質問 |
カイちゃん 2023/02/01(Wed) 10:35
前歯が噛み合わず、奥歯のみで過ごして来ました。8番の歯がなく、左下5.6.7?がブリッジで、詰め物をしてる歯茎が時々腫れたり、水疱みたいなものができるようになりました。
その度に担当医は、前歯が噛み合わないから奥歯のみに負担がかかって不具合が起きるとの説明で、歯茎に注射で薬を入れるという治療法を繰り返していました。
詰め物もしょっちゅう取れて、不安でした。
思い切って別の歯科医院に相談したのですが、「こんなやり方は知らない。治療してもいいけど痛くしてもいいですか?」と言われたり
また数年後に行った他の歯科医院には「先々、担当医が、どうなさるかよく話を聞いてください」と言われたりで結局転院を諦めた状態でした。
今回仕事を辞めたのを機に、インプラントにしたらどうだろうかと担当医に相談したところ、
「この年で今更やらなくても」とのこと。
諦めきれずインプラントをやっている病院を受診したら、細かい検査をしていただき、もう私の奥歯は骨が溶けてる状態でインプラントも入れ歯も難しいかもしれないと言われました。
そして、今使われてない前歯を使って、奥歯の負担を軽くするために矯正できれば、矯正した方が良いかもと言われました。
今から始めると65歳越えてしまいます。
それでもそれしか方法はないでしょうか。 |
回答1 |
井野泰伸 2023/02/01(Wed) 13:10
オープンバイトなんですね。
オープンバイトだとやはり奥歯の負担は大きくなり、詰め物が取れやすかったり、神経を取った歯が折れやすかったりします。
>諦めきれずインプラントをやっている病院を受診したら、
実際見てみないと分かりませんが、理想的な治療をしようとするともしかしたら、顎骨矯正、骨外科、インプラントなど300〜500万ぐらいかかるかもしれません。
今回のような場合、先生毎に考え方は変わるのでかかった歯科医院の先生毎に言うことは異なる可能性はあります。
ある程度客観的に意見を聞きたければ、大学病院など公的機関で相談された方がいいかもしれません。
その際はインプラント科や矯正科で相談されるのがいいでしょう。
おだいじに
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回答2 |
加藤 道夫 2023/02/02(Thu) 07:33
カイちゃん さんこんにちは。
前歯が噛み合わず、オープンバイトなのですね。
詰め物もしょっちゅう取れて、不安なのですね。TCHがあるかもしれません。この癖は改善された方が、取れたりするリスクが減るかもしれませんね。
https://www.ha-channel-88.com/jiten/tch.html
また、舌を噛む癖など悪い癖による嚙み合わせであれば、これらの悪い癖も治してもらうといいかもしれませんね。
インプラント治療は、当院では80歳でも希望があれば行っています。骨が無ければ作ればインプラント治療は可能です。インプラント学会に相談窓口がありますので、もしも不安であれば、利用されてみて下さい。
https://min-implant.jp/treat/list/
前歯を噛むようにするには、確かに矯正治療が必要かもしれません。インプラントを固定源にする矯正治療もありますので、矯正治療とインプラント治療を行っている先生と相談できると良いですね。
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回答3 |
船橋 2023/02/02(Thu) 12:13
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。
想像ですが、既に奥歯の片側ブリッジ部は歯根破折が生じており抜歯が妥当な状態なのではないでしょうか?
歯茎に注射で薬を入れる治療とは、ペリオフィールのような一見注射器みたいに見える単なるプラスチック容器の薬剤デリバリー器ではないでしょうか?抗生物質の軟膏を歯周ポケットに入れてしのぐ治療しかできなくなっていたのかな?と想像しております。(保険開業医でよくされる苦肉の策です)
ブリッジの歯根が破折していますと、保存は困難で支台歯抜歯となり欠損部位が一気に増えます。途端に噛む部位を一気に失いますから反対側で噛まなければ今までの食事内容を摂れなくなりますが、気にせず普段食を食べられるでしょうから反対側が今度はやられてきます。
こうやって両側奥歯がダメになると初めて前歯が当たり始める場合があったり、逆に1本前歯しか当たらないなどどんどん不具合が増えます。
どこかでどうにか立て直そうと考える必要が生じてきますが、歯の位置が悪すぎれば歯冠を落としたり歯冠を削り取り全顎治療になる場合が出てまいります。
〉今から始めると65歳越えてしまいます。
それでもそれしか方法はないでしょうか。
矯正治療に耐えられる骨があるか?歯周組織がどれくらいついて来るか?などかなりよく診査診断してもらい矯正治療に伴うリスクを充分に理解許容された上でご自身が選択される必要性があります。
丁寧な治療計画をきちんと説明してもらってください。かなり高額支出が必要になりご高齢で欠損修復が必要で歯周治療も必要でメンテナンス通院の大切さの理解ができていないならばハードルがかなり高い場合があると思います。
義歯はどういう状態でもできますから、継ぎ接ぎしながらダメになっていく事を受け入れながら加齢することを受け入れるという選択もあるでしょう。
費用と治療の大変さ、治癒中の不具合などきちんと理解された上で治療法を選択してください。
理想的な治療法が全ての方を満足させるものとは限らない場合もしばしばあります。理想とされる歯科治療にはかなりの費用がかかる事を理解しておいてください。
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返信1 |
カイちゃん 2023/02/08(Wed) 09:24
先生方、アドバイスありがとうございました。
想像していたより悪い状態だと言うことが分かってきて、ショックで返信遅れて申し訳ありませんでした。
長年かかっていた歯科医の態度や言葉の端々から察すると、多分、船橋先生のおっしゃる事が今の私の歯の状態なんだろうと察しました。
苦肉の策で抗生物質を打っていたんですね。
今後の治療はどうなるのかと聞いた時、いずれは抜かなきゃならないなぁと言っていましたし。
今後の方針を尋ねても、「あなたの歯は難しいから」としか言って貰えなかった時、もっと詳しく聞く勇気がなかったのには悔やまれてなりません。
20年位通っていたので、もう少し早い時期に言っていただけたら、思い切って矯正などの行動も取れたかもしれません。
今のお医者は丁寧にお話ししてくださり、先日矯正もできるかどうかを調べていただく検査をしました。まだ、義歯のお話しは出ていませんが今後出るかもしれませんね。
みなさま、親身になって考えてくださって、本当にありがとうございました。
今の先生と、いろいろ考えながらこの先の治療に進んでいきたいと思います。
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回答4 |
松山 哲朗 2023/02/14(Tue) 14:22
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歯科医師の松山です。
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オープンバイト即ち、奥歯の崩壊という訳ではありません。
歯ぎしり食いしばりの癖により自己崩壊を続けてきた可能性が
高いのです、というよりそのものでしょう。オープンバイトで
ありながら奥歯が健全な人はたくさんいます。まずそのことを自覚したうえで、真剣に取り組むべく研究してください。今後ですが、
歯ぎしり食いしばりに造詣が深くしっかり取り組んでいて、しかも
総合力のある歯科医を探し出すのです。不可能に近い難しいことですが、幸い情報化の時代ですから頑張ってください。
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