左下6番の抜歯後、ブリッジか入れ歯かどちらがよいですか?

相談者: 大志さん (20歳:男性)
投稿日時:2020-04-07 21:28:23
左下6を抜くことになり、今後どうするのがいいか相談させていただきます。

4年前に二次虫歯神経を抜く治療をして、銀歯になりました。
そのときはかなりひどかったようで、抜歯寸前だったと言われていました。

ただ、なんとか神経を抜いて銀歯で収まったのでよかったのですが、今回、歯の根っこに膿が溜まり抜くしかないと言われてしまいました。

さすがに抜くのはためらわれたので、ネットで調べて抜かない治療をできるとうたっているところを当たってみたのですが、厳しいと言われてしまいました。

仕方なく抜くことになったのですが、その後の治療方針をまだ決めかねています。
歯医者さんからはインプラントができたらいいけど、お金の問題もあり、無理だったらブリッジになるか、部分入れ歯になるかだそうです。

そこで、どうするのがいいか、お尋ねしたいのです。

現在の状態としては、左下5は神経を抜いて銀歯が、7には詰め物(銀色)になっています。
担当の先生は、7の詰め物を拡大する形で5から7にかけてのブリッジが現実的かと一応、推してくれましたが、どうでしょうか。

将来的にインプラントにするとしたら、部分的に詰め物の入っている7を削るより、削らないですむ入れ歯の方がいいかとか、でも20で入れ歯は嫌だなとか色々思います。

入れ歯かブリッジだったらどちらがいいでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2020-04-07 21:40:21
個人的には「無理してでもインプラント」なのですが、現実難しいようであれば、「部分入れ歯」にするでしょうか。


実際、僕も左下6番を抜歯した時、前後の歯が健全歯だったので、しばらく部分入れ歯を経験したことがあります。
(もちろん、今はインプラントです)

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-04-07 21:42:52
親知らずがあれば歯牙移植できないかは検討に値すると思います。

まあ年齢的にはブリッジでしょうか。

ただ年齢的に酷い虫歯が多そうなので食生活の改善が必要だと思います

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 大志さん
返信日時:2020-04-07 23:01:50
>櫻井先生

ありがとうございます。
学生という立場上、奨学金も借りており、なかなかインプラントは厳しいのが現状です。

櫻井先生もご経験なさっているようですが、抜いてからどのくらいでインプラントにされましたか。
また、抜いたりインプラントにしたのはおいくつくらいの時でしょうか。

また、部分入れ歯の実際の使用感でのデメリットなども差し支えなければ教えていただきたいです。



>柴田先生

ありがとうございます。

親知らずは4年前に治療したときに、生えかけのものをいくつか虫歯で抜いてしまいました。

年齢的に、とかかれていますが、やはり入れ歯は若い人はしない、ということでしょうか。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-04-08 00:54:14
こんにちは。

一押しはやっぱりインプラントでしょうが、金額的に無理であればブリッジが現実的ではないでしょうか?

入れ歯の場合も前後の歯にレストという凹みを形成したり、ガイド面を形成する方が安定の良い入れ歯になるので、7を全く削らない訳ではないと思います。

5は既に銀歯ですから、銀歯を外してコアをやり変えれば(昔のコア(土台)は歯を割るタイプになっていることがあるので、やり替えておきましょうと提案があればやり替えてもらったほうが良いと思います)そのまま使えるわけでしょう。

7はインレータイプが可能か?オンレータイプで作ってくれるという提案のようですから、冠にするときのようにグルリとは削られないのだろうと思います。

それにしても20歳で虫歯の治療跡が多いみたいですから、歯磨き指導をしっかり受けたり食生活に問題がないか?の見直しが、必要ではないかと今後が心配になりますね。。。

私も失活歯をブリッジにした後、バキッと歯根破折しその後インプラントにしましたが、インプラントは快適ですよ。
将来的にインプラント治療の選択が出来るように、貯金しておかれると良いと思います。
失活歯には出来るだけならないように今後気をつけてください。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2020-04-08 08:31:57
ご相談ありがとうございます。

