定期的にメンテナンスをしているが毎年大きな虫歯になってしまう

相談者: Shin.さん (41歳:女性)
投稿日時:2020-05-29 01:11:36
こんばんは。

先日、歯科医院での対応に不信感を抱いてしまい、こちらの掲示板に相談させていただきたく投稿いたしました。
返信いただけると幸いです。


まず、昨年の5月のこと。

右上7番(6番との間)に大きな虫歯が見つかり、長年通っていて初めてクラウンの説明を受けました。
シルバーにすると数年後には確実に虫歯になるとの説明を受け、それならばと思いきってゴールドのクラウンに決めました。


そして今年の2月。

4ヶ月毎の定期メンテナンスで、約一年ぶりのレントゲン撮影を行ったところ、左上6番(7番との間の虫歯。
7番は約3年前に初期虫歯インレー治療済)に治療の必要な虫歯があると指摘を受けました。

虫歯治療終了後、シルバーかゴールドかセラミックのクラウンが必要との説明を受け、これから型取りを行う予定です。


実は一年前の治療時、定期的に診てもらっているのにも関わらず初期虫歯の段階で治療に至らなかったことに不信に思い、先生にわからないものなのかたずねたところ、見つかりにくい場所だったと説明していただきました。

そのため、年齢的なものや自分の生活習慣、虫歯になりやすい体質が原因で、見つけることが困難な虫歯もあり、仕方のないことなのかもしれないと考えることにしました。

しかしながら再び同じような状況で、それも一年経たずして大きな虫歯が見つかった上にクラウンの説明を受けることに。

一度だけであれば、それも去年でなければこれほどまでに再び不信感を抱かなかったかもしれませんが、定期的にメンテナンスとして通っていた意味はあったのかと改めて疑問に感じてしまいました。

この歯科医院はなかなか予約が取れずいつも混んでいることで有名な予防歯科に力を入れている医院でした。

急なキャンセルや定期的に通えないようなら医院側からお断りすることもあると言われ、定期的に通えるか不安になりながらも、この歯科医院に通いたい一心で10年以上前から定期メンテナンスで通っています。

3年前の初期虫歯で治療をし始めた頃からはフロスも習慣づけ、歯科衛生士さんに誉められるほどになっていました。
定期メンテナンスでも、3年前の初期虫歯と去年の治療時以外は問題ないからと4ヶ月毎の予約を取っていたくらいです。

でも、昨年に引き続き今年も自分の歯を大きく削った上にクラウンになってしまうほどの虫歯だなんて…頑張って定期的に通っていただけに、大きなショックを隠しきれません。

定期メンテナンスに通っていても、加齢とともに毎年虫歯になりながら毎年クラウンをするほどの治療を行うことがあるのでしょうか?

となると、定期メンテナンスに加え、毎年の虫歯治療とクラウン(ゴールドやセラミック)で歯科医院代は一年間で10万を越えてしまいます。

一般的な歯科の治療費に、毎年そのくらいの金額をかけるのが普通なのでしょうか?
これから年齢を重ねていく私には全くわからないので、ご意見いただく思います。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-05-29 02:29:46
こんにちは。

最近は予防歯科が人気がありますが保険治療に予防は含まれないと書かれていた時代もありましたから最近はこれは予防ではないのか?という内容でも保険適用されることもあり良い時代になったなぁと思っています。

10年もメンテナンスや予防処置を受けて来られたのは立派ですね。

その結果が大きな虫歯の発見によるクラウンの治療ではさぞ残念な事でしょう。

歯科医からも説明があったように隣接面虫歯は発見し難くよく不信感を抱かれる原因になります。
特に奥歯は見つけにくい事が多いでしょう。

隣接面虫歯を経過観察する際は毎回咬翼法のような撮影方法で隣接面が重ならないように14枚くらいに分けて歯列レントゲン撮影する必要があると言われています。

アメリカではそれをしなければいけない決まり(保険会社の契約で)になっていたと思います。

日本の場合、保険のルールで予防は保険給付外とされていた関係から症状もないのに一度に沢山のレントゲン撮影をする事はできないか又はされていないと思います。
せいぜいパノラマ撮影くらいでしょうか。

