質問 |
ZQ 2022/11/22(Tue) 09:02
歯間の初期虫歯の治療方法についてお尋ねします。
まだ保存出来る程度の初期虫歯?のようですが、
今回指摘された左右上5番と6番の歯間の初期虫歯の治療提案
@大きく削り金属の冠を5番と6番を連結させる方法(保険診療)
Aマイクロスコープを使用し「時間をかけ」???、
レジンを詰める方法(自費診療)
上記、2つの提案をされました。
保険では大きく削り銀歯、
自費だと白く出来るような言い回しも気になりますが、
いくつかスッキリしない提案のように感じましたので
相談させて下さい。
以前、別の歯科医院にて、
右下7番と6番の歯間の初期虫歯をセパレーター?を使い
6番側を虫歯治療(保険診療)して頂いたのですが、
保険診療にて白い詰め物が不可能な初期虫歯があるのか、
また歯科医師の誰もが出来るスキルではないのか、
ご意見を聞きたいところです。
またマイクロスコープの使用は「時間」を要する為、
自費になってしまうようなお話だったのも気になりました。
素人的感覚ですが、
マイクロスコープを使うことで精度が上がり、
時間も劇的に短縮出来るのではないかと思うのですが、
こちらの意見も伺えたらと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。 |
回答1 |
船橋 2022/11/22(Tue) 10:31
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。
内容だけからは。少しおかしな説明を受けられたのかな?と感じましたが、実際どうかはわかりません。
〉@初期虫歯だけで連結が必要な事はありません。歯周病で動揺が酷い等なんらかの連結治療の必要性があるのでしょうか?
虫歯になりやすい部位にやっぱりなってますねという場合、大抵の場合がお手入れ不足です。フロスの習慣がないか?歯磨きの頻度が少ないか?歯をよく当てすぎる力の問題を抱えておられるか?でしょうか。大抵の日本人は虫歯のリスク意識が低い為フッ素をつけたフロスを滅多に使ってなかったりしますね。
習慣を変えがたいと考えれば大きく削って虫歯リスクが高い部位を頑丈な金属に置換しておけばよいので、予防拡大も含めた二級窩洞形態のインレー修復にされる場合が多いです。日本は金銀パラジウム合金という比較的精度高く鋳造可能な代用合金を保険診療適用にされていますからそれを使った金属修復が一般的でした。
強度保証の拡大形成が必要ですがCAD/CAMインレーも今年から保険適用になりました。(以前から強度がより不十分なレジンインレーは保険適用可能でしたがあまり良いものではなかったです)
〉A
マイクロスコープを使うと術野が狭くなりますから歯科医の動きが制限されます。もちろん患者さんは動いてはいけません。歯科医が思うように動けなくなるのをカバーする為にアシスタントワークが非常に大切になりますが、このアシスタントワークを身につける訓練が上手くできていなければ、歯科医が動かないといけなくなりますから非常に治療時間が長くなってしまいます。顕微鏡見ながら物作りするイメージですね。指先だけしか動かせないでしょう?治療には様々な器具、材料を取っ替え引っ換え使わなければ治療として成り立ちませんから指先だけ動かすでは治療が成り立たない為アシスタントワークの重要性が非常に高まります。
また、視野が狭小だと集中はできますが、広く見ることが出来難い為、倍率をあげたり細かく術野を調整するという余計な事が上手く出来ないといけなくなります。よく見えるのは良いのですが、あれこれ追加で必要な技術と手間が増します。
追加で患者さんがちょっとでも動くと視野とピントをしっかり合わせたところなのにまた合わせ直さないと逆に何も見えないという事になりますから起きている人間の口の中の小さな術野を頭部固定もなく精密に治療をするのは非常に難易度高くストレスがかかります。
眼科のオペ時でも頭部をしっかり固定しますよね。
保険でマイクロを使う治療を受けても短いピンポイント時間か?倍率が低い状態での利用になりがちでしょう。
レジン充填でも隣接面虫歯に上手くアプローチして徹底的に虫歯を除去しようと思えば視認性高くしてもらう方が良いので咬合面の歯質もしっかり削り落として充分なアプローチを可能にして上手く治療してもらう普通の保険治療でも良いかもしれませんね。歯間分離器を使っても充填なアプローチを可能にするほどの分離はできないですね。
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回答2 |
小牧令二 2022/11/22(Tue) 11:24
ZQ さん、こんにちは
@大きく削り金属の冠を5番と6番を連結させる方法(保険診療)
Aマイクロスコープを使用し「時間をかけ」???、
レジンを詰める方法(自費診療)
私なら、マイクロスコープを使用してレジンでできるなら、使用しなくてもできると思います。
どのような機材を使用するかよりも「誰が」治療するこの方が重要でしょう。
自費か保険かは、マイクロスコープを使用して時間をかけて治療すると、保険では割に合わないという経営的な問題のように思います。
>保険では大きく削り銀歯、
自費だと白く出来るような言い回しも気になりますが、
いくつかスッキリしない提案のように感じましたので
相談させて下さい。
ほんと、スッキリしませんね。
>以前、別の歯科医院にて、
右下7番と6番の歯間の初期虫歯をセパレーター?を使い
6番側を虫歯治療(保険診療)して頂いたのですが、
保険診療にて白い詰め物が不可能な初期虫歯があるのか、
もちろん大きな虫歯ではレジンでの治療は難しい場合もありますっが、その場合は、自費で行ってもレジンでは難しいでしょう。
>また歯科医師の誰もが出来るスキルではないのか、
そうですね、誰にでもできるというスキルではないと思います。
私の場合はセパレーターではなく、セパレーティングモジュールを用いますが、先生によって使い慣れたものがあると思います。
>またマイクロスコープの使用は「時間」を要する為、
自費になってしまうようなお話だったのも気になりました。
素人的感覚ですが、
マイクロスコープを使うことで精度が上がり、
時間も劇的に短縮出来るのではないかと思うのですが、
精度は少し上がりますが、時間は長くなると思います。
時間が長くなるため保険では割が合わないと何が得られる先生も見えると思います。
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回答3 |
森川 2022/11/22(Tue) 11:40
保険でできないケースは保険適応でない材料、方法を使った場合だけです。レジン充填の場合ほとんどの材料が保険適応になってますし、保険適応でない方法をおこなうのだとすれば、まず間違いなくその方法の説明があるはずです。
つまり、
「保険でできますよ、でも保険外のほうがもっとよくできます。やる気が違うんで」
といった意味かと思われます。
きちんと説明を受けて患者さんが納得しいるのであれば、一応、これOKらしいです。
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