熱いものが沁みるようになり断髄に。もっと早く受診していた場合

相談者: うさぎ0606さん (46歳:女性)
投稿日時:2020-01-10 12:44:05
前回の質問の続きになります。

前回の質問⇒右下4番、神経ギリギリまで治療した歯がしみたり治ったりする

その後、正月明けに運よく予約のキャンセルが出たので受診しました。

熱いものでしみるようになったのが12月25日。
受診したのが1月7日です。


銀歯インレーの中で神経が死んでいっていたので半分残して(部分断髄)治療して貰いました。

これについて教えてください。

@12月25日の時点で治療していたら、神経はもっと残せたのでしょうか?


A受診したときにはすでに痛みがなくなっていて先生が

「痛いときに来ていたら抜髄になっていた」

と言っていたのですが痛みがなくなったから断髄処理ができるようになったのでしょうか?



教えてください。
よろしくお願い申し上げます。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-01-11 12:11:34
こんにちは。


歯髄炎症が起きている状態は狭い歯髄腔の内圧が上がる状態ですから安静が第一になりますね。

物理的な刺激や化学的な刺激を与えないようにして安静にしておくと炎症が鎮まる事がありますが、虫歯の場合は細菌や有機物が分解する時の毒素が持続的に加わるので炎症が酷くなる事が一般的です。

ですから歯科治療でそういう汚染物を炎症が鎮まる程度に取り除いておく必要があります。


熱い物がしみるようになった状態は内圧が高まっている炎症状態と考えることが出来ると思いますから、通常は治療時に抜髄が必要になると思います。

ただ、今回はたまたま運が良くて抜髄を前提に治療を開始したけれど歯髄の上部のみの限局した炎症で上部での止血が可能な状態だったのでしょうか。


以前は歯根尖が完成している歯の断髄は臨床経過が悪かったのですが、最近は良い材料が出来て断髄をトライしてくれる歯科医が増えているのではないかと思います。

とりあえず症状が収まってくれたならばあらゆる面でラッキーだったとお考えになっておいてもよいのではないでしょうか?



放置が一番いけませんから痛むとかしみるという身体からの信号があれば歯科医に出来るだけ早めに診てもらう事が一番でしょう。

今回のように直ぐに診てもらいたくても予約でいっぱいという不運はありえますよね。
特に直ぐに一律に抜髄してしまうのではなくケースによってあらゆる治療を試みてくれる歯科医は予約が取りにくいという事もあるかもしれません。

運が良かったのでしょうからこれからも歯を大切にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うさぎ0606さん
返信日時:2020-01-12 22:01:28
ふなちゃん先生 いつもご回答をいただきありがとうございます。

お正月の間は、ほとんど歯を使わず安静を徹底していました。
そのおかげなのか正月明けには、痛みはほとんどなくなっていました。


ですから【痛いときに受診していたら抜髄しか選択肢がなかったのか?】(Aの質問につながります)が気になります。

慌てて歯科にかかるより、時間をおいたことがかえってよかったのでしょうか?


>今回はたまたま運が良くて抜髄を前提に治療を開始したけれど歯髄の上部のみの限局した炎症で上部での止血が可能な状態だったのでしょうか。

とのことですが

「部分断髄をお願いできますか?」

と頼んでやってもらいました。
部分断髄を前提に治療を開始して先生は

「死んでる・・・まだ駄目か?」

とつぶやきながら

「やっと血が出てきた」

と言ってそこでMTAを詰めていたように思います。


@とAの質問に対して具体的な答えが知りたいのですが教えて頂くことは難しいでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-01-12 22:57:19
@熱い物がしみるようになって直ぐに予約が取れる人はなかなかいないだろうと思いますが、もしも直ぐに治療できたならば抜髄か今回と同じだったかはわかりません。
歯髄の状態を直接見た歯科医がいうことが正しいだろうと思います。


A熱い物がしみるというタイプの痛みがあると抜髄が必要になる事が多いと思います。
経過観察で歯髄が死んでいる事もあります。
その場合は根管治療が長期化することがあります。




タイトル 熱いものが沁みるようになり断髄に。もっと早く受診していた場合
質問者 うさぎ0606さん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、知覚過敏の痛み
根管治療の治療法
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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