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タイトル 歯冠の4分の1う蝕時の歯冠修復の方法
相談者 -ふみ-
年齢 46 歳
性別 男性
地域 非公開
職業 非公開

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質問 - -ふみ- 2023/03/26(Sun) 10:16
回答1 - 船橋 2023/03/26(Sun) 16:38
返信1 - -ふみ- 2023/03/26(Sun) 20:19
回答2 - 船橋 2023/03/27(Mon) 22:16
返信2 - -ふみ- 2023/03/28(Tue) 19:38
回答3 - 船橋 2023/03/28(Tue) 23:01
返信3 - -ふみ- 2023/03/29(Wed) 18:06
回答4 - 船橋 2023/03/30(Thu) 10:51
返信4 - -ふみ- 2023/03/30(Thu) 16:06

  過去の質問 1 - 2023/05/14(Sun) 13:02 - [写真あり] 右上6番の歯根付近に黒い影がレント…
  過去の質問 2 - 2023/04/26(Wed) 12:37 - カリエスを削り切った残象牙質が歯髄に近い場合の歯…
  過去の質問 他28件


質問 -ふみ- 2023/03/26(Sun) 10:16

こんにちは。
今回、右上5歯で気付かないうちに大きな虫歯になっていて、なんかその辺りに違和感があるなーと思い、鏡でよく観察して、裂溝がほんのり黒ずんでる??と思い、針先でゴシゴシしていると、一部に穴が開き、食べ物を食べていると更にエナメル質が割れて、歯の4分の1の大きさの穴になりました。
知らない間に、歯の横からう蝕していて、象牙質が溶けていたようです。

状況としては次の通りです。
・歯冠の4分の1の大きさのう蝕(添付画像参照)
・う蝕部の4分の1には、周りのエナメル質は咀嚼によって割ってしまったためなし。
・既に治療は進めていて虫歯菌の部分は取り除き、歯髄ギリギリだけど抜髄しなくていい状態の深さ


★このような場合、CRで歯冠修復はできるのか、インレーの方が適切かを先生方のご意見をお聞きしたいと思います。


調べたところ、現在のCRはセラミックの粉も混ざっていて耐久性もアップしているようですし、縁を形成する道具もあるようで、直接法で歯冠形成もできるようですね。


CRにセラミックの粉も混ざっているとなると、ハイブリッドレジン(CAD/CAM)インレーと同じ材質のように思うのですがどうでしょうか?
それでも、CRはハイブリッドレジン(CAD/CAM)インレーと比べるとすぐに割れるでしょうか?


CRの直接法とハイブリッドレジン(CAD/CAM)インレーと異なるところと言えば、粘土を貼り付けて光を当てて固めるか、固形物をボンドで貼り付けるかの違いで、これだけを考えれば、粘土の接着力の方がいいように思います。


★ただ、4分の1角という大きな面積ですし、5歯という噛む歯であることを考えるとどちらの修復が妥当なのか判断できません。


先生方ならどうされるか、その理由についてお聞かせいただければと思います。


しかし、ここまでなっててもそんなに痛みがなかったので気付かず、針でゴシゴシしたことで発見できてよかったのかもしれません。それをしていなければ、う蝕はもっと進行し、歯髄までいってたでしょうね。


長文になりましたが、よろしくお願い申し上げます。

画像1う蝕4分の1.jpg
回答1 船橋 2023/03/26(Sun) 16:38

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。

こんにちは。

〉★このような場合、CRで歯冠修復はできるのか?
どういうケースでもCRで形を作ろうと思えばできますが、それが繰り返し機能圧に長期的に耐えられるか?を実際の歯質の残り具合や噛み合わせのポイント(咬合接触点)、展開角、咬耗の状態、顔の形など色々見て考えてくれるのが歯科医の診断力になります。

それには歯科医自身の技術力や医院にある材料や、歯科医院の臨床成績なども勘案されます。

ですから、この情報だけではお勧めが何かよくわからないと思います。

誰がやってもとりあえず大きな間違いがないのは、必要な窩洞形態に形成してより強度の高いハイブリッドインレーを技工士に作製してもらいレジンセメントで接着してもらう事でしょう。


5番というよく噛む歯ですし、隣接面を含むので、維持形態を作った窩洞形成をして不潔域を全部人工物に置換しておけば、当面虫歯を作って来ないだろうと考えられるからですね。

図は2次元で単純形態になってますが、実際には3次元で噛み合わせや歯の方向もあり様々ですから、おかかりの歯科医の判断に任せていただく事になるのだろうと思います。
返信1 -ふみ- 2023/03/26(Sun) 20:19

>船橋先生

いつも丁寧にご回答ありがとうございます。

そうですね。
5番という噛む圧力がかかる歯になりますからね。
恐らくCRで修復の場合は、上の歯に当たらない高さにされるんじゃないかと思われます。
角であるため、力が加わって割れる可能性がありますから。


