質問 |
まさぞう 2024/09/17(Tue) 21:56
下の小臼歯の2回目の根管治療にトライしようと思っています。1回目の治療は、保険治療で、治療しても痛みが取れず失敗でした。
そこで、歯内専門医の医師にかかろうと思いますが、保険治療か保険外の治療(15万円程度、ラバーダム、マイクロスコープ等使用)で迷っています。
成功率に大きな差異があるのでしょうか? |
回答1 |
Dr.ふなちゃん 2024/09/18(Wed) 14:49
|
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
|
こんにちは。
同じ歯科医により治療がなされるのでしょうか?
保険医でありながら保険診療でも使用を認められているラバーダムやマイクロスコープを使う使わないにより自費で治療する選択を提示してよいのか?についてよくわかりません。
上手い歯科医の時給が一番高いわけですから、マイクロスコープを使うと根管治療が赤字になるから自費でしか提供できないからねという気持ちはわからなくはないですが、患者さんにも他の歯科医にもよくわからない仕組みだなぁという印象は受けますね。
保険治療でも痛みがない根管治療の仕上げにしてくれる歯科医院はありそうな気がしますけどね。
根管治療を誰に受けたら良いか?はとてもわかりにくいですよね。
|
回答2 |
井野泰伸 2024/09/18(Wed) 15:34
船橋先生がおっしゃるように、1つの歯科医院で2つの基準を使い分けての治療は私も少し疑問があります。
20年近く前の私の開業時には保険医療機関では自費で根管治療はダメと言われ「根管治療=保険治療内でするもの」という感じだったのですがいつのまにか根管治療の自費治療化が進んでいます。
(国も黙認なので、この流れはどんどん広がって行くと思います)
>成功率に大きな差異があるのでしょうか?
客観的に保険治療と自費治療で差がでるなどのデーターはないので、自費の方が成功率が高いとは言えませんが、保険根管治療費は安過ぎるので、正直あまり手をかけれない現状があります。
個人的におかしいと感じるのは自分の歯を残す治療が数千円で、歯が無くなると50万支払ってインプラントにする。
手間さえかければ残せる歯もコスト的に成り立たない為に抜歯をしてしまっている現実は確かにあると思います。
(赤字を出してまでも理想的な治療をしてくれる歯科医院は探せばあるとは思いますが、稀有な歯科医院だと思います)
根管治療は多くの場合で2回で打ち止めで次は外科、もしくは抜歯になるので今回の治療で残せるといいですね。
おだいじに
|
回答3 |
柴田 (評価4.0) 2024/09/18(Wed) 19:24
>下の小臼歯の2回目の根管治療にトライ
前回の質問を読む限り2根管性の小臼歯だとおもいます。となると初めから難症例ですね。
この前のとある学会では英語の小文字の「h」のように途中から急角度で分かれている症例発表がありました。なかなか手強そうだと思います。
>歯内専門医
実はこれがくせ者なんだと思います。日本歯内療法学会の専門医や指導医
https://jea-endo.or.jp/doctors/
であればある程度の質の担保はされていると思います。
ラバーダムとマイクロを使えば自費の根管治療かというと私は疑問におもいます。もっとも上のリンクに名前すら載ってませんが。
根管治療しかしない歯科医であれば当然自費オンリーになり、ある程度の成功率は期待できると思います。
いろんなグルメサイトで高評価が付いていても実際に食べてみるとその金額では納得できないこともあると思います。それと同じで自費の根管治療を受けてみないと価値は分からないとおもいます。
自費診療は自由診療とも呼びます。つまり自由に材料等を使うことが出来かつ費用も自由に設定できるわけですね。
成功率に差が出るようなステップを踏んでくれるかどうかは分かりません。
|
返信1 |
まさぞう 2024/09/18(Wed) 22:22
ご回答、ありがとう御座います。
本日、歯科医院に初診で話を聞きに行きました。
歯内専門医は、柴田先生の示して頂いたURLに載っていました。
私は、保険治療と自費治療の比較と言ったのですが、初診で受けたところは、歯内専門医は自費治療のみ、他の先生は保険治療も行うので、その比較と言う事になります。
そこの歯科医院の院長に聞いた所、2回目の根管治療で保険治療の場合の成功率は40〜50%、歯内専門医の自費治療であると80%程度とのことでした。
それだけの差異があるなら、自費治療(小臼歯で2度目であると自費15万円ほど)のほうが良いと思っています。
院長先生は、経験からの成功率と言っておりましたが、そんなものなのでしょうか?
