虫歯治療と保険適用について

相談者: あき369さん (41歳:男性)
投稿日時:2023-06-04 16:12:03
虫歯の治療で歯科に通っています。
2点教えて頂きたいことがあります。

@治療において、銀歯にするか、白い詰め物にするかは、歯医者によって異なるのでしょうか。

A保険適用可否は、どのように決まるのでしょうか?
・銀歯→適用、白い詰め物→適用外?
・歯の位置によって適用は異なる?
・歯科によって適用は異なる?



お伺いしている背景をお伝えします。
過去に、下歯の6の虫歯治療をした時、白い詰め物で治療して頂き保険適用されました。

今回、下歯の5の側面(5と6の間)の虫歯治療をするのですが、銀歯を推奨されました。
銀歯だと保険適用されるが、白い詰め物だと保険適用外になるとのことです。


過去に治療した時と異なるため、納得のいく説明を聞きたいのですが、医師からは納得のいく説明を聞けませんでした。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-06-04 16:43:10
こんにちは。

まず、白い大きな詰めものが保険適用に入ったのはごく最近です。
ハイブリッドレジンインレー形態に形成し、型採りして次回技工所で作製されたものをレジン系セメントでセットし、調整を行うCAD/CAMインレーというものになります。
(昨年4月から保険適用)


それまでは質の悪いレジンインレーだけが保険適用でしたが、それは院内で口の中でレジンを害少なく詰めるのが技術的に難しい為に型採りして模型にして丁寧な仕事をする技工士ならば咬合器につけて分割などして研磨調整などもしっかり行った技工物として納品され、それを歯科医院で歯につけて再度調整することがされていました。

レジンですから簡単に削れますから模型に圧接しただけで硬めて外して角を丸めて磨いて納品という簡便なやり方で安く納品する技工士と組んでも良いという感じで、技工物ランクにかなりバラツキがありますが、そこまで関与されないものです。


それが材料がより良くなりCAD/CAMインレーが保険でできるようになり、この場合は3D画像上でデザイニングしたものをブロックから削り出し加工し研磨し納品されています。

模型の精度とスキャンの精度とデザイニングの精度とミリングの精度はまだバラバラですから、どこの技工士に任せるか?で良い治療につながるか?ダメな治療になるか?が分かれてしまいます。


良い技工士との関連を持てないならば歯科医も良い治療にならない事を知っていますから、歯科医院で可能な治療にするかどうかは、各歯科医院で異なって当然です。

自分の歯科医院で何が提供可能かをよくわかっているのが歯科医ですから、自分の歯科医院では現段階ではまだお勧めできないと考える歯科医院があってもおかしくありません。


歯科医が最終的に治療の責任を取るわけですから、(とはいえ、保険診療の場合は国にも責任があります)責任が取れないと判断している間は治療を提供しないという選択になります。




〉A

銀歯はどこの歯にも適用可能で長い実績がありどの歯科医もスタッフも技工士もやり慣れたものになります。

他方、白いインレーは最後臼歯の7番は適用外です。
また7番まできちんとした歯が無ければ6番にも適用できません。


小臼歯は噛む力が大臼歯より弱いですし、噛まない面や点が大臼歯より沢山ありますから問題なくしてくれる歯科医院がほとんどではないか?と想像しています。

ただ、保険適用の可否は事前登録制ですから登録していない歯科医院では保険適用は出来ません。


保険治療には細かいルールがあり、どんどん変化していますから、おかかりの歯科医院でお尋ねください。

5番の2級インレーが保険適用外と言われたならばまだ登録されていない歯科医院かもしれませんね。




タイトル 虫歯治療と保険適用について
質問者 あき369さん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
レジン(白いプラスチック)
その他(保険と保険外)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい

Total total   今日 今日   昨日 昨日  
現在 人が閲覧中