もしもレントゲン撮影を毎回沢山されたくないとお考えでしたら赤外線を使った隣接面虫歯の発見装置でスキャンしてもらうとよいでしょう。
装置は数百万するのでほとんどの歯科医院は入れていません。

と言う事で検査が不十分では虫歯の発見は残念ながら遅れます。

しかし、メンテナンスに通院されて来られたのは何か他に良いこともあったのではないかと思いますよ。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-05-29 07:44:39
Shin. さんこんにちは。

定期的にメンテナンスとして通っていた意味はあったのかと改めて疑問に感じ、歯科医院での対応に不信感を抱いてしまったのですね。

患者さんからするとメンテナンスに通っているのにと思われるかもしれませんが、メンテナンスをしていると虫歯にならないわけではありません。

しかし、虫歯が見つかっても比較的早く治療をできるので、神経処置をせずに済むなどのめりっとはあると思います。
痛みが出てからだと神経の処置が必要なこともあります。

また、定期的にメンテナンスを受けているにもかかわらず、虫歯がすぐにできるのであれば、食生活など歯磨き以外の指導も受けられたほうがいいかもしれませんね。

以上はドクター側からの話になりますが、不信感があるのであれば他の歯医者さんセカンドオピニオンや転院して違いを比べてみてはいかがでしょうか?

今通われている歯科医院が混んで人気であれば、それなりに良い歯医者ではないかとは思いますが・・・

回答 回答3
  • 回答者
クレア歯科クリニック(杉並区阿佐谷北)の平岡です。
回答日時:2020-05-29 11:30:05
Shin.さん、こんにちは。



10年も検診に通っていて、虫歯ができてしまったということもそうですが、それが大きくなるまで発見できなかったというのは、ちょっと残念なことですね。

ご存知かと思いますが、予防というのは定期健診に通っていれば達成できるものではありません。
それよりも、普段の清掃状態、生活習慣の方がはるかに影響が大きいです。

予防に対して我々ができることは、「そのお手伝い」なのだと思ってください。

歳とともに、口腔内の環境はだんだん変化していきます。それにあわせて適宜清掃方法もアップデートが必要です。

また、初期むし歯や初期の歯周病などを早期に発見し、その状況を理解してもらい、しかるべき対処を行い、その部分のセルフケアの指導を行うことも必要です。

このようなことが、予防するうえでは大事になってきます。

「お掃除をしました。問題ないですね。また4か月後に。」というような定期健診では、あまり大きな効果は期待できないかと思います。

Shin.さんの定期健診はどのようなものだったでしょうか?



次に虫歯の発見に関してですが、これは一般の方が思っているよりも難しいものです。
虫歯の発見に関しては、治療のスキルと同じく、ドクターごとに大きなスキルの差があります。

虫歯学の本には、虫歯を発見するための大事な項目が書かれていますが、残念ながらそれをきちんと実践しているドクターはあまり多くはないと思います。

それ以前に、ドクターが虫歯のチェックをしないところも多いかもしれません。


もし、Shin.さんが、予防に加えて、早期発見、早期治療ということも目的に定期健診に通われていたのだとしたら、そのクリニックのシステムのせいなのか、個人のスキルのせいなのかはわかりませんが、そのクリニックがShin.さんの希望を満たすことはできないのではと思います。また同じことを繰り返すことが想像されます。

そのクリニックのシステムをかえることはできませんので、Shin.さんの希望を叶えることのできるクリニックを探されることをおすすめします。



ご参考になれば幸いです。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2020-05-29 22:02:42
クラック、ひびから来ている虫歯なんじゃないでしょうか?

