金のインレーを希望したのにセラミックにされ後悔でいっぱいです

相談者: ヘルプ2さん (26歳:女性)
投稿日時:2019-09-30 20:16:56
通っている歯医者に、インレーを金にしてほしいと言ったところ、今は金もセラミックも、二次カリエスになる確率は変わらないと、無理矢理セラミックインレーにされました。

しかし、調べれば調べるほど、金にすればよかったと後悔ばかりです。
12万もかけたのに。

健康面も、二次カリエスも、歯もたくさん削られ、本当に悔しくて、悲しいです。


セラミックの接着剤は4年ほどしか持たないと調べました。
4年後、セラミックを外し、金に詰め物を変えるのが、歯を一番持たせる方法でしょうか。

もちろん、甘いものは食べない。
食事は間食なしの1日2回、歯磨き歯間ブラシフロスコンクール洗浄、フッ素添付しています。

悔しくて、悔しくて不安で不安で。
とにかく、抜歯を避けたいのです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2019-09-30 21:02:46
正直に言えば、インレーをやり変えることが果たして歯の健康寿命にとってプラスに働くか疑問でもあります。

材質さえ変えれば歯にとってプラスに働くかといえば…


個人的には、保険メタルインレーでも長持ちするケースも多く見られますし、逆に質の低いセラミックインレーも見られます。

ただ今回のインレーの質は実際見てみないと分かりませんが、金ならセラミックインレーに比べ長持ちすると言うのは間違っていますよ。

>セラミックの接着剤は4年ほどしか持たないと調べました。

これも間違いです、現在はゴールドもセラミックもレジン系の接着剤でくっつけるのでさほど差はないです。

逆に言えば、術者のテクニックの方が大きな要素になるかと思います。


>もちろん、甘いものは食べない。
>食事は間食なしの1日2回、歯磨き歯間ブラシフロスコンクール洗浄、フッ素添付しています。

充分だと思いますよ、これぐらい頑張ってもらえば(^^)

まずはきちんとできることをしてもらえばいいと思います。


あまり気にしてもキリがありませんから、個人でできることをしてもらえばいいと思います。

実際見てみないと分からないのでこんな回答になってしまいます。

あまり気にしないほうがいいですよ。

お大事に

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ヘルプ2さん
返信日時:2019-10-01 05:20:29
井野先生、早速のご回答ありがとうございます。

金と、セラミック (私の場合はemaxを入れられました)の二次カリエスの発症も差はないのでしょうか?

どのインターネットサイトや歯科医院のサイトをみても金が一番!
二次カリエスにもなりにくいとあります。

私は、そのことを担当医に伝えたにもかかわらず、井野先生のように金も変わらない。と、言われ、本当に有無を言わずセラミック にされてしまいました。

え?そんなに削るの?というほど、虫歯以外のところも削られ、本当に落ち込んでいます。
寝れません。

金は接着剤がほとんどいらず、セラミック は接着剤必要ですよね?
そしてその接着剤も寿命があるはず。
化学接着剤だからといって、ずっと密着ではないですよね?


本当に不安で、なにか解決策や、自分をなだめる情報が欲しいです。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2019-10-01 09:19:23
基本的に井野先生と同意見です。

個人的には

 材料による影響はほとんど無い
 術者の差の方が大きい(接着操作を含む)

と思います。


>今は金もセラミック も、二次カリエスになる確率は変わらない

20年前ならいざ知らず、今は接着剤の性能も上がってます。
僕も二次カリエスのリスクは変わらないと思います。

しいて言うのであれば

「力のコントロールができていない人にセラミックスを使うと割れてしまい、そこから虫歯のリスクは高くなる可能性がある」

と言う事でしょうか。


>セラミックの接着剤は4年ほどしか持たない

これは無いですね。

僕の患者さんで10年以上持っている人も多くいらっしゃいます。


>え?そんなに削るの?というほど、虫歯以外のところも削られ

と言うことは治療中のマイクロスコープ動画を見せてもらったという事ですね。

であれば、接着操作なども「それなりに」気を使って行ってくれていることと思います。


>金は接着剤がほとんどいらず、

金もセラミックスと同じ接着性レジンセメントを使いますよ。
セメントの厚みに違いは出ることもありますが)

セメントの厚みに関しては、セメントの性能が低かった時代(リン酸亜鉛セメントカルボキシレートセメントの時代)には「セメントは薄い方が良い」とされていました。

しかし、今の接着性レジンセメントになってセメントの性能が飛躍的に向上し「厚みは(二次カリエスの発生には)ほとんど影響がない」と言う風に考え方が変わってきました。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-10-01 10:03:14
こんにちは。
おかかりになった歯科医が得意とする方法で治療を受けておくことが大切だと思います。

金のインレーはただ単純に材料を金にしただけという治療を受けても駄目だと思います。

もちろん金銀パラジウム合金(保険適用)や銀合金よりは材料的に優れていますから金属同士で比較すれば金を選択しておくと良いというのはあると思いますが、丁寧に仕事をしてもらったか?の方が大切だと思います。

金の特性を活かそうと思うと最終的に辺縁を延ばしてステップをなくしておきたいだろうと思いますが、そういうことまでしてくれない歯科医院は多いだろうと思います。

そうなれば金属ではなくセラミックにしておく方が良いとする歯科医もいて当然だろうと思います。

セラミックの場合は金属より大きめに削る必要があるだろうと思いますし、セラミックに適した形成というのがあります。
それは長期的予後を良くする為ですからセラミックを選択した段階で必要な事と言うことになりますね。

セラミックは材料的には帯電しませんし、熱も伝導しにくいのでセラミックにしていて直後にトラブルがないならば生体的に安定した材料での修復に成功していると考えてよいのではないでしょうか?


長期的には力のコントロールは大切だと思います。
歯と摩耗性が異なる人工物で粘りがないので欠けるということに繋る場合はあるでしょう。

しかし、大抵の場合、レジン系のセメントで一層コーティングされた形成面により2次虫歯発生は防げている(色素沈着くらいで終わる)のではないかと思いますからトラブルがあればまた人工物のやり変えだけで済むように丁寧な下下処理を行ってもらっておけばよいのではないかと思います。

丁寧な下処理できちんと歯面の削った部位を塞いでおく等はやっぱりそういう処置が得意かどうかになってくると思います。

セラミックのインレーが得意で予後が良くてその歯科医院で治療を受けた人がトラブルないから医院経営状態がよく長期に安定して経営しているというならばその治療法がその歯科医院ではよいのだろうと思ってよいのではないかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ヘルプ2さん
返信日時:2019-10-01 22:46:58
先生方
早速のご回答、ありがとうございます。
歯をとにかく今後も大切にしていこうと思います。

もはや自分でも病的に虫歯を怖がってしまっていて、先生方に1人1人解説や疑問をお聞きしないと、私はダメなのかもしれません。



タイトル 金のインレーを希望したのにセラミックにされ後悔でいっぱいです
質問者 ヘルプ2さん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ セラミックインレー(陶器の詰め物)
ゴールドインレー(金の詰め物)
歯医者への不満・グチ
材料・機材関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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