[写真あり] 抜髄後5〜8年の銀歯を歯根破折防止のための再治療

相談者: santamoさん (39歳:男性)
投稿日時:2020-06-14 09:02:06
抜髄して5〜8年経過の左上5、6、7番の銀歯(大きいインレーですが、かぶせものではありません)を、歯根破折防止のためにファイバーコア+かぶせものに積極的に治療すべきかのご相談です。
現在特に異常は見受けられないそうです。


きっかけは抜髄して5〜8年経過の右上6番の銀歯(大きめのインレー)が歯根破折したことです。

その歯は抜歯してインプラントにする治療中です。
当該の歯は、頬側と下側の2辺しか歯が残っておらず、その間に銀歯が入っており、物理的に割れやすい力がかかる形状だったそうです。



質問の歯3本は、銀歯は大きいですが、3辺は歯が残っています。
歯根破折の防止には、かぶせものとして割れにくい形状にするという点は理解できます。

しかし、かぶせものにするには今ある歯の部分をかなりの削らないとならず、ファイバーコア+かぶせものにしてもゆくゆく再治療する時がくると考えています。

その場合に歯そのものが少ないことが治療方法の制限につながり、抜歯の選択肢しか残らなくなるのではないかということを懸念しています。


積極的に治療をして歯根破折を防止することを優先するか、現状に異常が見受けられないのであれば歯根破折の可能性はあるが様子を見るか、のどちらかになるとは思うのですが、ご意見を賜りたいです。

よろしくお願いいたします。

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回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-06-15 09:55:30
こんにちは。


ご不安を色々お感じになられているのは右上6番のインレーを入れていた歯根が破折し抜歯に至ったからなのですね?

そういう事があると動転されるでしょうから他の歯もこの際やり直したいとご希望されるようになるのはよく理解出来ます。


他のご質問にありましたが、舌の真ん中に大きな筋がありませんか?画像が暗すぎて写りも悪いのではっきりとはわかりませんでしたが、低位舌という機能的な問題があるのではないかと思いました。

この場合は、特に睡眠時に舌で気道を塞ぐ傾向があるため食いしばったり歯ぎしりをする事に繋がり、それが歯にとって破壊的な力になると思います。


日中に舌をよく動かす(良い姿勢で時間をかけて楽しくお食事をしたりお話しをするとか、身体のストレッチをする等)事がないならば意識して舌の機能訓練を行なうと力のコントロールにつながる可能性があります。


また、日中TCHも意識され認知行動療法により歯を当てる筋肉を不活化するという事もよい結果に繋がるかもしれません。

力のコントロールが出来れば修復物に関するトラブルの多くは回避出来ますからね。



2級インレーが入っているようですが、歯根部は何も加強されていないのでしょうか?

インレーを除去してみなければ内部に二次虫歯があるかどうかはわかりませんが、同じ歯科医院の治療であれば一番治療しやすい部位を除去してみれば、だいたいどんな治療程度なのか?が想像できるように思います。


全ての治療をやり直す必要があるのか?はわかりませんが、歯科医とよく話し合ってとりあえず一本行ってから他の歯についても考えてみる程度で良いのではないでしょうか?


保険治療では基本的に予防治療は認められていませんから自費治療になるのではないかと思います。

歯を削ると歯の硬さがよくわかりますからこれならばしっかりした歯質は出来るだけ残したほうが良いとか、これは削って冠にしたほうが良いなとかの最終判断につながる時もあります。

予防治療は確定事項が無いため制度として保険治療で最初か認められないのは正解だと思います。
不要に医療費が増大しますからね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-06-15 09:55:37
あくまでも私見ですが…

歯根破折のリスクを回避したいという事であれば、今のままでも構わないような気がします。


インレータイプは「歯冠破折のリスク」はありますが「歯根破折のリスク」は低いように思います。

むしろ、「深くて長いコア」にすることで歯根破折のリスクは高くなります。


万が一、歯冠破折が起きたとしても、その時にクラウンタイプに作り替えれば済むことが多いですが、歯根破折を起こしてしまった場合、抜歯の可能性が高くなります。


総じて、破折のリスクを考えるのであれば「被せ物の種類」よりも「力のコントロール」に重きを置いて考えた方がよろしいような気がします。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: santamoさん
返信日時:2020-06-15 23:56:03
Dr.ふなちゃん先生
櫻井先生

お忙しいところ、貴重なご意見ありがとうございます。


低位舌という言葉を初めて耳にいたしました。
口をふさいだ時の舌の位置や舌の表面が白いこと、子供の時から鼻が悪かったことなどから低位舌のように思われます。

かかりつけの歯医者さんともう一度よく相談し、力のコントロールについても伺ってみようと思います。



歯根部の加強の有無は、転勤前の治療のためわかりません。
写真のレントゲンはおよそ一カ月前のものです。

こちらでお気づきのことがあればぜひとも承りたいです。
かかりつけの歯医者さんの話ですと、根管治療の薬は白く映るが、左上6番のところは色が薄く、判断しづらいということでした。


よろしくお願いいたします。

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回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-06-19 07:22:35
パノラマからは土台は入っていないように見えますね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: santamoさん
返信日時:2020-06-22 16:42:21
ふなちゃん先生

お忙しいところ御意見ありがとうございます。
担当医さんとよくお話しし、検査していただこうと思います



タイトル [写真あり] 抜髄後5〜8年の銀歯を歯根破折防止のための再治療
質問者 santamoさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ その他(歯科治療関連)
その他(写真あり)
歯根破折
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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