矮小歯にベニアがズレた状態でマウスピースで矯正中 (アメリカ)

相談者: うまままさん (57歳:女性)
投稿日時:2024-05-18 03:10:37
現在アメリカ在住でクリアアライナー歯列矯正中(1年半目です)です。

私は右上2番と左上2番が矮小歯で、20年前からそこにベニアをつけています。
歯が並んできたら今のベニアの形状は合わなくなってきたので、今後新しい歯並びに合わせてベニア(またはクラウン?)に交換する予定です。


矯正医は

「ベニアがある場合、通常は矯正が終了したら今のベニアを外して新しいのと交換する流れです」

と言っていましたが、心配な事があります。


今のベニアは20年くらい前に日本の歯医者さんで付けたもので、何回か取れて、その度にアメリカの一般の歯医者さんで再接着してもらいました。

その際の角度なのか接着剤のせいなのか、ベニアの向きがほんの少し前にずれてます。
そのせいで、前から見ると歯は綺麗に並んできているのですが、裏側は矮小歯が内側にもっこり出っ張っていて内側のアーチからはみ出てる感じで違和感があります。


最初に日本でベニアをセッテングしてもらった時にはこんな出っ張りは感じませんでした。
矮小歯とベニアとの境目も舌で触っても分からないくらいスムースだったのに、再接着したら境目も感じるしズレました。

この状態のまま矯正を最後までやって大丈夫なのでしょうか?


それと、20年前と現在はベニアの厚みも違うのかなと思っていて、このベニアのままで矯正したらベニアの分厚すぎる分の幅がズレるのではないかと、それも心配です。



以上を踏まえて、質問です。

質問1)
矮小歯にベニアがズレてついている場合、どういった流れで新しいのに変えるのがいいのでしょうか?

ベニアの裏側の矮小歯の出っ張りの違和感を矯正医に伝えたら、ベニアをつけたままで歯並びを調整できますか?
それとも、矮小歯のところをダイレクトボンディング仮歯にして並べる方が良いのでしょうか?



質問2)
矮小歯の場合は、ベニアとクラウンはどちらがいいのでしょうか?

ベニアの方が低侵襲で良さそうですが、リテーナーに移行した後でベニアが取れて再接着して、もしまたベニアがズレたらリテーナーに入らなくなったりしますか?
その場合は、その度にリテーナーも作り直しになったりするのでしょうか?


アメリカで言葉の壁があり、細かいニュアンスの説明が難しいことが多々あって心配です。
いろいろ質問して本当に恐縮ですが、どうかご回答のほど、よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2024-05-18 06:48:55
うままま さんこんにちは。

>質問1)

矯正の先生に相談するのが良いと思います。
矮小歯が内側にもっこり出っ張っていて内側のアーチからはみ出てる感じで違和感があると伝えると良いと思います。
治療の方法も相談すると最後は綺麗に出来ると思います。



>質問2)

矯正後の歯の位置によっても治療は変わってくると思いますので、矯正の先生とその後の補綴ベニアまたはクラウン)担当の先生との連携を先に聞いておいた方が安心ですね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うまままさん
返信日時:2024-05-20 05:20:01
加藤先生、
早速ご回答いただき、ありがとうございます。


困ったことに、私の矯正医は連携している補綴医は特にいないそうなのです。

通常、そこの患者さん達は補綴が必要になったら自分が普段通っている一般の歯科医に入れてもらっているようです。


さらに困ったことに、私は以前はかかりつけの歯科医がいたのですが、治療の際に別のクラウンを破損されてダメにされてしまったり他にもいろいろあって、不信感で通うのをやめてそこにはもう行きたくないので、これから補綴をしてくれる歯科医を自分で探さなければなりません。

それで、自分でどういう流れなのか大まかに把握してそれまでに補綴医を探さなくてはいけないのと、ちゃんとした補綴医が見つけられるか心配なのとで焦っています。


日本で矯正する場合は、矯正医の先生は連携している補綴医がいるのが普通なんですか?
それだと患者さんは安心してお任せ出来ていいですよね。

そこで、本当に恐縮ですが、改めて以下の質問をさせてください。



質問A)

出来ましたら、通常の流れ(あるいは、先生方がこのようなケースのベニアを交換する場合にどのような流れで進めるのか)を教えていただけませんでしょうか?


質問B)
それと、補綴をしてくれる先生を探すのに、矮小歯へのベニア又はクラウンのコンサルテーション(と見積もり)の予約を取る予定ですが、その際は先生にどのようなポイントを質問するといい補綴の先生を見分けられるのでしょうか?

例えば、
1)現状のベニアのままで歯を並べて(動的矯正)を最後までやっていいのか?

2)ダイレクトボンディングで歯を並べる方がいいのか?

3)ベニアにするのとクラウンとでは矯正で歯を並べる位置は変わるのか?

4)最終的なベニア(またはクラウン)に付け替えるのは動的矯正終了後か?
 それともリテーナーが終わってからか?

5)仕上がったベニア(またはクラウン)を仮止めでしばらく様子を見るのかどうか

6)矯正医と歯の形状や角度など、どう連携して歯並びを合わせるのでしょうか?
  スキャンした画像を共有してベストな形状を伝えるのでしょうか?

7)セッティングする際は、縁上か縁下何ミリにするのか?

