前歯の根管治療でMTAを使用したため次は外科治療しかないと言われた

相談者: なーこんさん (50歳:女性)
投稿日時:2019-04-29 17:56:46
前歯再根管治療を終えコアをセットした後、診察台で、今後根に問題が出た時に外科治療になりますと言われました。

理由の説明がなかったので、その方がいいという意味だと受け止めてましたが、その後の通院時に改めて聞くと、セメントの様な薬で固めたのでもう中から開ける事は二度と出来ない。
だから次回は外科治療しか選択できないと初めて聞かされました。

次は外科治療しかない…、そう聞いてとても不安になり、なぜ治療前にその事を説明してくれないのか、とても重要な事であるのに、と現在も不安な気持ちを抱える事となりました。

どうしてその薬を使う必要があったのかもわかりません。

自費診療ですが、こういう説明はしないのが普通なのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-04-29 22:35:17
こんにちは。

日本の薬機法で認可されていない薬を使用する場合は、事前にしっかり説明し承諾書に記名していただくことが必要なのではないかと思います。

根管治療MTAセメントを使用しなければならない場合も同様な場合は考えられると思います。

薬機法で認可を受けていて保険適用されていれば、そういう手順は不要だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: なーこんさん
返信日時:2019-04-29 23:37:28
ご回答ありがとうございます!

意味が良く解らなかったのですが、

@MTAは日本の薬事法で認可を受けていない薬なのでしょうか?

その薬を使用する事のメリット、デメリットなど一切事前に聞いておりません。
しかし最初に出してもらった見積書に各々の金額が記載されており、再根管治療ラバーダム、隔壁、MTA含む)という項目があります。

この様に書かれてましたが、隔壁とは何か、MTAとは何か、などの説明は一切聞いていません。
そもそもその用紙を提示したのは受付の方で、治療に入る前に医師からは何の説明もありません。

A前歯の再根管治療でMTAを使用するのは、今では普通の治療になりますか?
良い治療法なのでしょうか?
他にも良い薬剤はあるのでしょうか?

私としては、二度と出来ない薬は使いたくなかったですが、どうなんでしょう?

BMTA使用にあたり注意事項などを聞いていない今回の場合、医師にはその責任を問えるのでしょうか?

宜しくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2019-04-30 18:32:14
@ 日本での認可は覆髄剤だと思います。
海外では数多く根管充填や逆根管充填や穿孔封鎖に使われており、数多くの論文が出されており安全性等に問題はないと思います。

A 根管充填材の種類で予後にあまり差はないという報告はあると思います。
材料学的には取りにくいという点以外は、問題ない材料だと思います。

>私としては、二度と出来ない薬は使いたくなかったですが、どうなんでしょう?

見積りにMTAとあって特に質問異論の申し出がなければ、同意があるように歯科医が判断することはあると思います。
それが法律的に問題かどうかは、法律の専門家に聞かれる方が相応しいと思います。

>私としては、二度と出来ない薬は使いたくなかったですが、どうなんでしょう?

お気持ちは早めに伝えられれば良かったのですが、今からはもう難しいと思います。

B上記のように法律の専門家に相談される方が良いと思います。

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-05-01 11:46:58
根管内部から、歯根表面へのパーフォレーションの恐れがあったとか、根尖病巣が治癒しきれずに再発した時にMTAを使用しておいた方が有利と判断したのではないでしょうか。

根尖病巣に限って言えば、治療が結果的にうまくいかず再発した時には、治療のためのコアーの除去が、根管壁の薄くなっているために難しく、歯根端切除術しか残されていないというようなことだと思います。

私見では、専門性を要する治療に秀でているということは、豊富な知識とそれに伴ったスキルを有し、倫理的配慮をしながら、きちんとした説明(インフォームドコンセントを含め)が、出来なければならないものと思っています。

自費治療で専門性を有しているのだから、任せておけばよいでは困りものです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: なーこんさん
返信日時:2019-05-02 18:02:00
柴田先生、松山先生、ご回答ありがとうございます。

日本での認可は根管充填ではされていないという事ですね。

ヒビがない事は確認していて、何か理由があって使用したとも説明されていないですが、特別な理由がなくても使うのだとしたら、

前歯でヒビなどなくてもMTAを先生達でしたら使用されますか?

