質問 |
こてつくんビット 2022/11/22(Tue) 23:36
セラミックインレーを入れました。
その医院での治療は初めてでした。
これまで銀歯やセラミックなどは全てドクターが付けていましたが、
その時は歯科衛生士さんが付けました。
ドクターのチェックはなしです。
セメントが固まったことを確認してすぐチェアがおこされ帰されました。
あまり噛み合わせには関与しない場所だからと言われ、
咬合調整もしませんでした(部位は上の小臼歯の咬合面)。
噛む面だから調整したほうがいいのでは?と思いましたが、
僕はあまり噛み合わせが良くないので、もしかしたらそこの歯は噛み合ってないのかもしれません(一応、噛み合わせの検査のようなものは削る前に実施されました)。
そこで質問が二つあります。
1:セラミックインレーを歯科衛生士さんが一人でセットしてドクターのチェックもないことは
普通によくあることですか?
2:咬合面にインレーをつけた後の咬合調整は必ずしも必要ではないのでしょうか?
歯科衛生士さんも立派な国家試験であることは承知していますが、
高いセラミックにしたのでせっかくならドクターにやってもらいたかったのが本音です。 |
回答1 |
船橋 2022/11/23(Wed) 11:44
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。
>1
普通にある事か?どうかという事ですが、歯科衛生士の経験・能力に応じて任せてよいと考えられる業務範囲は異なるのが一般的です。
平成20年に行われた日本歯科医学会の歯科衛生士業務に関わる検討会において、クラウン(冠)の合着を経験・能力の高い歯科衛生士業務に含める、インレーなどの合着を経験・能力の高い歯科衛生士業務に含めると各学会が回答しています。
ですから経験・能力の高い歯科衛生士さんだったので任されたのではないかと想像します。
>2
咬合面にインレーをつけた後の咬合調整は必要である場合もありますが、不要な場合もあります。一番よい治療ステージングとしては口腔内の咬合調整が不要なステージングを組めることが望まれますが、そうならない事は多いのでセット後に咬合調整を行いせっかくの技工所の研磨面をチェアーサイドで削る必要が生じることが多いとは思います。
小臼歯の咬合面の場合、咬合に関与しない場合もあるでしょう。
>歯科衛生士さんも立派な国家試験であることは承知していますが、
高いセラミックにしたのでせっかくならドクターにやってもらいたかったのが本音です。
歯科衛生士は立派な国家資格ですね。下手な歯科医よりも上手く業務をこなせる経験・能力とも高い歯科衛生士は比較的多いです。
私なども卒後数年間は経験・能力共に高い歯科衛生士に厳しく見守っていただきました。
業務範囲の逸脱はないようですから、何も不具合がないならばドクターでなくても問題なかったという事になりますね。
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返信1 |
こてつくんビット 2022/11/24(Thu) 09:08
船橋先生
ご回答ありがとうございます。
確かに担当してくれた衛生士さんは、ベテランという感じでした。
このまま問題なく経過していってくれることを願います。
補綴物のセットに関しては、衛生士が行うのも絶対にNGとしている
先生もいれば、ある程度任せている先生もおられ、
歯チャンネル内においても、歯科衛生士の業務範囲に対する
考え方は先生によって随分と違うんですね。
少し調べてみたら、歯科衛生士の業務に関する規定 というような文書も
見つかりましたが、大変古いものでした。
これだけ歯科医院も多くあり、歯科衛生士さんは国民の生活に
不可欠な存在だと思いますので、業務範囲や法律など
もう少しアップデートされても良さそうですね。
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回答2 |
船橋 2022/11/24(Thu) 09:52
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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歯科医師数が減らされて長いですから歯科衛生士に任される業務範囲は更に広がりそうです。
歯科衛生士学校も2年制から3年制以上に変わり4年制を取るところもあります。
社会ニーズに合わせて業務範囲は広くなる傾向になっていますね。
学会が見解を出したりしてアップデートはちゃんとされていますから、新しい情報に基づく事になりますね。
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