質問 |
まさぞう 2024/07/25(Thu) 12:39
こんにちは。
金のクラウンを被せた歯の神経を抜いて薬を入れた後、数日で痛みが出て困っています。
この歯は、クラウンを被せる前に神経を抜けばよかったのですが、大丈夫だろうと言う判断で神経を残したのが裏目に出てしまいました。
----以下詳細-----
左下4番が虫歯で削り、金クラウンを被せましたが、その後まもなくして痛み出し、神経を抜くことになりました(クラウン前に抜くべきだった)。
金クラウンの上部に穴を開け、神経を抜いて薬を入れたところで、しばらく様子を見ていましたが、痛くなってきており、その後の処置が出来ない状況です。
レントゲン、CTでは明らかな所見はなく、根の先が激しく炎症している様子は見られませんでした。
歯根管治療を行い、薬を入れるときの状況です。
レントゲンを何度か撮り、どのように薬が入ったか確認しましたが、歯根管が2本に分かれる1本の方にのみ入っていき、薬を追加してももう1本には入らない状況でした。
先生が言うには、片側に入りやすく、どんなに薬を入れてもそちらに逃げて行ってしまいもう1本には入らないので、これ以上は無理だという見解でした。
今は、2週間おきに通院してレーザーを当てて様子を見ている状況ですが、不安です。
もし、このまま痛みが取れなかったら、歯を抜いて病巣の処置した後歯を戻すか、歯茎を大きく切開して、病巣を処置すると言っていました。どちらも出来ればやりたくありません。
何か、良い方法はないのでしょうか?
よろしくお願い致します。 |
回答1 |
Dr.ふなちゃん 2024/07/25(Thu) 15:40
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。
金のクラウンという事ですから自費治療になると思いますが、材料代が高い為、クラウンを除去することを躊躇されたのかもしれませんね。
クラウンを除去しての治療の方が根管へのアプローチが短くなりますから、治療難易度が低くなるはずです。上手く根管治療できないようでしたら、一旦外してもらうと良いかもしれませんね。材料は同じ患者さん用であれば除去して残れば再度使用して同じ金属を足して再製してもらえるかもしれません。(金属は何回か鋳造可能です)
ただ、そういう話しがなく、抜歯後再植や歯根端切除術の説明しかないのは困ってしまいますね。
根管治療の成功を優先して一旦冠を除去して冠治療はまたやり直しすることは不可能なのか?お尋ねになってみても良いのかもしれませんね。
根管治療が上手く行く事を優先できれば冠治療は何度でもやり直し可能になるのでは?と思いますからお尋ねしてみてはいかがでしょうか?
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返信1 |
まさぞう 2024/07/26(Fri) 08:15
ご回答、ありがとうございます。
クラウンは、外さないで根管治療できるので大丈夫という説明でした。クラウンの有無で難易度が変わると言う説明はありませんでした。
主治医にこの先クラウンを外しての根管治療の可能性はあるのか聞いてみます。
また、追加で聞きしたいのですが、抜歯後再植や歯根端切除術というのはリスクはかなりあるのでしょうか?
やるとしたら、どちらを選択するのが良いのでしょうか?
また、これらは、クラウンを取ってやるものなのでしょうか?
よろしくお願い致します。
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回答2 |
井野泰伸 2024/07/26(Fri) 11:00
歯内療法専門医をしていますが、
>歯根管が2本に分かれる1本の方にのみ入っていき、薬を追加してももう1本には入らない状況でした。
一度歯内療法専門医などに診てもらった方が解決は速いと思いますよ。
クラウンを外さず治療を行うとどうしても治療がやりにくくなるのでトラブルは出やすいです。
顕微鏡などがあれば、その小さな穴からでも確認できることはありますが、裸眼だとどうしても不備が出やすくなってしまいます。
>また、追加で聞きしたいのですが、抜歯後再植や歯根端切除術というのはリスクはかなりあるのでしょうか?
まずはベーシックな根管治療をきちんとやることですね。
根管治療で治ればこのような外科的な処置は必要にはなりません。
たぶん今の先生も治療の限界を言っているので、他の先生に診てもらった方がいいと思いますよ。
おだいじに
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回答3 |
Dr.ふなちゃん 2024/07/26(Fri) 11:47
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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ボトルシップを想像してみてください。
船の模型を組み立てたりするような細かい作業をするときに、わざわざ遠いボトルの口を通してするよりも、ボトルを壊してなくして組み立てやすくした方が楽ですよね?
根管治療の成功に導く為には、細い根管の先まで綺麗に掃除し、壁面を滑沢にし、カンナ屑を綺麗に取り除き、ツルツルになった壁面にピッチリ緊密にお薬を詰めることを目標として行うのが基本になります。
根管はボトルの口と比較しても非常に細く、孔の入り口を見つけるのも大変で見つけて間違いないと確認した入り口に細い根管拡大用の器具を入れてお掃除してカンナをかけ汚れを洗い流してピカピカツルツルにしてそこにピタッとお薬を隙間なく入れ込むのは案外大変な神業が必要です。
普通の歯科医では冠を取り除き、根管の穴を容易に目視出来、穴から繋がる根尖迄は出来るだけ一直線のルートを作れることが成功に近づく最大の方法になります。
ですから、高い自費の冠は残念ながらいったん取り除いて根管治療を容易にしやすくしてもらったほうが成功に近づくことが想像できます。
ただ、その際、再度高い金冠の材料費と製作費を一体誰がもつのだ??という悩ましい金銭的な問題が生じます。
それで、冠治療はいったん終わっているので、それをそのままにしたまま何とか根管治療も上手く終わってくれないかなと思われているのではないかと思います。
自費の冠治療は技工代も材料代も高いので、今回のようにセット後痛みが出て根管治療が必要になった場合に、費用はどうなるのか?という悩ましい問題が生じやすいですね。
歯内療法医に転院もアリかもしれませんが、今の歯科医からの紹介の形でなければ結局冠治療の保証はなくなるように思いますから、治療難易度を高めてしまっている冠治療について歯科医に除去したほうがよいのでは?などとご相談されてもいいのかもしれませんね。
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返信2 |
まさぞう 2024/07/30(Tue) 08:14
井野先生
ご回答、ありがとうございます。
治療の歯は、噛んだりすると未だに痛みます。
炎症に対して、レーザー治療をしていますが、治らないような気がします。
まずは、歯内療法専門医を探してみます。
ただ、今の先生は無呼吸治療のマウスピースを作ってもらっており、簡単に歯科医を変えることができません。
なかなか、そこが難しいところです。
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