質問 |
シュー 2024/05/12(Sun) 15:34
4年前に奥歯上下7番が痛くなり受診したところレントゲン、CTの結果、治療不要だが、オープンバイトで一番奥7番しか噛み合っていないため負担がかかっている、いずれ奥から順に歯が抜けていってしまうとのことで矯正をすすめられました。
痛みを治したく他院も受診しましたが同じ結果でした。
矯正歯科を受診すると、オープンバイト、上の顎が前に出ている、一番奥の歯7番しか噛み合っていないと診断されました。ただ、先生によって治療に対する意見が異なり、矯正治療をするべきか分からないまま時間が過ぎています。
[矯正歯科A先生]
矯正するべき。上の歯だけ引っ込めるので上2本抜く。
[一般歯科B先生(矯正歯科医に相談しながら矯正も行う)
矯正するべき。歯を抜くと嚙み合わせる歯が減ってしまうので歯を抜かず上の前歯エナメル質を左右0.5ミリずつ削って10本で10ミリ隙間を開けることで後ろへ歯を動かし、オープンバイトの上下の歯を合わせるために歯を歯茎から引っ張り出す。
[矯正歯科C先生]
奥歯に負担あり。前歯を引っ込めるためには奥歯に引っ掛けて行うし(スクリュー埋め込むまでの期間)、前歯の上下を合わせるためには奥歯が先に当たらないように奥歯を歯茎に押し込むので奥歯が痛くなることもあり得る。前歯を歯茎から引っ張り出す方法も昔はあったが抜ける方向で良くないし元に戻って埋まっていく。絶対矯正しないといけないわけではなく対処法で生活していくのもあり。
【この4年間の歯の状態】
奥歯は痛くなったりそれほど気にならなくなったりの繰り返しで、硬いものを食べた後や、就寝中の食いしばり(横向き寝だと歯が強く当たっていると思います)があった後に痛くなります。
常に軽い痛みがあり、痛くなる時は特に痛くなる右上7番はできるだけ咀嚼したくない状態で、右上奥歯の歯並びが悪いためもともと咀嚼し辛いのもあり、ここ4年はほとんど左で咀嚼しているので負担が気になります。
3か月前夜中に痛みで目が覚め、かなり痛かったので受診したら4年前と同じ診断でした。日に日に痛みは治まりました。首を押すと奥歯に響くツボがあり湿布したらラクになったと思いました。
日中は上下歯は当たらずに生活できています。
【ご相談】
@奥歯痛みを治して右でも咀嚼できるようにしたいです。どうしたら良いでしょうか?
A矯正するべきでしょうか?または奥歯に負担がかかるとしたらしない方が良いのでしょうか?
ご意見いただきたくどうぞよろしくお願いいたします。 |
回答1 |
加藤 道夫 2024/05/13(Mon) 07:11
シュー さんこんにちは。
オープンバイトで一番奥7番しか噛み合っていないのですね。
>@奥歯痛みを治して右でも咀嚼できるようにしたいです。どうしたら良いでしょうか?
嚙み合わせを治すには、矯正治療または被せ物などでかみ合わせを改善すると良いのでh無いでしょうか?
>A矯正するべきでしょうか?または奥歯に負担がかかるとしたらしない方が良いのでしょうか?
TCHの是正指導を1度受けてみても良いかもしれませんね。
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回答2 |
Dr.ふなちゃん 2024/05/13(Mon) 10:50
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。
〉@
日中は上下歯は当たらずに生活できています。という事のようですから、夜間用にスリープスプリントを作ってもらっていますか?
日中は硬いものを食べた後に痛むという事ですから出来るだけ硬いものを避けて歯への負担を減らすことができれば良いですね(実際には食の嗜好を変える事はなかなか出来ない為、一般的には歯にクラックが入ったり割れたり動揺して来て骨を失い抜歯になる方の方が多いですが)。
就寝中の食いしばり(横向き寝だと歯が強く当たっていると思います)があった後に痛くなりますという事ですから、歯が当たらないようにスリープスプリントを作って細かく調整してもらうことで特定の歯への負担を軽減することになるのかなぁと思いました。横向き寝でなければ寝られない人は割と沢山おられますが、そういう方は歯並びや歯の健康に大きな問題を抱える確率が高まると思います。ただ、真っ直ぐ上を向いて熟睡できる人の方が案外少ないと思います。
〉A
矯正治療はかなり長期にわたる治療になりますし、そもそも歯を動かす治療は痛みが伴います。また、従来のワイヤーやブラケットなどの複雑な矯正装置が歯面に固定されてしまいますと歯磨きの難易度は爆上がりします。治療中は口内炎ができやすくなりますし、食事内容にもかなり気を配っていただけなければ装置が外れたり歯が痛んだりとトラブルが多発する事になります。費用も100万円程度は必要になりますからかなり理解力が高く治療への協力度が高い方でなければ日常生活への負担感で嫌になってしまうかもしれません。また50代と徐々に高齢になってこられていますから
歯を安全に動かせる領域の制限も狭まって来ていると思います。
そういう中で後戻りしやすい事がよく知られている開咬の矯正治療を責任を持って引き受けてくれる矯正歯科医は段々少なくなって行くと思います。
歯科医院A、Bは積極的に矯正をしてくれる案を出してくれているわけですからそういう提案を受けられるラストチャンスかもしれませんね。
矯正装置をつけたら歯は痛い為、硬いものはしばらく噛めなくなります。また装置が破壊されないように最初は硬いフランスパンやお肉なども制限される可能性が高いです。治療中は飴やキャラメルなどの硬いものや粘着物の摂食は禁止になりますし、リンゴの丸齧りなども禁止になるでしょう。またお食事の度に歯磨きは必須になりますし、1日に必要な歯磨き時間もかなり増えるでしょう。治療期間は他の歯科治療と比較してもかなり長くなる傾向があるでしょうからその間ずっと頑張り続ける覚悟が大切になります。
歯並びが悪いままでは様々な歯科的問題を抱え込み歯を早期に失っていく事に繋がる事はわかっていても全ての人が理想的に矯正治療を選択出来るわけではありません。
長期にわたる治療期間中ずっと頑張れるという強い意志がなければ選択出来ないでしょう。また、開咬の方の場合、舌の飲み込み時の機能的な問題を改善しなければ後戻りを生じやすいケースがしばしばあると知られています。この筋機能訓練もプラスで必要になるかもしれません。より具体的な内容についておかかりになった歯科医院から説明を受けてよくお考えください。
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返信1 |
シュー 2024/05/17(Fri) 17:16
加藤先生
ありがとうございます。TCHの是正指導を受けてみます。TCHの是正指導についてアドバイスされたことがなかったので知ることができてありがたく思います。
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返信2 |
シュー 2024/05/17(Fri) 17:33
Dr.ふなちゃん先生
ありがとうございます。スリープスプリントを作って試してみます。以前、顎関節症の先生から作っても嚙み切ってしまうだろうからあまり意味がないと言われて諦めていたのですが、試してみます。
矯正治療について詳細にご意見いただきましてありがとうございます。自分なりに調べましたが先生のご意見をいただけてとても参考になりました。奥歯が痛くて受診すると矯正をすすめられるというパターンばかりなので矯正するしか奥歯を治す、歯を守る方法はないのかとやはり迷います。。
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