再根管治療、歯内療法専門なのにマイクロもラバーダムも使わない

相談者: なべ子さん (39歳:女性)
投稿日時:2018-04-03 19:32:55
よろしくお願い致します。


右下7番、以前保険治療のみで根管治療した歯が、噛み締めがあって歯の高さがないからクラウンができませんと言われ、治療が終わってしまった歯の再根管治療を別の歯医者でしていただこうと、歯内療法専門の歯医者の先生のところに行きましたら、再根管治療をする際に、必要に応じてラバーダムをすると言われ、絶対ではなく、先生がしたほうがいいと判断したらするというお話でした。

しかも、マイクロスコープはなく、CTと拡大鏡で十分できますとのこと。

こちらの先生は、アメリカで勉強されたという事を話されていて、アメリカで勉強された先生じゃないとちゃんとした根管治療ができないと言われました。


@根管治療、もしくは再根管治療をする際に、ラバーダムをしなくて大丈夫な理由があるのでしょうか?
本来するべきものでしょうか?

(ラバーダムしてほしいとお話しましたら、再根管治療の際に、歯の中を綺麗にするため何回か通うので、問題ないとのこと、仮詰めの際にも、その隙間から唾液が入ることもあるから、ラバーダムしたからといって、絶対ではないとのことですが、私は不安です。)


A拡大鏡より、やはりマイクロスコープの方が成功率が高いのでしょうか?
(マイクロスコープだと良い治療ができるというのは、患者の妄想だ、とお話されていましたが…。
しかも私の根の形はCの型をしていなく、複雑で難しいと言われたので、余計にマイクロスコープの治療の方がいいのではと、不安です。)


Bアメリカで勉強された先生の治療の方が成功率が高い根管治療、再根管治療をしていただけるのでしょうか?


ちなみに、こちらの歯医者で、検査や、お話を伺ってきましたが、一度考えますとお話して帰ってきました。


先生方のご意見をお聞かせください。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-04-03 20:50:08
根管治療はスカンジナビアも有名です。
ですから

>アメリカで勉強されたという事を話されていて、アメリカで勉強された先生じゃないとちゃんとした根管治療ができないと言われました。

これは間違いだと思います。
今日本にアメリカで勉強された歯科医が増えているのは確かだと思います。
ただその勉強のレベルは色々です。

1日だけの学会参加
三日間ぐらいの研修コース
一週間ぐらいの研修コース
一ヶ月
数ヶ月
数年までいろいろあります。
アメリカの大学院を出てちゃんと資格を取られたのでしょうか?

私だってアメリカの根管治療の学会に1日でも参加すればアメリカで勉強してきたと言えなくもないと思います。
行きたいけどね。



@ ちゃんとした治療をするのであればラバーダムは必要だと思います。
私は全てにはしていません。
一部だけです。


A アメリカの根管治療の専門医はマイクロスコープが必須だったかと思います。
となると拡大鏡と同じかどうかは判断されてください。


B せっかく勉強されてきたのであればラバーダムをされれば良いかと思います。
私は全てにはできませんけど。
ラバーダムをすれば成功率は高くなると個人的には思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-04-03 20:55:21
なべ子さん、こんにちは。

@根管治療、もしくは再根管治療をする際に、ラバーダムをしなくて大丈夫な理由があるのでしょうか?
本来するべきものでしょうか?

確かに唾液から遠く離れているところ上顎の前歯小臼歯などであれば、「感染予防」という目的だけであれば特に無くても支障はないかもしれません。

実際に、「その隙間から唾液が入ることもあるから、ラバーダムしたからといって、絶対ではない」ということは確かにそうです。
なので、ラバーダムをするのであれば、必要に応じて封鎖材も併用する必要があります。

ただし、ラバーダムの目的は感染予防だけではなく、「術野の明示」「器具などの落下の防止」などの目的もありますので、理想的にはやはり全ての症例でラバーダムを使用した方が良いかとは思いますよ。



A拡大鏡より、やはりマイクロスコープの方が成功率が高いのでしょうか?