その場合、非常にお気の毒ですが、被せる治し方を選択することになるんだろう、と思います。

虫歯は、最近できてるモノではなく、時間掛けて進行するモノなんです。
虫歯は、硬いエナメル質をごく小さい穴、ひびを通り抜けて、中に侵入して象牙質を侵してしまうと言う怖い病気です。

患者さんは、エナメル質が歯の形を保っているので、まず虫歯になっているとは気付きません。

中の象牙質がかなり溶けてなくなってしまって、外側を殻のように覆っているエナメル質が崩れた時に初めて患者さんは虫歯ができた、と気が付くくらいです。

そして、エナメル質が歯の形を保っていると、専門家でも特に上顎の奥歯とかの隣接面では見付けにくいことも少なくありません。

被せモノになる、と言うのがショックだったのだろうと推察しますが、その方が歯の神経歯髄を守るためには良いと言う判断なのでは、と思います。

私は患者さんに良くお話しするんですが、歯髄を守れることが一番重要なことですから、詰めて治せば何でも良いと言う話ではないんですよ、と言うことなんでは、と感じますよ。

せっかく10年以上通われてるんですから、何でも話せる衛生士さんとかおられないんでしょうか?

そう言うスタッフがいれば、お話すれば良いのに、と思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Shin.さん
返信日時:2020-05-31 00:20:12
船橋先生、お忙しいなか、ご回答をくださりありがとうございます。

先生のおっしゃる通りレントゲンは年に一度。あとは口のなかに鏡を入れてカメラで撮影していました。

対応は専任の歯科衛生士さんで、四ヶ月間の様子をたずねられ、基本のメインテナンスを行いますが、気になる歯の箇所があれば念入りに確認してくださいます。

定期メインテナンスでは歯科医師が診てくださることはなく、虫歯の疑いの際に先生の診察→治療です。

予防歯科保険給付外とされていたということは、現在の予防歯科は保険給付内ということで解釈をしましたので、違っていたらご指摘願います。

それでは、単に「歯と歯の間に食べ物がよく詰まる」症状のみでは、レントゲン撮影で確認してもらえないものなのでしょうか?
患者側から不安なのでと依頼をすれば、レントゲン撮影をたくさんしていただけるものなのでしょうか?

患者の状態(過去の虫歯歴、虫歯リスクが高い)だけでは、注意深く調べてもらえないものなのでしょうか?
保険(診療報酬)のことについてはわからないことだらけで、質問ばかりになってしまって申し訳ないです。


3年前に治療した左上7番ですが、この左上の7番と6番の歯の間は昔からよく物が挟まっており、虫歯になる可能性が高いことを指摘されていたため、被せを作ることで食べ物が挟まりにくくなるので検討してみてはどうかと、前の歯科衛生士さんに言われたことがありました。

ただ、その被せも当時の私にとっては高額で、まだ虫歯にもなってはいなかったためにフロスで頑張ることを伝えたのですが、結局は真面目にしないこともあって3年前に虫歯に。

それからは虫歯になるのが怖くなり、しっかりフロスをするようになりましたが。

長年その歯科医院へ通ってはいますが、その間に担当の歯科衛生士と歯科医師が退職のために変更になりました。

でも、子どもたちも同じ先生でお世話になっており、矯正治療もしているため、私も変更することなく通い続けています。

私と歯科衛生士さんはよく会話をしますが、先生との関係性は普通だと思います。
ただ、去年の右上7番の虫歯発見時の説明であったり対応であったりが、私のなかでは不信感を抱かせた原因でもあります。


現在通院中の歯科医院が、たくさんのレントゲン撮影が可能かどうかはこれからたずねてみないことにはわかりません。

私の望む予防対策の対応困難な場合は、船橋先生が教えてくださった赤外線を使った虫歯発見装置で隣接面の虫歯を早期発見を望む場合の歯科医院を検討したいと思いますので、その機械のある歯科医院の探し方を教えていたただけると幸いです。

よろしくお願いいたします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Shin.さん
返信日時:2020-05-31 01:05:47
加藤先生、お忙しいなか、ご回答くださり感謝いたします。

どの先生もおっしゃっている通り虫歯(特に奥歯隣接面)は発見しづらく、メインテナンスで未然に、または初期段階で必ず防げるものではなく、歯科医院に通って専門家に診ていただいていれば100%安心ではない、ということですね。

「予防歯科」という言葉を誤解していたようです。
予防歯科についてしっかり調べて、リスクについても納得した上で定期メインテナンスを受けるべきだったと反省しています。

ところで、虫歯治療の際の神経処置というのはどのような虫歯の状態で処置するものなのでしょうか?

