虫歯治療中のレントゲンによる被曝が気になる(妊娠初期)

相談者: こんともさん (30歳:女性)
投稿日時:2017-12-25 21:16:17
妊娠前より虫歯治療にかかっていましたが、妊娠が確定した際に医師にはその旨を伝えていたので安心して治療を続けていましが、今になってレントゲンについて心配になってきました。

というのもデンタルレントゲンの被爆量はきわめて少ないというのは知識としてあったのですが、今通っている歯科は妊婦でも防護エプロンなしでデンタルを撮影しています。
次回からはしっかり確認しようと思いますが、妊娠してから妊娠5ヶ月の間までに4回ほど防護エプロンなしでデンタルレントゲンを撮影しています。

妊娠初期におけるそのようなレントゲン写真は胎児にどの程度影響があるのでしょうか?
回答よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-12-25 22:53:57
こんともさん、こんばんは。

妊娠されていると、色々な事が気になり心配ですよね。

単純計算ですが、150回デンタルレントゲン撮影を受けた場合の被曝量が、普通に生活している日本での年間自然放射線被曝量と同じとなります。
4回ほどでしたら、外を歩くより被曝量は少ないとも言えます。


毎日、太陽や地面から自然放射線を浴びて生活していますが、それによる胎児への影響の報告は読んだ事がないです。
また、野外で仕事をされる方は、通常の方よりさらに被曝していると考えられますが、これらの方の胎児が奇形が多いなどの報告もまた、読んだ事がないです。

胎児への影響はないと考えても良いと思います。
ご安心なさってください。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-12-25 22:55:59
大阪大学歯学部ではデンタル撮影の際の防御エプロンの着用をやめたように聞いております。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-12-25 23:28:08
柴田先生の補足です。

ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告では、歯のレントゲン撮影の際、基本的に防護エプロンの着用は必要ないとされています。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-12-26 09:02:32
こんともさん

おはようございます。

今のデジタルX線装置は被爆量がとても少なくなっており、デンタルくらいでは胎児への影響はないと思います。

でも当クリニックはたとえデンタル1枚であっても必ず防護エプロンはします。
親として生まれてくる赤ちゃんがどれだけ心配かわかるからです。

必要性がないというのは歯科医師の知識だけの意見ですので、子を思う母親の心情を察すると個人的にはエプロンをしてあげた方が安心できると思いますので。

でも何も言わずにエプロンをすると、「被爆量が多いからエプロンをするのかな?エプロンしたら大丈夫なんだろうか・・・」と不安になるかもしれませんので、「デジタル化したデンタルX線は胎児にも影響がほとんどないと言われているくらい安全な装置です。でも少しでもご不安をやわらげるためにエプロンは一応させてくださいね。」と説明をするようにしています。
それで大体の方は安堵された表情に変わります。


ただ、ご心配なレベルの被爆量はないと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こんともさん
返信日時:2017-12-26 09:30:25
こんなに沢山の先生方に返答いただき、本当にありがとうございました。
自分で調べていたのですが、やはり、根拠というか確証が持てず、専門の先生方の返答を聞き、とても安心しています。


最後に一つだけ再度質問させていただきたいのですが、最近では被爆量がとても少ないデジタルX線装置のレントゲンが増えてきているという内容の情報もネット等でみたりしたのですが、果たしてどの程度の歯科で導入されているのでしょうか?

私の通っている歯科は比較的、施設もきれいで新しい機器も入っているように思っていました。
(ただし、これについては私の感覚でしかありません)

個室で寝ながらとるのですが、口の中にフィルムのようなものを入れ撮影して、PCでみるといった感じのデンタルです。
これはデジタルX線装置のレントゲンになるのでしょうか?
これだけの情報ではわからないかもしれませんが、もしわかればと思いまして。


すみません。
安全だといっていただいているのですが、少しでも被爆量を少なくできればと。
ご回答、お願いいたします。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2017-12-26 09:50:46
こんともさん

PCでレントゲンを見せてくれるのでしたらデジタルだと思いますよ。

アナログのフィルムをスキャンしてPCに映すことはできますが、そこまで手の込んだことをしている医院があるとは思えませんので・・・

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2017-12-26 11:03:04
コードのついたCCDセンサータイ



コードのついていないイメージングプレート(フィルムタイプ)

の二種類がありますので後者の方だと思います。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2017-12-26 11:06:22
こんともさん、おはようございます。

従来のフィルムを使ったアナログX線装置は、現像用の機械を製造していた会社がなくなりつつある、廃棄物の処理コストが高いなどの要因により、導入されている医院は少なくなりつつあります。

アナログの方が情報量が多く、診断においては有効であることは確かで、こだわりを持ってフィルムを使いづつけている先生方もいらっしゃいますが、新しい医院で導入されているところはほぼないと言ってもいいかもしれません。


こんともさんが受診されている医院のデンタルは、イメージング・プレート(IP)と呼ばれるタイプの可能性が高いですね。
これはデジタルX線装置のレントゲンに分類されるものです。

このタイプの被曝量は、従来のアナログよりもさらに少ないので、安心して診療を受けられて下さい。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こんともさん
返信日時:2017-12-26 21:20:23
丁寧な回答ありがとうございました。
妊娠中ということもあり少し敏感になってしまっているので、このように明確な回答をいただけると安心します。

まだ歯の治療が続いていますので、再度、担当の歯科医師と相談して安心して治療をうけれるようにしたいと思います。
ありがとうございました。



タイトル 虫歯治療中のレントゲンによる被曝が気になる(妊娠初期)
質問者 こんともさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 妊娠中の歯科治療
レントゲン写真
回答者




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