根管充填材の種類で予後にあまり差はないという報告…
であれば尚更私は、MTAでなければダメだった、という理由でない限りは二度と除去できないリスクは負いたくなかったです。

根管治療中に膿が出てきたのですが、その状況で次回薬を入れると聞いた時に、それで大丈夫なのですか?と思わずその場で聞きました。

体内に吸収されてくから大丈夫なんだとの返答でしたが、(●本当にそうなんでしょうか?)先生の口調がとても威圧的で嫌な顔されますので、極力質問は避けたいと思うようになってました。

ですが、根管治療を自費で、と思ったのは、丁寧な治療と説明を受けられると思ったからです。

それが残念ながら丁寧な説明は受けれない現実でしたが、せめて最低でも認可外の薬を使う場合はその説明義務があるべきだったと思いますが(回答して下さった先生方の意見からも)、法律にふれるのかは今の所解りませんが、ふれなければしなくても良い、というのが通るのでしょうか?

根管治療(MTA含む)という項目が印刷された紙を最初に受付から見せられた時、まさか二度と除去できない薬だとは夢にも思いませんでしたので、自分からそこに質問は浮かばず、むしろその時は金額の各項目の方に目がいってました。
受付の方からの説明もありませんでした。
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-05-02 18:56:10
どのような根管充填材を使おうとも、状況としてはこれが最後となり、再治療は、物理的、生物学的に回復が得られないということではないかと、思うのです。
その、全てに先回りして、説明をしておくのが信頼をえるために、必要なのですがね。

根管治療中に膿が出てくる状況とは、根尖歯槽骨内に炎症病巣があり、しかも、根尖孔が普通よりは広がっていて根管内に侵入して来やすい事を意味します。

「次回薬を入れる」は根管充填の事だと思いますが、完全に排膿が止まり、しかも浸出液の侵入が見られるうちはあまり感心されることではありません。

MTA普通の建築用セメントと本質的には変わらず、多少の浸出液があってもかまわないという考えであれば少しく救われる気はします。

残念ですが、結果的に成功することを祈るしかありません。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2019-05-02 23:20:37
>前歯でヒビなどなくても、MTAを先生達でしたら使用されますか?

私は使いません。
保険医であり保険診療を希望される患者さんが大多数ですから。

ただ全盛期のイチロー並みの評価の歯科医の方は、ほとんどMTAだと聞いています。
またアメリカの専門医でも選択される方法だと思います。

>本当にそうなんでしょうか?

アメリカの専門医ですと、一回治療を選択する歯科医も数多くいると思います。
また知る限りでは日本の専門医も、一回あるいは二回で根管充填まで終わらせる歯科医も多いと思います。

>ふれなければしなくても良い、というのが通るのでしょうか?

説明不足かどうかは、この相談室の回答者に分かる範囲ではないと思います。
世界的にみて全く科学的根拠のない治療法ではないので、日本以外の国では問題のない治療法かもしれないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: なーこんさん
返信日時:2019-05-03 16:31:41
再度お忙しい中ご回答頂き本当にありがとうございます。
感謝申し上げます。

こちらで教えて頂いて色々と少しずつ解ってきました。
治療を受ける前に知っていたら良かったです。

>イチロー並みの評価の歯科医の方は、ほとんどMTAだと聞いています。

→患者の歯の状態には関係なく薬はMTAを使う医院、という意味ですよね!? 
受けた医院もおそらくそうなのかもしれません。

MTAを入れた時もまだ排膿はあった様ですが、取れる分だけは取って充填、コアセットまで進みました。
それは治療2回目でした。

レントゲンで半年位先まで膿の影は消えないだろう。
と言われました。

その間は今回の治療が成功だったかどうか判らず、その後徐々に消えていき再発しなければ成功という意味だと解釈しています。

根管治療が成功したかどうか、先にならないと判らないというのはどの医院でも同じかもしれませんが、同じ治療法が二度と出来なくなるという事は、当たり前ですがきちんと説明して欲しかったので、納得して治療を受けれなかった事は本当にショックです。