その歯は極めて重要な歯ですから、長期的な目で総合的に考えましょう。
たった1本の歯と、軽く見ないようにしましょう。


入れ歯ブリッジだったらどちらがいいでしょうか。

もし一生の「健康」を目標とするならば、初めは入れ歯、その後はインプラントか、歯の再生が理想的です。


>インプラントができたらいいけど

今の年齢は成長期中です。
一生を考えたら、インプラントにしてはいけない時期です。

成長が完全に終わってからにしましょう。
これが世界の常識です。


>インプラントにしたのはおいくつくらいの時でしょうか

一般的に、一生のことを考えたら、20代の後半までは成長期ですから、その後が安全です。

急ぎすぎると後で困ったことになるリスクがありえるからです。


部分入れ歯の実際の使用感でのデメリットなど

自分で外せる構造なので、初めは不安定な違和感があります。
しかし、若いだけにすぐ慣れます。

反面、メリットは大きくて、むしろ外せるだけ両隣の歯磨きが楽になり、一生の計画のもとで設計すると、一生歯を残しやすくなります。

またブリッジは、両隣をかぶせるために、ぐるりと歯を大きく削るリスクがあります。

歯を大きく削ない入れ歯は、後で入れ歯から他の方法に変更するときにもとても有利です。

なお、インレーのような形に小さく削る方法のブリッジは、一生歯を残す目的ならば極めて危険です。

ただし、ごく稀にそれができる場合もありえますから、残った歯の状況と噛み合わせ咬合)の検査を受けましょう。

またその歯は、食べて、体の健康に役立つ大事な歯です。
どれだけ食べられるかの検査(咀嚼機能検査)も、治療前と後に受け比較すると安心です。

6番のように大きな治療の場合、検査を受けた診断のもとに、科学的根拠がある治療を選択しましょう。

例えば大きな病気として、お腹が痛い、腫瘍が疑われる時、切る前にも後にも、念入りに検査をしますよね。
よく検査しないで、試しに切ってみる〜?なんてしませんね。
治したいからですよね。

6番も同じです。
一生の人生がかかっているからです。
治すゴールをきちんと決めましょう。

思いつきや、決めつけとか、好みや名人芸に頼って、試しに治療してみるという、前世紀の古い方法に巻き込まれないようにしましょう。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2020-04-08 13:51:46
インプラントがダメなら、部分入れ歯でしょうね・・・

5番も被さってるとのことですが、その歯の将来も危ないのでは、と心配です。

7番は詰め物で治しているとのことなので、それ以上エナメル質を失うのは避けて欲しいです。

となると、部分入れ歯一択だと思います。

その場合、入れ歯が入るように多少前後の歯を修正してやった方が良いと思います。

そしてここが大事ですが、入れ歯の下の顎堤が細くなり過ぎないように、内面調整には気を付けてもらって下さい。

良くあるのが、抜いたそのままで入れ歯作ってて、顎堤がえぐられていたり、骨が痩せてしまってたりするんです・・・

抜歯した後の顎堤の形を、できる限り現状維持に近い形で保てるように入れ歯の内面を加工していただく、のが良いと思います。

逆に書くと、内面ぴったりに合わせて入れ歯作られて、装着感は良いけれど、経時的に顎堤が痩せるような入れ歯の作り方は避けて欲しい、と言うことなんです。

抜歯したばかりの顎堤は、当然骨の緻密化も途中なので、ぴったりな入れ歯だとその圧力で骨が失われてしまうんです。

良くインプラントしてる歯科医が、入れ歯の後の顎堤が痩せてしまってて、骨造成GBRとか顎堤再建をされたりするんですが、その原因の一つに合わせ過ぎる入れ歯、と言うのもある、と私は思っているくらいですから・・・

ついでに書いてしまいますが、抜歯した後の処置もとても大事で、ただ抜きっぱなしにするのではなくて、そこには骨材、できるだけ生体吸収性の遅いけれど生体安定性が良い素材が良い、と思っています。

そうすることで、顎堤の吸収、痩せることを防止する効果もありますので。


そして、大変でしょうが、できるだけ早くインプラントをされる方が良い、と私は思います。

但し、お若いので、将来の人生の中で、歯の位置、かみ合わせとかの変化があったり、歯冠の修復のし直しはのあると思いますので、それもご理解下さい。

生体は必ず変化します。

それを食い止めることは誰にもできません。

その中での歯の治療、と言う視点もご理解ください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 大志さん
返信日時:2020-04-09 14:36:21
>Dr.ふなちゃん先生

