大小の虫歯が多数、将来が不安

相談者: うあはげさん (32歳:女性)
投稿日時:2021-03-10 23:47:11
お恥ずかしい話ですが、家庭環境が悪く歯磨きの習慣がないまま成人しました。

小さいうちに銀歯を入れたところが再発したり、醜形恐怖症から鬱状態になり歯のケアができない時期が長く続き、大小の虫歯がほぼ全ての歯にある状態です。
親知らず以外は抜歯していないものの不安でたまりません。


現在は一念発起し、まずは1番大きな虫歯治療に取り掛かっています。
幸い歯周病にはかかっていないそうなので日々の歯磨きを見直して頑張っています。
主治医からは

「将来のメンテナンスよりも今は精度の高い治療を受けて安心するべき」

と言われていますが、やはり怖いです。



これからのケア次第で小さくレジン充填した虫歯の再発を防ぐことはできるのか?

歯の質がある程度残っていれば還暦くらいまでは20本以上歯を残すことができるのか?

また、あまり思い悩みすぎるのもダメなのか…?


アドバイスをいただけたらと思います。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2021-03-11 07:00:01
うあはげ さん、こんにちは。

>主治医からは
>「将来のメンテナンスよりも今は精度の高い治療を受けて安心するべき」
>と言われていますが、やはり怖いです。

大きな不安を抱えたまま治療に踏み切るのは、如何なものかと思います。


また、どんなに精度が高い治療を受けたとしても、何れ、必ず、修復物が劣化してくるものと想定されます。

歯科医師に依って様々な考え方があるかとは思いますが、「大小の虫歯がほぼ全ての歯にある状態」なのでしたら、私は、「将来のメンテナンス」よりも、「今は精度の高い治療」よりも、まずは、「生活習慣の見直しと是正を徹底すること」を最優先にすべきと考えます。

そうでなければ、新たな、また、二次的な虫歯が発現してしまうのが、容易に想像できます。



>家庭環境が悪く歯磨きの習慣がないまま成人しました。
>日々の歯磨きを見直して頑張っています。

もしかして、虫歯の主たる原因が歯磨き不足だと思ってはいませんか。

間食や飲料を含む食品の摂り方の方が、圧倒的に虫歯の発生に関与しますから、その辺りについて、よく指導していただくのが良いように思います。

中には、自分流で対応を試みようと考える方もいらっしゃるようですが、殆どの場合、上手くいかないように思います。


私だったら、痛みや腫れなど緊急性が無いのであれば、実際の修復治療に入る以前に、どうして今の状態に至ってしまったのかを鑑み、昔ながらの「プラークコントロール」や「間食や飲料を含む食品の摂り方」はもとより、「力のコントロール」や「栄養のコントロール」など、生活習慣の改善についての「予防プログラム」に、数カ月〜半年は掛けるかもしれません。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うあはげさん
返信日時:2021-03-11 07:36:34
小林先生

ご回答ありがとうございました。


> もしかして、虫歯の主たる原因が歯磨き不足だとか思っていませんか。

以前の私はその通りでした。
説明不足ですみません。現在は悪い環境から抜け出して生活習慣を改めています。

それまでは数十年間ずっと睡眠も4時間程度・間食を常に勧められる(断ると激昂される)・人が箸を付けたものを食卓に出される・身体の特徴をからかわれる…など続いてえました。

そのストレスから歯を食いしばったり部屋から出れなくなったりするのが日常になっていました
。歯以外にも肩こり耳鳴り、体重の極端な増減など複数の症状が常にある状態でした。


最近環境が変わり急激に歯の食いしばりが減り、ハッとしたことから治療を一念発起した次第です。

自分では間食を控え、適度な運動、暴食に繋がるようなストレスをためない…など生活習慣を変える努力をしています。
その上で主治医にアドバイスを求めたところ

「まずは1番ひどい歯に精度の高い治療をして安心しましょう」

という言葉を貰いました。



また、ご回答を受けて、小さい頃に虫歯になったことを

「お前の歯磨きをする努力不足。汚い」

と家族から言われたことを思い出しました。
そうしたことが歯磨きに固執する一因だったように思います。


視野を狭くせず生活習慣の是正を徹底しようと思います。
ありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-03-11 09:48:13
こんにちは。

