歯槽骨が薄い場合の抜歯矯正

相談者: マーガレット_さん (26歳:女性)
投稿日時:2021-07-06 23:36:10
はじめまして。

現在矯正歯科で表側ワイヤー矯正の治療方針の相談中です。
元の歯並びは上下ともに叢生で、上の左3番が八重歯です。


先生がおっしゃるには、

(1)叢生の程度を見るに上下左右の4番抜歯が妥当。
(2)ただ、下の前歯のあたりの歯槽骨がかなり薄いため、下手に動かすと歯槽骨から歯が出てしまうリスクがある。

ざっくりこの2つです。


私としては、
まず(1)については相談に行った5件の歯医者さん全てで抜歯矯正を勧められたことからも納得していますが、(2)について悩んでいます。


私の場合はPC上のシミュレーションでアーチが少し小さくなって前歯が下がる計算なので、前歯が下がったときにその位置に歯槽骨がないことを先生は心配していらっしゃるのだと思います。

しかし、自分で調べてみるとそういった歯槽骨から歯が出てしまうパターンは非抜歯で歯を並べようとしてアーチを広げすぎた場合に
多く起こっているような印象です。



そこで以下ご質問です。

・抜歯矯正の場合でも、歯槽骨が骨から出てしまうということは起こりえるのでしょうか?
歯列の内側(舌側)に歯が行きすぎてしまうこともあるのでしょうか?

・抜歯をした上で、前歯をできるだけ下げずに抜歯でできたスペースを埋めることは無理なのでしょうか?


長くなりましたが、よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2021-07-07 09:44:26
こんにちは


CTをとるとほとんどの場合、歯槽骨がうすくてこのままだと歯根が飛び出してしまうように映るようです。
5件の歯医者さんの全てでそのように言われたのであれば、うすいという事はそうなのかもしれませんが。


私も下顎を非抜歯で並べることはよくあります。
CTをとっているわけではありませんのではっきりとは言えませんが、それで歯がだめになるようなことは起こっていません。

歯槽骨が歯につれて移動すると考えられており、動かしたから飛び出すというようなことは実際には起こらないと考えております。


もっとも5件の先生のすべてが同じことをいっているのだとすれば、相当薄いという事になりますので、治療は慎重に行う必要はあるのかもしれません。
ただ、できないわけではないとは考えております。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: マーガレット_さん
返信日時:2021-07-07 12:40:44
今村先生

ご回答ありがとうございます!


では、CTで歯槽骨が薄く映ったからと言って必ずしも実際どおりとは限らないということでしょうか。。
ちなみに、私の歯槽骨の薄さを心配してらっしゃるのは実際に治療を進める予定の医院の先生で、他に5件の病院にセカンドオピニオンを聞きに行ったのですがセカンドオピニオンの先生方はどなたも

「骨は薄いけど気をつけながらやるしかないと思う」

とおっしゃっていました。



また、別の角度からのご質問になってしまいますが.
担当の先生のおっしゃる通り歯槽骨が薄くて前歯を動かしたくない場合、前歯の位置を今のまま保って後ろに下がらないように矯正を行う
ということは可能なものなのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2021-07-07 14:41:39
こんにちは


5人が5人とも薄いといったのであれば、おそらくそうなのだろうと思うところです。
想像しますに、下顎の前歯が舌側に傾斜しているという歯列であれば、唇側部分の歯槽骨はかなりうすくなるという事はあります。

できれば下顎の抜歯は避けたいところでしょう。
抜歯をすれば、前歯部はより舌側に移動することになり、逆に歯根は唇側に出る方向に動くことになるからです。


下顎前歯の舌側移動を避けるという事は、抜歯したスペースをひたすら大臼歯の近心移動で埋めるという作業が必要になります。
場合によってはアンカースクリューを打つなどの事をすれば、これはできるという事にはなるでしょうか。

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2021-07-08 12:28:44
一般的には、非抜歯で下顎前歯を強引に並べた場合に前歯の歯根の一部(or全部)が唇側の骨から飛び出すことが心配されます。

また、4番抜歯後に頬(唇)側の骨が薄くて、3番をその位置に遠心移動した際に、CT画像上で歯根に一部が骨から出てしまうケースはあります。


実際問題としては、そうした場合に歯肉退縮が起こりやすくなります。

回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-07-09 11:17:01
こんにちは。


>元の歯並びは上下ともに叢生で、上の左3番が八重歯です。

八重歯の場合、歯茎の付着ラインを確認して3番を抜歯したほうが綺麗な歯茎ラインを作ることができる場合もあると思いますが、すべての歯科医院第一小臼歯抜歯が妥当という見解であればそうなのだと思います。


>・抜歯矯正の場合でも、歯槽骨が骨から出てしまうということは起こりえるのでしょうか?
歯列の内側(舌側)に歯が行きすぎてしまうこともあるのでしょうか?

叢生の解消のために抜歯スペースを利用することで消化できるのであれば、歯の前後的な位置はさほど動かないという場合もあるでしょう。

歯槽骨が骨から出てしまうということは起こりえるのでしょうか?⇒それはないです。
歯根が歯槽骨から出る場合はあるので無理な動かし方をしないことが基本になると思います。



セカンドオピニオンの先生方はどなたも
>「骨は薄いけど気をつけながらやるしかないと思う」
>とおっしゃっていました。

それで、そういう説明になるのでしょう。


>歯列の内側(舌側)に歯が行きすぎてしまうこともあるのでしょうか?
>・抜歯をした上で、前歯をできるだけ下げずに抜歯でできたスペースを埋めることは無理なのでしょうか?


歯槽骨も歯の移動と共に多少動いてくれます。
急ぎ過ぎて無理な動かし方をしないようにすればよいと思います。

またセファロ分析でどういう目標にするのがよいか?をよく考えることになると思います。
無理なのか?どうか?については分析の結果が必要でしょう。




タイトル 歯槽骨が薄い場合の抜歯矯正
質問者 マーガレット_さん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
叢生(ガタガタの歯並び)
回答者




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