不安な気持ちだけが残りました。
(ちなみに担当医師は説明不足を認めておりません)

>残念ですが、結果的に成功することを祈るしかありません。

→本当にその通りですね。
ありがとうございます。
回答 回答6
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-05-03 18:27:09
私は、コアーセットは急ぎませんでした。
根管治療の成否が、その歯の運命を決めると言っても過言ではないかと思うからです。

話がそれますが、根管治療で大事なことは、根尖部組織(歯根管の状況、歯槽部歯周組織の状態)を想像診断して、それに応じた治療方針で進めることです。

機械的に、建築のセメントを流し込むようなことでははなく(MTA)根尖部歯周組織が生物学的に治癒に近いものが得られるかどうかを考え、説明しながら進めるのです。

コアーセットを急がないことは、仮歯のこと、咬合に変化を来さないかなどの配慮を配らなくてはならず、大変です。
コアーの仮着を行うことさえありました。
長いと1年前後の経過観察になります。
マイクロスコープラバーダムより大切な事があると思っています。


これをご覧になっている方にお願いしたいのは、丁寧な説明・根管治療、仮歯での様子見などでは、チェアータイムが沢山必要となり、健康保険での治療費では、歯科医院経営上からは、大変な赤字になってしまうということを知ってもらいたいということです。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2019-05-04 06:55:40
私どもの医院では、ほぼ全ての根管治療においてMTAを充填に使っています。
厳密に言うと、根管充填にMTAを使うことはダメではないです。
歯科医師の裁量権の範疇です。

国内での認可は根管充填用ではありませんが裁量権の範疇として、使うのは歯科医師の判断です。

さて、そのような法的なことは置いておいて、ウチでは説明しているかどうかですが、私の医院では、自費の根管治療の際の治療の流れを解説するパンフレットをお渡ししており、そこに、『再発した際には手術になる』旨は記載して、なおかつ説明もしております。

これは、未承認だから説明しているわけではなく、保険診療なども同じように説明義務はありますので同様に説明しております。

もちろんですが、

根の治療がうまくいく場合
根の治療がうまくいかない場合

だけではなく、その後の、

補綴治療がうまくいく場合
補綴治療がうまくいかない場合

など、枝分かれは非常に多いので、保険診療自費診療にかかわらず、多くの説明をしております。

そんなの当たり前のことです。

保険診療はあまり説明しない
自費診療は多く説明する

なんて差別はあり得ない話です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: なーこんさん
返信日時:2019-05-05 00:20:39
ご回答頂いた先生達、本当にありがとうございます。

根管治療の進め方には医院によって違いがあっても(保険自費かも含め)、事前に説明をしっかりして頂く事は特別な事ではなく、むしろ当たり前の事、…だとご回答が聞けて、そうですよね、と頷くばかりです。

しっかり治したいとの思いから、病院選びは歯内療法の得意な医院を選んだのですが、対応はHPに書かれてる事とは程遠いと感じてます。
実際に通って自分が患者にならないと判らない事でした。

説明義務は相性以前の問題ですよね。

次は外科になりますと、治療後に告げればそれで良しでは困るのですが、先生はそれでいいと思ってるようです。
外科になる理由もこちらから聞いてそこで初めて知った訳ですが、こちらの動揺をよそに、

「そういうものです!」

と、きっぱり言い切られましたので、こちらがおかしいのかと錯覚さえしてしまいました。

高額な治療費もお支払いして不安を抱える結果では気持ちは収まらないですが、今は再発しない事を祈るしかないですね。

ツッパリ感の様な違和感がずっとあるのですが、これが薬のせいでなければいいのですが・・。(セメントと知ったからでなく、知る前からの症状で先生には伝えてます)
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2019-05-05 06:24:41
>根管治療自費で、と思ったのは、

