右上5番、被せ物の決定だけに迷ってもあまり意味がないでしょうか?

相談者: 台風さん (67歳:男性)
投稿日時:2019-10-28 20:06:44
右上5番のCAD/CAM冠が土台ごと脱離した修復についての投稿です。

先日、転院先を受診し、土台と被せ物をやり替えることにしました。
その医院で、土台はファイバーポストコアに決め、土台挿入の空間確保のために右上5番の根管を少し削りました。
次に、咬み合わせの下の歯と右上5番(根管含む)の型取りをして初診を終えました。

被せ物の候補は、@CAD/CAM冠(保険)、Ae-max(自費)、Bジルコニア(自費)ですが、どれにするかはまだ決めていません。
次回までに私が決めて行くことにしました。

私が今回の被せ物を決定するうえで最も重要だと思っていることは、右上5番の残っている歯がとにかく長持ちする被せ物であるということです。

ちなみに、担当医師は@を勧めるとのことです。
理由は、材質が向上してきているので割れにくくなっているということと、安価(保険適用)ということです。


質問です

1.残っている歯が長持ちするかどうかは、被せ物の材質だけでなく様々な要因によるだろうから、被せ物の決定だけに迷ってもあまり意味がないでしょうか。
意味があるなら、それは歯の長持ちとどう関係するのでしょうか。

2.次回治療は、ファイバーポストコアで支台歯築造と築造後の型取りを行うと思いますが、上記@〜Bの被せ物によって、ファイバーポストコア支台歯築造方法に違いがあるのでしょうか。
違いがあるなら、それはどのようなことでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-10-29 08:11:45
こんにちは。

歯科医がオススメするものを選択されておけば良いのではないでしょうか?


1.

セラミックの治療(@、A)を勧められないということならばその治療を得意としていないのかもしれません。
とりあえず保険でという選択をしておくと安価で済みます。

様々な要因から歯の寿命が変わるのですから、とりあえず@を入れてチェック&メンテナンスに継続して通院され、よくない状態になっていないか専門家の管理下におられれば良いのではないでしょうか?


2.

築造して仮歯だけでしたら問題ないでしょう。
最終形成して型取りまでが予定に入っているならば、細かい先生ならば次回までに決定されておくとよいでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 台風さん
返信日時:2019-10-29 18:06:04
船橋先生、ありがとうございます。
ご回答、参考になります。


続いて、今回の修復についての違う質問ですが、先生方のご回答をお願いいたします。

初回治療時、支台歯築造のために根管に詰めてあったガータパッチャを(一部?)除去しましたが、WEBサイトで「被せ物をやり替える過程で根管の細菌感染リスクが高まる」という情報を見ました。

今後の治療でも、ラバーダムやCR壁は使用しないと思います(保険治療。そもそも器材使っていないかも。)。
また、被せ物を装着し終わるまでにまだ数週間かかるでしょう。


質問です

根管の細菌感染リスクを抑えるために、私から担当医師に事前に確認した方が良いことはあるでしょうか。

私の全くの思い付きによるポイントですが、

・消毒方法、消毒タイミング
根尖密封、ガータパッチャの再充填
・仮詰めの方法 etc.

よろしくお願いします。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-10-29 21:53:13
保険治療では、ラバーダムやCR壁を患者側から要望する事は無理ではないでしょうか?
そういう治療を望まれるならば、そういう治療を必ずしていますよとホームページ等で書いている歯科医院を探して、自分の時も可能か?確認され、それに要する治療費等をお尋ねになるのが確実ではないでしょうか?

保険治療ではしなくてもよい事は省かれます。
安価で誰でもどこでも同じ程度の治療を日本で受けられますよという治療ですから、行ったほうが望ましいがそれを行わないことが、即何か悪いことを引き起こす事につながらないならば省かれるだろうと思います。

より良い治療を望まれるならば、ご自身が探されるかまたはそれを受けるために、自費でその手間暇に見合った治療費をお支払いにならなければ受けられないのではないでしょうか?

