質問 |
こなざとう 2023/11/06(Mon) 02:09
こんにちは。
数年前に上下の4番を抜歯して矯正をしましたが、歯列が狭くなってしまい舌の窮屈さに悩み続けています。
他にも色々と不具合が残ったため他院で再矯正中なのですが、主治医から歯列を広げることは難しいと言われました。
もし広げたいなら抜歯した部分に隙間を作るしかないそうです。
舌が奥歯に圧迫される、擦れる感じがあるので、奥歯がもう少し外側に移動してくれたら楽になるのかなと思っています。
セカンドオピニオンを検討していますが、できればこちらでも先生方の意見をお伺いしたく書き込みさせて頂きました。
よろしくお願いします。 |
回答1 |
加藤 道夫 2023/11/06(Mon) 07:28
こなざとう さんこんにちは。
数年前に上下の4番を抜歯して矯正をしましたが、歯列が狭くなってしまい舌の窮屈さに悩み続けているのですね。
主治医から歯列を広げることは難しいと言われ、もし広げたいなら抜歯した部分に隙間を作るようですが、それだと広げたことにはならないような気がします。
奥歯がもう少し外側に移動して欲しいのであれば、隙間を作るのではなく、歯列のアーチを今よりも外側にした方が良いと思うのですが・・・
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回答2 |
山田 豊和 2023/11/06(Mon) 09:24
おはようございます。
歯列を広げるのは結構難しいです、やったことはありませんが方法としては上下左右第一大臼歯を広げてそれをアンカーとしてワイヤーで広げるという事になるかと思います。
一度舌が窮屈なことを伝えて今の状態を理解してもらい解決方法を考えてもらうのがいいように思います。
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回答3 |
Dr.ふなちゃん 2023/11/06(Mon) 10:07
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。
小臼歯を抜歯して歯の移動スペースを得て矯正する事はよくされています。
小臼歯を抜歯すると約7oの移動スペースを得られるからです。
術前がどのような歯並びだったのか?噛み合わせだったのか?わかりませんが、歯は骨がないところに移動すると死んだりグラグラして長く使えなくなりますから、小臼歯を抜いた後すぐにそのスペースを利用すると元々そこには歯槽骨があるので安全に治療できるからです。
逆に元あったはずの歯槽骨内だから元の小臼歯分のスペースを開けて元に戻す方向で矯正治療をすることは比較的安全な策だろうと想像します。
昨今はCTで歯槽骨や顎骨の情報を得てそこに歯の移動設計する事が容易に可能になっています。デジタルオルソ(矯正)と言われたりしますが、CTを撮影、口腔内をスキャン、両者をソフトで重ね合わせるだけです。(インビザラインの新しい機能を使えば簡単に可能です)
従来の矯正治療では3次元骨情報がなかった為に色々不具合か生じる事がありましたからぐんと進化したのです。
小臼歯を抜歯して矯正しますと歯列が狭くなり舌の置き場がなくなり不安定になり不調を生じる方も時におられますが、舌は筋肉の塊ですから上手く筋トレしていただきましたら案外馴染んで問題なくなることもあると思います。
MFTという舌や口腔周囲筋の使い方のトレーニング法があります。
全身的な問題から筋力向上が望めない方や局所的に舌が巨大な方の場合、矯正治療後に舌縮小術を併用する必要があるケースが稀にあります。その場合は口腔外科と連携してもらう事になります。
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返信1 |
こなざとう 2023/11/06(Mon) 21:04
お三方ともお忙しい中ご回答下さりありがとうございます。
歯列を広げるのは容易なことではないようですね。
また、先生によって考え方が違うこともよくわかり参考になりました。
舌のトレーニングも以前から意識はしているのですが、中々改善の兆しが見られず難しいです。
もし可能なら加藤先生のおっしゃるようにアーチを外側に広げられたら希望通りになりそうなので、もう一度担当医に相談したうえでセカンドオピニオンも受けてみたいと思います。
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回答4 |
柴田 (評価4.0) 2023/11/06(Mon) 21:27
外科的に舌の中央を切除縫合して行う舌の縮小術もあると思います。
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回答5 |
Dr.ふなちゃん 2023/11/07(Tue) 08:12
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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〉奥歯がもう少し外側に移動して欲しいのであれば、隙間を作るのではなく、歯列のアーチを今よりも外側にした方が良いと思うのですが・・・
歯列のアーチを外側にすると歯列は広がりますから隙間ができます。
上下できちんと噛ませてあるならば上下に隙間を作ることになります。
犬歯ガイドも上手く作らないと側方運動時歯の破壊に繋がりますから、色々作り替えが必要になり、最終的に隙間が残るのが一般的です。
隙間は補綴で塞ぐか?CRで塞ぐか?という事になりがちでしょう。
〉もし広げたいなら抜歯した部分に隙間を作るしかないそうです
今の主治医もきちんと説明していますね。
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返信2 |
こなざとう 2023/11/07(Tue) 11:25
お二方ともご回答ありがとうございます。
外科手術は最終手段として覚えておこうと思います。
アーチを外側にすると一言で言っても難しいのですね。
冒頭で「抜歯をした影響で歯列が狭くなった」と主治医からの説明通りに書いたのですが、元々は開咬と叢生に加えて交叉咬合で、下顎より上顎の奥歯の方が内側にある状態でした。
拡大装置(多分クワドヘリックス?)を使って奥歯を外側に広げました。
だからもし非抜歯で矯正していたらもっと広い歯列になっていたとは思いますが、元々は今よりもっと狭い歯列だったのかもしれません。
当時は舌を上顎に付けておくのが普通ということを知らず低位舌で、歯列の狭さなど全く気にしたこともなかったため今となってはわかりませんが…
説明不足だったかもと思い補足しました。
今回も同じように装置を使って奥歯を移動できるのではないかとか、現在のマウスピース矯正ではなくワイヤー矯正なら可能性があるのではないかとか素人考えに思っていたのですが、
先生方の意見をお伺いしているとそういう問題ではないような気がしてきました。
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回答6 |
Dr.ふなちゃん 2023/11/07(Tue) 18:45
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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矯正治療をする前には必ず術前資料を採取しそれを保存する義務があると思いますから、最初に治療してくれた歯科医院には術前資料が保存されているでしょう。
転院してしまいますと、前医に保管されている各種術前資料は引き継ぎ困難となる場合がしばしばあります。
後医は現状からの初診治療になりますから、やりにくい場合がしばしばあります。
学会の矯正認定医間であれば術前の状態の問い合わせに応じてくれる可能性が高くなると思います。
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返信3 |
こなざとう 2023/11/07(Tue) 22:27
Dr.ふなちゃん先生
ご回答ありがとうございます。
前回の矯正では奥歯が噛み合わないなど様々な不具合が残りましたが、当時の担当医からはこれが限界と言われ不完全なまま終了しました。
その後治療で通っていた現在の医院でその不具合について指摘され、再矯正を勧められたためそのままお任せした流れになります。
以前の担当医は日本矯正歯科学会の認定医ですが、今の担当医は認定医ではありません。
以前の担当医にも一度問い合わせてみようと思います。
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