噛み合わせが強い大臼歯に適したクラウンの素材について知りたい
相談者:
コワコさん (39歳:女性)
投稿日時:2019-04-22 22:18:27
以下のクラウンの素材について、噛み合わせが強い大臼歯へ使用する前提。
1)周りの歯への影響(割れたり、削れたり)
2)クラウンそのものの割れ、かけやすさ
3)歯を削る量、必要な厚み
4)一部欠けた場合レジン修復可能か
5)臭い
6)その他素材の特性
が知りたいです。
シンフォニー
エステニア
グラディアフォルテ
eMAX
特に上記の違いが知りたいです。
フルジルコニアでは硬すぎ、レジンでは弱さと臭いが気になります。
他に適した素材があれば教えてください。
金以外で。
金属アレルギーで使えません。
口の中を見なければなんとも言えないかとおもいますが、一般的な話でききたいです、
Tアクリレートがなんなのか、ガラス素材は点での衝撃に弱くないのか、eMAXも硬すぎないか、ハイブリッドセラミックそのものに臭いがつくのか。疑問がたくさんです。
地震対策に見るように、硬すぎるより柔らかく曲がったり計画した部分が破損することで衝撃を和らげ守りたい部分を守れると考え、やり直しが歯の寿命を縮めるという考えから、素材選びで迷っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
1)周りの歯への影響(割れたり、削れたり)
2)クラウンそのものの割れ、かけやすさ
3)歯を削る量、必要な厚み
4)一部欠けた場合レジン修復可能か
5)臭い
6)その他素材の特性
が知りたいです。
シンフォニー
エステニア
グラディアフォルテ
eMAX
特に上記の違いが知りたいです。
フルジルコニアでは硬すぎ、レジンでは弱さと臭いが気になります。
他に適した素材があれば教えてください。
金以外で。
金属アレルギーで使えません。
口の中を見なければなんとも言えないかとおもいますが、一般的な話でききたいです、
Tアクリレートがなんなのか、ガラス素材は点での衝撃に弱くないのか、eMAXも硬すぎないか、ハイブリッドセラミックそのものに臭いがつくのか。疑問がたくさんです。
地震対策に見るように、硬すぎるより柔らかく曲がったり計画した部分が破損することで衝撃を和らげ守りたい部分を守れると考え、やり直しが歯の寿命を縮めるという考えから、素材選びで迷っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-04-24 08:05:51
こんにちは。
噛み合わせが強い大臼歯へ使用するのが前提とありますが、それでも色々なケースがありますからなんとも言えません。
もしもご自身の歯の状態で何が最も適しているのか?をお知りになりたいならば歯科医院を受診されご相談してください。
例えば保険適用になったCAD/CAM冠の方が積層用のシンフォニー、エステニア、グラディアフォルテよりも強度も高く衛生管理も行き届いていて素材特性をそのまま活かせますが最後臼歯には向かないので保険適用から外れています。
e.maxでも破折のリスクから逃れないケースもあるでしょうから、実際によく診断した上で、ケースによるリスクも説明した上での適用を歯科医が判断してご提案される事になるでしょう。
割れないものがよいという事がご希望であれば、ジルコニア冠を勧められる事になるのではないかと思います。
ジルコニアには強度や見た目が異なったものが何種類か用意されているでしょうから、その中から良いだろうというものを選択されるかまたはご提案されるのではないでしょうか?
