質問 |
カトウムホ 2024/10/20(Sun) 07:32
歯周病で歯医者さんに通っています。
虫歯はありません。
歯周病で腫れがあり、骨部分に少し陰があると言われました。それで膿を出すと言われ、実際は根っこの治療をさせられました。
自分でネットで調べたら、歯周病は歯石除去か骨再建の再生療法外科措置が治療方法であると、書かれていました。
虫歯のない健康な歯に、歯周病が理由で、根っこの治療をするケースは考えられますでしょうか。
セカンドオピニオンまたは転院を考えております。もし、そのアドバイスもお聞きできればと思います。
よろしくお願いいたします。 |
回答1 |
Dr.ふなちゃん 2024/10/20(Sun) 12:40
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。根尖性歯周炎という診断かもしれませんね。
一般的に歯周病と言われているものは辺縁性歯周炎です。
前者は根っこの治療が必要となり、後者は歯石除去や歯磨き指導から始まって長い治療に入って行きます。
両方が混在して歯茎が腫れるケースもあります。また、虫歯は無くても失活(歯髄が死んで)して骨を溶かしていて根管治療が必要になっているケースもあります。
説明を受けられた内容と受けられた処置内容に相違があるのではないかとご不安なようですから、おかかりになっている歯科医院の歯科医に直接お尋ねになられると良いと思います。一般的な名前と学術的な名前、保険病名などを混ぜて説明される場合がありますから、疑問に思われたら何でも直接お尋ねされたら良いと思いますよ。
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返信1 |
カトウムホ 2024/10/20(Sun) 20:10
船橋先生、ご丁寧に詳しくご回答いただき、ありがとうございます。
おっしゃる通り、次回受診時にはお尋ねしようと思います。
ただ、説明の内容と処置内容に相違があったこともあり、正直不信感は抱いております。
根尖性歯周炎なのか、辺縁性歯周炎なのか、素人でも少しでもCT画像をみて判別できる方法はないでしょうか。
両方が混在して歯茎が腫れるケースや失活(歯髄が死んで)し骨が溶けるケースも、レントゲン画像の歯髄部分に何か症状が見えるのでしょうか。
根管治療の仮蓋が取れてしまって、明日でも受診しようと思いますが、その際は、再度の根管内の掃除後に仮蓋をつけることが必要になりますか。
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返信2 |
カトウムホ 2024/10/20(Sun) 20:28
根管治療の仮蓋が取れたのではなく、欠けています。この場合、残りの仮蓋を取って、新たに根管内を掃除し、再度仮蓋をつけるのでしょうか。
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回答2 |
柴田 (評価4.0) 2024/10/20(Sun) 22:44
>虫歯のない健康な歯に、歯周病が理由で、根っこの治療をするケースは考えられますでしょうか。
何も治療歴が無く、むし歯がなくても根管治療を必要とするケースはあると思います。
小臼歯の中心結節破折による歯髄壊死あるいは歯髄壊疽
微少な亀裂が歯髄腔まで達した事による歯髄壊死あるいは壊疽
エンドペリオ病変(歯内歯周病変)と呼ばれる状態があります。
これは根尖病変の悪化により根尖方向から骨破壊が進み歯周ポケットが深くなることがあると思います。
この場合は根管治療先行が推奨されていると思います。
>レントゲン画像の歯髄部分に何か症状が見えるのでしょうか。
健全な歯髄と感染した歯髄の違いはCTには現れないと思います。
>その際は、再度の根管内の掃除後に仮蓋をつけることが必要になりますか。
仮蓋の取れ具合だと思います。全部取れていないときは追加で終わることもあると思います。
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返信3 |
カトウムホ 2024/10/21(Mon) 05:41
柴田先生、ご説明いただき、ありがとうございます。
追加のご質問で申し訳ないですが、
健全な歯髄と感染した歯髄の違いはCTには現れないのに、エンドペリオの診断がなされるのは、何が根拠になれると考えられますか。
また、根管治療であれば、その分野の専門医の病院に行きたいですが、途中で転院する場合、歯にどのようなリスクがありますでしょうか。
転院タイミングは、治療前が一番良かったかと思いますが、既に一回処置しています。今から転院の場合、どのタイミングがいいでしょうか。
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回答3 |
Dr.ふなちゃん 2024/10/21(Mon) 10:10
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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レントゲンでは黒白の程度の違いしかわかりません。歯科医は歯や骨の解剖学を学んでいますからその色の濃い薄いに異常があるがどうかを読み取っています。
〉歯周病で腫れがあり、骨部分に少し陰があると言われました。それで膿を出すと言われ、実際は根っこの治療をさせられました
打診痛や動揺度、歯周ポケットの状態などレントゲン以外にも検査が追加されたのではないでしょうか?これらはたいそうな検査ではなく歯科医かちょっとみますねと、触りながら診ている間に調べられます。
歯茎に腫れがあった場合、破折という場合もあります。この場合は補綴的な必要性から歯内療法が必要になる場合もあります。
虫歯がない健全な歯の歯内療法着手時には麻酔が必要ですから、麻酔の注射がなされたものと思います。歯髄が完全に死んで壊疽に陥っていた場合、麻酔はいらないと思います。(歯髄の一部が生きている場合もあり、それを疑って麻酔しておく場合もありますが)
根管治療の専門医として開業されている歯科医院は数少ない為、初診予約が2ヶ月以上先という場合が多いのではないかと思います。仮蓋のやり方によっては早く治療を終える事が望ましい場合もありそうです。
理想的には根管拡大前に専門で開業している歯科医に治療依頼されると良いと思いますが、初回の場合抜髓で大きな問題を抱えるケースは稀ではないかと思いますから一般開業医でも問題ないような気がします。不信感や不安を抱えておられる方にとって安心感が高い事が一番優先となると専門医で難治化していない治療を高く行ってもらうという選択になるのかもしれません。
虫歯がなくても歯内療法が必要になるケースは時々ありますから、説明を求めてみてください。
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