[写真あり] 少し出っ歯の過蓋咬合の前歯の圧下について

相談者: タムちゃんさん (27歳:男性)
投稿日時:2021-04-21 22:27:24
はじめまして。
今回どうしても気になることがありこちらに質問させていただきました。


いつも歯医者に行くと、昔から食いしばるスポーツをしていたために、食いしばりにより噛み合わせがかなり深いと言われました。

そのため矯正治療に踏み切ったのですが、矯正開始数ヶ月で食いしばりが激しいらしく全顎での矯正はやめておいたほうがいいと言われました。

確かに夜も凄く食いしばっていて危機感を感じたほどで、ボトックス注射も矯正と同時にしましたがほとんど効果がなくボトックスを打ち消すかのように無理に噛み締めている夜がありました。

3ヶ月で注射を打った部分の筋肉が活動し始めました。


そんな中提案されたのがIPRを併用した前歯圧下というものでした。
私自身、今困っているのが下顎前歯が上顎前歯を突き上げて少し生理動揺が大きめなのと下顎前歯が上顎歯茎に当たるのも気持ち悪いのです。

こういった状態の場合は前歯の部分矯正で大丈夫なのでしょうか?


出っ歯なのは正直気にしていません。
また上顎の状態としては上顎はすでに小臼歯から大臼歯までが上顎洞を貫いているらしく親知らずは全て抜いています。

下顎は小臼歯あたりが沈み込んでおり前歯が挺出しているような感じです。



ここで質問なのですが、

@くいしばりによる噛み合わせの深さは臼歯が圧下してだと思うのですが、前歯を圧下させたとしても、結局くいしばりでまたさらに臼歯が圧下して噛み合わせが深くなるのではないか?


Aそもそも臼歯はどこまで圧下し続けるのか?


B噛みしめによりさらに圧下して上顎洞を貫き続ければ歯が抜けるのではないか?


C矯正後にまた噛み合わせが深くなったら前歯はまた圧下できるのか?がとても不安です。

くいしばりが何をしても治らず困っています。
また右顎は口を開けるとここ10年ほどパキパキ言います。
特に痛くは無いですが時々食事時に不快感はありますが我慢できます。


Dこの状況はどう改善すべきか教えて頂けると幸いです。


E私の前歯は歯根吸収しやすい形態なのでしょうか?


以上長々と申し訳ありませんがご回答いただけると助かります。
よろしくお願い申し上げます。

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回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2021-04-22 07:16:26
タムちゃん さんこんにちは。

食い縛りですか・・・
食い縛りは走るのと一緒で長時間難しいのですが…


歯の接触は歩くのと一緒で長時間できますが、こちらはTCHと言われています。

個人的にはTCHをチャックしてみた方が良いように思います。

参考:TCH、歯列接触癖

こちらのサイトのTCHをチェックしてみて下さいね。

必要に応じてTCHの是正指導を受けてみてはいかがでしょうか?

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-04-22 11:13:12
こんにちは。


前歯だけの問題ではなく奥歯からの問題と捉える方が一般的ではないかと思います。

矯正歯科で治療をご相談されたようですから、既に説明を受けているはずですが右側はU級で相対的に出っ歯で、左側はT級で犬歯大臼歯関係は正常だが、コンタクトロスを生じているのできちんと並べるともしかしたらU級になるのかもしれません。

という事は上顎大臼歯の遠心移動を行い両側大臼歯犬歯関係を立て直さないと、前歯の過蓋咬合は改善しない筈です。


噛み合わせが深すぎて下前歯にブラケットをつけられないならば、先に上にブラケットをつけて前歯の歯根のトルクコントロールを行い後から上前歯を圧下する方が前歯の歯根吸収を防止出来ます。

戦略的に矯正治療を進めてもらえばよいのではないか?と思います。


個人的には噛み締めが強い方はインビザラインがよく動くし臼歯の後方移動が単純に実現可能なので、クラスT獲得を目指してインビザラインのコンブリヘンシブパッケージパターンをお勧めするだろうと考えました。


おかかりになっている歯科医の得手不得手の治療法や患者さんの理解と協力度合いにより最適な治療法が異なりますから、おかかりになっている歯科医院でよくご相談してください。

うまくいかないという話ばかりされるならば別の歯科医にご相談してみるのもよいかもしれませんね。


矯正治療には何種類も流派ややり方、装置がありますから嫌がられたり消極的な回答になっていればそれはその歯科医の範疇ではない可能性があると思います。

長期に渡り噛み合わせ全て変えてしまう治療になりますから、契約する前にしっかり説明を受けて安心できる治療を受けて治療時には協力してあげるようにしてください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2021-04-22 17:24:48
こんにちは


咬合力は数十キロ単位の力で、これをコントロールするという事はとても難しいものと考えております。
そのため、全顎での治療ではなく、部分的な治療にとどめておくという事なのでしょう。



>@くいしばりによる噛み合わせの深さは臼歯圧下してだと思うのですが、前歯を圧下させたとしても、結局くいしばりでまたさらに臼歯が圧下して噛み合わせが深くなるのではないか?
>Aそもそも臼歯はどこまで圧下し続けるのか?

加齢と共に、臼歯部の磨耗が生じて次第に噛み合わせが深くなるという事は、ほとんどの方に生じるところです。

一方、咬合力が強くて生じる圧下については、これが持続すると考えれば、磨耗などに比べてはるかにはやく噛み合わせが深くなると考えられます。


したがって、下顎前歯を圧下しても、過大な咬合力が持続しているなら、いずれは噛み合わせは深くなってくるものとの想像はつきます。

ただ、実際にどこまで深くなるのかなどについては、個人差があるものと思いますし、それほど症例があるわけではありませんので、私にはよく分かりません。




>B噛みしめによりさらに圧下して上顎洞を貫き続ければ歯が抜けるのではないか?

上顎の歯は上顎洞を貫いているわけですが、それで歯が抜けたという症例にも遭遇したことはありません。
おそらく、そのようなことはないのではないかと考えております。

ただ、咬合力の強い方は、歯根の破折などで、自らの歯を傷めるという事はあるようです。



>C矯正後にまた噛み合わせが深くなったら前歯はまた圧下できるのか?

教科書的には、圧下も挺出もプラスマイナス2ミリといわれております。
それを超えると、後戻りをしやすいという事です。

では、この場合に2ミリ圧下したのち、再度行ったらどうなのかという事です。
骨がある限り歯は動く理屈ですので、その意味では動くという事はあるだろうと思います。

ただ、歯根吸収や、後戻りの問題などがあり、何度も圧下してどうなのかという点に関しても、よく分かりません。



以上、よく分からないというのが実際のところで、だから担当される先生も,全顎での治療をためらったものと思います。
おそらく、治療で得た咬合状態が安定せず、再び噛み合わせの深さやそれに伴う叢生などが出てくると考えられるからです。

したがって、矯正治療というより、歯軋り用のマウスピース、あるいはスポーツ用のマウスピースではどうなのかと考えるところです。




タイトル [写真あり] 少し出っ歯の過蓋咬合の前歯の圧下について
質問者 タムちゃんさん
地域 非公開
年齢 27歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
歯軋り(歯ぎしり)
その他(写真あり)
上顎前突(出っ歯)
過蓋咬合(かみ合わせが深い)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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