ダイアグノデントで生えたての永久歯の数値が高くなるのはなぜ?

相談者: そゆしさん (36歳:女性)
投稿日時:2018-10-12 13:18:59
ダイアグノデントペンの説明に生えたての永久歯6歳臼歯は数値が高く出ることがあるとありますが、なぜ数値が高くでるのでしょうか?

この場合、数値が高くても治療しない場合もあるそうなのですが、大丈夫なのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-10-12 15:28:28
>なぜ数値が高くでるのでしょうか?

幼若永久歯石灰化が完了していない)だからです。
萌出後2年くらいは安定しないと思います。


>この場合、数値が高くても治療しない場合もあるそうなのですが、大丈夫なのでしょうか?

ダイアグノデントの数値は「絶対的なもの」ではなく「指標の一つ」にすぎません。
(個人的には「降水確率みたいなもの」と思います)

削るか削らないかはレントゲンマイクロスコープ観察などを行い、総合的に判断します。


ただし、萌出後2年間は石灰化が進んでいませんから(虫歯になりやすい時期ですから)、治療介入の前にプラークコントロールフッ化物応用など「虫歯にさせない努力」は必要だと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-10-12 18:13:23
ダイアグノデントペンの説明に生えたての永久歯6歳臼歯は数値が高く出ることがあるとありますが、なぜ数値が高くでるのでしょうか?

ダイアグノデントの仕組みなんですが、ザックリ言うと歯に赤い光を当てて、その赤い色がどう変化して見えるかを調べています。

健康な歯の色とむし歯の部分のでは色が異なるのを利用して数値化しているわけです。

表面に何かが付着していたり、何かを詰めてあったりすると色が変わりますからむし歯と同様の判定がでるおそれがあるのもこのためです。


櫻井先生も書かれているように、幼若永久歯はまだ未完成の状態ですので、成熟した永久歯とは違う色に見えるためむし歯と同様の判定がでる可能性があります。



>この場合、数値が高くても治療しない場合もあるそうなのですが、大丈夫なのでしょうか?

初期のう蝕の場合レントゲンではまったくわかりませんし、いくら拡大しても視診では表面の性状まではなかなかわかりづらいです。

その点ダイアグノデントは非常にすぐれていますので、特に初期のむし歯に限って言えばかなり有効な検査法であると考えられます。

つまり萌出したての永久歯で微妙な数値が出たときは結構悩みますね。
治療しなくて良いなどとは簡単には言えませんので。


個人的には(もしむし歯であった場合は歯にある程度のダメージを与えるのを覚悟で)リーマー等を使って触診をおこなうことが多いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: そゆしさん
返信日時:2018-10-16 20:46:25
分かりやすい説明ありがとうございます!

虫歯なのかそうでないのかモヤモヤしていたので、希望が持てました。



タイトル ダイアグノデントで生えたての永久歯の数値が高くなるのはなぜ?
質問者 そゆしさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ う蝕関連
材料・機材関連
乳歯の虫歯(むし歯)
子供(子ども)の虫歯
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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