根管治療の専門医という定義と、自費の根管治療では、グレードに大きな差がある場合がありそうです。

私の考える「根管治療の専門医」は

根管治療しかしないか、支台築造まで
保険診療はしない、自費診療のみ

という条件が必要だと思います。
多分かなりの高いレベルを期待できると思います。

「自費の根管治療」はルール上は誰でもできると思います、それこそ卒後すぐの研修医でも。

ただマイクロとラバーを使うだけでも、「自費の根管治療」扱いにする歯科医もいると思います。
レベルは様々で、高いレベルの治療が保証されるものではないと思います。

仮に根管治療の専門医が一度根管充填をしたのであれば、残された道は別の「根管治療の専門医」へ転院するか「外科的歯内療法」しかないと思います。
「外科的歯内療法」とは歯根端切除術や意図的な再植を意味します。

この場合の歯根端切除術に「MTA」を使うことがありますので、根管充填の際に「MTA」を使うことは意味があると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: なーこんさん
返信日時:2019-05-06 15:40:01
根管治療自費のみで、資格もお持ちの先生にやって頂きました。

しかしながら、治療が成功したかはまだわかりませんが、説明不足による不安を大きく抱える事となりましたので、私の場合は期待通りではありませんでした。

リスクの説明も事後報告など普通は考えられないと思うのですが、それが通るという事が理解に苦しみます。

外科は抜歯手前の最後の手段になってしまうので、そうならないように願うばかりです。

色々ご親切に教えて頂いて本当にありがとうございました。
回答 回答9
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-05-06 18:10:33
保険適用の根管シーリング剤は、再治療可能な物になっていると思いますから、歯科医師の裁量権で万が一適用外の物を使い、根管からの再治療が出来ないようになるならば、事前に承諾書があったほうがよいのではないかとは思います。
それについてはまだ判例が出ていないかもしれません。

そういう事は歯科医師は詳しくないので、必要があれば弁護士さんにご相談ください。
法の専門家という職業がありますから、解釈は相談料をお支払いになりそちらに任せることになると思います。


根管治療は本当に難しい治療ですし、自費治療を受けたからといって直ぐにその日からスッキリ症状が消失するというタイプのものではありませんから、治療に対して不信感を生じたり満足度が低いかもしれませんが、通常自費専門医の治療は最高級の治療の場合が多いと想像します。

それだけで経営しているのですから、他所の歯科医師からも認められて、そこからの紹介もなければ成立たないだろうと思うからです。

その歯科医師が行っても無理ならば、誰が次に何が出来るのか?ということになり、世界中を探してより高額な治療費を出さなければ誰もやってくれないでしょうから、通常次回できる事は外科になる場合が多くなると想像します。

ですから今回は、後からの説明で不信感があったかもしれませんが、次に受けられる治療には限定がつくので結局は同じ選択しかできないようにも思います。

それだけ難しい根管状態だったのだろうと考える事になるように思います。

きちんと治療されていて、治癒力が勝っておられれば時間の経過と共に、症状は消失してくるかもしれませんね。
それまで暫くご不安が残るかもしれませんがよくなられますように。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2019-05-06 19:40:20
抜髄の成功率でも90%前後という報告は多いと思います。

さらに今回は、

>前歯再根管治療

とのことですから、更に成功率は下がって60〜70%前後かもしれないと思います。

しかしきちんとした歯根端切除術の成功率は、90%ほどになると思います。
ですから再根管治療であっても、外科的歯内療法歯根端切除術等)を併用すると、約97%まで成功率が期待できることになると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: なーこんさん
返信日時:2019-05-06 23:25:19
お忙しい中、度々ご回答頂けて本当に感謝申し上げます。

船橋先生、私の受けた医院は根管治療だけをしている医院ではありません。
根管治療に関しては自費のみという意味でした。
紛らわしくてすみません。

ご回答頂きました事は良く理解できました。
本当にありがとうございました!