虫歯治療で歯を削った左上6番ですが、治療中の経過は鏡もなく自分では見ることができなかったため舌で確認をしただけなのですが、麻酔をしたこともあり、自分では大きい虫歯に思えました。

削った後にでも鏡を貸していただいて自分で確認をすればよかったなと、今更ながら後悔です。
神経を保護する薬を入れるのでしみることはないとの説明を受けたように記憶しているのですが、それが神経処置にあたりますか?

虫歯がすぐにできている…ことになりますよね。
10年ほど通っていて3年前から1年後毎にすでに3本目。
実感はしていませんでしたが、年齢のせいもあるのかもしれませんね。

食生活指導や歯磨き指導を希望する場合は、自分から申し出ればいいのでしょうか?
それとも、今回で虫歯が3本目ですので、自分から言わなくても歯科衛生士さんや先生から何かしらご提案があるものですか?

また、今後、もし不信感をぬぐい去ることができずセカンドオピニオンを希望する場合は、現在通院中の医院に伝えてから受診する方がいいのでしょうか?

セカンドオピニオンにしても転院にしても、我が子も通っているなかで新しい歯科医院を自分で探すというハードルの高さで既に尻込みしております。

たくさんある歯科医院の中からどう選べばいいのか…よろしければ探し方等、ご指導いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

なお、たくさん患者さんがいる理由のひとつには、矯正治療も行っているためかと思われます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Shin.さん
返信日時:2020-05-31 01:44:14
平岡先生、メンテナンスはアップデートが必要等、目から鱗のご回答の数々を本当にありがとうございます。

そうなんです。

自分では、特に左上の7番の初期虫歯治療後の3年間は、過去にないくらい歯磨きフロスを頑張ってきたつもりでした。
なので、まさかクラウンをするほどの大きな虫歯ができているなんて…と、衝撃もかなり大きかったのです。

私の定期メインテナンスは、ポケットの深さをチェック(特に深くなっていたり出血の状態がいつもと異なる際には教えてくださいます)→歯石除去→歯の表面を専用機器でクリーニング→歯ブラシフッ素塗布が通常だったと記憶しています。

上記の流れのどこかの段階でフロスもしてくださっていました。
あとは一年毎にレントゲン撮影があります。

4ヶ月の間で気になることがあれば、その箇所を念入りに確認してくださいますが、通常メインテナンス時に歯科医師の先生は診察には来られません。

私が見て感じる限りでは、歯科衛生士さんの判断で先生を呼んだり呼ばなかったりのようでした。

ちなみに左上の6番の虫歯はレントゲンを撮ってわかったものなのですが、以前から歯と歯の間に食べ物がよく詰まることは話をしていました。

歯科衛生士さんは、レントゲン写真を見ながら

「虫歯になっていて治療したほうがよさそうなので予約を取りましょう。フロスの引っ掛かりはなかったんですけどねぇ…」

と言われていました。

虫歯になりやすい年齢になりつつあるのに、今までの指導方法が特に変わらないのであれば、もしかすると現在通院中の歯科医院では私の望むメインテナンスはしていただけないのかもしれませんね。
さすがに来年も虫歯の治療でクラウンを…というのは避けたいと思っています。

他の先生方へも同じ質問をしてはいるのですが、よろしければ自分が望むクリニックを探す方法を教えていただければ幸いです。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Shin.さん
返信日時:2020-05-31 02:25:43
松元先生、お忙しいなかでわかりやすいご説明と共にご回答をくださり、ありがとうございます。

クラックというひびからきている虫歯…あのよく見る虫歯の進行状況の絵とは違うということですね。
レントゲンを撮るまで外見からはわからないようでしたので、松元先生が言われる状態だったのかもしれません。

もともと左上の6番と7番の間は食べ物が詰まりやすかったため、フロスをしてもいつも詰まった物が取れるという状態ではありました。

また、3年前に左上7番の治療をした直後は何となくまだ痛い感じがあり、先生に気になると伝えると、先生からは気にならなくなるから大丈夫だと言われていました。

いまだに歯に物が詰まることは昔からであり、何となく痛いような気がすることはあの時に先生が言われていた気のせいなのだと思っていたので、定期メインテナンスで特に歯科衛生士さんに強く訴えることもしていませんでした。

