事項の書いてある紙はもらいましたが、麻痺のことは書いてなかったです・・。


>運動障害はないので日常生活で不便を生じることはないものと思います。

口を少ししか開けられないので柔らかいものしか食べられませんし、しゃべりづらいです。
口の中の感覚がないので歯磨きもきちんと磨けているか分かりません。
接客業なので、大きな声であいさつが出来ないのでは出勤できなくて困ります。
もちろんこれは船橋先生に言っても仕方のないことですが・・。


抜糸のときに話してみます。
気が強そうな先生だったので、素直に麻痺のことを事前に話しておかなかったことやCTまで撮らなかったことについて認めるとは思えませんが・・。
回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-11-25 00:34:26
麻痺と抜歯後の炎症の波及による一時的な機能障害は異なるので、その辺りをしっかりと説明してもらって下さい。

抜歯後には腫れにより(一時的な炎症の波及)飲み込みにくい、食べにくい、しゃべりにくい、口を開けにくい、歯磨きもしにくいという一時的な機能障害は避けられないでしょう。

骨を開削しなければ抜歯出来ないので骨折ににたようなもので傷が癒えるまでにそういった事が生じる事があります。
紙には書いてありませんでしたか?


それと麻痺は異なり頤の一部の知覚異常が残ることがあるので、区別して考える必要があるでしょう。

口の中の感覚がないと言われますがどの部位の感覚がないのかについても細かく調べて記入しておき、経過を見たりすることになる場合があります。

各神経の支配領域は決まっているからです。


いずれにしても親不知の抜歯は大変ですから傷が治るまで様子を見る必要があるでしょう。

お書きになられている内容では単に抜歯後の一時的な反応のようにも感じられ安心できるようにも思いました。
想像されていた以上に大変だっただけなのかもしれませんね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クレオパトラさん
返信日時:2017-11-25 01:59:22
そうですね、確かに以前抜いたときにも口を開けにくい、歯磨きもしにくいということはありましたが、すぐにおさまりました。

抜いた方と逆で噛めば、すぐに普通のものも食べられるようになりましたし、しゃべりづらさも感じませんでした。
もちろん唇が痺れることも一切ありませんでした。

それに、同じ「歯磨きしづらい」といっても、前回は単に傷口に触れないようにするのが大変、というだけでしたが、今回は「口の中の感覚がないのでどこまで磨けているのか分からない」というしづらさなので、前回の「術後の不便さ」とは異なるものだと思っています。


紙には出血のことや発熱、運転に気を付ける事、飲酒や長風呂をしないことなどが書いてあっただけで、「麻痺」「痺れ」といった言葉は一切書いてなく、初回の診察の際の説明でも「腫れる」「熱が出る」という説明は聞きましたが、「麻痺」「痺れ」といった言葉は一切出ませんでした。

先生のおっしゃるように、一時的なもので、前回よりは大変だっただけ、というので済めばいいのですが・・。
今のところは薬の効果も感じられず、いつ治るのか?という不安はやはりありますね・・。


いずれにせよ先生のおっしゃるように一時的な機能障害・知覚異常なのか、それとも麻痺なのかは、もう少し時間がたってみないと判明しないということですよね。
診察日まで様子を見てみます。
何度も返信くださり、どうもありがとうございました。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2017-11-25 03:38:32
パノラマ上で親知らず歯根と神経の通っている下顎管が近接していればCTの撮影は当然だと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2017-11-25 10:23:04
クレオパトラさん

はじめまして、おはようございます。

抜歯後の麻痺に関してご心配のようですね。
早く良くなると良いですね。

下の親知らずの抜歯の場合、埋伏しているときは特にそうですが、パノラマレントゲンで神経が通っている管(下顎管)と親知らずの根の先が重なって写っていることは稀ではありません。

柴田先生がおっしゃっているように、その場合はCTを撮って、実際の神経と根の位置関係を正確に診断することができますし、撮影するしないは歯科医師が勝手に判断するのではなく、患者さんと相談して決める必要があります。

自院にCTがない場合は、CTがある大きな病院等に紹介してもらうこともできます。
結果、事前に抜歯に伴う神経損傷のリスクを評価してから抜歯するかどうか決めることができます。


クレオパトラさんの現在の症状についてですが、口が開けにくいというのはいわゆる下歯槽神経損傷によるものとは考えにくいです。
炎症が強く口を開け閉めする筋肉にも炎症が波及しているためと考えるのが一般的な気がします。