あまり良くない修復物であっても歯を当てすぎなければかなり長い期間精密な治療でなくても問題なく過ごせます。
TCHの考え方や力のコントロールは大切です)
ですから一番いけないのはストレスや身体的な問題でしょう。


また、局所的な視点からはやはり歯面に細菌の巣窟を作っていると歯面が荒れて歯磨きで細菌を取りにくい状態になりますから汚くしているより綺麗な歯面を維持し続ける事はかなり大切になります。

歯を当てないためには顔やお口周りの筋肉をしっかり使い、丁寧に食べ、よく笑い、よくお喋りすること、姿勢よく過ごしよい呼吸をすることです。

お口の筋肉特に舌の筋肉がうまく機能しなくなると緩衝能の高い唾液も出にくくなりますから歯面がネバつき虫歯も増えます。


ネグレクトや育児放棄や親の経済状態と子どもの虫歯の数には関係があると言われています。

良い環境作りは健康的に過ごすにはとても大切です。

また食べ物や食べ方に関心を持つ事は健康につながります。


歯科治療は保険でもかなりの範囲カバーされていますから無理がない範囲で丁寧に治療してもらいメンテナンスに通院するという選択もあると思います。

1本だけに精度の高い治療(これは何ですか?自費治療ということですか?保険治療は精密にしていない歯科医院ですか?)を行うという選択肢ももちろんあるでしょう。

しかし、お口の健康をその治療だけで維持できるのか?についてはよく説明を受けられてお考えください。


還暦までずっとお口の健康を維持する為に通院可能なかかりつけ歯科医院をお持ちください。

多数歯に虫歯がある方はフッ化物洗口の指導やフッ化物塗布などを受けられ弱くなっている歯面の耐酸性を高める予防的な治療も保険で可能な歯科医院も増えています。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うあはげさん
返信日時:2021-03-11 19:16:28
船橋先生

ご回答ありがとうございます。

> 歯を当てないためには顔やお口周りの筋肉をしっかり使い、丁寧に食べ、よく笑い、よくお喋りすること、姿勢よく過ごしよい呼吸をすることです。

このご回答を見て、歯を治すぞ!と意気込んでからの自分は、美味しく食べる資格がないんだとばかりにあるものを無感情に食べていたと気付きました。

治療途中であっても美味しいと味わって丁寧にたべたり、よく笑いお喋りするのは大事ですよね。
本末転倒でした。



> ネグレクトや育児放棄や親の経済状態と子どもの虫歯の数には関係があると言われています。

幸か不幸かこれまで見えるところの歯並びは悪くなかったため気付かれにくかったですが、乳歯は全て虫歯でした。
ずっと自分がだらしないからだと責め続けてきましたが、それだけではないのかもと思えました。

主治医にはこうした環境に長年いたことを正直に話し、将来歯がボロボロになる不安が強い旨を伝えました。
そうしたところ、まだ充分に歯質があり神経も温存できるので、まずは治療途中で放置していた1番大きな虫歯を早く処置して生活を改善していこう、というニュアンスだったと思います。


先生方に相談して自分が非常に視野が狭く、悪くなった歯を受け入れられずに早く治したいという気持ちが強いのだと気付きました。

先生方の回答に他の先生も賛同なさっているのを見て安心しました。
まずは、歯を食いしばらないようにストレスを溜めず、美味しく食べて笑えるように気持ちを少し楽にしようと思います。


本当にありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うあはげさん
返信日時:2021-03-11 19:30:56
蛇足ですが…

今の主治医を紹介される前の歯医者では、親知らずの抜歯を主訴に病院に行ったのにそこよりも先に噛み合わせが悪いといきなり歯の一部を削られたり初回で100万台の矯正の見積もりを出してきたりしました。

上記のような状況を説明したのですが

「口の中を見ればあなたがどんなひどい生活をしてきたかわかる。
どうせ飲み込むように食べてきたんでしょう」

とオエッオエッと飲み込む真似までされ…


そのとき矯正して歯への意識を高めておけば今のような不安はなかったかもしれませんが、小林先生の回答を見て不信感があるまま高額な治療をしなくて良かった…と安心しました。



タイトル 大小の虫歯が多数、将来が不安
質問者 うあはげさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
その他(歯科治療関連)
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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