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シュンノスケ 2024/01/21(Sun) 17:28
はじめまして。
4年前、新社会人になって初めてのボーナスで、右上5番の銀歯をセラミッククラウンにしました。
約2年前に割れてしまったのですが、保証期間内だったので無償で直してもらえました。
そして、それからまた2年ほどたったのですが、再びクラウンが割れてしまいました。
保証期間は最初に入れたときから3年ということで、今回は保証の対象にならないそうです。
それは仕方ないのですが、またセラミックを入れるか悩んでいます。
最近は定期検診も通っていますが、学生の頃は痛くならないと歯医者に行かないでいました。そのため、何度もひどい虫歯を作ってしまっていて、セラミックにした右上5番のほか、6番は4本とも、7番も2本神経を抜いて銀歯にしています。
右上5番は、高校生のときに銀歯にしましたが、セラミックに変えた時も含めて割れたりしたことは全くありませんでした。また、6番と7番の銀歯も、高校か大学で治療しましたが、これまで悪くなったことはありません。
ただ、5番の銀歯は結構目立っていたので、少しコンプレックスで、社会人になったら白くしようと思っていて、初ボーナスで直しました(6番も直す予定でしたが、当時知識もなく、予算が足りずに先送り(今も銀歯)していました)。
ですが、こうして2回もセラミックで割れてしまって、銀歯の方がむしろいいのではないかと思えてきました。CAD/CAM冠というのもあるようですが、セラミック以上に弱いといいます。
見た目よりも、機能性・丈夫さが一番だと思ってきたのですが、銀歯でよいと思いますか？先生には、それならゴールドが一番といわれましたが、20代で金歯は抵抗があります…。
なお、今回久しぶりに虫歯ができてしまい、右上4番ですが、インレーにします。先生からはセラミックインレーを進められていましたが、右上5番が銀歯なら銀インレーでよいかなとも思っています。
先生方、どう思われますか。アドバイスをお願いします。 |
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Dr.ふなちゃん 2024/01/21(Sun) 21:16
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。
セラミックの種類は何ですか？ガラスセラミックのe.maxなどでは割れてもジルコニアでは割れないなどセラミックにも多種類あります。
ジルコニアでもモノでは色が悪いがマルチなら合うとか、ジルコニアボンドではカケルがモノやマルチなら欠けないなど。また必要な形成量も違ってきますから、上手くしてもらうように細かい説明を求めても良いかもしれませんね。
同じように保険のCAD/CAM冠でも充分な厚みを形成できれば強度は増します。どれくらい形成量が取れるのか？角を残さず上手く形成できたか？など長く持つには条件があります。
金属であれば誰がどう形成してもほぼ割れずに機能し続けてくれるでしょうから、よくわからないならば金属を選択すると良いのかもしれませんね。
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| 回答2 |
井野泰伸 2024/01/22(Mon) 10:31
私も同部位で２回短期間で割れるようならメタルを勧めますね。
２回も割れるということは、先生の設計を含める技術が低いか、患者さんのかみ合わせ的に材料が合っていないかの２択だと思います。
ですから、対策としては
@先生を代える
A材料を替える
しかないと思いますよ。
私もレジン治療でたまに経験しますが、噛み合わせ、歯ぎしりなどが強い人は白い材料は難しいです。
おだいじに
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| 返信1 |
シュンノスケ 2024/01/22(Mon) 23:16
Dr.ふなちゃん先生、ご回答ありがとうございます。
たしかジルコニアではなかったと思います。見た目は本当にわからないくらいきれいでした。
見た目が微妙なら、銀歯でいいかな、とも思っています。
やはり金属が無難でしょうか。
井野泰伸先生、ご回答ありがとうございます。
歯医者自体はずっと同じところに通っていて、昔レジンにしていたところが虫歯が再発して銀歯にしたりしたことはありましたが、少なくとも銀歯で困ったことはなかったです。セラミックも、見た目はすごくきれいでした。
ちなみに、ゴールドは値段の価値はあると思いますか？
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| 回答3 |
井野泰伸 2024/01/26(Fri) 11:28
＞ちなみに、ゴールドは値段の価値はあると思いますか？
価値があるか！？
難しい質問ですね。
まず、銀から金になれば、予後が必ず良くなるという訳ではないのでその点は知っておいてください。
多くの場合歯科治療の予後は術者の診断力と技術力だと思っています。
逆にいえば、材料の占める予後の割合というのはそこまで高くないと思います。
ただし、保険治療は安すぎます。安すぎる故に手間をかけれないのも事実で、
あたかも銀（保険診療）が予後が悪いように刷り込みをされますが、3,000円の商品と70,000円の商品職人がかける手間と時間は当然違ってきますので、差は出てきやすいですね。
保険の「銀」も、自費治療の「金」も鋳造精度でいえば金の方に軍配が上がりますが、その差というのは目で見ても分からないぐらいです。
インレーやクラウンなどの間接法の精度は、
@削る技術＆デザイン
A印象精度（印象材の種類と技術）
B石膏模型の精度（石膏も種類により精度が変わりますし、Aの印象材との相性もありますし、精度を追求する為には、水分量、気温、湿度など細かいことを言えば石膏もかなり奥が深いです。）
C技工士の腕
D出来上がった技工物を模型どおり精度よく歯にくっ付けられるか？歯茎の中などに入り込んだ細かいセメントを除去できるか！？
材料を書けば、
・印象材料・石膏・金属・セメント・その他と
金属は材料の中でも１つの要素すぎません。
上手な先生＋技工士の銀歯（保険診療）に〇手な先生の金歯（自費治療）が勝てないのも事実です。
後、予後の因子の中で大きいのは患者さんのカリエスリスクと歯磨き能力、歯ぎしりを含めた咬み合わせ
ですから、ゴールドに価値があるか！？と言われば、歯科医院・先生を選べば出てくる可能性があるし、予後は患者さんの因子も大きいと私は考えます。
昔、歯チャンネルで言われていた「スープ理論」で、
1日に作れる６名分のスープを薄めて薄めて20人に配っているのが保険治療
スープは薄めず６名に配るのが自費治療
ただし、スープが美味しいか、不味いかは選んだ店により違いがあります。
つまり自費治療を受けるのであればより歯科医院選びというのは重要な要素になりますね。
まとめると「金修復」は「銀修復」より勝っているとは一概には言えないと思います。
おだいじに
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| 回答4 |
Dr.ふなちゃん 2024/01/26(Fri) 21:19
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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金か？銀か？では間違いなく価値がある金属は金含有料が多い方です。
それが作品になると駄作から秀逸な作品までバラバラになります。
技工物は作品です。下手な技工士に作らせれば駄作になります。下手な技工士が高い技工代を値付けると歯科医から2度と発注がないでしょう。
歯科医は技工物の出来を見分けらるからです。
これが治療になるとかなり複雑になり、歯科医やスタッフの技術力や設備や種々の治療に用いる材料の選択や扱いの上手い下手が加わって来ます。さらに患者さんへの言葉がけの内容や声の高さ丁寧な扱いなど色々な要素が加わったりして治療満足度が変に左右されたりしますから、益々金か？銀か？からは遠ざかって来ます。
ただ、単純な比較では金の方が上です。
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