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 台風さん
返信日時:2019-10-29 22:32:57
船橋先生、ありがとうございます。

私の質問文が悪かったようです。

少なくとも今回は、ラバーダムのような主に自費治療で受けられる対応を望んでいる訳ではありません。

保険治療でも、根管の細菌感染リスクを抑えるために通常取られるべき注意ポイントがあるはずで、それが何かを具体的にお聞きしたいのです。
それを押さえたうえで、担当医に治療内容を確認して治療に望もうと思った次第です。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-10-29 22:51:27
保険治療の場合は、すぐに取れたりしなければ問題にならないので(すぐに取れると2年間の補管で医院側に負担が生じる為問題ということになります)、自費治療で差別化するために書かれるような根管の細菌感染等はあまり問題にしないと思います。

例えば仮封剤が取れて根管が汚染されたら汚れはとってくれます。
次のステップにさしさわるからです。

次のステップにさし触らない程度の事は、ちゃんとしてくれると思います。

それができなければ直後に上手くいかないトラブルになる為、下手だと言われますから。

回答 回答4
  • 回答者
クレア歯科クリニック(杉並区阿佐谷北)の平岡です。
回答日時:2019-10-30 13:48:56
元気さん、こんにちは。
以前のご相談から、少し状況が進んだみたいですね。

まずは確認したいのですが、元気さんはご自身のその歯の治療に対する考え方が、「歯根破折などを起こさないで、なるべく長持ちするようにしたい」というのが第1希望だときちんとつたえられているのでしょうか?

もしそうだとしたら、私にはそのうえで保険治療を勧めるというのが理解できません。

保険治療は、使用する材料も制限され、コスト的にも制限される治療です。
ひとつ例をあげれば、保険外であれば使える強力で劣化の少ない接着剤など、コスト的に使ってくれない可能性の方が高いと思います。

歯医者としては、いろんな制約の中でのベストしか追及できず、自分の持てる力のベストを発揮できない治療になってしまうのが保険治療なんです。



また、保険、自費が決まっていないのに、ファイバーコア型取りを先にするというのもどうかなと思います。
つまり、保険だろうが、保険外だろうが、同じレベルの治療を行っていますよということなのだと思います。

質問2の回答にもなりますが、等クリニックは保険医ですので、保険のファイバーコアも行いますが、ファイバーの使用本数や使用する接着材、場合によってはファイバーのメーカーまで、保険と自費で違います。
同じというほうが私としては??です。

そういった意味でも、そのドクターが保険治療を勧めているという意味でも、多分その歯医者さん自費治療をしても、保険治療よりも長持ちするという確率はあまり高くないと思います。

ですので、もしその歯医者さんで治療を継続されるのであれば、保険で治療したほうが無難というか、後々の後悔は減るのではと思います。

ただ、そのようなスタンスの歯医者さんですと、今回CADCAM冠がとれたのは2か所目(しかも両方とも1年ちょっとでとれた)ということですが、また同じような結果になるのではないかと想像します。

ベストなのは、ほかの歯医者さんで自費治療を受けることのように思えます。


あくまでも個人的な意見ですので、一つの参考になればと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 台風さん
返信日時:2019-10-30 15:12:58
船橋先生、本当にどうもありがとうございます。

私の質問を平たく言ってしまえば、初診時にガッタパーチャを(一部?)除去しているので、根尖の密閉状態が保たれなくなったのかなと(治療後に)心配になり、これは今後の治療で回復されるのかな、あるいはこのままで問題がないのかな、というようなところから広がった疑問、質問でした。


平岡先生、どうもありがとうございます。

>まずは確認したいのですが、元気さんはご自身のその歯の治療に対する考え方が、「歯根破折などを起こさないで、なるべく長持ちするようにしたい」というのが第1希望だときちんとつたえられているのでしょうか?

はい、今回転院先の担当医にしっかりと伝えました。
そのうえで、CAD/CAM 冠(保険)を勧められました。

また、平岡先生のご回答の主旨には関係ないとは思いますが、接着剤はいいものパナビアを使うとおっしゃっていました。

この歯科医院は、WEB上でいろいろ探してやっと決めた転院先なので、少なくとも今回の治療はここでやってもらおうと思います。
正直言って、他にもやることあるし、少々疲れました。
それ以降は、また勉強して考えてみます。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2019-10-30 15:18:01
>1.残っている歯が長持ちするかどうかは、被せ物の材質だけでなく様々な要因によるだろうから、被せ物の決定だけに迷ってもあまり意味がないでしょうか。
>意味があるなら、それは歯の長持ちとどう関係するのでしょうか。

土台から取れているわけですから、基本的には被せ物で迷っても意味はないです。

また被せ物に関して、保険の金属冠でも、きちんとつくれば保険外のものと比べてさほど耐久性が劣るものではないです。(ただ作成の難易度が保険材料のほうが高いですし、技工所にそれを要求するもの無理がありますので、現実的には非常に困難です。)

土台に関しても、保険の材料が劣るといった信頼できる根拠はおそらくないと思われますが、保険治療よりも自費治療のほうに時間をかけ丁寧に作るといった可能性は否定できません。
違いがあるとすればそこです。




タイトル 右上5番、被せ物の決定だけに迷ってもあまり意味がないでしょうか?
質問者 台風さん
地域 非公開
年齢 67歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ その他(保険と保険外)
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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