[写真あり] 20年前に外傷で歯根破折した歯にフィステルが見つかった

相談者: fluteさん (41歳:女性)
投稿日時:2023-08-07 16:00:51
◆20年前に外傷で歯冠破折してから、自分の歯を残すために治療を続けてきました。
やっと終わりそうになった今夏、フィステルが発見され、絶望的な気持ちです。

かかりつけ医(フィステル発見)と補綴専門医で意見が違ったので不安です。

12年前に根管治療をした専門医に8/16再診予約をとりましたが、診断・治療計画を提示された際に、自分が迷わず判断できるように、先生方の見解をお伺いできればと思っています。


◆現在の右上1番の状態◆
ファイバーポストオールセラミッククラウン、仮留め

・動揺度が上がった

・フィステルは直径1mm程度

・痛みはないがたまに違和感

・辺縁歯肉の色が他と違うのが2年⁇継続

レントゲンでは、元々あった外傷による歯根吸収がさらに進行

歯根のあった場所に透過像あり
(直径1.5mm程度と言われた)

拡大すると、根管の充填物が崩壊したと思われるものが散在


◆添付の写真は
20130627根充2年後、漂白前のデンタル
20240724最新、パノラマの拡大


◆質問
@右上1番の治療法の選択順位
(現在提案されているもの)

・炭酸ガスレーザーの定期的照射
再根管治療
歯根端切除

A右上1番の歯根吸収・フィステルの原因
(考えられるもの)

・根管治療
矯正治療
・漂白
・補綴治療
歯ぎしり

B右上1番の病変を途中で見つけてもらえなかったのはなぜ

・かかりつけ歯科
・補綴専門医
矯正専門医

C右上2番の根管は大丈夫か
・レントゲンでは歯根充填物の中央部分が途切れて空洞になっているように見える
(2013には詰まっているが2015以降消えてきており、歯根も短くなった)
※これについては後で気づいたので、誰にも相談できていない

D左下1番はそのままがよいか、補綴した方がよいか



経過の詳細は以下の通りです。

◆2003年11月 東京

・交通事故により転倒(1回目)

・右上1番の歯冠1/4破折、痛みあり

・当日受診した歯科Aで抜髄を拒否

・後日受診した歯科Bで経過観察、レジン修復


◆2004年 大阪帰京

・知り合いの歯科衛生士からかかりつけ歯科となる病院の紹介を受ける

・以後、右上1番、レジン部分の劣化破折の度にかかりつけ歯科で修復をお願いしていた

・修復の度に少しずつ削り短くなるので、治療回数には限界があると言われていた

クラウン装着後の加齢による歯肉退縮が心配だったので、最大限レジン修復で持たせていた


◆2009年3-5月

・交通事故により転倒(2回目)

・口唇上部右側裂傷→縫合
(→瘢痕→形成外科で手術2回)

・かかりつけ歯科で

・右上1番補綴部分破折→レジン修復。

・右上2番脱臼し舌側転位・傾斜、歯冠1/3破折→根管治療、レジン修復
※救急での固定治療が不十分で元の位置には戻らず)


◆2011年2-3月

・右上1番が激痛、かかりつけ歯科へ

・右上1番、根管治療(薬交換2回仮蓋)

・不安になり様々質問をしたが、険悪な状況になってしまい、治療途中で根管治療専門医を探す


◆2011年4月
・根管治療専門医へ
マイクロスコープ、CTあり)

・右上1番、根管治療

・1.3.6ヶ月経過良好で終了


◆2013年6-7月

・補綴治療専門医へ

・右上1番漂白
(変色著しく、クラウンへの影響があるため、ウォーキングブリーチ、激痛で数時間後に白くなった)

・右上1.2番ファイバーポストを入れる
歯根破折の予防)

・右上1番の辺縁歯肉をレーザー切開、樹脂で埋める
(左上1番と歯肉の高さを合わせる)

噛み合わせ補綴物が割れてしまうことが心配になり、相談した結果、補綴治療を中断し、矯正をすることに
(前年、右上2番のレジン修復が下の歯と当たり破折した経験から)


◆2014年9月

歯科矯正専門で治療開始
(5軒ほど相談して決めた)

咬耗を指摘され、年齢の割に奥歯の溝の擦り減りがひどい、矯正のストレスに耐えられるかと心配された

・右上1番の骨癒着が懸念され
上顎前歯部(6本)が動くことを確認後、
上下4番抜歯
全顎矯正(ブラケット&ワイヤー)

・下顎前歯ストリッピング(2018)

・2018年6月保定期間に入る(リテーナー

・治療期間は3年の予定だったが、4年弱かかった。それでも噛み合わせは甘く、不十分な状態だが限界と言われ終了

・1.3.6ヶ月、1年、経過良好


◆2019年8月〜(途中うつ病で中断あり)

