マイクロスコープを使用しない歯科治療のリスクと不正請求について

相談者: やまむぎさん (30歳:女性)
投稿日時:2020-01-10 03:45:12
現在、終始マイクロスコープを使ってくれる歯医者さんに通っています。

先生は毎回1人に30分〜1時間程度のアポを取り丁寧に時間をかけて診てくれるのですが、保険医です。
ですが自由診療もしていて、お会計がとても不透明です。

自由診療の定義が、深い虫歯(1時間以上のアポ)は5000円、仮歯代が3000円、とのことで、それ以外は保険適応です。

クラウン以外の治療は精密さに欠けるとのことで、クラウンでの治療しか行っておらず、被せ物保険外セラミックしか取り扱いしかありません。

またそのセラミッククラウンに補償は付いていません。
失敗されるとこちらが負担でやり直しになります。

これまで何度も怪しい請求をされました。

型取りの際にシリコンを使ったらしく後から自費で請求、保険のメタルコアを使ったのに

「これ保険ですけど品質すごく良いんです」

と自費で請求、前回は保険が使え、今回は自費で1万円など(どちらも1時間程度の虫歯治療です)、技術代かな?とこれまではお支払いしてきました。

が、先日ブリッジを作る際に様子見がしたいことを伝えると、一旦保険の銀歯でブリッジを作り、数ヶ月間様子見してみようということになりました。

で、出来上がったものを入れたのはいいのですが、麻酔が切れるとそれは完全に低く、3本ブリッジですがどの歯も全く噛み合わず。
その旨伝えると、作り直しではなく技工士さんに金属を足してもらうことになりました。
もちろん保険ですので、補綴物維持料もお支払いしています。

ですが先日診察の帰りに

「次回は3000円お持ちください」

と言われたので理由を聞くと、先生が出てきて

「うち損するんです。
まぁ保険的には請求しちゃダメなんですけど…、僕クオリティ高い治療やってますから…。
まぁ保険代だけなら150円です。
次回150円ですね」

と。

確かに儲けるの大変なのでしょうけど、噛み合わせはそもそもあちらのミスではないのでしょうか?

そしてこれまでも不正請求があったのはあったのは明らかですし、もうこの先生とは信頼関係が無くなったので歯医者さんを変えたいのですが、わたしの奥歯はほぼクラウン用に削られその全てに仮歯が入っている状態です。

それからこの先生はいつも他の歯医者さんを悪く言い、マイクロスコープのある自分にしかまともな治療が出来ないとおっしゃっています。

特に被せ物の精密さです。

被せ物に少しでも隙間があるとダメだそうで、それはマイクロスコープなしでは不可能だそうです。
わたしの住む地域には、完全にマイクロスコープで診察する歯医者さんはここだけです。

やはりマイクロなしの歯医者さんはリスクが高いですか?

クラウンと歯の間に少しでも隙間があるのは、そんなに恐ろしいことなのでしょうか?

因みに今回保険で作ったブリッジは、歯肉圧排してシリコンで型取りしたのにも関わらず(これも事後報告で後から請求されました)、肉眼で分かるほどの隙間が数カ所空いています。
保険の技工士さんの責任だそうです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2020-01-10 09:00:50
んんん…
実際に拝見しておりませんし、やまむぎ さんの主観的な書き込みだけを信用するわけにはいきませんが…

仮にこの話がすべて真実だとすれば、「かなりヒドイ話」のように感じますね。

個人的には

1 混合診療の問題
2 他医の悪口を言う
3 歯科治療はマイクロがすべてではない(個人的には必須ですが)
4 むしろ、マイクロを使っているのに治療結果が好ましくないのはいかがなものか?

と言う感じでしょうか。

僕ならば治療技術ウンヌンの前に人として信頼できそうもないので転院を勧めます。


>わたしの住む地域には完全にマイクロスコープで診察する歯医者さんはここだけです。

どの範囲を「わたしの住む地域」とされていらっしゃるかわかりませんが、僕の知る限り、少なくとも「お住まいの県内」には優秀なマイクロスコープデンティストが何名かいらっしゃいますよ。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-01-10 09:21:11
やまむぎさん、こんにちは。

凄いですね。
最近は、ここまで大っぴらに問題がある人は少ないと思うんですが・・・

丁寧にやってくれるのは、患者さんとしてはありがたいんですが・・・
現状混合診療が禁止になっている以上、それを行うのはルール違反になりますね。

保険で採算が取れず、赤字になるというのであれば、保険医を辞退し自費診療のみで行うべき事柄かと思います。
それが様々な理由で出来ないのであれば、然るべきルールは守るべきかと思います。


>やはりマイクロなしの歯医者さんはリスクが高いですか?

