質問 |
さんこと 2024/06/24(Mon) 14:45
こんにちは。
右下8番の水平埋伏智歯から発生した含歯性嚢胞(病理検査済)が右下7番の歯根を吸収してしまい、1か月ほど前に右下7,8番を抜歯しました。右の上下とも他の治療歴はありません。
この後の治療についてですが、主治医には放置かインプラントかという選択肢を提示されており、歯科医師の中でも意見が割れているのであえてこちらでは判断しませんと言われました。現状では咀嚼に大きな不便は感じていませんが、多少の違和感は残っています。そのうち慣れるかもしれません。
現在はどちらにせよ骨が回復していないので、マウスピースを付けて右上7番の伸びを抑えつつ放置している状態です。
インプラントの場合は、費用は問題にしないとして、今の年齢的に40−50代までインプラントが持つのかどうか、普段のメンテナンス等がどれくらい必要になるのか、技術の発達で解決する可能性があるのか
放置の場合は、ナイトガードを付けていても右上7番が伸びてくる可能性や、右下6番への負荷が大きくなることはあるのか
この辺りを踏まえて、先生方ならどういった治療方針を勧められるかお聞きしたいです。 |
回答1 |
小林 誠 2024/06/25(Tue) 11:01
さんこと さん、こんにちは。
>歯科医師の中でも意見が割れているのであえてこちらでは判断しませんと言われました。
7番抜歯後の補綴が必要かどうかについては、このサイトの過去ログに沢山載っていますが、端的に言えば、それぞれの方の上下の歯の対合関係に依りますので、文面だけで判断することは困難です。
ちゃんと診ていただくことを勧めます。
>今の年齢的に40−50代までインプラントが持つのかどうか
インプラント体自体は持つことが殆どかと思いますが、他の修復物と同様に、上部構造は交換することになるかもしれません。
>普段のメンテナンス等がどれくらい必要になるのか
さんこと さんのセルフメンテナンスの能力や、通院する歯科医院のプロフェッショナルメンテナンスの能力次第でしょう。
>技術の発達で解決する可能性があるのか
製品技術の発達よりも、メンテナンス能力の向上が望まれます。
>放置の場合は、ナイトガードを付けていても右上7番が伸びてくる可能性
24時間の内、どのくらい装着しているかに依るでしょう。
>右下6番への負荷が大きくなることはあるのか
放置していれば、当然ながら、力の負担は大きくなりますし、食物の咀嚼も劣ります。
>この辺りを踏まえて、先生方ならどういった治療方針を勧められるかお聞きしたいです。
右上7番と右下6番が接触しないと仮定しての一案になりますが、私だったら、含歯性嚢胞を含む2本もの抜歯から1か月ほども経って、まだ「骨が回復していない」ということであれば、このまま望ましい形態に骨が自然に回復する可能性は低いものと推測し、まずは造骨を試み、その上でインプラント治療に移行することを検討するかもしれません。
もちろん、両者が対合していれば、放置を検討します。
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返信1 |
さんこと 2024/06/25(Tue) 22:43
小林先生
ご回答ありがとうございます。
右上7番の対合歯は無い状態です。
右下6番の保護も考えると、やはりインプラントを検討しようと思いました。
そこで、インプラントをするとすればできるようになったらすぐ(骨が再生すればすぐ)した方がよいのでしょうか?生活環境の都合上、1年以上後になってしまう可能性が高いです。
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回答2 |
小林 誠 2024/06/27(Thu) 07:18
>インプラントをするとすればできるようになった
繰り返しになりますが、このまま待ち続けても、インプラント治療に望ましい形態に骨が自然に回復する可能性は低いものと推測します。
>生活環境の都合上、1年以上後になってしまう可能性が高いです。
仮に、骨が自然に回復したとして、実際の状態を診ることが出来ないインターネット上の歯科相談掲示板では、インプラント治療に着手するのが1年以上後になってしまっても大丈夫だという回答は出来ません。
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返信2 |
さんこと 2024/06/27(Thu) 23:29
ありがとうございます。
メンテナンス等も考慮して、インプラントを専門とする他の歯科医院にも意見を求めてみたいと思いました。
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