そうとは言い切れません。
どちらにしても結局は直線的に見えるところしか見えませんからね。
曲がっている根の先端などはマイクロスコープだろうが見えません。

また、実際に施術時の倍率もほとんどの方が8〜12倍程度の倍率での施術となりますので、拡大鏡の10倍でも左程変わりません。
違いがあるとすると「治療の録画ができるため、患者さんに説明しやすい」「ライトが同一軸で出るため、拡大鏡よりも奥の方まで見えやすい」といった点ですね。

成功率ということで考えるのであれば、実際の倍率だけだと大きな差はありませんので、その先生の得意な方が成功率が上がると思います。



Bアメリカで勉強された先生の治療の方が成功率が高い根管治療、再根管治療をしていただけるのでしょうか?

んー・・・そんなことはないとは思いますが・・・
確かに現在の歯内療法の中心はアメリカかもしれません。
ただ、だからと言ってそれが全てではありません。
アメリカ以外でも有名な国はありますので。

また、今現在正しいとされていることが本当に正しいかどうかは20年〜30年後を見てみなければ分かりませんし・・・今までそういったことは多々ありましたので。
なので、歯科医師に限らず、医療従事者は「〇〇だけあれば大丈夫。それ以外だとダメだ。」という考えをするのは・・・楽ではありますが、危険と考えております。


もちろんその先生が本心からそういっているのかは分かりませんし、ひょっとしたら営業トークの一つとして言っているのかもしれません。

ただ、もし信用できないと感じられているのであれば、別の歯科医師を探した方がいいかもしれませんね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: なべ子さん
返信日時:2018-04-04 13:44:21
柴田先生。
お返事遅くなり申し訳ありません。


その歯医者のホームページを見ましたら、そちらの先生は、コロンビア大学大学院修了とあり、米国歯内療法の資格を取ったと書いてありました。

やはり、ラバーダムマイクロスコープでの治療で行った方がいいのですね…自分も安心した気持ちで治療をしていただきたいので、別の歯医者でしていただこうと思います。


お忙しい中ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: なべ子さん
返信日時:2018-04-04 14:07:30
三木先生。
お返事遅くなり申し訳ありませんでした。


ラバーダムについて、確かに、以前、自由診療のみの歯医者さんで、銀の詰め物を口の奥に落ち、飲んでしまい、その日は治療どころではなく一日終わったことがありました。

1番奥歯なので、唾液腺出やすい場所ですよね…やはり、ラバーダムを必ずしていただけるところで治療していただこうと思います。


あと、そのマイクロスコープについて、奥の曲がったところは見えずらいという場所は、一般的にCTで確認することが多いのでしょうか?

こちらの歯医者さんでも「必要に応じてCTを使います」というお話だったのですが、根管治療再根管治療では必ずCTを使うものだと私は勝手に解釈していました。
必要に応じて使う、というのが一般的なのでしょうか?


重ねて質問してしまい申し訳ありません。
よろしくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-04-08 00:39:45
>マイクロスコープについて、奥の曲がったところは見えずらいという場所は、一般的にCTで確認することが多いのでしょうか?

まずはデンタルという小さなレントゲンだと思います。

レントゲン撮影の原則からは全例CTを撮影する事は望ましくないと思います。

米国歯内療法学会の専門医を取られた歯科医自費根管治療であればラバーは必須だと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2018-04-08 19:09:38
アメリカの大学院を修了するには複数年かかると思います。
単年度あるいはそれ以下の留学経験であれば大学院修了にはならないと思います。

事情に詳しい先生の話だと20世紀末にはマイクロスコープが専門医には義務化されているそうです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: なべ子さん
返信日時:2018-04-08 21:02:43
柴田先生。
お返事遅くなり申し訳ありません。
重ね重ねのお返事ありがとうございます。


根管治療は、CTにこだわるより、やはりマイクロスコープや、ラバーダムを使用して、治療をしていただける歯医者が良いということですね。
自分の中で、歯医者を選ぶ基準がだんだんわかってきました。


いろいろとありがとうございました。



タイトル 再根管治療、歯内療法専門なのにマイクロもラバーダムも使わない
質問者 なべ子さん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ラバーダム
根管治療の失敗・再治療
根管治療の専門医
マイクロスコープ
回答者




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