増骨矯正法に使用する人工骨に心理的な抵抗感。他にデメリットは?

相談者: 歯悩みくんさん (40歳:男性)
投稿日時:2018-01-21 23:26:00
たびたびすみません。
矯正について調べておりまして、コルチコトミーと増骨矯正法が、短い期間で終わるということで魅力的に思っているのですが、歯の根っこに骨を増やしてから歯を並べるという増骨矯正法で、人工の骨を使うということに抵抗感を持っております。
エムドゲイン法のようなものでしたら嬉しいのですが^^)

そこでお伺いしたいのですが、人工の骨を使うことは心理的な抵抗感以外に、何かデメリットなどございますでしょうか?

お時間よろしいときに教えてくださると嬉しいです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-01-22 07:56:18
ご相談ありがとうございます。

>人工の骨を使うことは心理的な抵抗感以外に、何かデメリットなどございますでしょうか?

医学的には自然の骨とは違う点がデメリットにもなります。
それは新陳代謝をしないことです。

自然の骨は見た目の形と大きさは変わりませんが、健康であれば骨の中身は毎日溶かしては作る、をくりかえしていていずれ全部の骨が新しく入れ替わり、以前の骨は全く消えてしまいます。

もし人工の骨を使う目的がインプラントであれば、ずっと残った方が好都合として利用されることはよくあります。
しかし、矯正治療の場合は問題となります。


一般的に、コルチコトミーには日本人によりアメリカで開発されたスヤ式という本流と、それから後になってアメリカなどで派生した増骨矯正法を併用したいくつかの支流があります。
医学的に言えば、人工骨を入れることは根拠のないことで、矯正治療の邪魔しか考えられず、本流しか信頼されていません。

ちなみに状況によりますが、コルチコトミー法は半分から4分の一まで期間短縮が可能ですが、他にもとても大きなメリットがあります。

通常の矯正治療でふつう避けられない、場合によっては大きなリスクである歯根の吸収が全くないこと、後戻りがほとんどないために保定期間がほとんどなく保定のための通院がほとんど不要なこと、矯正治療期間がとても短いために矯正治療中に起こる虫歯歯周病の予防医療がしやすいこと、期間と回数がとても少ないため保定にかかる治療費と交通費と仕事の損失が大幅に節約できること、があります。

当然デメリットがあります。
手術が必要です。
その費用も必要です。


また併用するとより効果的な治療は、オステオトミー、オステオプラスティー、TAD矯正用インプラント、です。
矯正治療に併用する人工骨は弊害を生むだけです。
よく相談しましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 歯悩みくんさん
返信日時:2018-01-22 23:43:38
さがら先生ありがとうございます!

思った以上に人工骨にデメリットがあるようで驚きました。
コルチコトミーをやる場合には教えていただいた本流のものと効果的な治療を併用してるものに限ってしようと思います!

どうもありがとうございました!



タイトル 増骨矯正法に使用する人工骨に心理的な抵抗感。他にデメリットは?
質問者 歯悩みくんさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
矯正関連
材料・機材関連
回答者




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