柴田先生、今回の治療の成功率がどれ位かと言う説明も、担当医からは聞いていなかったですが、ひとまず70%の可能性に賭けて、再発したら外科治療により90-97%まで上がる、という事なのですね。

詳しく教えて頂けて本当にありがとうございました。
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2019-05-07 09:38:31
歯内療法専門医をしていますが、ちょっとだけ。
 
実際見てみないといえませんが、
 
多くの場合で前歯の神経を取り被せ物をした場合、根管治療は2回で打ち止めになり、次は外科的に保存するか抜歯するかになります。

歯がたくさん残っている条件がいい場合は、3回目の根管治療ができる場合もありますが、根の治療は何回も同じ治療ができない治療になります。
 
また、1回目の根の治療⇒2回目の根の治療⇒3回目の根の治療、と医原性の問題も蓄積され成功率は回数の度に低くなります。
 
残念ながら柴田先生が出された成功率は、歯内療法の世界でも上手な専門医のデーターなので、一般的な歯科医師の成功率の数字ではありません。
 
ただ、担当の先生は歯を残す為に自分が思えるベストな治療を行ったのは間違いないと思います。
 

MTA根管充填は専門医の間ではよく行われる手法になってきていますが、欠点は書かれたように除去できず次は外科になるという点もあります。

ですので、出来れば専門性の高い歯内療法の専門医の先生が最後の処置として行った方がいいと個人的には思います。

根管充填前の菌の排除や消毒などのステップをいい加減にしてMTAで根管充填しても、治る確率は低くなってしまいますからね。
(MTAは「魔法の薬」ではないので)
 

ここ最近はMTA系の材料を使ったマッチドコーンテクニックという根管充填方法もでてきており、この方法であれば従来の根管充填方法のように再治療ができますが、欠点としてはMTAより菌の漏洩に対する封鎖性が乏しいことがあげられます。
 

私は初回の根管治療の場合にはマッチドコーンテクニック、2回目以降の治療で根の先が大きく削られているような場合は、MTA根管充填、根の先が石灰化を起こし閉鎖してる場合はガッタパチャーと使い分けをしていますが、この辺りは教科書的な基準はなく先生それぞれの判断となってしまいます。
 
歯科治療は非常に多くの材料・器材を使います。
その多くにメリットもあればデメリットも存在しますが、これらを全て説明し理解してもらうには時間もかかることながら、患者さんも相当な知識を持ってもらう必要があります。
 
 
先日ネット業者さんと話をしましたが、歯科は医科の中でも説明が最も軽んじられていると言われましたが、その通りかもしれません。

歯科は処置を行わないと費用が頂けない医療体系なのでどうしても治療、治療となってしまっている面はあるかと思います。
(1〜2時間説明しても、処置までしないと費用回収できない点) 

後、全て自費治療で治療を受けるのであれば、ある程度先生と話す環境がある自費専門の歯科医院選んだ方がいいと思いますよ。
(十分な治療時間を確保してくれて、先生が忙しそうでない歯科医院)


今回の相談は私も他人ごとのように思えない為、少し回答させて頂きました。
 
治るといいですね、おだいじに。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: なーこんさん
返信日時:2019-05-08 12:33:28
井野先生、専門医の立場からのご意見とご説明をご丁寧に書いて下さり、本当にありがとうございます。

私の場合の根管治療は、薬に関係なくこれが最後だった可能性が高いという事ですね。

また、自分の根の状態がどうだったのか、も教えて頂いてないので判らないですが、担当医のやり方でベストを尽くしてくれたのだとは思いたいです。

ただやはり、こちらから聞かないと説明して貰えないという姿勢には終始不安と疑問が残りました。

膿が出てきた(先生が言ってました)中での充填も気になりますが、充填後から前歯のツッパリ感をずっと感じてますので、(特に鼻の下を伸ばした時は強く感じます) 何がその原因なんだろうと思ってます。
早くこの違和感がなくなると良いのですが。

患者にとってはとても重要な事(二度と除去できない)でさえも、詰めた後の除去出来なくなった状態になってからの告知には驚きすぎて言葉を失い私自身が固まりましたが、先生からしたらそれはそんなに重要な事と恐らく思っていないのかもしれないです。

アドバイスありがとうございます!

話す環境、話がしやすい、というのが最も大事なんじゃないかと感じています。
担当の先生は質問すると徐々に苛立ち始めるので(時間がありそうな時でも)、とても会話がしずらいのです。

ですが、こちらで回答下さった先生達から色々教えて頂いた事でだいぶ勉強になりました。
貴重なお時間に本当にありがとうございました!



タイトル 前歯の根管治療でMTAを使用したため次は外科治療しかないと言われた
質問者 なーこんさん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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