私も現在まだマイクロスコープを導入していないのですが、それなりに諸々気を付けながら診療しているのでそんなに粗悪な治療は行っていないつもりです。

結局はその歯科医師のモラルに大きく左右されると思うんですよね。
なるべくしっかりと・・・と思って診療していれば、保険でも保険適用内の材料で最大限の効果が得られるように努力しているはずですしね。


クラウンと歯の間に少しでも隙間があるのはそんなに恐ろしいことなのでしょうか?

まぁ確かに良いことではありません。
が、100%完璧に合わせるというのは不可能です。

所詮人の目で行っていることですので、マイクロスコープでも観察できない100倍1000倍の世界ではどれだけ気を付けていても段差だらけになっていますよ。
もちろん段差の度合いも少なければ少ないだけ良いですけどね。


>因みに今回保険で作ったブリッジは、歯肉圧排してシリコンで型取りしたのにも関わらず(これも事後報告で後から請求されました)、肉眼で分かるほどの隙間が数カ所空いています。
>保険の技工士さんの責任だそうです。

これ言う方居ますし、それは確かに技工士さんにも責任はありますが・・・
そういった技工所さんを選んで、これで大丈夫と判断してSetしたのは歯科医師ですからね。
最終責任は歯科医師に集約されます。

櫻井先生も書かれていますが・・・
私も人として信頼できない方に治療を依頼するのはお勧めできません。


ご参考程度にしていただければと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2020-01-10 09:29:44
やまむぎさん、こんにちは

マイクロスコープの使用云々は別として、保険自費の取り扱いについては、お住いの地域を管轄する地方厚生局にご相談される方が良いと思います。

https://kouseikyoku.mhlw.go.jp

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2020-01-10 09:30:17
管轄の厚生局などに相談された方がいいような気がします。


>やはりマイクロなしの歯医者さんはリスクが高いですか?
 
マイクロがあれば安心とはいえませんよ。
ただの拡大装置ですから、目が悪い人が眼鏡をするようなもので眼鏡をすれば頭が良いにはならないのと同じです。

小さなものを拡大して見るということは歯科において非常に有効ですが、見たものをどう処置するか!?は別問題です。


クラウンと歯の間に少しでも隙間があるのは、そんなに恐ろしいことなのでしょうか?

多かれ少なかれ、クラウンと歯には段差は出来ます。
菌の大きさは0.003mm程度ですが、これ以下に段差を抑えて臨床を行っている先生はまずいないでしょうね。
 
段差が少ない方がいいのは、毎日の歯みがきの際に患者さんが簡単に汚れを取れるという点です。
 
多少段差があっても、頑張って時間をかけて磨けば問題は起こりずらいですが、365日毎日磨くのは大変です。
 

道具で歯科医院を選ぶのも1つですが、あまり道具に捉われない方がいいと思いますよ。


おだいじに

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: やまむぎさん
返信日時:2020-01-10 09:48:53
櫻井先生
三木先生
小牧先生
井野先生

お早いご返答ありがとうございます。
県内は行動範囲内です。

東京の某有名マイクロ歯科で修行をしてきたということで、この歯医者さんへも片道1時間以上かけて車で通っています(>_<)

時間をかけてくださるのはありがたいのですが、全体の治療計画はなく2年通って1本しか被せ物まで終わってません、そのセラミックでさえ噛み合わず。

やはりあからさまな混合診療ですよね…。
厚生局が対応してくださるんですね。
存じ上げませんでした、ありがとうございます。
お電話で相談してみようと思います。

また長い歯医者さん探しが始まるかと思うととても憂鬱ですが、櫻井先生がおっしゃってくださったように、県内に数名でも良い先生がいらっしゃるのなら、やはり転院を目指していくつか回ってみます。

なんだかずーっとモヤモヤしながら治療を続けた2年間でした。

今考えると、他人を責めてばかりで自分は責任を一切負わないような先生にお任せしてたんだなぁと反省です。
やはり人として信頼できる先生にお任せしたいです。

次回、保険でつくった仮のブリッジを仮着したらもう行くのをやめようと思います。

マイクロがないと!
ラバーダムがないと!
と現在の先生から他歯科医の怖いお話を聞き続けて、転院することへの恐怖も募り、そしてこれらはすっかり必須道具なのだと錯覚しておりましたが、「きちんと診てくれる」こちらの方がよっぽど大切ですね。

実際にセカンドオピニオンを受けた際に、きちんと診てくれるかどうかの判断になるような、何か気を付けて見ることや聞いておいた方がいいことはありますか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2020-01-10 23:47:15
>特に被せ物の精密さです。

精密さ大事だと思います。

>被せ物に少しでも隙間があるとダメだそうで、

隙間がなくてはセメンティング(セメント合着あるいは接着)できませんし、試適できないと思います。セメンティング後必ずクラウンは浮き上がると私は習いました。

>それはマイクロスコープなしでは不可能だそうです。

技工操作では必須だと思います。
形成印象の世界では、マイクロスコープがなくてもほぼ完璧な形成できる歯科医は存在すると思います。

回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-01-11 00:44:22
こんにちは。
なかなか大変な治療内容でしたね。

保険治療と自費治療を同じ初診内の同じ歯で行ったり来たり出来ませんから、もしも時間を特別にかけてもらいたいならば、次回は自費専門の歯科医院を選択されておかれるほうがよいのではないかと思いました。

自費治療の治療グレードを保険治療で受けたいと思われると、結局何処かに無理が生じますから、おかしな事になると思います。

良い治療を納得して受けたいとお考えならば、最初から保険治療に期待しないというほうが、スッキリしてわかりやすくて会計の不正も無くてよいのではないでしょうか?