今回、歯髄を守るための処置としてクラウンが最善策ということなのですね。
ただ、同様のことが毎年のように続いて欲しくはないと思っています。

やはり、一番は自分の歯をいつまでも残したいです。

3年前の初期虫歯治療前後だったかと思いますが、担当の歯科衛生士さんが退職で変わりました。
とはいえ、歯科衛生士さんにしても先生にしても、他愛もない話は気にせずにできます。

でも、肝心なことになると素人の私がどのように話したり聞いたらいいのかわからないのもあり、なかなか難しいなと感じています。
それではいけませんよね…
回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-05-31 02:39:53
メンテナンスは保険診療で受けられていましたか?
自費診療で受けられていましたか?

保険診療でのメンテナンスでは10年前からということであれば歯周病病名での長期管理下だったのではないかと想像しています。処置内容からもそんな感じがしますね。
保険請求明細はどうなっていましたか?

衛生士実地指導の請求があれば衛生士による15分の歯ブラシ指導が行われているという内容です。

虫歯の管理はつい数年前から初期虫歯の病名での管理が可能になりました。主に成人のフッ化物塗布が保険で出来るようになったというイメージでしょうか。
それまではオマケで塗布してくれていたのではないかと思います。

レントゲンは、

[10ブロックに病名のつく歯がないと全顎法の撮影となりません。この10枚のほか、8番の撮影、臼歯部がフィルム1枚に収まらない場合(その旨の摘要記載が必要)に枚数が増え、最大で14枚となります。すべての病名が対象です。]

と解説がありますから歯周病病名でのメンテナンスでしょうからパノラマでされていたのだと想像します。
パノラマでは隣接面は重なるので隣接面虫歯の早期発見にはあまり役立たないでしょう。

保険請求は歯科医院が各健康保険組合に行うのですが、差し戻しがあるので傾向診療や過剰診療、他所の歯科医院と比較して著しく高額な請求が不要に行われていると判断されれば指導の対象になる為あまり目立ったメンテナンス内容はできないはずで、基本は何処の歯科医院もほぼ平等で均一な治療内容で診療提供される筈です。

ですから日本の保険制度では虫歯の管理をきちんと行うのは無理ではないかと思います。

メンテナンスはどちらかと言えば歯周病管理に重きをおかれていたのでその流れのまま10年同じような診療内容では無かったですか?

ご年齢からは虫歯だけではなく歯周病の管理はとても大切になってくるだろうと思います。同時に虫歯をたまたま衛生士さんが早めに発見してくれれば大切な歯髄を失わずに済むので通院してよかったという事になるでしょう。

衛生士さんは診断はできませんから歯科医に告げることで診断を受けることに繋がります。

麻酔をしてクラウンの形成がされたとしてもインレーで終える事ができたとしても歯髄が保存出来ればひとまず早く発見してもらえて良かったねという事になると思います。
お受けになった治療は抜髄は必要なかったのではありませんか?

以前から物が挟まりやすかったということですから歯冠形態を変える必要があったのかもしれませんね。
そのあたりは診断によるのでここではわかりません。

おかかりの歯科医に直接お尋ねください。



近赤外線センサーでの隣接面虫歯の早期発見は当院ではNIRIという機能(口腔内スキャナーに搭載されてある機能)を使用しています。他にはメーカー違いでダイアグノカムがあると思います。
いずれも視認して頂くための機器になります。

光センサーを数値化するものにダイアグノデントがありそれらは虫歯の早期発見に特化した機器になります。

予防では病名がつかないのですから自費診療でのメンテナンスしかできないと思います。
大原則の予防に保険は使えないという基本は変わっていません。
検診も同様に自費でと明記されています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Shin.さん
返信日時:2020-06-04 08:51:28
船橋先生、ご丁寧な回答をありがとうございました。

昨日、型取り前の定期メンテナンスで歯科医院へ。
一通りのケア終了後、担当の歯科衛生士さんから4ヶ月毎の検診から3ヶ月検診に制度が変わったとの説明を受けました。

その際に、今後の虫歯が心配な旨を伝え、今までどのような内容のメンテナンスだったのか?今後のケア方法はどうしたらいいのか?など質問したところ、丁寧にこたえてくださいました。