あと、歯内専門医の先生は、あまり来院せず、月1回の治療が受けられれば良い感じてす。そうなると回数が少なくても治すまで時間が凄くかかると思いますが、こらは成功率の低下につながる様なことはないのでしょうか?
|
回答4 |
Dr.ふなちゃん 2024/09/18(Wed) 23:44
|
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
|
保険の根管治療は一般診療をしている歯科医が担当し、自費の根管治療は歯内療法専門医をそれだけの為に雇って担当してくれるというならば納得出来そうに思います。
治療はやはり上手い歯科医か?さほど上手くもない歯科医か?で結果もやり方も大いに異なるはずですからね。
まだ国の認定する資格にはなっていないはずですが、学会が認定試験を課していてある程度の知識と技量を認めている歯科医にお願いされるのは安心感がかなり違うように思います。
治療時間枠もきちんと確保して治療に当たるのではないかと想像します。
|
返信2 |
まさぞう 2024/09/19(Thu) 21:07
成功率の文章が文字化けしていたので訂正します。
2回目の根管治療で保険治療の場合の成功率は40%から50%、歯内専門医の自費治療であると80%程度とのことでした。
上記の様に言われました。
|
回答5 |
柴田 (評価4.0) 2024/09/20(Fri) 18:28
成功率は歯科医によっても症例によっても大きく変わると思います。
よく引き合いに出される数字は2回目以降だと60〜70%で、これを詳しく読むと根管に穴が開いていたりファイルが折れていたりしている上に大きな根尖部透過像があると40%ぐらいまで下がり、何も問題の無い2回目だと80%ぐらいになるのではないかと思います。
|
回答6 |
井野泰伸 2024/09/21(Sat) 09:25
>2回目の根管治療で保険治療の場合の成功率は40%から50%、歯内専門医の自費治療であると80%程度とのことでした。
一般的な説明だとそのような数字を言うと思います。
私も歯内療法専門医ですが、患者さんには治る確率はざっくり70〜80%と説明します。
患者さんが「自分の歯の場合の成功率!?」と聞かれれば、
「やってみないと分からないので現時点では治るか、治らないかの2択だから50%」と説明します。
成功率は個々で出した方がいいとは思うのですが、いかんせ患者さんは症状が落ち着いたり、治ったりすると来院されないので、開業医で成功率を出すのは非常に難しいです。
(4年ぐらい経過を追うのが理想で、患者さんの負担なしには成功率が出せません。)
後、柴田先生がおっしゃるように前の治療の質などにもより成功率は変わってくるのですが、言い切れるのは一般的な保険根管治療よりも歯内療法だけをやっている専門医の方が予後はいいと思います。
ただ、歯内療法しかしていない先生だとその後の補綴処置などは他の先生にしてもらう流れになるので、その点は専門医の先生に確認してもらった方がいいと思います。
おだいじに
|
返信3 |
まさぞう 2024/09/23(Mon) 18:16
ご回答、ありがとうございます。
先生方のおかげで、気持ちが固まりました。歯内治療専門医の先生にお任せしようと思います。
金のクラウンを被せたあと、痛み出してから、長い間苦しんできており、とてもストレスを感じているので、できる限り良い治療を選択したいと思っています。
今、前の歯科医院で2回目の根管治療(1回目に根管に入れた薬を取る作業中で、根の先にはまだ少し薬が残っている状態)を始めてしまっています。
今、根管に一時的に炭酸カルシウムを入れているみたいですが、この状態で、次の根管専門医の治療まで、一か月は待たされると思います。この状態で待って、問題ないのでしょうか?
|
回答7 |
Dr.ふなちゃん 2024/09/24(Tue) 15:31
|
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
|
〉一時的に炭酸カルシウム
水酸化カルシウムでしょうか?
アルカリ性の薬剤ですからしばらく間隔が空いても問題ない場合が多いと思いますが、使用薬剤についておかかりの歯科医に確認されると良いと思います。
|
返信4 |
まさぞう 2024/09/28(Sat) 10:16
ふなちゃん先生
ご回答、ありがとうございます。
水酸化カルシウムでした。失礼致しました。とりあえず、水酸化カルシウムの上に少し耐久性のある素材を、入れてもらえました。
あとは、歯内治療専門医に根の治療をして頂こうと思います。
色々とありがとうございました。
|