8)ベニア(または、クラウン)で使う素材とその理由

9)破損や取れた際の保証期間はあるのか


もし必ず聞いておいた方がいいポイント等があれば、教えていただけると本当に助かります。
ちなみに、現在使用しているクリアアライナーはシュアスマイルです。


どうか、ご回答(できれば複数の先生のご意見が伺えるとありがたいです)よろしくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-05-20 07:29:26
こんにちは。


お書きになった1から9程度補綴医にお尋ねされたら大丈夫だと思います。

日本でも矯正医と補綴医が連携している歯科医院は少ないと思います。
歯科医院によりこだわりが違いますから患者さんの費用負担がかなり変わるからです。
矯正医がお勧めする補綴医に行ける人ばかりではない事も予測されます。

ですから患者さんがご自身の為に情報を得てきて補綴医からの依頼内容を矯正医にお伝えいただく必要があるでしょう。


ベニアにする場合は歯の裏側は削る必要はない為、裏側は他の歯に揃えておいてもらうと良いでしょう。
表側には修復材料が厚みを得て作れますからご自身の歯を削られる必要性が減りますね。

クラウンにする場合はマージンを何処にどう取るか?という作製側のコンセプトにより変わりますから、ディープマージンにする補綴医と僅かに縁下にする歯科医では歯の位置の好みが異なるかもしれません。


シュアスマイルでもインビザラインでもアライナー矯正は歯をガッチリ掴んで期待する位置に移動させるには歯の形がガッチリして3次元で掴み切り出来る方が有利ですから、矮小歯は上手く移動し難い為、掴みやすい形である仮歯をつけた方がきちんと動かしやすいです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うまままさん
返信日時:2024-05-22 11:39:11
DR.ふなちゃん、
ご回答いただき、本当にありがとうございます!


日本でも、矯正医と補綴医の連携は普通ではないのですね。

私は50代後半で、神経を抜いてしまった歯や補綴した歯があるので、今回この年齢で矯正するにあたって補綴歯は何かと悩ましいところです。

素人の患者にとっては、いつどういった方法で補綴歯をどんな素材でどう変えるのかを聞いたり決めたりするのは、なかなかハードルが高いですよね。
補綴に関してはどこまでを求めるかによっって、費用負担が天と地ほどかなり変わりますよね。
アメリカ歯科治療は本当に高いです!)



私は個人的にはなるべく低侵襲なベニアを第一選択にしたい気持ちが強いのですが、ベニアは完全に審美歯科治療と見なされ完全自費の可能性も高いので、コンサルテーションでお支払い出来る範囲なのかどうか確認してきたいと思います。

それと、もしクラウンを選択した場合に関しても、私の矮小歯の形状がどの程度歯を削る形で(低侵襲で)可能なのか、コンサルテーションで質問してこようと思っています。


ふなちゃん先生は、歯を並べる矯正中は、ダイレクトボンディング仮歯に変えて歯を並べるのが理想形とお考えになりますか?

それと、ふなちゃん先生はベニアに関しては造詣が深いとお見受けいたしますが、(過去のコメント等を拝見して。それとアメブロ等でのベニアに関する記事も拝見いたしました)、矮小歯に対するアプローチとしては、どの素材のどの種類のベニアがおすすめでしょうか?

ご意見をいただけましたら、大変ありがたいです。


コメントが長くなってしまって、恐縮です。
ご回答頂けましたら、本当に感謝感謝です!
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-05-22 19:54:40
〉ふなちゃん先生は、歯を並べる矯正中は、ダイレクトボンディング仮歯に変えて歯を並べるのが理想形とお考えになりますか?

基本的にはアライナー矯正はワイヤー矯正ほど手元で歯科医が自由に調整する事はできませんから、最初に出来るだけ最終形態に近い歯冠形態にした後アライナーを設計してプレスして作る方が良いと思います。

もしも歯冠形態が変わった時にまたわずかに歯の位置を変えたいというようになったら、また新たにアライナーが必要になるからです。


ただ、ある程度であれば歯冠修復で歯冠の形は変えられますから、多少のズレぐらいであれば仮歯にしなくても支障なく歯冠修復で上手く仕上げてくれるように思います。



矮小歯に対するアプローチとしては、どの素材のどの種類のベニアがおすすめでしょうか?

今時の治療ですからノンメタルのオールセラミックになると思います。
よく用いられるのはe.max などのガラスセラミックにセラミックを積層するものだと思います。

また、昨今はジルコニアボンドというものもあります。
ジルコニアを焼結する前にインフィルトレーションしてジルコニア自体に必要な色入れをして、ベースを焼きその上に必要なセラミックを積層するレイヤーテクニックをしてくれる技工士さんと組んで仕事をしている歯科医ならば、矮小歯をノンプレップで綺麗に他の天然歯とよく似せて作ってくれます。

また、ジルコニア内面はガラス質がなく曲面ミリングしてある為接着に不利なのですが、それを補う内面処理までしてくれる技工士と組んでいれば接着に関しても全く問題を感じる必要がなくなります。


つまりはどういう仕事をどこまでどのレベルでしてくれる技工士と組んで仕事が出来るか?によりお勧めの材料が全く変わるという事です。

ですから、実際におかかりになる歯科医にお勧めを直接お尋ねしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うまままさん
返信日時:2024-05-23 08:17:05
ふなちゃん先生、
早速ご回答いただきありがとうございます。


いろいろと細かく丁寧にご説明いただきありがとうございます。
今まで補綴のコンサルテーションに行かなくてはと思いつつも、何も分からない状態で行くのがとても不安で二の足を踏んでおりました。

いろいろと細かく説明していただいたおかげで心の準備や質問の内容を決めることができて、なんとか重い腰をあげて補綴医とのコンサルテーションに臨めそうです。


歯科医療というのは、本当に超職人技なのですね。

ふなちゃん先生、本当にありがとうございました。



タイトル 矮小歯にベニアがズレた状態でマウスピースで矯正中 (アメリカ)
質問者 うまままさん
地域 非公開
年齢 57歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯の形の異常
歯列矯正の治療法
ラミネートベニア
アメリカ(米国)
マウスピース矯正
回答者




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