通常ですと長くても1〜2週間くらいでは通常通り開けることができるようになることが多いです。


あと「口の中」の感覚、これも下歯槽神経の支配領域ではありません。
舌ですと舌神経、頬粘膜ですと頬神経という別の神経が支配しています。

ただ、これらの神経も親知らずの抜歯と無関係ではありません。
下顎孔伝達麻酔といって、深い埋伏智歯を抜く場合などに行う麻酔の際に、麻酔針が傷つけることで麻痺が生じることはあります。

下歯槽神経損傷による知覚異常でしたら通常は「抜いた歯と同じ側」の下唇やオトガイ部(顎の先端付近)の皮膚の感覚が鈍くなるというのが一般的です。
いずれも神経が完全に切断された場合や、損傷の程度が重傷である場合以外は、数カ月である程度治癒することがほとんどと言われています。


また、神経の治癒を促すために処方される薬に関してですが、普通はお金を患者さんに負担いただくことになります。
その場合の病名は今回のケースですと「下歯槽神経損傷」などになります。

リハビリに関しても、運動神経ではないので基本的には内科的療法か神経吻合などの外科的療法になるかと思われます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クレオパトラさん
返信日時:2017-11-25 19:29:07
金田先生へ

金田先生、詳しい回答ありがとうございます。

>撮影するしないは歯科医師が勝手に判断するのではなく、患者さんと相談して決める必要があります。

とのことですが、医師からそういう質問・提案は一切ありませんでした。
口を開けずに全部の歯が写る機械で写真を撮ったあと(これをパノラマというのですよね?)抜歯の話に入りましたので。


下歯槽神経損傷による知覚異常でしたら通常は「抜いた歯と同じ側」の下唇やオトガイ部(顎の先端付近)の皮膚の感覚が鈍くなるというのが一般的です。

はい、それに該当することが私にも起きています。

質問文には書いていませんでしたが、(医師に責任はないのか、費用を負担してくれたケースが実際にネット上で見られたが、こういうことはよくあるのかが、特に知りたいことだったので・・。)
船橋先生への最後の返信には書いたのですが、唇のしびれがあります。

金田先生のおっしゃる通り、「「抜いた歯と同じ側」の下唇」がびりびりします。
感覚がおかしいです。


CTも撮らず、麻痺・痺れに関する説明も一切なく、実際、術後に抜いた歯と同じ側の下唇の感覚に異状が起きています。
これでも医師の責任はないのでしょうか?

また、「損傷の程度が重傷である場合以外は数カ月である程度治癒することがほとんどと言われています。」とのことですが、数か月ってかなり長いですし、「ある程度」ってことは完治はしないの?麻痺が残るの?それに「重傷である場合」って?もし重傷だったらどうなるの?と、疑問が尽きないです・・。
このあたりのことをもう少し教えて頂けないでしょうか。


薬は五日分出され、今日で終わりですが、下唇のしびれは一切よくなっていないです。
長々すみませんが、どうぞよろしくお願いします。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2017-11-27 12:02:46
クレオパトラさん


治療に関する説明は歯科医師の義務です。
しかし、どこまで細かく説明するかは歯科医師によって違いますので、どこまで責任があるかは何とも言えないのが現状です。

神経麻痺の治療目的で薬を出すことは保険診療でも可能ですが、その費用を医師が負担すべきかどうかは何とも言えません。
普通は代金は患者さん負担です。

もし、それに納得がいかない場合は残念ながら法律家の方にご相談いただくことになるのかもしれません。。。


麻痺に関しては、重症かどうかは見た目や症状だけで診断は難しいです。
でも、わずかにでも感覚があるのでしたら治癒する場合もあります。

ただ、永久に治らない事例もあるようです。
ご心配でしたら神経内科などへ紹介してもらうかご自身で受診するという手もあるかと思います。

以上はあくまで個人的な意見です。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クレオパトラさん
返信日時:2017-11-27 21:47:34
金田先生、また回答下さってありがとうございます。

>もし、それに納得がいかない場合は残念ながら法律家の方にご相談いただくことになるのかもしれません。。。

そうなんですね。
事前説明がなかったこと、CTを撮っていないこと、納得はいかないのですが・・。
(柴田先生はCTの撮影は当然だとまでおっしゃっていますし・・ )


今日診察に行きまして、先生方に相談させて頂きたいことがあるので、新たに質問を二つさせて頂こうと思っております。
よろしかったらそちらでまたお答えくださると幸いです。
よろしくお願いします。



タイトル 一昨日親知らず抜歯、麻痺の可能性の事前説明が無かった
質問者 クレオパトラさん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯後の痛み・異常・トラブル
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
親知らず抜歯後の麻痺・しびれ
CT
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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