[写真あり] 右下6番に歯根嚢胞、治療時に被せ物を外したくない

相談者: さんじょうさん (51歳:女性)
投稿日時:2022-09-26 15:16:35
今年の7月頃から右下6番のほっぺ側、歯茎におできができ現在も変わらずあります。


痛くもなんともないのですが、かかりつけの歯医者レントゲンを撮ったら根の下の方に丸く薄くなっている部分がみつかりました。

後日大きい病院でCTをとったところ右下6番の後ろ側の根の先に歯根嚢胞ができているとのことでした。

その後かかりつけの歯医者にもどって相談したのですが、根の治療をしたあとに歯根端切除をしましょうとのこと。


実は、厄介なことに手前の右下5番は、20年くらい前に欠損しています。
当時本来なら456でブリッジにするのが普通でしたが、当時4番が状態がよくなく、ブリッジがもたないとの懸念から結局6番にダミーの5番をつけた被せ物を作って今にいたります。

4番は5年くらい前に動揺があるのと歯質がもうほとんどないと言われ抜歯をすすめられましたが痛みがないので、そのまま現状残してある状態で互いに寄りかかっている状態です。

右下6番根の治療をするということは、被せ物を外すということ、、、
そうすると右下4番は、隣の5番が欠損のため、いつ倒れてもおかしくない状態になります。


今、痛みがないからなにもしたくないのが本音ですが、かといって何もしなかったら、そのせいで右下6番を失ってしまったらとおもうと不安でたまりません。

私のような場合にクラウンの被せ物の上からマイクロスコープで、根幹治療をしてもらうことはできるのでしょうか?
今の被せ物をとってしまうと、6番の手前の4、5番もなくなってしまいます。

もしくは、被せ物をいじらず、根幹治療はせずマイクロスコープによる逆根幹充填をするいうのは可能でしょうか?


画像1画像1


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2022-09-26 18:19:12
こんばんは。

レントゲン写真拝見いたしました、個人的には冠を外さず咬合面から穴をあけての根管治療は致しません、理由は困難が予想されることと支台にむし歯があれば処置できないことです、また穴をあけたらその時の処置でセメントが壊れて冠の脱離のリスクがあるからです。


>6番の手前の4、5番もなくなってしまいます。

仕方がありません。


根幹治療はせずマイクロスコープによる逆根幹充填をするいうのは可能でしょうか?

アイデアとしては分からないではありませんが私は行いません。

通法通り冠を外して根管治療をするのが真っ当な方法です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さんじょうさん
返信日時:2022-09-26 20:03:29
ご回答いただきありがとうございます。


はやり通法通り冠をはずずのが望ましいのですね。

かかりつけの歯科にはマイクロスコープがなく、根幹治療をしても、歯根嚢胞が大きいので、歯根端切除になるだろうとのことでした。

ネットで、色々探してマイクロスコープで根管治療をしたら歯根端切除をしなくてもよくなったような事例があったので、歯根端切除をしなくてもよい可能性があるから自由診療で、マイクロスコープで、歯内療法で、考えてくれるところにしようと思う反面、456を今後どうするかまで、初めてのところに委ねるのと料金が心配です。


かかりつけで、保険で根幹治療をしてみて、難しそうならマイクロスコープの自由診療のところに切り替えることはできるでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2022-09-27 09:23:13
こんにちは、

歯根嚢胞ができているとのことでした。

根の治療をしたあとに歯根端切除をしましょうとのこと。 

用語だけの問題ですが、「歯根嚢胞」ではなく【根尖病変】ですね。
 
今の所、歯根嚢胞だと外科的に取り除かないと治らないとされていますが、現時点では根尖病変で根管治療だけで治る場合もあります。
 
セットで外科まで行うかは先生の考え方ですが、個人的には根管治療を行い3〜6か月待って外科処置を行うか検討をしますね。

 
 
>私のような場合にクラウン被せ物の上からマイクロスコープで、根幹治療をしてもらうことはできるのでしょうか?
 