・補綴治療専門医(2013の続き)

・右上1.2番
仮歯→オールセラミッククラウン

・右上2番は数回やり直し、セメント接着
(1番が終わるまで仮留めにしたかったが、欠落が重なり、2023年7月24日に本留め)

・右上1番は10回ほどやり直し
(色調、形態、位置関係の調整)

辺縁歯肉の色の経過観察で仮止めのまま、1年半⁇経っている、歯肉の色についてDr.はだんだん良くなっていると言うが、自分の感覚と合っていない

・仮歯・クラウンを外す際の殴打の影響が気になり質問したが、心配はないと言われた


◆2023年7月中旬

・右上2番の仮留めがとれる

・左下1番の近心部分0.5×1mm程度欠ける
(表面より裏面の方が大きい、左右1番隣接面に食物が挟まったような感じがして、爪で触っていたら、翌日欠けていた)


◆2023年7月21日

・かかりつけ歯科へ定期清掃へ

・歯科衛生士
右上1番の動揺度増加を指摘
右上1番歯肉にフィステル発見
左下1番は修復してもすぐに取れると思う

・Dr.
右上1番、左下1番について補綴治療専門医に相談するよう指示、治療なし


◆2023年7月24

・補綴治療専門医

・レントゲンで右上1番歯根に透過像を確認

・右上2番をセメント固定

・フィステルに対し炭酸ガスレーザー治療

・Dr.→
歯根の外側に透過像ができることはあるが、歯根本体が消えて透過像ができるのは稀。

ファイバーポストとクラウンが入っているので外すのは…歯根端切除は大掛かりだし取り残せばまたできてしまう。

炭酸ガスレーザーを定期的に当てて、限りなく無菌状態に近くして保存的に治療するのがよい。

(照射間隔は⁇)来れる時に。

(目安は⁇)1ヶ月に1回。レントゲンは何回も撮るものではない。

矯正の影響ではないか
(何年も経っているのに⁇)

・帰宅後、根治療法をしなければ問題の先延ばしでしかないのでは⁇と疑問が起こる


◆2023年7月31日

・かかりつけ歯科

ナイトガード型取りはとりやめ
(矯正、補綴が終わったら作製すると話し合っていたが、今回、左下1番の破折が起こり心配が増え、作製を急ごうと考え予約)

・Dr.→
矯正専門医に、保定装置との兼ね合い、噛み合わせや補綴物の硬さなどの問題がないか相談してからでないと作らない

・経年のレントゲンを拡大すると右上1番は
20150203充填物が先まで詰まっている
20180213充填物の先端部に隙間
20200217前回より歯冠側に隙間拡大
20230320歯根吸収でなくなった部分に透過像、その中に充填物の崩壊部分が散在(3ヶ所)
※デジタルデータで残っているレントゲンは2015が最古

・Dr.→
レーザーで治るのは稀。透過像は感染。この状態が続けば歯根吸収が進む可能性がある。

補綴治療専門医の言うことにすがるよりも根管治療をしたDr.に診てもらった方がよい。

歯根端切除をするとさらに根が短くなるので、さらにグラグラする可能性もある。

→根管治療専門医の予約をとった


◆2023年8月1日

・補綴治療専門医

・炭酸ガスレーザー治療2回目

・フィステルは少し残っている

・経年のレントゲンを見ると右上1番は
20130615充填物が先まで詰まっている
20130627同上(デンタルレントゲン
20170713 充填物の先端部に隙間
20190722隙間拡大
20230724 歯根吸収でなくなった部分に透過像、その中に充填物の崩壊部分が散在

・(原因を治療しなければ何回でも再発するのでは⁇ただの延命治療ではないか⁇どうやって治ったか確認するのか⁇)

Dr.→保存的治療を続けて、時期をみてレントゲンを撮る。漂白する際には圧がかかるので、きちんと根充されているか確認するため2013年には小さいレントゲンを撮った。
矯正の影響だと思う。

画像1画像1 

注:相談者の氏名が写っていたため画像1枚を削除
(相談室編集部)


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-08-08 09:28:10
こんにちは。

まず、根管治療をした歯内療法専門医を受診され、説明を受けられるのが良いと思います。

必要と判断されれば根尖端側からアプローチしてもらうと病巣部が目視可能になりますから対応しやすくなるのではないかと想像します。
その際、歯根はより短くなる可能性が高い為、動揺が収まらないならば2番と連結治療に至るかもしれませんし、抜歯に至る事になるかもしれません。抜歯後はインプラントの選択肢もあると思います。


可及的に歯根保存の方向で専門医の治療を受けられることが良いのではないでしょうか?




タイトル [写真あり] 20年前に外傷で歯根破折した歯にフィステルが見つかった
質問者 fluteさん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
その他(写真あり)
歯根破折
歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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