アクリレート系とは違いポリアミド系樹脂等もありジルコニアが選択出来ない場合でもなんらかの冠は出来るでしょう。
樹脂は変形しますから弾性があるということはイコール内部で接着剤が剥離崩壊する可能性があるので噛み合わせが強い臼歯にふさわしいとは考えないと思いますが、安価なのでとりあえず何もないよりはよいので選択される場合はあるでしょう。
(仮歯というイメージでしょうか)
しっかり費用をかけて治療するならばジルコニアになってきているのではないかと思います。
選択可能かどうかは顎の運動や安定状態、メンテナンスの通院頻度等も勘案ししっかり診てもらう事になるでしょう。
わからないことがあれば実際に診てくれている先生にお尋ねになるのがいいでしょう。
選択可能な素材の中からリスクや注意事項も含めてご提案があるでしょう。
噛み合わせが強い大臼歯へ使用するのが前提とありますが、それでも色々なケースがありますからなんとも言えません。
もしもご自身の歯の状態で何が最も適しているのか?をお知りになりたいならば歯科医院を受診されご相談してください。
例えば保険適用になったCAD/CAM冠の方が積層用のシンフォニー、エステニア、グラディアフォルテよりも強度も高く衛生管理も行き届いていて素材特性をそのまま活かせますが最後臼歯には向かないので保険適用から外れています。
e.maxでも破折のリスクから逃れないケースもあるでしょうから、実際によく診断した上で、ケースによるリスクも説明した上での適用を歯科医が判断してご提案される事になるでしょう。
割れないものがよいという事がご希望であれば、ジルコニア冠を勧められる事になるのではないかと思います。
ジルコニアには強度や見た目が異なったものが何種類か用意されているでしょうから、その中から良いだろうというものを選択されるかまたはご提案されるのではないでしょうか?
アクリレート系とは違いポリアミド系樹脂等もありジルコニアが選択出来ない場合でもなんらかの冠は出来るでしょう。
樹脂は変形しますから弾性があるということはイコール内部で接着剤が剥離崩壊する可能性があるので噛み合わせが強い臼歯にふさわしいとは考えないと思いますが、安価なのでとりあえず何もないよりはよいので選択される場合はあるでしょう。
(仮歯というイメージでしょうか)
しっかり費用をかけて治療するならばジルコニアになってきているのではないかと思います。
選択可能かどうかは顎の運動や安定状態、メンテナンスの通院頻度等も勘案ししっかり診てもらう事になるでしょう。
わからないことがあれば実際に診てくれている先生にお尋ねになるのがいいでしょう。
選択可能な素材の中からリスクや注意事項も含めてご提案があるでしょう。
回答2
回答日時:2019-04-24 13:00:21
今ちょうど似た様なご相談に回答しましたのでそちらのコメントも参照して下さいね。
参考→ target="_blank">ジルコニアセラミックとオールセラミックemax
シンフォニー
エステニア
グラディアフォルテ
は、最近金属の高騰から保険でも適用の広がってきているハイブリッドセラミックのことではないかと思いますが、口の中で長期に使うには全く不向きだと個人的には思います。
メーカーも頑張って相当改良してきているとは思いますが、いくら改良したところで組成がプラスチックですから・・口の様な環境では不衛生ですし、早期の劣化も避けようがないと思います。
外して掃除の出来ない「入れ歯」みたいな。。
金属もアレルギーや衛生面の難点がありますから、セラミック(ジルコニアやe.max等含む)の中から選ぶのが現状ではベストだと思っています。
ただハイブリッドセラミックには経済的なメリットはありますので、金属アレルギーがある+予算がかけられないなどあれば検討する価値はあると思いますが、であれば保険でするのがいいでしょうね。
金属アレルギーの診断があれば奥歯でも保険で使える場合があると聞いた様な、気がします。。(※不確かですみません)
e.max 奥歯だと割れやすいというイメージがどうもある様ですが、自分の経験ではそうそう滅多に割れることはないですよ。
ただリンク先にもコメントしている様に、材質だけで判断出来る話でもないので注意が必要ですが。
ちなみに強度というのは、厚みが変われば数値が全く変わりますので、ジルコニアでも金属でも薄ければ簡単に割れますし、プラスチックでも厚ければ割れないことになります。
そして口の中の場合、特に奥歯の場合は「磨り減る」という要素も考えなければなりません。e.maxに代表される二ケイ酸リチウムガラスやジルコニアでは、条件によっては、ある意味理想的な感じに近そうな数値が出ていますが、完璧ではありません。
それと「接着」の要素があって、仮に、完璧にたわむようなことのない硬い材質同士を、完璧に接着できることが出来たとしたら、「一体化」するので厚みは関係なくなってきます。