外科的歯内療法が得意な先生であれば可能だと思いますが、部位的にかなり先生を選ぶ必要はありますね。
 
また外科的な方法を選ぶと後で、通法の根管治療には戻れないので治療できるチャンスを1回捨てることになるので、外科が上手く行かなければ抜歯になります。
 
ですので、個人的にはブリッジを外して根管治療を行うことをお勧めします。
 

>かかりつけで、保険で根幹治療をしてみて、難しそうならマイクロスコープの自由診療のところに切り替えることはできるでしょうか?
 
患者さんの権利ですからいつでも転院可能ですが、歯を残したければ最初から歯内療法専門医にかかった方がいいでしょうね。

前医の治療後の転院は更に条件が悪くなった状態での治療の引継ぎなので、後医は更に技術力のある先生・専門医を探す必要は出てきます。
 
歯は触れば触るほど自分の歯は無くなり、残す為の条件は悪くなってきます。
 

1日、2日を争う状態ではないので一度、歯内療法専門医などにセカンドオピニオンを求め意見を聞くのがいいと思いますよ。
 
おだいじに

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2022-09-27 12:43:23
こんにちは。

歯根端切除はかなり難しいと思います、ちなみに私はこの歯についてはできません。

マイクロスコープにそれほどこだわらなくてもいいようには思いますがどうなんでしょうか。


保険根幹治療をしてみて、難しそうならマイクロスコープの自由診療のところに切り替えることはできるでしょうか?

可能ですがやはり腕のいいDrを探されて相談してみてから決めるというのはどうですか。

問題は腕のいいDrにどうやって巡り合うかだと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さんじょうさん
返信日時:2022-09-27 23:17:27
井野先生、山田先生、お忙しい中ご返答ありがとうございます。
感謝いたします。


歯内療法専門の先生を探して一度相談してみようと思います。

歯根端切除の手術をする場合は大学病院でできるようでしたが顎の骨を壊してからアプローチするとのことだったので、恐怖に感じでしまいました。

仮にそこまでしても確実によくなる補償もないとのことでしたので、できるなら根幹治療だけで治せたらという思いがあります。


チャンスを1回失ってしまうなら最初から逆根幹充填など希望せず、山田先生にも井野先生にもご意見いただいたように、冠を外しての根幹治療を選択するのがいいのだと思ってきました。

かかりつけの歯医者は私がネットで調べて探してきたら紹介状を書いてくれるそうで、私は千葉県在住のため 千葉県 歯内療法専門で検索をしてみることを勧められました。
東京方面まで含めて調べてみようと思いますがこのような調べ方でたどり着けますでしょうか?

マイクロスコープも入れて検索したりしていますが検索範囲を狭めているのか広げているのか悩ましい情報量です。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2022-09-28 08:29:42
歯根端切除の手術をする場合は大学病院でできるようでしたが顎の骨を壊してからアプローチするとのことだったので、恐怖に感じでしまいました。
 
外科ってそういうものですよ。
 
また大学病院だと「外科的歯内療法」というより口腔外科での「歯根端切除」になると思いますが、歯根端切除は逆根管充填などしないので、その場合成功率は50%ぐらいで、歯内療法専門医が行う外科的歯内療法は成功率が上手な先生だと90%ぐらいあると言われます。
 
山田先生もおっしゃられますが、歯科治療は道具や材料・設備より歯科医院選びでだいたい結果は決まってきてしまいます。
 

東京方面まで含めて調べてみようと思いますがこのような調べ方でたどり着けますでしょうか? 
 
