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タイトル チェアサイド嫌気培養検査、根管内嫌気培養法についてどう思われますか?
相談者 BerRY123
年齢 58 歳
性別 女性
地域 非公開
職業 非公開

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質問 - BerRY123 2019/02/08(Fri) 19:51
回答1 - 柴田 幸一郎 2019/02/08(Fri) 20:59
回答2 - 宮下 裕志 2019/02/11(Mon) 07:49
返信1 - BerRY123 2019/02/11(Mon) 10:13

  過去の質問 1 - 2019/02/08(Fri) 20:59 - チェアサイド嫌気培養検査、根管内嫌気培養法につい…
  過去の質問 2 - 2019/02/08(Fri) 18:38 - ジルコニアの接着剤
  過去の質問 他1件


質問 BerRY123 2019/02/08(Fri) 19:51

10数年(以上)前に神経を抜いて治療した歯の根の先が、レントゲンで薄い袋状に見えるため治療が必要と言われました。自覚症状はありません。

再根管治療は難易度が高いそうですが、できるだけ再感染がない治療法を受けられたらと思います。

そこで伺いたいのが、

1) チェアサイド嫌気培養検査、根管内嫌気培養法についてどう思われますか? (保険診療でのS培という好気培養の検査とは異なるそうです。)

根管内の細菌がなくなったかどうかがわかるので、成功率が高いのでは?と思いますが。

2)保険診療での再根管治療は、自由診療に比べて成功率はかなり下がりますか?

よろしくお願いいたします。
回答1 柴田 幸一郎 2019/02/08(Fri) 20:59

顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。

>再根管治療は難易度が高いそうですが、できるだけ再感染がない治療法を受けられたらと思います。

東京名古屋大阪広島福岡あたりだと真の専門医がいると思います。そちらに通うことが確実だと思います。

1) 再根管治療で根管内の細菌がなくなることはないと思います。アメリカだと一日で根管治療を終わらせることもありますので、この場合細菌培養はあまり意味を持たないと思います。
回答2 宮下 裕志 2019/02/11(Mon) 07:49

東京国際歯科六本木(港区六本木)の宮下です。

BerRY123 さん

おはようございます。
再根管治療が必要と言われたのですね。

>できるだけ再感染がない治療法を受けられたらと思います。

再感染根管治療というのは、2つ行わないといけない治療なので、難易度が高くなります。
その2つとは
A 今ある根管内の感染を取り除ける治療を行う
B 再感染を起こさないように治療を行う
の2つです。

>1) チェアサイド嫌気培養検査、根管内嫌気培養法についてどう思われますか? (保険診療でのS培という好気培養の検査とは異なるそうです。)

私はこの15年くらいはチェアサイド嫌気培養検査を行っていますが、非常に有用な
検査だと思います。この検査で何がわかるかというと、
治療を行っている際の自分の治療のクオリティーがわかるということが最も重要です。
例えば、根管治療の際にはラバーダムというゴムのマスクのようなものを装着して行いますが、そのラバーダム上に細菌がいるのであれば、再感染をおこしやすくなります(上記 Bが達成できません)。私がチェアサイド嫌気培養検査で、治療を行っている状態(ラバーダム上)からサンプルを取った場合に100%細菌が検出されています。
そして、ラバーダム上を(スウェーデンのイエテボリ大学法で)滅菌してチェアサイド嫌気培養検査を行うと、ラバーダム上は細菌が検出されなくなります。
(ここで細菌が見つかるようでは、根管治療は信頼できません)
次に根管治療中に細菌を取ってきます。
この際に歯が折れていたり、リーケージといって隙間がある場合は様々な細菌が検出されますので、根管治療がうまくいかない可能性が高くなります。
最後に、これで(A 感染を取れるだけとった)と思ったら、根管から細菌サンプルを取ってきて検出されない状態になったら、根管充填を行います。検出されたら、もう一度治療を繰り返します。
そして、根管充填が終わった、再感染しないように根管上部を封鎖します(B)。また冠等で細菌がはいらないように封鎖します(B)。


>根管内の細菌がなくなったかどうかがわかるので、成功率が高いのでは?と思いますが。

色々な細菌検査がありますが、どのような検査もエラーがあります。
しかしながら、過去の研究によりますと、根管充填前に細菌が検出されていない場合が、成功率が高いことが示されています。
BerRY123 さん の場合は、
再感染根管治療ですので、今までに出版された信頼できる研究の結果をみると
成功率66%と示されています(Ng et al. 2008)。これらは細菌検査を行っていません。
私達が2013年に発表した研究では、すべてのケースにチェアサイド嫌気培養検査を行い、細菌が検出されない状態で治療を終えましたが、その4年後の結果、78%の成功率を得ています。


2)保険診療での再根管治療は、自由診療に比べて成功率はかなり下がりますか?

そのような研究は発表がないと思います。

このような治療の成功率は、1つ1つの治療の丁寧さの総合的な結果で決まると思います。
ラバーダムを行っている、マイクロスコープを使用して、チェアサイド嫌気培養検査を行っている歯科医院はものすごく限られているでしょう。どれも用いないでも、長期的にうまく経過しているような歯もあると思います。
治療方法は、それぞれの歯科医院で全く異なりますので、BerRY123 さんが
どこを目標にしていくかで選択されてみてください。
私達は、できるだけのことを患者さんに提供したいと思いますので、このようなシステムを導入しておりますが、決して完璧ではありません。
再感染根管治療というものは、このように難しい治療なのです。


ご参考に。
返信1 BerRY123 2019/02/11(Mon) 10:13

柴田先生、宮下先生、ご回答いただきましてありがとうございます。

チェアサイド嫌気培養検査、根管内嫌気培養法は、ご意見が両端に分かれるようで、お世話になろうと思っていた自由診療の先生には否定されました。

ある先生のホームページのリンク先で、歯チャンネルさんの根管内嫌気培養法の説明ページが削除されていることも、この質問をさせていただくきっかけとなりました。

素人には詳しいことはもちろんわかりませんが、難しいという再感染根管治療の成功率が少しでも上がれば、と思っています。 (その意味では、MTAを使っていただくべきなのでしょう。http://www2.ha-channel-88.com/bbs/kiji.php?no=433750)

先生方のお考えを伺える機会を作っていただいて、本当に感謝しています。

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