船橋先生のおっしゃるよう、今までは歯周病予防のためのメンテナンスであったことが改めてわかりました。

やはり、私が思っているような虫歯の早期発見・早期治療とまではいかないメンテナンス内容ではありましたが、今回の虫歯は私が思うほど大きくはなく、歯髄保存できていた状態で、どちらかといえば早く発見できていた方だったようです。

去年に続いての虫歯治療だったために不信感も募り、昨日のメンテナンスはとても不安でした。

でも、事前に先生方へご相談させていただき、先生方から丁寧な説明やアドバイスをいただけたおかげで、私自身の気持ちもだいぶ落ち着き、メンテナンスや虫歯に対する考え方、歯科医院に対するイメージ等が変わりました。

もちろん歯周病予防も大切ですが、残念ながら現在の日本の保険診療での健診内容では、私が思うような虫歯を早期発見できるものではないのだということも理解できました。

本心としては、虫歯の早期発見が可能な機器を導入している歯科医院が希望ではありますが、なかなか自分の通いやすい地域にあるとは限らないですもんね…

これからは、今後の予防策も歯科衛生士さんへ相談させてもらいながら、もうしばらく現在の歯科医院でメンテナンスを続けようと思います。

お忙しいなかで私の質問にこたえてくださり、本当にありがとうごさいました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2020-06-04 11:11:28
残念ですが、虫歯に関してそこまで早期発見とかできるのは、世界的に見ても現時点でも余りないでしょう。

早期発見よりも、虫歯を作らない、させない予防の方に頑張ってるのが実際です。

それと言うのも、それだけ虫歯と言うのは患者さんが思うよりも見付けるのが難しく、又見付けたとしても、犠牲になるエナメル質とのバランスで治療がとても難儀になるからです。

早期発見、治療よりも、予防にシフトされること、それには染め出しとかプラークコントロールとかだと思います。

あと余計なことでしょうが、日常での食べているモノ、生活習慣だと思います。

回答 回答7
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-06-04 15:17:47
〉見付けたとしても、犠牲になるエナメル質とのバランスで治療がとても難儀になるからです

うちの医院には近赤外線のエナメル質虫歯の早期発見装置(NIRI)があるのですが、本当に初期の初期のエナメル質虫歯を発見できるので、逆に困りますよ。

虫歯は結局、歯科医ができるのは虫歯の部分を削り取って代用品に変えることしか出来ませんから、エナメル質虫歯へのアプローチがとても困難な部位の場合は健康なエナメル質の多くを余分に削り落とさなければ治療出来ませんから結局、経過観察する事になりますよ。

もちろん、歯科医院によってはエナメル質に限局しているとかんがえられる虫歯でもどんどん治療対象にしていく歯科医院もあるでしょうが、それもどうかなぁーと思いますからね。

エナメル質と象牙質の境を超えていることが確信出来れば治療介入しても良いかなと思いますが、その見極めも個人的には経過観察後にしています。

経過観察中にエナメル質を再石灰化するのか?どんどん虫歯を酷くしていくのか?は結局は患者さんの食べ物だったり歯磨きだったりしますから生活習慣が決め手になるのですよね。

虫歯はエナメル質に限局しているうちは普通の方ならばそんなに急には進みません。

象牙質に進んでも歯髄炎に至る迄には普通の方ならば何年かかかりますし、そうなってから治療しても出来るだけ早期に治療介入した時に歯科医によって治療の為に削り取られる健康な歯質と同じくらいの健康な歯質の失い方で済むわけですから、結局、定期的に歯科医院に通院されて歯科衛生士にここもしかしたら虫歯?ということで歯科医に診断依頼があり歯科医が診断し、治療介入するのとそんなに変わらないと思いますよ。

今はあまりに早期に治療介入するのは推奨されなくなっていますから定期的にメンテナンスに行かれていれば今回のように歯髄が残せてきちんとした治療をリスク少なく受けられるのでそれでよいのではないでしょうか?




タイトル 定期的にメンテナンスをしているが毎年大きな虫歯になってしまう
質問者 Shin.さん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい