[写真あり] 25年以上前に神経を抜いた歯の再根管治療、抜歯について
相談者:
フィットさん (53歳:男性)
投稿日時:2020-08-31 12:56:02
お世話になっております。
・25年以上前に神経を抜いた左下顎大臼歯(7番)について
症状が出たのは今年が初めてで、4,8月にそれぞれ1回ずつ痛みがありました。
【症状】
噛んだ時の痛み、じんじんする痛み、歯茎にフィステルができていました。
膿が出た後、徐々に痛みは治まり、噛んだ時の違和感がある程度になりました。
フィステルもだいぶ小さくなりました。(画像2)
大学病院の歯内療法科で再根管治療(保険内治療)を受ける予定ですが、(保険内治療の一般的な話として)
1.被せもの、ポストコア(一体型かもしれません)は外せない可能性はありますでしょうか?
(画像から判断しての推測でかまいません)
2.大学病院の保険内治療では、レントゲン(画像1はパノラマですが、デジタルで局所的なレントゲンはとって頂いています)のみで、病巣の有を判断して、被せもの、ポストコアを外すのでしょうか?
3.また、大学病院の保険内治療では、外した後で根の長さを測ったり、より精密な検査は行わずに再根管治療を始めるのが一般的な治療法でしょうか?
4.予約状況から1か月間隔で3〜4回を行うようです。
もし、4回を行うとしたら、治療中の4か月間、食事等で左奥歯を噛まないように気を使い続けることになりますでしょうか?
5.治療するにあたり薬をつめて仮蓋をするのを繰り返すそうですが、治療間隔が長いと薬はどんなものが使用される可能性が高いのでしょうか?
また、発がん性の高い「クロロホルム」、「ホルマリン系」の薬を使用されることはあるのでしょうか?
6.大学病院に関わず、根の病巣が小さくなるのがレントゲンやCTで分かるのはどのくらいの期間が掛かるのでしょうか?
病巣がなくなるのが確認できる前に、土台や被せものをつけてしまうのでしょうか?
7. 銀のかぶせものをしていると、MRIに影響がありますでしょうか?
8.抜歯になった場合、インプラントやブリッジなどせずに、抜歯したままでいる場合、デメリットはありますでしょうか?
また、生命の危険を伴うようなデメリットはありますでしょうか?
画像1 画像2
・25年以上前に神経を抜いた左下顎大臼歯(7番)について
症状が出たのは今年が初めてで、4,8月にそれぞれ1回ずつ痛みがありました。
【症状】
噛んだ時の痛み、じんじんする痛み、歯茎にフィステルができていました。
膿が出た後、徐々に痛みは治まり、噛んだ時の違和感がある程度になりました。
フィステルもだいぶ小さくなりました。(画像2)
大学病院の歯内療法科で再根管治療(保険内治療)を受ける予定ですが、(保険内治療の一般的な話として)
1.被せもの、ポストコア(一体型かもしれません)は外せない可能性はありますでしょうか?
(画像から判断しての推測でかまいません)
2.大学病院の保険内治療では、レントゲン(画像1はパノラマですが、デジタルで局所的なレントゲンはとって頂いています)のみで、病巣の有を判断して、被せもの、ポストコアを外すのでしょうか?
3.また、大学病院の保険内治療では、外した後で根の長さを測ったり、より精密な検査は行わずに再根管治療を始めるのが一般的な治療法でしょうか?
4.予約状況から1か月間隔で3〜4回を行うようです。
もし、4回を行うとしたら、治療中の4か月間、食事等で左奥歯を噛まないように気を使い続けることになりますでしょうか?
5.治療するにあたり薬をつめて仮蓋をするのを繰り返すそうですが、治療間隔が長いと薬はどんなものが使用される可能性が高いのでしょうか?
また、発がん性の高い「クロロホルム」、「ホルマリン系」の薬を使用されることはあるのでしょうか?
6.大学病院に関わず、根の病巣が小さくなるのがレントゲンやCTで分かるのはどのくらいの期間が掛かるのでしょうか?
病巣がなくなるのが確認できる前に、土台や被せものをつけてしまうのでしょうか?
7. 銀のかぶせものをしていると、MRIに影響がありますでしょうか?
8.抜歯になった場合、インプラントやブリッジなどせずに、抜歯したままでいる場合、デメリットはありますでしょうか?
また、生命の危険を伴うようなデメリットはありますでしょうか?
画像1 画像2
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2020-08-31 14:27:28
こんにちは。
>1.被せもの、ポストコア(一体型かもしれません)は外せない可能性はありますでしょうか?(画像から判断しての推測でかまいません)
それ程難しくないと思います。
コアを除去しての根管治療 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=270
>2.大学病院の保険内治療では、レントゲン(画像1はパノラマですが、デジタルで局所的なレントゲンはとって頂いています)のみで、病巣の有を判断して、被せもの、ポストコアを外すのでしょうか?
治療しようとすればコアをはずさなくてはなりません。
>3.また、大学病院の保険内治療では、外した後で根の長さを測ったり、より精密な検査は行わずに再根管治療を始めるのが一般的な治療法でしょうか?
精密な検査がどのようなことを指しているのかわかりませんが根長測定は必須です。
>4.予約状況から1か月間隔で3〜4回を行うようです。もし、4回を行うとしたら、治療中の4か月間、食事等で左奥歯を噛まないように気を使い続けることになりますでしょうか?
冠を外せば低くなるので咬むことはできませんし患者さんも咬もうとは思わないように思います。
>5.治療するにあたり薬をつめて仮蓋をするのを繰り返すそうですが、治療間隔が長いと薬はどんなものが使用される可能性が高いのでしょうか?
通常水酸化カルシュウム製剤です。
>6.大学病院に関わず、根の病巣が小さくなるのがレントゲンやCTで分かるのはどのくらいの期間が掛かるのでしょうか?
半年たてばレントゲンで確認できます。
治癒の確認 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3661
小臼歯 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3444
前歯 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3596
>病巣がなくなるのが確認できる前に、土台や被せものをつけてしまうのでしょうか?
治癒が確認できればコアを築造して補綴します。
>7. 銀のかぶせものをしていると、MRIに影響がありますでしょうか?
無いとは言えないですが、よくわかりません。
>8.抜歯になった場合、インプラントやブリッジなどせずに、抜歯したままでいる場合、デメリットはありますでしょうか?
咬む歯がなくなることと対合歯が提出してくることでしょうか。
> また、生命の危険を伴うようなデメリットはありますでしょうか?
ありません。
>1.被せもの、ポストコア(一体型かもしれません)は外せない可能性はありますでしょうか?(画像から判断しての推測でかまいません)
それ程難しくないと思います。
コアを除去しての根管治療 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=270
>2.大学病院の保険内治療では、レントゲン(画像1はパノラマですが、デジタルで局所的なレントゲンはとって頂いています)のみで、病巣の有を判断して、被せもの、ポストコアを外すのでしょうか?
治療しようとすればコアをはずさなくてはなりません。
>3.また、大学病院の保険内治療では、外した後で根の長さを測ったり、より精密な検査は行わずに再根管治療を始めるのが一般的な治療法でしょうか?
精密な検査がどのようなことを指しているのかわかりませんが根長測定は必須です。
>4.予約状況から1か月間隔で3〜4回を行うようです。もし、4回を行うとしたら、治療中の4か月間、食事等で左奥歯を噛まないように気を使い続けることになりますでしょうか?
冠を外せば低くなるので咬むことはできませんし患者さんも咬もうとは思わないように思います。
>5.治療するにあたり薬をつめて仮蓋をするのを繰り返すそうですが、治療間隔が長いと薬はどんなものが使用される可能性が高いのでしょうか?
通常水酸化カルシュウム製剤です。
>6.大学病院に関わず、根の病巣が小さくなるのがレントゲンやCTで分かるのはどのくらいの期間が掛かるのでしょうか?
半年たてばレントゲンで確認できます。
治癒の確認 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3661
小臼歯 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3444
前歯 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3596
>病巣がなくなるのが確認できる前に、土台や被せものをつけてしまうのでしょうか?
治癒が確認できればコアを築造して補綴します。
>7. 銀のかぶせものをしていると、MRIに影響がありますでしょうか?
無いとは言えないですが、よくわかりません。
>8.抜歯になった場合、インプラントやブリッジなどせずに、抜歯したままでいる場合、デメリットはありますでしょうか?
咬む歯がなくなることと対合歯が提出してくることでしょうか。
> また、生命の危険を伴うようなデメリットはありますでしょうか?
ありません。
相談者からの返信
相談者:
フィットさん
返信日時:2020-08-31 18:44:06
山田先生様
お忙しいところご回答ありがとうございます。
追加で教えてください。
<1の回答に関して>
コアを除去に関しては、奥歯なので、歯科医師がやりづらく、相当な時間がかかることと、歯根破折を危惧してます。
歯根破折は頻繁にあるのでしょうか?
<3の回答に関して>
コア除去後の精密な検査とは、保険内治療内で拡大鏡、マイクロスコープ、CT等で歯や根の状態(歯根破折)を確認してから、再根管治療を始めるのでしょうか?
<5の回答に関して>
もし治療間隔が短い(1〜2週間)と薬剤は、次亜塩素酸ナトリウムになるのでしょうか?
また、次亜塩素酸ナトリウムは保険外でしょうか?
<6の回答に関して>
治療開始後、約6か月待って、治癒が確認できないとコアを築造しないで、抜歯になるのでしょうか?
お忙しいところご回答ありがとうございます。
追加で教えてください。
<1の回答に関して>
コアを除去に関しては、奥歯なので、歯科医師がやりづらく、相当な時間がかかることと、歯根破折を危惧してます。
歯根破折は頻繁にあるのでしょうか?
<3の回答に関して>
コア除去後の精密な検査とは、保険内治療内で拡大鏡、マイクロスコープ、CT等で歯や根の状態(歯根破折)を確認してから、再根管治療を始めるのでしょうか?
<5の回答に関して>
もし治療間隔が短い(1〜2週間)と薬剤は、次亜塩素酸ナトリウムになるのでしょうか?
また、次亜塩素酸ナトリウムは保険外でしょうか?
<6の回答に関して>
治療開始後、約6か月待って、治癒が確認できないとコアを築造しないで、抜歯になるのでしょうか?
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2020-09-05 13:25:46
>歯根破折は頻繁にあるのでしょうか?
歯根破折はそう頻繁にあるものではないと考えています。
個人的はコアをはずす時の歯根破折は経験ありません、コアをはずしたら歯根破折だったという経験はごく稀ですがないわけではありません、この場合コアはすぐに外れるのですぐわかります。
>保険内治療内で拡大鏡、マイクロスコープ、CT等で歯や根の状態(歯根破折)を確認してから、再根管治療を始めるのでしょうか?
私の場合はコアをはずしたらクラックがないかどうか調べてから治療を進めます、必要であればマイクロスコープで精査します、ただし見落としたことはあります、CTは持ち合わせがありません。
>次亜塩素酸ナトリウムは保険外でしょうか?
次亜塩素酸ナトリウムは基本的には使いません、使ったとしても保険内になります。
>約6か月待って、治癒が確認できないとコアを築造しないで、抜歯になるのでしょうか?
予後不良なら意図的再植あるいは接着再植を考えます。
歯根破折はそう頻繁にあるものではないと考えています。
個人的はコアをはずす時の歯根破折は経験ありません、コアをはずしたら歯根破折だったという経験はごく稀ですがないわけではありません、この場合コアはすぐに外れるのですぐわかります。
>保険内治療内で拡大鏡、マイクロスコープ、CT等で歯や根の状態(歯根破折)を確認してから、再根管治療を始めるのでしょうか?
私の場合はコアをはずしたらクラックがないかどうか調べてから治療を進めます、必要であればマイクロスコープで精査します、ただし見落としたことはあります、CTは持ち合わせがありません。
>次亜塩素酸ナトリウムは保険外でしょうか?
次亜塩素酸ナトリウムは基本的には使いません、使ったとしても保険内になります。
>約6か月待って、治癒が確認できないとコアを築造しないで、抜歯になるのでしょうか?
予後不良なら意図的再植あるいは接着再植を考えます。
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2020-09-05 13:44:01
Q1
簡単だと思います。
ひょっとすると少しこじるだけでポコっと外れるかもしれないと思います。
なぜかというとレントゲン上でコアの周囲に透過像らしき黒い影があるように思います。
もしもこの黒い影が虫歯だとするとこの歯を残すことが難しい場合があると思います。
Q2
あと歯周ポケット検査とか打診痛の確認ぐらいだと思います。
Q3
歯根長をはかる手段としてはレントゲンとEMRだと思います。
Q4
仮歯を入れてくれることもあると思います。
メタルコアとクラウンが別々であれば外したクラウンを仮歯として使う方法もあると思います。
あまり硬いものはかまないほうが無難です。
Q5
どうなんでしょうね?
大学病院によっても違うかもしれないし、歯科医によっても違うと思います。
治療前に一言聞くだけですね。
Q6
1月ごとだと早ければ根管充填時には変化が現れることもありえると思います。
また病変の縮小化を確認するためのCTは普通推奨されていないと思います。
>病巣がなくなるのが確認できる前に、土台や被せものをつけてしまうのでしょうか?
これも担当医に聞くべき問題かと
>歯根破折は頻繁にあるのでしょうか?
メタルコアが歯根まで延長されていないので除去時に歯根破折することほぼないと思います。
>保険内治療内で拡大鏡、マイクロスコープ、CT等で歯や根の状態(歯根破折)を確認してから、再根管治療を始めるのでしょうか?
拡大鏡もマイクロも無ければ使えませんし、マイクロの台数が少なければいつもいつも使えるわけではないと思います。
その大学の体制次第ですのでこれも担当医か診療科の受付に聞くべき質問だと思います。
>次亜塩素酸ナトリウムは保険外でしょうか?
ふつうは保険適応の薬だと思います。
>治療開始後、約6か月待って、治癒が確認できないとコアを築造しないで、抜歯になるのでしょうか?
治癒の定義にはいろいろあると思います。
また治療のゴールも歯科医にとって違うし患者さんによっても大きく違うと思います。
一番厳しい成功の基準でなくてもちゃんとその歯が使えれば抜歯の必要はないと思います。
透過像がすべて消えて歯根膜腔がすべて確認できて全くの無症状なんてところを私は目指していないので。
簡単だと思います。
ひょっとすると少しこじるだけでポコっと外れるかもしれないと思います。
なぜかというとレントゲン上でコアの周囲に透過像らしき黒い影があるように思います。
もしもこの黒い影が虫歯だとするとこの歯を残すことが難しい場合があると思います。
Q2
あと歯周ポケット検査とか打診痛の確認ぐらいだと思います。
Q3
歯根長をはかる手段としてはレントゲンとEMRだと思います。
Q4
仮歯を入れてくれることもあると思います。
メタルコアとクラウンが別々であれば外したクラウンを仮歯として使う方法もあると思います。
あまり硬いものはかまないほうが無難です。
Q5
どうなんでしょうね?
大学病院によっても違うかもしれないし、歯科医によっても違うと思います。
治療前に一言聞くだけですね。
Q6
1月ごとだと早ければ根管充填時には変化が現れることもありえると思います。
また病変の縮小化を確認するためのCTは普通推奨されていないと思います。
>病巣がなくなるのが確認できる前に、土台や被せものをつけてしまうのでしょうか?
これも担当医に聞くべき問題かと
>歯根破折は頻繁にあるのでしょうか?
メタルコアが歯根まで延長されていないので除去時に歯根破折することほぼないと思います。
>保険内治療内で拡大鏡、マイクロスコープ、CT等で歯や根の状態(歯根破折)を確認してから、再根管治療を始めるのでしょうか?
拡大鏡もマイクロも無ければ使えませんし、マイクロの台数が少なければいつもいつも使えるわけではないと思います。
その大学の体制次第ですのでこれも担当医か診療科の受付に聞くべき質問だと思います。
>次亜塩素酸ナトリウムは保険外でしょうか?
ふつうは保険適応の薬だと思います。
>治療開始後、約6か月待って、治癒が確認できないとコアを築造しないで、抜歯になるのでしょうか?
治癒の定義にはいろいろあると思います。
また治療のゴールも歯科医にとって違うし患者さんによっても大きく違うと思います。
一番厳しい成功の基準でなくてもちゃんとその歯が使えれば抜歯の必要はないと思います。
透過像がすべて消えて歯根膜腔がすべて確認できて全くの無症状なんてところを私は目指していないので。
相談者からの返信
相談者:
フィットさん
返信日時:2020-09-05 16:59:56
相談者からの返信
相談者:
フィットさん
返信日時:2020-09-05 17:03:19
相談者からの返信
相談者:
フィットさん
返信日時:2020-09-07 12:23:26
大学病院の歯科医師に下記について、私から説明しました。
1.25年以上前に神経を取った歯で、今年になって2度ほど、強い痛み、歯茎にフィステルができたこと、現時点の症状として、噛んだ時の違和感、歯茎が若干腫れていることは説明済。(歯茎の腫れは画像2を参照)
2.保険内治療を希望しました。
大学病院の歯科医師からは下記の説明を受けました。
(一部、私の質問に対して、歯科医師の回答も含む)
1.レントゲン(画像1のパノラマでなく、局所的なデンタルレントゲン)を確認し、画像1で囲った部分は病巣がどうか不明だが、根の先に小さな病巣があるのは間違えない。
2.画像1で囲った部分は病巣については、保険内治療では治療前にはCT検査は必要ない。
3.歯の中を確認 (被せものは外していない)し、大きな差し歯があり、歯が残せるかどうかは外してみないと分からない。
また、外してみないと折れているかどうか、虫歯になっているかわからない。
4.ラバーダムは使うが、歯の形態によっては、使用できない場合もある。
5.マイクロスコープを必要に応じて使用する。
6.治療するリスクの説明もありました。
・治療後、かえって痛みが増すこともある(通常は、抗生物質、痛み止めで数日で治まる)
・被せものを外してみて、歯根等が折れていれば、抜歯になる可能性が高い。
・再根管治療を月1回程度の間隔で3〜4回やって、改善傾向になければ抜歯になる可能性もある。
大学病院の歯科医師の結論としては、
・症状が落ち着いているのであれば、必ずしもすぐに再根管治療を始める必要はありません。
・再根管治療をするかどうか患者さんの意向を優先します。
ということでした。
私が心配なのは再根管治療をしないでおくと、どんどん病巣が広がり、顎の骨がとけたり、菌が全身に回り、生命に危険を及ぼすような状態になってしまう可能性を危惧しています。
もし、上記の状況で、先生方が患者の立場だったら、すぐに再根管治療を受けますでしょうか?
また、画像1で〇で囲った部分に悪性腫瘍ができることは考えにくいですか?
1.25年以上前に神経を取った歯で、今年になって2度ほど、強い痛み、歯茎にフィステルができたこと、現時点の症状として、噛んだ時の違和感、歯茎が若干腫れていることは説明済。(歯茎の腫れは画像2を参照)
2.保険内治療を希望しました。
大学病院の歯科医師からは下記の説明を受けました。
(一部、私の質問に対して、歯科医師の回答も含む)
1.レントゲン(画像1のパノラマでなく、局所的なデンタルレントゲン)を確認し、画像1で囲った部分は病巣がどうか不明だが、根の先に小さな病巣があるのは間違えない。
2.画像1で囲った部分は病巣については、保険内治療では治療前にはCT検査は必要ない。
3.歯の中を確認 (被せものは外していない)し、大きな差し歯があり、歯が残せるかどうかは外してみないと分からない。
また、外してみないと折れているかどうか、虫歯になっているかわからない。
4.ラバーダムは使うが、歯の形態によっては、使用できない場合もある。
5.マイクロスコープを必要に応じて使用する。
6.治療するリスクの説明もありました。
・治療後、かえって痛みが増すこともある(通常は、抗生物質、痛み止めで数日で治まる)
・被せものを外してみて、歯根等が折れていれば、抜歯になる可能性が高い。
・再根管治療を月1回程度の間隔で3〜4回やって、改善傾向になければ抜歯になる可能性もある。
大学病院の歯科医師の結論としては、
・症状が落ち着いているのであれば、必ずしもすぐに再根管治療を始める必要はありません。
・再根管治療をするかどうか患者さんの意向を優先します。
ということでした。
私が心配なのは再根管治療をしないでおくと、どんどん病巣が広がり、顎の骨がとけたり、菌が全身に回り、生命に危険を及ぼすような状態になってしまう可能性を危惧しています。
もし、上記の状況で、先生方が患者の立場だったら、すぐに再根管治療を受けますでしょうか?
また、画像1で〇で囲った部分に悪性腫瘍ができることは考えにくいですか?
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-09-11 22:20:31
こんにちは。
25年前の根管治療であればまだFCを使って根管治療を適当に行って終わるという事がされていたのではないかと充填の様子から想像します。
また、メタルがよく使われていましたからアマルガムなのか?