ありがとうございます。

インプラントを将来的にやるとしてもブリッジがいいでしょうか。
入れ歯で7を削った場合、そこを詰めたり銀歯にしたりすることになるのでしょうか。


>さがら先生

ありがとうございます。

20代後半以降、というと10年くらい入れ歯で、そのあとインプラント、ということになるのでしょうか。
ブリッジの場合、7は被せるタイプのものにする方が安全で、一般的ということでしょうか。


>松元先生

ありがとうございます。

5番を治療したのも同じころなので、今回こうなってしまったので結構心配です。
部分入れ歯を入れるときに歯を削るとありますが、詰めたり被せたりするのでしょうか。
回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-04-09 18:39:36
個人的な好みの問題があると思います。
20代で入れ歯を入れたり出したりするのが嫌でなければ一本義歯を好む方や勧める歯科医はおられますからね。

義歯は樹脂を使いますから、前後のバネがかかる歯に汚れが付きやすくなりますから、義歯洗浄剤を必須として樹脂部を真菌や細菌の温床にしないように歯と義歯のお手入れ両方が必要になりますね。

また、欠損部の歯槽骨は吸収していくので案外歯磨きの難易度は高くなると思います。
義歯にされる方がお手入れには気をつけてくださいと言いたいですね。

逆にブリッジにすると保険治療では金属になると思いますが、お手入れは案外楽だと思います。
歯磨き指導を受けられ、スポンジがついたフロスを通したり歯間ブラシでのお手入れが追加されると思います。

またアンレーまたはインレータイプであれば、定期的なチェック&メンテナンスには通院された方がよいでしょう。

費用の工面が出来たら、インプラントにされると良いのではないでしょうか?

長期に放置しておくと、インプラントをする際に支持する骨がなくなっていて、骨造成費用が別途必要になったり外科治療の追加が必要になり大変になる事があります。

抜歯の時に補填剤を入れてもらうと良いですが、自費治療ではないかと思います。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2020-04-10 13:06:42
ご質問ありがとうございます。


>20代後半以降、というと10年くらい入れ歯で、

それが一つの選択肢です。
いろいろあると必ず迷いますよね。

それでは、専門家もしている、確実な選び方を説明しましょう。

誰が選び、誰が実行しても、同じ結果になれば理想的ですね。
これを科学的といいます。

具体的には、根拠がある選択肢です。

科学的な根拠としては、世界中の学者の研究の中から、学会で採用された方法を我々はもっとも信頼できると考えています。
これをシステマティック・レビューといいます。

治療のゴールは、自然で健康な状態にできるだけ近づけることです。

なお、入れ歯の研究は、インプラントブリッジよりも古くから今でも、世界中でもっとも研究されている治療方法です。

したがって、入れ歯のゴールも健康回復ですから、両隣の歯ももちろん、反対側の歯も失わないこと、入れ歯を乗せた顎が痩せないこと、は必須の条件となります。


また成長期の年齢についてもすでに研究されていて、慌ててインプラントをすることはリスクを増やすことになります。


ちなみに、私の回答は個人的な思い込みや名医の個性的な考えではなく、主に、日本補綴歯科学会の考えをお伝えしているだけです。

どうせ受けるなら、これ以上悪化を防ぐ、本当の治療を受けましょう。

選択の根拠を聴きましょう。
そうすれば歯が残ります。


>そのあとインプラント、ということになるのでしょうか。

まだお若いので、今すぐ決めてしまう必要はありません。
まず予防を考えましょう。

これから将来に、インプラントも進歩するかもしれませんし、今ちゃくちゃくと研究中の歯の再生、つまり、自分の歯をそこにもう一度生やす、という治療が実現しているかもしれません。


>ブリッジの場合、7は被せるタイプのものにする方が安全で、一般的ということでしょうか。

世の中ではいろいろな方法が一般的には行われています。

ただ根拠ある研究はかぶせるタイプです。
それでもブリッジはとても難しい治療ですし、ケアもできない人が出ることもあります。


いろいろある方法の、長所・短所と根拠をもれなく説明してもらい、これからどうなれば嬉しいのか?
という気持ちを基準にして選ぶといいでしょう。




タイトル 左下6番の抜歯後、ブリッジか入れ歯かどちらがよいですか?
質問者 大志さん
地域 非公開
年齢 20歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:6番(第一大臼歯)
インプラント治療法
ブリッジ治療法
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい

Total total   今日 今日   昨日 昨日  
現在 人が閲覧中