ギリギリまで歯を削って刺激して神経を残す治療について

相談者: ○れんげ○さん (39歳:女性)
投稿日時:2019-02-07 11:32:00
10年以上前のことで記憶が曖昧なのですが、当時お世話になっていた歯科医が「(可能な限り)歯を抜かない・神経を抜かない」という主義の先生でした。

そちらで奥歯(治療経験有)の再治療中、もう少し削りたいが神経は抜きたくないとのことで、ギリギリまで削って神経を刺激?してやると神経が移動だったか伸びる?だったかで、確か1ヶ月くらい待てば神経を抜かずにもう少し削れるという話で、その神経を抜かない方法で処置されました。

確かにその歯は神経を抜かず、1ヶ月だったか後に再度削って治療を終えた記憶です。

あまりにも昔の記憶で、とにかく神経は抜かなかった、何の相談もなく数週間の間を要する治療をされた(神経残るので不満はないですが)という部分しか確実な記憶はないのですが、ギリギリまで削って神経を刺激?することで神経を抜かずに済む、というのはあり得るのでしょうか。

というのは、上記とは別の歯科医院前歯クラウンにするために歯を削ったのですが、当初は神経を抜く予定でしたがギリギリ神経に達しなかったため、とりあえず現在は神経をそのまま残して進めていく予定です。

痛みが出ていないのでこのまま神経を残せるかも・・・と希望を持っていますが、今後の噛む検査?等で支障があればやはり抜く事になるかもしれないと説明されており、上記の事象が本当にあるのであれば、残せる可能性はまた上がるかな?と思っての質問でした。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2019-02-07 13:46:50
○れんげ○さん、こんにちは

>ギリギリまで削って神経を刺激?することで神経を抜かずに済む、というのはあり得るのでしょうか。

あり得るといえばあり得ます。

ただ、一つ勘違いをされていると困るので説明させていただきますが・・

我々歯科医師も神経を積極的にとるという先生は比較的少数派だと思います。

なぜなら神経を取る根管治療が必要になるからです。
根管治療というのは、歯科治療のなかでも難易度の高いものでかつ時間もかかる治療です。

でも、神経を残してもあとで痛みが出てきたり痛みが出なくてもいつの間にか神経が壊死してしまうということは良くあることです。

その場合は神経を除去して根管治療が必要になります。

患者さんや歯科医師がどちらを選択するということではなく、状況によって神経を取らざるを得ない状態もあり得ると思います。

参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ○れんげ○さん
返信日時:2019-02-08 10:47:29
畑田先生、はじめまして。
ご回答ありがとうございます。

神経を積極的に取る先生が多いと思っているわけでは決してありません。
大多数の先生が、状況・必要に応じた処置を適切にしてくれていると思っています。

その中でも前述の歯科医は殊更「歯を残す・神経を残す」という主義がとても強いと感じていたのです。
私の勘違いをご心配いただくような表現で申し訳ありませんでした。


子供の頃から通してこれまで複数の歯科医にお世話になってきましたが、前述の歯科医に対して殊更「歯を残す・神経を残す」という主義を強く感じたのは、

・本人が何度もそれを口にしていたこと
・1つの歯の治療(削って詰め物被せ物を入れる)に対して予約の都合以外で数週間の時間を空けて治療をされた事が初めてだったこと
(治療のために必要な削る範囲にもよるのでしょうが、他の先生はその場で「神経取っちゃいますね〜」くらいで処置をしていたので)

そしてなにより、私は上前歯1番間がすきっ歯・上前歯左右1・2番が出っ歯だったので歯科矯正の相談をしたのですが、

「その歯を綺麗に納めるには、まず奥歯にゴムを掛けて納まるスペースを作らなくてははならないが、食い縛りの癖があってスペースが作れない(作られにくい)から、まずはその癖を無くさないと矯正は無理だと思う」

と説明されたのが強い理由です。

その歯科医の説明が理想的な方法なのかもしれませんし、私の歯並びでは適応しなかったのかもしれませんが、抜歯してスペースを作る方法もあると後年になって知りました。(私に適応出来なかったのだとしても)

そういう方法の存在すら説明しなかったのはきっとその歯科医の「歯を抜かない」という主義からなのだろうと想像し、主義主張が強い歯科医だなーという印象になっていたのです。


補足しておくと、私はこの歯科医が良くない歯科医だとは決して思っておりません。

老後まで自分の歯を残す事、そのためにも神経は残せるならば残した方が良い事は、その通りなのだろうと思っていますので。

あとは各個人の考え方とのバランス(神経云々よりも最短で治療を終えて欲しいかどうか、大事な歯を抜いてでも審美を最優先にしたいかどうか)の問題だと思っています。

横道に逸れた話を長々としてしまい申し訳ありません。

歯を神経ギリギリまで削って刺激することにより、神経を抜かずに済むという方法が「あり得るといえばあり得る」とのご回答、ありがとうございました。



タイトル ギリギリまで歯を削って刺激して神経を残す治療について
質問者 ○れんげ○さん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(歯科治療関連)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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