銀合金なのかはわかりませんがかなり大きな金属を土台部分に詰めた上で金銀パラジウム合金かな?と
思われる金属の冠がつけられているのでしょう。
歯冠長が短めですから場合によっては土台の一部も冠と一体のものか?
連結冠かもしれません。
もちろん単冠修復も可能だったでしょう。
3はそうだろうと思います。
メタル修復の場合、レントゲン検査では映らないですから外してみてアララということはあり得ると思いますから、治療に伴うリスクはしっかり伝えられていると思いました。
〉私が心配なのは再根管治療をしないでおくと、どんどん病巣が広がり、顎の骨がとけたり、菌が全身に回り、生命に危険を及ぼすような状態になってしまう可能性を危惧しています。
どんどん病巣が広がるかもしれませんが、どこかでは止まるでしょう。
止まらない場合は抗生剤で炎症の原局化をはかることになると思います。
生命に危険が及ぶのは、糖尿病等の酷い代謝障害があったり免疫力がかなり弱っていて体力が落ちていて抗生剤が効かない時でしょう。
〉上記の状況で、先生方が患者の立場だったら、すぐに再根管治療を受けますでしょうか?
通常は根管治療を受けると思います。
放置しておいても治らないですよね?
そしてまだ治せる可能性が高そうです。
〉画像1で〇で囲った部分に悪性腫瘍ができることは考えにくいですか?
根管治療が不十分ですから感染根管からの炎症ではないかと考えるのは妥当のように思います。
何か悪性腫瘍の所見を指摘されていますか?
25年前の根管治療であればまだFCを使って根管治療を適当に行って終わるという事がされていたのではないかと充填の様子から想像します。
また、メタルがよく使われていましたからアマルガムなのか?
銀合金なのかはわかりませんがかなり大きな金属を土台部分に詰めた上で金銀パラジウム合金かな?と
思われる金属の冠がつけられているのでしょう。
歯冠長が短めですから場合によっては土台の一部も冠と一体のものか?
連結冠かもしれません。
もちろん単冠修復も可能だったでしょう。
3はそうだろうと思います。
メタル修復の場合、レントゲン検査では映らないですから外してみてアララということはあり得ると思いますから、治療に伴うリスクはしっかり伝えられていると思いました。
〉私が心配なのは再根管治療をしないでおくと、どんどん病巣が広がり、顎の骨がとけたり、菌が全身に回り、生命に危険を及ぼすような状態になってしまう可能性を危惧しています。
どんどん病巣が広がるかもしれませんが、どこかでは止まるでしょう。
止まらない場合は抗生剤で炎症の原局化をはかることになると思います。
生命に危険が及ぶのは、糖尿病等の酷い代謝障害があったり免疫力がかなり弱っていて体力が落ちていて抗生剤が効かない時でしょう。
〉上記の状況で、先生方が患者の立場だったら、すぐに再根管治療を受けますでしょうか?
通常は根管治療を受けると思います。
放置しておいても治らないですよね?
そしてまだ治せる可能性が高そうです。
〉画像1で〇で囲った部分に悪性腫瘍ができることは考えにくいですか?
根管治療が不十分ですから感染根管からの炎症ではないかと考えるのは妥当のように思います。
何か悪性腫瘍の所見を指摘されていますか?
相談者からの返信
相談者:
フィットさん
返信日時:2020-09-12 18:22:17
回答5
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-09-12 20:41:43
〉再根管治療を受けても問題ないのでしょうか?
問題やリスクについてはしっかり説明を受けておられるようですね。
メタルが入っていると外してみなければわからない事は多いです。
CTも上手く映らない可能性があるのかもしれませんね。
(機種によりそうですけど)
問題やリスクについてはしっかり説明を受けておられるようですね。
メタルが入っていると外してみなければわからない事は多いです。
CTも上手く映らない可能性があるのかもしれませんね。
(機種によりそうですけど)
相談者からの返信
相談者:
フィットさん
返信日時:2020-09-19 20:33:40
タイトル | [写真あり] 25年以上前に神経を抜いた歯の再根管治療、抜歯について |
---|---|
質問者 | フィットさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 53歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の失敗・再治療 その他(写真あり) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。