質問 |
べろべろばあ 2024/02/03(Sat) 10:47
中学生の子供の矯正治療を検討しています。
検討する中で、矯正にも様々なリスクがあることを知りなるべくリスク低減をと思い、調べていく中でセルフライゲーションブラケット(デーモンシステム)というものがあることを知りました。
セルフライゲーションブラケットは、歯根吸収のリスクが下がると書かれているサイトもありますが、実際のところ、いかがでしょうか?
多々あるリスクの中でも未来の長い子供にとって、歯根吸収は大きなリスクであると感じているので、従来のブラケットと比較して優位にリスクが下がるのであれば、セルフライゲーションブラケットができる矯正歯科で探そうと思っています。
逆にセルフライゲーションブラケットのデメリットがあれば教えていただきたいです。
ほとんどのサイトがデメリットをあまり書かれてなかったです。
よろしくお願いします。 |
回答1 |
Dr.ふなちゃん 2024/02/03(Sat) 13:32
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。
昨今の矯正歯科事情を考えるとセルフライゲーションシステムをまったく使わない歯科医院のほうが少ないように想像します。
デーモンだからどうかというのではなく、様々なメーカーからセルフライゲーションシステムのブラケットが今は多数販売されています。最終的な細かく噛ませるという緻密な矯正治療を望みがたいかも?とは思いますが、従来型のがっちりコントロールするタイプのブラケットでも番数の小さなラウンドワイヤーでレベリングを行っているときはセルフライゲーションのように摩擦抵抗がなくレール内でワイヤーを滑らせている状態になっていると思います。
デーモンは割高なので他のブラケットで代用する歯科医もいるでしょう。
どこまで番手をがっつりと上げてギッチギチにギリギリサイズの角ワイヤーで緻密に仕上げていくのか?はそれぞれの矯正歯科医のこだわりに左右されていたりすると思います。
デーモンシステムだけでうまくいくのか?については担当になる矯正医が判断することでしょう。
小臼歯抜歯をしたほうが綺麗で安心で安定して仕上がるケースもありますし、小臼歯を非抜歯で親知らずを抜歯し歯列拡大できるケースも中学生であればまだあるでしょう。
場合によっては外科矯正に進んだほうが側貌や顔の改善、機能的にもよい場合もあるでしょう。
矯正治療は顔の形も大きく変化させる治療で、一般歯科の補綴でいえば全顎補綴(オーラルリコンストラクション)や総義歯と同等に目標値のバリエーションが非常に豊富になりますから、先に装置を選択されてご相談に行かれるよりも、まず1回はご近所の矯正専門医で診察を受けて個別の説明を受けられてみることをお勧めします。
その際に、デーモンは使いますか?とお尋ねになっていただけますと、デーモンだけでは治らないと説明があるかもしれませんし、デーモンではないですが別のセルフライゲーションシステムのブラケットを使いますよと説明があるかもしれませんし、必要な抜歯部位、治療前にどこをどのように直しておく必要があるなど具体的な内容が分かってこられるのではないか?と思います。
職人技の能力が高い専門医になればなるほど割とガッチリコントロールを入れられる昔ながらのブラケットを選択されるのではないか?という印象があります。
専門医であっても目標とする仕上がりへのこだわりの幅は非常にバラついていますから何年くらい開業していて経過のホローアップに責任を持ってくれているのか?なども気になるのではないか?と思います。
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返信1 |
べろべろばあ 2024/02/05(Mon) 23:35
ふなちゃん先生
詳しく教えていただきありがとうございます。
昔ながらのブラケットでも、扱い方によりセルフライゲーションのように摩擦抵抗が少なくなるのですね。
実際近所の矯正歯科にいったところ、そこはセルフライゲーションブラケットの取り扱いがないようでした。
(ベテランの割と高齢の先生で、昔からされてる職人さんのような先生ですが、あまり新しいシステムを取り入れる印象がない感じです)
もう何件か実際訪問して、取り扱いがあるのか、それの適応となるのか聞いてみようと思います。
一点お伺いしたいのですが、
セルフライゲーションブラケットのような摩擦抵抗が少ない方が、やはり歯根へのダメージは少なく済むことのほうが多いのでしょうか?
それとも、そのあたりのリスクはあまり変わらないのでしょうか?
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回答2 |
加藤 道夫 2024/02/06(Tue) 09:53
べろべろばあさんこんにちは。
中学生のお子様の矯正治療を検討しているのですね。
ブラケットは食事制限がありますが、マウスピース矯正であれば食事の時に外せるので楽ですね。マススピース矯正も視野に入れてはいかがでしょうか?
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返信2 |
べろべろばあ 2024/02/10(Sat) 10:38
加藤先生
中学生もマウスピース可能なのですね。
ありがとうございます。
マウスピースもできる医院を検討してみます。
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回答3 |
Dr.ふなちゃん 2024/02/11(Sun) 21:32
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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〉セルフライゲーションブラケットのような摩擦抵抗が少ない方が、やはり歯根へのダメージは少なく済むことのほうが多いのでしょうか?
セルフライゲーションだけで出来る事は限られていますから、最終的に摩擦抵抗を高くして専門医の技術力を駆使してしっかりコントロールしてもらう終わり方の方が高度技術が必要になると思います。
ケース毎に治療難易度が変わりますから、複数の歯科医院に実際に行かれて説明を受けてみてください。
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