それ以外にも、いくら4分の1角とはいえ、直接法で複雑な噛み合わせまで作り上げる技術はなかなか難しいのものだと想像します。


最初はずっと、ハイブリッドレジン(CAD/CAM)インレーを使ってもらおうと考えていたのですが、う蝕部を削った結果、歯髄までの距離がギリギリということで、今後歯髄が痛み出して結局、抜髄をすることになる可能性があると思い、それならわざわざ型を取ってインレーを作らなくてもCRで埋めてしまってもいいかと思い始めた訳です。



質問ですが、CRの場合は、CR自体が接着性があって、流し込む前には穴の中に接着剤は塗らないのでしょうか?
回答2 船橋 2023/03/27(Mon) 22:16

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。

CRで詰める前に前処理します。複数パターンがありますが、普通のパターンは、リン酸エッチングとボンディングです。(EE.EB)
エッチングしてミネラル分を溶かして凹を作りそこに樹脂を流して固めて足場を作り未重合樹脂にどんどん必要な色と硬さのCRを足して固めて賦形していきます。

穴の中の象牙質ともきちんと接着するように歯面側の処理をうまくしておく事が推奨されています。
返信2 -ふみ- 2023/03/28(Tue) 19:38

>船橋先生

ご回答ありがとうございました。
過去にも周囲に歯質が残っている歯でCRで修復してもらったことがあります。
その時も処置の感覚ですが、レジンも2層に別けて入れてました。
1回で積み上げると光で固めるのに固まらないというのもあるのでしょうね。

今回の右上5で歯髄近くまで穴がある場合は底からの高さが高くなるため最低でも3層になるかもしれませんね。

積み上げていく時に隙間のないようにしていく、そして、歯冠は噛み合うように仕上げるとなると、ダイレクトボンディングのかなりのスキルがいりそうですね。

ほとんどの場合をCRで修復させるという考えの医師でなければなかなか難しいことかもしれませんね。
そう考えると、やはりインレーで修復するのが安泰なんでしょうね。
回答3 船橋 2023/03/28(Tue) 23:01

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。

どうやってもマイクロバブルを引き込んだり、きちんと重合しないから工場で完全重合させたブロックを削り出し加工して物性を高めるのです。

充填する為の窪みや支えがないならインレーで良いのではないでしょうか?
返信3 -ふみ- 2023/03/29(Wed) 18:06

>船橋先生

お返事ありがとうございました。

そうですね。
大きな穴をCRで作り上げるとなると、医師によって完成度に差ができますもんね。

もうCAD/CAMのハイブリッドレジンのインレーをする方向で進みましたのでそれになりますが、この方法だと、機械がインレーを作りますから誰が担当しても同じものが完成するのでベターですね。

う蝕していない歯質を削る分が多くなるところが引っ掛かって質問しました。



この質問は、数日後に解決済にさせていただきます。
ありがとうございました。
回答4 船橋 2023/03/30(Thu) 10:51

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。

〉この方法だと、機械がインレーを作りますから誰が担当しても同じものが完成するのでベターですね。

そんなものではないですよ。
誰がやるかで全く別物になるのが歯科治療です。
単に材料が均質というだけの話です。

機械も、材料も、形成も、型採りも、線引きも、設計も、それ以外も様々な治療に関わる内容は人がしますから、歯科医院によっても、歯科技工所によっても、質はバラバラです。
返信4 -ふみ- 2023/03/30(Thu) 16:06

>船橋先生

お返事ありがとうございました。

そうですね。
人の手にかかるものは全て仕上がりが異なりますね。
一応、私自身が歯牙移植の経験があり、その時に移植が得意な歯科・医師を選んだのをきっかけに、大きくは、得意な歯科・医師のところへ行っていますが、CRでの歯冠修復が得意とか、歯質をできるだけ残すとか、充填が上手とかそこまでの細かいところまでわかりませんからね。

患者にとっては、歯科医院・歯科医師を選ぶしかできない。
しかし、細かい情報はわからない状態で選ばないといけない。
結構リスキーですね。

今回の治療も、今日で一応、歯冠修復まで終わりましたが、今回の治療に当たった若い医師(院長以外に雇われの医師が2名在籍してます)では、CRを盛っての歯冠修復だとうまくできたかどうかもわかりませんし、今回に限ってはインレーでよかったのではないかと思っています。

実際様々な歯科医院を受診していると、何も言わずに処置を始めるところもありますからね。
そのため、私は患者であり、素人ながらもその日の処置前に会話の時間を作ってもらい、可能な部分は私が方法を提案し、可否を聞いて、可能であればその方法にしてもらっています。今回も接着剤は強力なものをお願いしました。あくまで方法だけでその処置については医師任せです。


初回に全部話しておかないと、今回もう蝕を削った続きに、窩洞形成もほとんどしてしまっていて、2回目にCRの話をしても遅い状態だったようです。このように、歯科では、処置の方法を説明することなく、進めてしまうということが多いように思います。
歯科医師の中では、「このパターンはこの処置方法になる!(ベター)」というのがあるからそうなるのでしょうかね?



患者にとっては、処置ひとつ、使った薬剤ひとつずつにお金が発生するので、処置を始める前に説明がほしいものです。

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