逆で接着が不十分であれば、「結構丈夫」と言われる材料であっても簡単に壊れたり外れたりしてくることになります。
接着も強ければいいというものでもなかったりして、自分自身はこれも症例によっていくつかの種類の接着剤や合着材とよばれるものと使い分けていますよ。
患者さんも歯もそれぞれですし、同じ様に材料もそれぞれ利点欠点併せ持っています。
最近ではフルジルコニアでも柔らかめのフルジルコニアというのも出てきていて、症例を選んで自分も使う様になりました。
個人的には、9割5分ぐらいの患者様には奥歯でもe.maxで心配ないと感じているのですが稀に本当に駄目な方もあります。
色々理由があって、実際に割れてから他材料への変更でも良いと思っているのですが、昨日もちょうど、特別にかみ締めのきつい方の、5番をe.max、その後ろの6番はフルジルコニア、という組み合わせであえて装着しました。
経験からくる「勘」みたいなものもありますので細かい説明は難しいのですが、リンク先のご質問への回答と同じで、やはり経験豊富な先生に直接相談されるのが一番良いと思いますよ。
参考→ target="_blank">ジルコニアセラミックとオールセラミックemax
シンフォニー
エステニア
グラディアフォルテ
は、最近金属の高騰から保険でも適用の広がってきているハイブリッドセラミックのことではないかと思いますが、口の中で長期に使うには全く不向きだと個人的には思います。
メーカーも頑張って相当改良してきているとは思いますが、いくら改良したところで組成がプラスチックですから・・口の様な環境では不衛生ですし、早期の劣化も避けようがないと思います。
外して掃除の出来ない「入れ歯」みたいな。。
金属もアレルギーや衛生面の難点がありますから、セラミック(ジルコニアやe.max等含む)の中から選ぶのが現状ではベストだと思っています。
ただハイブリッドセラミックには経済的なメリットはありますので、金属アレルギーがある+予算がかけられないなどあれば検討する価値はあると思いますが、であれば保険でするのがいいでしょうね。
金属アレルギーの診断があれば奥歯でも保険で使える場合があると聞いた様な、気がします。。(※不確かですみません)
e.max 奥歯だと割れやすいというイメージがどうもある様ですが、自分の経験ではそうそう滅多に割れることはないですよ。
ただリンク先にもコメントしている様に、材質だけで判断出来る話でもないので注意が必要ですが。
ちなみに強度というのは、厚みが変われば数値が全く変わりますので、ジルコニアでも金属でも薄ければ簡単に割れますし、プラスチックでも厚ければ割れないことになります。
そして口の中の場合、特に奥歯の場合は「磨り減る」という要素も考えなければなりません。e.maxに代表される二ケイ酸リチウムガラスやジルコニアでは、条件によっては、ある意味理想的な感じに近そうな数値が出ていますが、完璧ではありません。
それと「接着」の要素があって、仮に、完璧にたわむようなことのない硬い材質同士を、完璧に接着できることが出来たとしたら、「一体化」するので厚みは関係なくなってきます。
逆で接着が不十分であれば、「結構丈夫」と言われる材料であっても簡単に壊れたり外れたりしてくることになります。
接着も強ければいいというものでもなかったりして、自分自身はこれも症例によっていくつかの種類の接着剤や合着材とよばれるものと使い分けていますよ。
患者さんも歯もそれぞれですし、同じ様に材料もそれぞれ利点欠点併せ持っています。
最近ではフルジルコニアでも柔らかめのフルジルコニアというのも出てきていて、症例を選んで自分も使う様になりました。
個人的には、9割5分ぐらいの患者様には奥歯でもe.maxで心配ないと感じているのですが稀に本当に駄目な方もあります。
色々理由があって、実際に割れてから他材料への変更でも良いと思っているのですが、昨日もちょうど、特別にかみ締めのきつい方の、5番をe.max、その後ろの6番はフルジルコニア、という組み合わせであえて装着しました。
経験からくる「勘」みたいなものもありますので細かい説明は難しいのですが、リンク先のご質問への回答と同じで、やはり経験豊富な先生に直接相談されるのが一番良いと思いますよ。
タイトル | 噛み合わせが強い大臼歯に適したクラウンの素材について知りたい |
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質問者 | コワコさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 39歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
オールセラミック(陶器の被せ物) ジルコニアクラウン お勧めのクラウン(被せ物・差し歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。