基本的に歯内療法専門医は国の認めた専門医ではありません。
また今は第3次根管治療ブームなので、根管治療に力を入れている歯科医院は増えています。 
 
専門医はアメリカで歯内療法専門医になって日本に戻ってこられた先生、歯内療法学会認定の歯内療法専門医、勉強会認定の歯内療法専門医、何のライセンスもない自称歯内療法専門医と色々です

 
ただ1つ言えるのは、根管治療だけやっているような歯科医院の方が上手だとは思いますよ、それだけで飯を食べているわけですから。
 
デメリットとしては根の治療のみなので、その後の土台からはかかりつけの先生になるので、仮蓋期間が長いと再感染する恐れはあります。 


また、歯内療法だけを行うような歯科医院は県庁所在地などの大きな都市にしかありませんので、千葉であれば東京まで検索範囲を広げるのは1つですね。
  
歯が残せるといいですね、おだいじに。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2022-09-28 08:50:03
>かかりつけの歯科にはマイクロスコープがなく、根幹治療をしても、歯根嚢胞が大きいので、歯根端切除になるだろうとのことでした
>歯根端切除の手術をする場合は大学病院でできる

井野先生の回答にあるように口腔外科での歯根端切除術は避けた方が無難だと思います。

ただ元々この歯は歯根端切除術の適応外だと思います。
骨内にある歯根の長さが短いので教科書通りに根尖部を3ミリカットすると短くなりすぎて長持ちしない可能性が高くなると思います。



>東京方面まで含めて調べてみようと思います

手前味噌になりますが日本顕微鏡歯科学会にも認定医制度や指導医制度があると思います

https://kenbikyoshika.jp/ninteii.html

この中には東京都千葉県歯科医も数多く登録されていると思います。
その中から根管治療を熱心にされている歯科医や根管治療しかしない指導医も数多く登録されていると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さんじょうさん
返信日時:2022-09-29 00:51:16
山田先生、井野先生、柴田先生、貴重なご意見をありがとうございました。


右下6番の歯根端切除は場所的にも難しいことと、予後に懸念があること、逆根幹充填は歯根端切除よりは成功率は高くなるかもしれないが1回のチャンスを失うことになり、いずれにせよ3mm根尖部を短くすることで長くもたないかもしれない予後を考えると、かぶせ物を外しての精度の高い根幹治療をすることが望ましいということが理解できてきました。

歯は触れば触るほど自分の歯は無くなり、残す為の条件は悪くなってきます。という言葉には説得力がありました。


まずは先生方にお提案いただいた歯内療法の専門のところを、東京方面まで含めて探してみようと思います。
探してまずは相談にいってみて決めたいと思います。

またご報告するかもしれません。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さんじょうさん
返信日時:2022-09-29 15:07:30
k.???法(スーパー根管治療)と歯内療法専門医による根管治療では内容的には異なりますか?

私の場合右下6番の後ろの根の先の膿が大きく歯根端切除を勧められているため、根管治療のみで歯根端切除をまぬがれる可能性にかけたいのです。


医院を絞り込めてきているのですが前者は根の先を充填し封じ込めるときは隙間をつくらせず、体内から異物とみなさない、、、のような内容で事例的にも歯根端切除を免れています。。
最後の最後で悩んでいます。



*特定の歯科医院にリンクする可能性があるため一部伏字とさせていただきました(柴田 幸一郎)
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2022-09-29 21:21:17
前者の言われている事は至極真っ当な事だと思います。
根管治療のみしかしない「真の歯内療法専門医」も同じようなことを言われると思います。

ただ前者の方の元になりそうなHPとかリンク先の某日本????学会のHPを見ても明らかに専門用語の誤用があるように思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さんじょうさん
返信日時:2022-09-29 23:44:13
柴田先生、お忙しい中、今までにもご教授いただき、心より感謝いたします。

ありがとうございました。
よい報告ができるといいです。



タイトル [写真あり] 右下6番に歯根嚢胞、治療時に被せ物を外したくない
質問者 さんじょうさん
地域 非公開
年齢 51歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の専門医
歯根端切除術
その他(写真あり)
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




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