また、次回は、完璧な治療を受けたいのか?
それともご自身の歯を残す為の治療を受けたいのか?
について、今一度お考えになられてみてはいかがでしょうか?

歯科医は出来れば完璧な治療を行いたいという願望を持つものですが、完璧な治療の為に歯質の多くを失うというのはどうなのかな?と思う事も、出来たのではないかなと思いました。

すでに冠用に奥歯はほぼ全て削られているのであれば、後はより綺麗に削るしかない状態になっているだろうと思います。
天然歯で作って来られた噛み合わせの指標もなくなっているでしょうから、治療の難易度も上がっていると思います。

どの噛み合わせ位置に適応出来るのか?を見極めるために、仮歯として保険治療の冠を使う訳ですよね?
困った請求ですね。。

その冠も自費請求してもらえばスッキリする筈です。
そういう治療は、都内で数百万円の自費治療として受けられる内容なのではないでしょうか?

そういう全てを削られた仮歯の患者さんを偶に拝見することがあります。
300万円以上はお支払いされているみたいですよ。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2020-01-11 14:40:41
>実際にセカンドオピニオンを受けた際に、きちんと診てくれるかどうかの判断になるような、何か気を付けて見ることや聞いておいた方がいいことはありますか?

質問の回答とはまったく関係はないのですが、気になったもので一言

このサイトの回答者ですら誤解している先生も少なくないのでいたしかたないのかもしれませんが、おそらくセカンドオピニオンの意味を誤解されているのでは?

以下ウィキペディアより
----------------------------------------------
セカンド・オピニオンに該当しない例

主治医からの情報提供が得られない、セカンド・オピニオンを受けることを了承していない場合
主治医とは別の医師の診察を希望する場合
転医を希望・転医を前提とした相談
主治医に対する不満や苦情の相談
訴訟等を目的とする相談
医療ミス・医療過誤の有無を調べること
これまで行われた治療が正しかったかどうかの確認
既に終了した治療、死亡した者を対象とする相談
医療費、医療給付に関する相談
-------------------------------------------------

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: やまむぎさん
返信日時:2020-01-15 23:14:24
柴田先生
ふなちゃん先生
森川先生

お返事ありがとうございます。
セカンドオピニオンではなく「次回」でしたね(^^;)

転医を希望の場合もセカンドオピニオンにならないのですね。
勉強になりました。

今の歯科医院に決めるまでにもたくさんの歯科医院を回りましたが、自費診療のみの歯医者さん自体が少なく、あっても矯正歯科審美歯科ばかりで虫歯治療にはあまり力を入れていないようです。
地道にまた一つずつ探していくしかないようです…。

それから管轄の厚生局へ電話したところ、相談するどころか「内部告発でないなら対応できない。」の一点張りでした。
回答 回答8
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-01-16 20:12:50
〉今の歯科医院に決めるまでにもたくさんの歯科医院を回りましたが、自費診療のみの歯医者さん自体が少なく、あっても矯正歯科審美歯科ばかりで虫歯治療にはあまり力を入れていないようです。

冠での治療は、虫歯になれる歯質を削り取り代用品で置き換えておく治療になります。
健康な歯質も削り取るのですから、虫歯治療に力を入れているわけではないと言う事になりますよ。

ケースによっては、ほとんど削り取って綺麗な人工物で被せる事が必要な場合もありますし、お手入れが楽になる場合もありますからなんとも言えませが、虫歯治療をきちんと行うのは治療の基本ですから、全ての自費治療で虫歯治療は自費治療に含まれていると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: やまむぎさん
返信日時:2020-01-22 13:16:35
ふなちゃん先生

クラウンがベストなわけではないのですね。

今のようにほとんど奥歯全てがクラウン仕様になってからでは遅いですが…。
今あるインレーで治療済みの歯もクラウンに置き換えようと計画されていたので、やはり考え直しが必要そうです。

皆様本当にありがとうございました。



タイトル マイクロスコープを使用しない歯科治療のリスクと不正請求について
質問者 やまむぎさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯医者への不信感
その他(保険と保険外)
治療費・費用
クラウン(被せ物)の隙間・適合
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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